先生_

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1:和菜◆h.:2017/10/14(土) 22:26

自分以外信じられない。
誰にも助けは求めない。



私を信じて。
必ず助ける。


たくさん裏切られ傷ついた生徒



たくさんの壁を乗り越えてきた教師

の お話


頑張って前作も続けるつもり。
更新止めない。多分。


>>2

10:和菜◆h. (;`・ω・)つdice3:2017/12/10(日) 22:06

>>9

ありがとうございます!!

11:和菜◆h. (=゚ω゚)ノ ―===≡≡≡ dice2:2017/12/10(日) 22:14



「あ、いやそれは…」

「え?なんで?」

しつこいしつこい。なんなのこの人。

椅子に座りながらも少しずつ中原先生との距離を遠ざける。
しかし先生はその動きさえも見逃さなかった。

ギュッ

「誰にも言わないから」

そんな腕握りながら言われたら、ねぇ
逃げられないから…仕方ない

「やってますけど」


…………


沈黙が続く。
ほら、言ったところで何もできないんじゃん。

「…なんでリスカしようと思ったの?」

「別に…理由なんてないですよ」


そっか、と言ったっきり、ずっと黙って何かを考えている先生。
どうせこれから親にも言うんだろうな、はぁ

12:和菜◆h. (ノ ゜Д゜)ノdice4:2017/12/10(日) 22:27

「じゃあ、言えるときが来たらまた教えて。今日は終わります」


え?本当に?
いや…これ黙って親に言うやつだな


「…親に言うんですか?」

「言わないよ」


当たり前のようにさらっと言いましたけど、大丈夫なの?それ
先生的な立場として色々ダメじゃない?


「先生って そういうの言う義務とかないんですか?」

そう訊ねると、う〜んと少し考えて

「あるかもね、

でもそんなの知らないし、さっき誰にも言わないって言ったよ?」

って。ありえない。

先生がそんなこと守るわけない。
例え親に言う気なくても他の先生には言うんでしょ?
そうやって裏切ってくんでしょ?


私はそうですか…って口では一応納得しておき、立ち上がった。

先生はそれを止めなかった。

「それじゃあ、また明日」

笑顔でそう言ってからは、忙しそうに 持っていた紙に何かを書き込んでいた。

13:さくら:2017/12/14(木) 20:42

続きが気になります!先生の動きが特に!

14:和菜◆h. (=゚ω゚)ノ ―===≡≡≡ dice2:2017/12/14(木) 22:39

>>13

ありがとうございます。!!
正直この先、未定です(後先考えず書いてるのでw)

15:和菜◆h. ホィ(ノ゚∀゚)ノ ⌒dice6:2017/12/14(木) 22:46



翌朝

登校すると中原先生は何もなかったようにおはよう!と挨拶してきた。


昨日のことは雛梨にだけ言った。

雛もやっぱ、所詮先生だよ、裏切られるよ って。ですよね。

でも親に言わなかったのは本当みたい。

現に今、学校にいるのは親にばれてないから。
あんなうるさい親にリスカがばれたら…学校なんて行けない。


「…も…ん、……ももちゃん…

またボーッとしてたよ?」

はっ、いかん。

クラスの人たち、大して仲良くもないのに、自分の世界にいるときだけいちいち侵入してくる。

16:和菜◆h. (=゚ω゚)ノ ―===≡≡≡ dice2:2017/12/14(木) 23:00


そんなクラスの人たちに特に興味はないから、私は廊下へ出て窓の外を眺めていた。


「ももさーーん!!」

「…はい」


なんで、中原先生。放っといて良かったですよ。


「ねぇ、昨日のことだけど」

「……」

「1つお願いがあって、

私がももの、その…腕のこと、知らないってことにしてほしいの」

はい?なんで?

という私の心を読んでくれたのか、話は続いた。

「やっぱ そういうのってさ、言わなきゃいけないの。
でも誰にも言わないって約束したじゃん。
だから、誰にも言わないために、私はそれを知らないってことにしてほしい」

「いいですけど」

「うん、ありがと!それだけ!」


一方的すぎる「お願い」を終えると、先生は時計を見るなり急いでどこかへ走っていった。

つられて時計を見るとそろそろ時間。
そら、急ぐわなw


で。先程のことよ。

意味は理解したけど……リアルにダメだよね?それ。
外にばれたらヤバい情報。

にしても正直言うと やはり有難い。
てかさ むしろ設定じゃなくて本当に全部リセットしてくれたらいいのに…


とかね。複雑な感情を整理してたら1時間目は一瞬で終わってしまった。


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