こんにちは
10:匿名 失礼しました:2017/11/05(日) 03:37 よく見ると、部屋は結構広かった。
部屋の中央には大きなテーブルと大きなソファ…。個室にしてはデカすぎる…。
私はそのソファに座らされていた。
カチャ カチャ
私の姿をした人は、私の為に今ココアを入れてくれている。
「まず、自己紹介からしよう。僕の名前はマオ。この世界の王。つまり、魔王だ。」
…は?
「ちょっと待ってください。今なんて言いましたか?」
「だから、僕はマオって言うんだって…」
「もっと後の…!」
私の聞き間違いで無ければ、異世界モノでよく聞くあの名前が…
「えっと…魔王?」
「本気で言ってますか?」
え?じゃあ、ここは魔王城的なあれですか?私は魔王にココア入れて貰ってるんですか?
「あぁ、そうだ。俺は魔王!それは揺るぎない真実なのだっ!」
その魔王はよくわからないポーズを決めて、ドヤ顔している。
「えっと、私は星名 光です。」
「君結構あっさりだね!?塩ラーメン並のあっさりさだよ!?僕は生憎味噌ラーメンが好きなんだよねっ!?」
魔王のよくわからないツッコミと例えが入ってくる。
「貴方の好みはどうでもいいです。」
私は魔王が入れたココアを啜った。
ギャグファンタジーになる予定ですが、予定は未定です。
変わる可能性もありますがよろしくお願いします。
そのココアは、想像を絶する程甘かった。
「うっ…甘っ!!!」
どんだけ濃くしたんだ、この人は!…人ではないな。
「魔王特製極甘ココアってなっ!はっはっはっは!」
熱々のココアを魔王にかけてやった。
「アッツッ!」
「元の世界に戻る方法、教えてください。」
「知らねぇよ!ていうか、謝れよっ!」
流石に熱かったか。魔王だからてっきり熱さを感じないと思った。
最近やってたゲームでは、魔王が「ワハハハ!我に炎は効かぬっ!」とか言っていたのが原因か…。
「そうですか。私はてっきり貴方達が儀式だぁー、とか言ってなんかを召喚でもしようとして、間違えて私をこの世界に呼んだのかと…。」
「はぁ?イマドキ儀式なんて流行ってないって。最近の異世界人は魔界でそんなことやってると思ってるの?」
魔王が私をバカにしながら答える。
一々ムカつく野郎だな。蹴ってやりたい。
「チッ…まぁ、いい。とりあえず、私はこの世界で暮らす気はさらさらないけど、戻れなかった時の為に寝床を用意してください。まおーさまお願いしまーす」
「ねぇ、最初の舌打ち魔王に対して失礼じゃない!?一応王様だよ?まぁ、寝床は用意しやんなくもないけど条件がある。」
魔王がドヤ顔で言う。
何故ドヤ顔なのか、ツッコミは入れないでおこう。
問題はその条件だ。
まさか、私をこき使う気なのか…それともよくある「俺の代わりをしてくれ!」ってやつなのか…。
どっちみちぶん殴ってやろう。
「その条件とは?」
「僕の代わりに…」
ゴクンッ…
不意に生唾を飲み込んだ。
よくわからない緊張感に流され、私は変な汗をかいていた。
クソッ!やっぱり「俺の代わりに魔王やれっ!」的なあれか!
私は殴る用意をする。
「ある女の子に会って欲しいんだが」
「…は?」
エピソード1〜END〜
15:曖昧me:2017/11/06(月) 23:36 大変自己満足な小説ですが、許してやってください。
今回から僕が他の板で使っている「曖昧me」という名前で連載させて頂きます。
誤字脱字は多いと思われますが、よろしくお願いします。^ - ^
誤字脱字を見つけた際は、教えて頂くと嬉しいです。