総督の苦難

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13:総督:2018/07/03(火) 21:01

を爆炎と炎で包んだ。→は爆煙と炎で包まれた。

形すらも変わった島を他所に我々は火災の鎮火を終えると陸軍30 個大隊と共に敵の首都に降り立った。上陸部隊を途中で留めて僅かな護衛と共に[外交団]の旗を翻させ悠々と敵の総帥府に向かっていたが、私は
「中佐、元帥殿を敵の総帥府に向かわせよ、交渉は君がしてくれ」
と命ずると旗手一人に同伴するようにいい、他のものと共にその場に残った。
しばらくの後、満面の笑みを浮かべて中佐が戻ってきた。
「良くやった、報告しろ」
「はい、彼の国は、
・独立国であると自認すること
・他国の攻撃を受けたら互いに支援をしあうこと
・我が帝国と通商を結ぶこと
・帝国の軍隊は無条件で通すこと
・軍事費を削減すること
・金1500斤を支払うこと
・三万の陸上部隊を置く事を許可すること
・大魯帝国との国交を断絶すること
を認めました。大戦果ですよ!基地破壊の話を聞くと皆青ざめていました。これが決めてだったみたいですね・・・」
どこか物悲しそうだったので船内の酒保で慰め、激励した。
だが、これ以上の長居はできない。東部方面軍支援部隊から帰還の命令が来ていたからである。これから、本当の戦争を体感するということなど私は知る由もなかった。


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