カップルの体調悪くしてみた。

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15:たんさん。:2018/06/11(月) 19:17

今日の朝、遥のスマホには小羽から「生理辛いからきて」というメッセージが届いていた。

「…行くか。」

多分両親が外出していていないのだろう。これは結構いつものことだし、家も隣なので部屋着から着替えて小羽の家のチャイムを鳴らした。

ピンポーン

とりあえず鳴らしてみたが、誰も出ない。まあ多分鍵は空いている。

ガチャッ

予想通り鍵は空いていた。インターホンに出る元気はないから勝手に入ってこい、ということなのだろう。全く不用心だ。

「こはー?来たよー」

二階に向かって声をかけてみるが返事はない。
上がれということなのだろう。

小羽の部屋をノックする。

「こは?入るよー?」

「ん…」

小さな声が中から聞こえた。ドアを開け、中に入る。小羽は布団にくるまってうずくまっていた。

「大丈夫?」

大丈夫ではなさそうだがとりあえず聞いてみる。

「だいじょばないー……」

だよな、と思う。

「薬は?飲んだ?」

「飲んだけど効かない…いった…」

痛がる小羽に手を差し出し腰のあたりをさする。

「湯たんぽとか使ってないの?」

「取りに行けないもん」

「じゃあ持ってくる、ほかにいるものは?」

「な…い。」
少し考えるようなそぶりを見せてから小羽が言う。

「ん。」
短く返事をしてから、遥は部屋を出た。


《続く》


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