単刀直入に言うと恋愛小説です。
ちなみに、内容は実体験を脚色したものです。
苦手な人は見ないで下さい。
ルール
荒らし、「へた」等のコメント禁止。
応援コメはいつでも大歓迎‼
意気込み
これでも小説家志望なんで!
一所懸命、頑張ります!
私は今日から、中学生。
あれ、途中送信、すみません!
ちゃんと書いてゆきます
―さらばランドセル。
格好つけて、そう呟いてみる。
―そう。私、晴れて中学生になりました。
どんな人が居るんだろ。優しい人だと良いな。
グルグル思考を巡らせながら、教室に向かう。
そして…―げ。アイツ、田翔太!
小学校の頃何度も私を泣かせた、悪餓鬼と同じクラスに
なってしまった。
はぁぁ、最悪。
重苦しい溜め息をつきつつ、教室に入り、席に座る。
―私の隣は、知らない男の子だった。
「今日から、よろしくね」
第一人象って、大事だよな。そう思って声をかける。
一年間、ずっと一緒な訳だし今声をかけても、損はないだろう。
「こちらこそ、よろしく」
―そう言って笑う彼の人懐っこい笑顔は、優しい印象を与えた。
優しそうな人が隣で、良かったな。思ったさ瞬間、またこちらに声をかける。
「名前、何て言うの?」
―そうきたか。何となく、こういうタイプの人はそう来るんじゃないかなって思ったけど。
「天草樹音だよ」
「オレは今川賢人。せっかく隣だし、仲良くしようよ」
―そう言って、またも微笑む彼に不覚にもドキッとしてしまった…
頑張ってね!初恋ものとか胸きゅん……。
11:レイア@雷葉*新一 ◆Ogc:2019/02/25(月) 19:44 >>10
ありがとう!
これからも見てね!
それから、入学式が終わり、今日は解散になった。
―明日からの中学生活、楽しみだな。
色々楽しみな事はあるけど…隣になった今川君。
今日私に、話しかけてくれた今川君。
―どんな人なのかな。今川君の事、もっと知りたいな。
そんな風に思いながら、帰路に着く。
**
次の日。家から中学まで、割と遠いのでチャリ通で登校する事になった。―小さな青い星マークのついた、黒いボディの私の自転車。動かすのは久しぶりで、ちょっと心配だけど、漕ぎ始めてからは結構スムーズだ。
そしてようやく、学校に着いた。たち漕ぎしたりもしたのでちょっと疲れたけど。
―教室に入ると、早速今川君が「よ!」とこっちを見て挨拶してくれた。私も、「今川君、おはよ」と挨拶。私は鞄を開け、中からジャージを取り出して着替える。制服の下に体操服を着ていたので、異性の前でも大丈夫。着替え終わると今度は鞄から一冊の本を出して読書を始めた。
読書を始めて程なくして。
「―なぁ、何の本読んでんの?」
勉強をしていた今川君だったが、それに飽きたのか私に話しかける。「ん?この本?名探偵シャーロックホームズだよ」私は読みながら答えた。
「それ、面白い?」更に聞いてくる。
「めっちゃ面白いよ‼推理小説だから、楽しいし!」
私は目を輝かせながら答えた。すると今川君は「お前、面白いな」って。――面白い?私が?目が点になる。そんな事言われたことない。「かなり、面白いぜ?」
結局、私の何が面白いかは、教えてくれなかった。
**
中学に入って初めての、一時間目。一時間目は教科書が配られた。―ずっしりとして、重い教科書。こりゃあ、勉強するのが楽しみだ。だが今川君は、そうは思わなかったらしく、
「ええ〜?こんな勉強すんのかよ?」何て言っていた。
一時間目が終わり、休み時間。またまた今川君は私に話しかける。「お前って、若干、言葉丁寧だよな?」
これまた、言われた事ない事を指摘された。今川君にとって、私はどんな風に見えているのか、気になるところだ。
「そう、かな?男言葉使うし、そこまで丁寧じゃないよ」
慌てて否定するも、まだ納得していない様子の今川君。
「―じゃあさ、今、男言葉で話してみてよ!」
身を乗りだし、期待している様子の今川君。
しゃーない、いっちょやったるか!
**
「ええ〜?何でいきなり、男言葉で喋んねぇといけないんだよ?面倒臭いじゃんか」
―初めて今川君に、男言葉で話した。いつも男言葉で話してる筈なのに、何だか緊張した。
「良いじゃん、樹音の男言葉。これからそうやって話せよ」
そう言ってくれて、メチャメチャ嬉しかった。
―だって、あまり仲良い人以外には男言葉は使った事、なかったから。顔がかぁ…と熱くなるのが分かる。必死に冷静を装い、ごく普通に、「トイレ、行ってくる」と今川君に声をかける。
顔を赤らめ、走って廊下に出る。―ヤバイ。ヤバイよ、男の子にこんなに優しくされたの、初めて…
**
それから、二時間目が始まる。チャイムギリギリで私は席に着く。今はマトモに、今川君の顔を見る事なんて出来ない。二時間目は学級活動と称した、学級役員決めだった。
「―なぁ、学級役員誰になると思う?」今川君が小声で、そんな事を聞いてきた。「私はあの人。ほら、えっと…前髪ぱっつんの…」このクラスを仕切っている、前髪ぱっつんの背の低い、ボス的存在の女子。小学校は違うけれど、印象に残っている。名前は思い出せないけど。「ああ、『夕貴 真奈美』の事?アイツは、小学校ん頃もよく、委員長だったよ。昔から仕切り屋っていうか、何て言うか…」と今川君。やっぱ、委員長とかやってたんだ。そんな気、するわ。―にしても、夕貴 真奈美か。苦手だな、アイツ…
私達が話題にしていた、夕貴さんは自ら挙手し、委員長に立候補した。そして、夕貴さんのスピーチが始まる。
「―もし私が、委員長になったら、このクラスをいじめの無い、明るく楽しいクラスにしたいです!私に清き一票をお願いします!」ペコリ、と頭を下げてスピーチを終える。
にしても、清き一票って。総選挙じゃないんだから…。
**
結局、委員長は夕貴さんに決まった。当選が決まった時、夕貴さんは大きくガッツポーズし、ドヤ顔で決めた。
やっぱ、苦手な感じだなぁと感じる。
すると突然、夕貴さんが「ねぇ、樹音ちゃん!樹音ちゃんは、誰に投票したの?」と私に聞いてくる。―何だよ、もう当選したんだから良いじゃんか、しつこいなぁ…と思いつつ、「私は夕貴さんに入れたよ」と答えた。本当は違うのだが、嘘も方便だ。「ふーん…そっかぁ」何て、思わせぶりに言う。何か嫌だな、この娘。―近づかないでおこう。と心に誓った。
*登場人物A*
夕貴 真奈美(ゆうき まなみ)
背が低く、前髪ぱっつんのクラスのボス的存在。
表と裏がある。人の愚痴を言いがち。
続き期待!頑張ってね〜!
18:彩葉@雷葉 ◆to:2019/03/06(水) 20:52 >>17
ありがとう、頑張る!
また見てね♪♪