観衆なんていらない!

葉っぱ天国 > 小説 > スレ一覧キーワード▼下へ
1:威風◆Ok:2019/07/13(土) 21:16

 ドキドキして迎えた入学式。小学校の時の友達とはクラスが違うけど
新しい友達を作ろうとわくわくしていた。しかし......
いじめのある学級はもう嫌。それをスポーツのように見る観衆もいらない!

2:威風◆Ok:2019/07/13(土) 21:32

第一章 この学級は荒れている?

4月8日月曜日。私は、青葉西中学校に入学した。呼名は大きな声で返事した。

 担任は、月山怜子という30代くらいの女性だ。数学の先生らしい。見る限り悪い人には見えない。
私は、友達の晴海とは同じクラスになれて嬉しかったが...
早速、とある男子が 「怜子さんは結婚してますか?」 と月山先生にたずねた。
私はびっくりした。先生を下の名前で呼んで結婚してますか?と聞くなんて.......
もちろん、月山先生はその男子に注意してたけど、そいつはへらへらしている。

 ほかにもそいつの名前は持田というらしい。他にも先生に失礼な言葉遣いをしていたり、私のことを突然ブスって言ってきたりした。私はびっくりし、入学初日ながらも持田が嫌になった。 
「あのね! 突然ひとのことをブスって言うなんて頭どうなってんの!? 言葉遣いも。月山先生に失礼でしょ!」
と私は帰り際、持田に怒った。すると、持田も反論してきた。
「先生なんて敬語を使う意味ねーだろ、うるせぇーぞブス!」

私はまだ、コイツが悪魔とは知らなかった......

3:威風◆Ok:2019/07/15(月) 22:19

入学してから1週間ほど経った。新しい友達は数人出来て楽しい中学生活が待っているかと思った......
ただ、イジメが起こっていた。いや、イジメなのか。犯罪というべきだと思う。
まだ、あの悪魔がいじめっこと知る人はまだ、いなかった.....

 「おい! てめぇー俺の言うこと聞かねえなら屋上から突き落とすぞ!」
放課後、私が忘れ物を取りに行くとこのような声が聞こえてきた。
何となく、いや〜な声。そーっと教室を覗くと持田と吹上君がいた。
「よぉ〜ブス! なにしてんのか〜」 と呑気に声をかけてくる持田。
「私は、平野麻衣よ! 持田こそ何してんの!? 吹上君に何してたの!?」
「あ、俺? 今なあ吹上と遊んでんだよ、突き落とし遊び」
突き落とし遊び...... これってイジメじゃないの? 吹上君楽しんでないよね......

4:威風◆Ok:2019/07/15(月) 22:28

【登場人物まとめ】

私(平野麻衣 ひらのまい) 主人公。正義感の強い中1。持田に対して嫌なイメージを持っている。

持田(もちだ) 平野麻衣が悪魔と言う男子。吹上君をいじめている。

吹上君(ふきあげくん) 持田にいじめられている男子。少々気が弱い。

晴海(はるみ) 平野麻衣の親友。イジメはよくないと考えており持田に反抗していく。

月山怜子(つきやまれいこ) 平野麻衣たち1年B組の担任。数学教師。

登場人物が増えたら、またまとめます!

5:威風◆Ok:2019/07/17(水) 17:03

 「本当に遊んでる? 吹上君血がでてるよね?」
私は、吹上君にたずねた。すると、直ぐ様持田が答えた。
「吹上のやつー、さっき転んだんだよ、な?」と持田は必死に吹上君が転んだことにしたがっている。
「いや、違うよ平野さん......」
吹上君が小さくて弱い声で言った。そよ風のような静かな声。私にはその声がしっかりと聞こえてきた。
「持田! 吹上君転んでないって言ってるよ! イジメならやめなよ!」
持田は私と吹上君を睨み付けてきた。時計の針は5時丁度を指していた。
 
 私も塾の時間があるので帰った。姉がテレビを見ていた。
「おかえり〜、中学も慣れてきた?」 姉が私にきいてくる。
「うん、新しい友達も出来たし、男子がうざいけどねー」
「男子うざいよねー、まあ頑張れ!」
うざいというか嫌なやつが1人だけいる。テレビの夕方のニュースが目についた。
 
 「最近、中学生のイジメが増加 SNS等が原因か」
中学生の......イジメ? やっぱりあれもかな。
このままじゃダメだ。イジメを見ているだけの「観衆」はダメなんだ!

6:威風◆Ok:2019/07/19(金) 19:31

 と思ったものの私にはなにもできない。そもそも絶対いじめと断定できない。

「はい、平野さん」
塾の先生の声。数学の授業だった。

7:  一華  ◆QI:2019/07/20(土) 14:28


乱入ダメだったらごめんねっ、すごくおもしろいね!


続きを読む 全部 次100> 最新30 ▲上へ
名前 メモ
画像お絵かき長文/一行モード自動更新