完全自己満です。
主な登場人物:美月(20)
陽琉(19)
「飲むどー!」
別れたショックでやけくそになった私は幼なじみと弟を誘って居酒屋で呑んでいた。
「お姉ちゃん、飲み過ぎじゃない?」
まだ成人していない弟はオレンジジュースを片手に呆れた顔で私を見て言った。
弟の隣で黙々と、焼鳥を食べていた幼なじみはパンパンにした頬で弟に
「お前お姉ちゃんに誰かいい人紹介しろよ〜、人を忘れるには新しい出会いだろ?」
「ええ、いい人はいるけどさあ」
私を置いてそんな話が繰り広げられていた。
そんなすぐに忘れるわけないじゃん。
いつもの私だったら止めたんだろうけど、お酒が回っていた私は酔いに任せて
「いるのお!教えてよ〜!あんなやつ忘れてやる!!」