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1:ねおん◆mU:2016/10/29(土) 20:19


書きたいものを好きなだけ書いていきます

24:ネオン:2018/04/06(金) 16:20


__________

「きゃー、きゃー、もうコウ君かっこいい〜、握手してくださいっ」

「ありがとう、俺のこと応援してくれて。そんなに好きでいてくれるなんて…、君のこと…」

そういうと彼は私の耳元まで口を近づけ、

「愛してるよ」

……
「きゃー!かっこい、へぶしっ、ちょ、コウ!!叩かなくても良いじゃん、今リンと楽しくさ、
『街中を颯爽と歩くプライベートのコウと、彼を見つけたファンの女の子ごっこ』してたのに!」

コウが持っていたドラマの台本の角で叩かれた、痛い、酷い。

「名前長すぎるし、俺そんなこと言わねぇし。」

「いいじゃん、こっちは楽しく遊んでるだけなんだから〜」

は?と私を一睨みしてから台本に視線を戻したコウを睨みつつ、

「コウいじるの楽し!」と、もうソファに座ってケラケラ笑っているリンの隣によいしょ、と腰掛けて、

「あれ、何で私ここにいるんだろ〜、と考えた」

「いや、口に出しちゃってるから!」

ぺしィッと、ツッコんでくれるリン、ありがとうよ

「でも、本当なんで?」

SsOW(エスエスオーダブル)の楽屋で1人場違い女がアイドルに問うております。

車で連行されて、車内でミズキに聞いても、「なんでだろうね?」とはぐらかされてしまった。

楽屋の奥でモグモグとおにぎりを食べているヒスイが、ゴクン、と飲み込んで、

「俺とリンは知らないよ、何でなのか、ね?」

ヒスイが首かしげて聞くと、をリンも隣で、「そうそう」と頷いている。

「コウか、ミズキ…、あ、そうだ、マシロちゃん、来て」

ちょいちょい、と手招きされて、
なんだなんだ、とヒスイに寄っていった。

ヒスイの前まで行くと、座っているヒスイと目線が合うようにしゃがむと、

「わざわざごめんね」

と、それだけのことで謝ったヒスイ、なんと優しさが…。

「ミズキね、今隣の部屋で雑誌の単独インタビュー受けてるの、ほら、今度の映画のやつで」

ヒスイにそう言われ、あぁ、あの映画ね、と頷いた。

「だから、もうすぐ戻ってくるから、廊下で待っといて、『何で連れてきたか教えてくれないと帰るよ』って、言えば良いんじゃないかなって。」

25:空ラビ◆jk:2018/06/16(土) 13:05


「なるほどね、ありがとーう「ヒスイ、俺のことからかわないでよ」

手を合わせてヒスイに感謝を表した、
その時に、横から白く長い腕がスルッと伸びて、私の頭にポンっとおかれた。


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