閖時雨です。つまらない小説ですが、
感想、アドバイスよろしくお願いします。
・荒らし禁止(来てもスルー)
・なりすまし禁止
>>2 人物紹介
>>3 小説開始
人物紹介
・西宮 千春 (にしみや ちはる)
主人公。ネガティブで人付き合いが苦手。家族全員他界していて、それが原因で学校では仮面を付けるように。
・蒔伊 悠埜 (まきい ゆうの)
千春の唯一の親友。千春と同じく学校では仮面を付けていて大人しい性格。病弱。
主なキャラクターは以上です。
多分増えますが………。
>>3 小説開始
「はぁ…………」
ぼーっと窓の外を眺める私_____西宮千春は、『月曜日』という一週間で一番憂鬱な一日の一番憂鬱な時間帯、『朝』と闘っていた。私は脳内で可愛らしくデフォルメされた自分と、朝を表す可愛らしい太陽のイラストが戦っている映像を、想像していた。
「あ……、千春。おはよ………」
「……あぁ…。おはよ、悠埜」
怠そうな声で挨拶をしてきた彼女の名は、蒔伊悠埜。私と悠埜は親友だ。
__え?何故かって?じゃあ、今から説明しよう。
____それは遡ること、三年前_
ー過去 三年前ー
「お母さん………?お父…さん…?」
_14歳、秋。目の前の棺には、安らかに微かな笑みを浮かべた家族が眠っていた。
「ッ……何………で…?」
死因は出血死。私が友達と呑気にカラオケに行っている間、「久しぶりのデートだ」なんて言って外食に行った。その時、車で軽いレストランのような所に行こうとしていたらしい。その道中、左折しようとした瞬間、一トンはあるという荷物を積んだ大型トラックが__________
__私は自分を責めた。あの日私がカラオケなんて行かなければ…。そしたら外食なんて案すら出なかったっていうのに…………。
本気で死のうかと思った。縄に首を掛けた。でも、本当に死ぬ勇気なんて私には無く、生きている_______
ー学校ー
私は、学校で『仮面』を付けることを決意した。家族の死を、誰にも話さなかった。心配かけたくなかったから。
友達に話したらきっと『悲劇のヒロイン』扱いされ、気を使われ、気まずくなってしまう。_そう、思ったから。
__そんな折、ある少女に出会った。
私と非常に似た境遇の_______
「転校生の蒔伊悠埜さんです。皆さん、仲良くしてあげて下さいね」
その少女こそが後の親友、蒔伊悠埜だった。彼女も家族を亡くし、『頼れるお姉さんキャラ』の『仮面』を付けている。
>>5
短くてごめんなさい。
さて、この蒔伊悠埜という少女について話そうか。彼女は、『本当』の『悲劇のヒロイン』なのだ。4歳という幼子だったにも関わらず、両親が他界。兄弟はそのショックから自殺。その時からもう心を閉ざし、仮面を付けているのだという。病弱で、ちょくちょく貧血で保健室に運ばれる。
_始まりは私からだった。自分と似た境遇の子だ。親近感があった。
「ね…ねぇ、蒔伊さん」
そう話しかけると、チラリと此方を見て、
「……………………何?」
と、やたら透き通る声で言った。
「ゆ…悠埜ちゃんって…呼んでも良いかな…?」
「…………ゅぅ……ぃぃょ」
そう小さな小さな声で呟いた。あまりにも小さすぎて聞き取れず、
「えっ…ご、ごめん、もう一回言って…くれる?」
「悠埜で良い」
つまり彼女は、『悠埜』と呼び捨て良いと言ってくれているのだ。ようやく理解した。
容姿の説明をしていなかったので今。
西宮 千春
茶色のツインテール。エメラルドグリンの瞳。制服はきっちり着るタイプ。
蒔伊 悠埜
青みがかかった銀色のセミロング。右目は透き通る青い瞳だが、過去に何かあったらしく、左目は真紅。制服のリボンは付けず、紺色のセーター着用。