私、川田真弓。中学2年。そろそろ彼氏がほしい頃だ。……と思っていたときに川里に言われた言葉。
『お前が好きだ。付き合ってくれないか?』
…………えぇー!?!?え?何?何が起こったの?私、ま、まさか川里に『告白』された!?よく言葉を思い出してみる。
『お前が好きだ。付き合ってくれないか?』
暫く黙る。今すぐ発狂したいけど、
なんとも此処は教室。さらに、授業中。叫びたい気持ちをぐっと堪え、授業を終えた。今は休憩時間。お、今なら叫べ……ない!?
「川里〜お前一人此処で居てるのか?」
そう先生に言われ、渋々ながらも立ち上がる。そうだ。次の授業は、音楽だった。音楽の先生は、怒ると恐い。
なので、皆余計な事をしたり、言ったりはしない。けど、私は怒られてもいいから、とにかく叫びたかった。