藍色に染まる  

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1:  ◆.I:2018/10/08(月) 09:22




  なにもかも
          >>2

 

2:  ◆.I:2018/10/08(月) 09:23



  レス禁
  1レスで終わるような短いのを
  
 

3:  ふうか  ◆.I:2018/10/13(土) 23:33




「 ううさむっ 」
ぶるりと肩を震わせひたすら誰もいないような暗い道を一人 。頼りなさ気に灯る街灯の下をかすかす、といわせながらいつの間にか汚れていた通学用シューズで歩いた 。
ゆらゆら揺れる自分の影すら恐ろしく感じるこの夜 、足が余計重く感じた 。

「 はぁぁ 」とため息をふっとついたその時、ぱっ 。

私は光に包まれる 。理解するのに数秒、人を関知して光を灯すライトが私を関知したらしかった 。少しほっとしながらその強い明かりに励まされ一歩、また一歩と歩んだ 。
ふと気づくと大きく葉を繁らせる樹木もある公園が見えていた 。ああもう少しで家だと自身を震い立たせるとぱぁ、と明るくなった心と共に夕飯のいい香りのする家へ急いだ 。

 

4:  ◆.I hoge:2018/10/19(金) 22:18



「 なあなあ 、お前って意外と可愛いな 」
「 はあ 、 ? 」
不意にぽつりとつぶやいたアホ面な君の額にでこぴん食らわし、痛がる君をふふっと笑う 。
可愛いとかそういうの言われたこともないし無論、自分には無縁無関係だとも思っていた 。ていうか事実そうだ 。
「 なに 、この前みたえっちなビデオのお姉さんにでも見えたか 」
「 いやいやお前にそんな色気ねーだろ 」
「 埋めるぞ 」
真顔の君は本当に私の気にさわる、触られて痛いとこをついてくる 。色気なんて欠片もないのは自分でも知っているつもりだが君に言われるのだけは本当に嫌だった 。
「 ばっかみたい 、早く帰ろ 」
この話題から目を逸らすようにささっと帰り支度を始める 。
「 .. 待てよ 」

低い声でうつ向きがちに、でもがしりと私の腕を掴んだ君 。

「 何 」
静まりかえる教室が嫌で君を睨む 。でも君は私の腕を離さない 。さっきまでこんな雰囲気じゃなかったのにと悲鳴をあげたくなる 。こういうのむず痒い 。だいたい君が私に特別な感情抱いてるってことは知ってたつもりだった 。つもりで終わらせたかった 。
私は君の気持ちに応えてあげられないから 。

「 好き 」の「 す 」さえ言わせずに私は言う 。
「 ごめん 」


私じゃ、君を不幸にするだけだから 。
幸せにする自信なんて欠片もないから 。

だから、だから



「 さようなら 」

 

5:  風架  ◆.I:2018/10/27(土) 01:00



「 なにみてんの 」
唐突に上から降ってきた声に驚いて見上げるとそこには冷めた表情のあいつが 。
「 別に 」
「 まーた佐藤さんのことみてんの ?? .. 諦め悪いねぇ 」
「 うるっせーな 」
鬱陶しそうに手でしっしと追い払うがそんな俺をものともせずまひろは言う 。
「 まじ、みてるこっちがいらいらすんだよ 。
いい加減諦めろよ 」
本気( マジ )な顔で言われ、ぐっと言葉に詰まるがそれでもなんとか口を開きまひろにいい放つ 。
「 だぁかぁらぁ、余計なお世話だっつってんだよッッ !!
お前はいいよなぁ、期待ばっかりさせて告白されて .. 振るんだもんなぁ !! 」
俺の口は一度言い出したら止まらない 。
「 お前がいつもへらへら笑ってるから期待する奴が出てきて悲しむ奴が増えるんだよ !!
俺、知ってんだよ 。佐藤がお前に告ったこと !! 」
「 は .. 、それ誤解っ 」
「 誤解 ?? 何がだよッ !!
放課後見たんだよ、この目で佐藤がお前に好きですって言うところッ !! 」

俺は少し前に見てしまった事実を信じたくなかった 、だから知らない振りを続けた 。
俺が悪いのはわかってるのにまひろに無性に腹が立った 。
「 茜っ、聞けよっ 」
ガタンと派手な音が響く 。
「 .. おいおいやめろよ、
俺男に壁ドンとかされたくねーって .. 」
俺は、俗に言う壁ドンという奴をまひろからされていた 。
ロッカーに押し付けられた腕のせいで身動きがとれずぐいぐいと肩をつかいなんとかこの状況を回避しようと試みる 。
しかし太くはないにせよがっちりとしたまひろの腕に俺の貧弱な体が叶うわけなく 。あえなく俺は抵抗をやめた 。それと同時に、ここに誰もやってこないよう祈った 。
「 俺は佐藤さんから告白されてねぇの、ただ練習に付き合ってほしいって言われただけ 」
「 .. れん、しゅ ?? 」
「 そ 。告白の予行練習 。お前と一番仲良い俺に頼んできたんだよ 」
「 .. ふーん 。

ってええっ !?この流れでいくと俺と佐藤さん両想いなんだけどっ !?えっ !? 」
「 まあそういうこと 」
淡々というまひろを抱き締めたくなるくらい俺は嬉しかった 。

だから気づいてなかった、
まひろの本心に 。

 

6:  ふうか  ◆/hl.I hoge:2018/11/07(水) 22:06




上のはくそ


▽( bl要素含みます、メインではないです )



「 くしゅんっ 」
隣の君が口を手で抑え、なんとも可愛らしい嚔をした 。君って、男の子だよね、ね 。
「 なにそれ乙女かよ 」
「 はぁ、? 」
なんてことないいつものやり取りが、私たちの平凡な毎日 。 .. まあ、私たちの関係は普通とは少し違うのかもしれないけど 。
「 おっはよ 」
後ろから声がしたと振り向けば、そこにはイケメン王子様が 。イケメン王子がこっちへきた途端、隣の乙女くんはぱああと顔を輝かせる 。
「 おはよっ、今日もかっこいいね 」
「 お前こそ今日も可愛いじゃん 」
「 リア充、爆ぜろや 」
イケメン王子が発した、可愛いという言葉は私に向けられたのではなく、あの乙女くんへ向けての言葉だったのは言うまでもない 。見てわかる通り、この二人は付き合っている 。
「 なんかこの人が僕のこと睨んでくるー、こわぁい 」
「  .. お前顔ぶっさいよ、 」
「 死にたいならちゃんとそういいなよ ?? 」
棒読みの乙女くんにデリカシーの欠片もない“顔だけ”王子も本当に憎たらしい 。

が 。

私がこんな奴等と行動を共にするのにはとある理由があった 。
それは ..

「 今日もよっろしく 」
「 おーけー 」

ここには私たち以外誰もいない 。私の声を合図に服に手をかけ出す王子くん 。

お 察 し の 通 り 、 私 は 腐 女 子 な の だ 。

たまたま二人の関係を知ってしまった私は二人がひとつになる瞬間を見せろとせがんだのだ 。
それがこの結果 。


今日も毎日が平和です( 完 )


( 妄想 )

7:  ふうか  ◆wXp.c6eF.o hoge:2018/12/08(土) 16:55




  一ヶ月前のわたしい !!
  変な妄想はおやめ!!

8:  ふうか  ◆wXp.c6eF.o hoge:2018/12/08(土) 17:06




  「 好きだよ 」
  「 っ .. 俺も 」
  ぎりりと腕に力を込められるのがわかる 、正直痛いからやめてほしい 。
  「 あの 、さ 」
  「 なーに 」
  首をこてんとさせ 、にこりと笑うあいつはやっぱりかっこいい 。けど怖い 。
  「 腕が 、痛いかも 」
  恐る恐る言ってみる 。しかし腕には力が込められたまま 。いや 、本当に痛いから緩めて 。
  「 そうなんだ 」
  いやいやそうなんだって言ってほしいんじゃないからね 。離してって意味だよ 、わざわざ遠回しに言ったんだよ気づけばか
  「  .. ちゃんとさあ 、?してほしいこと言わないと 」
  ぽつりとあいつが言う 。 にやりと笑うその顔はやっぱりかっこいい 。イケメンってずるいよなあ 、なんて無意味なことを思う 。このイケメンからの愛は俺が独り占めしているわけだから 。
  「 あーうん 、腕痛いか 」
  いいかけた時にぷちゅ 、と重なる唇 。
  いけない 、そう思った時にはもう遅かったらしい 。
  侵入してくる舌から逃れられず俺はひたすらもがく 。
  「  .. っ 、やめろ 」
  「 顔 、赤いねえ 」
  うるさいなあ 、んなこといきなりされてみろ平常心で入れる方が可笑しいっての 。
  「 好きだよ 、 __のことが 」
  「 俺もだよ 」
  ぎゅっと抱きしめられる 。俺も抱きしめ返す 。
  彼奴は俺のことを愛していた

  じゃらりと固い金属音が響くこの部屋で 。


  「 捕まれた腕は痛いまま 」


 

9:  ふうか  ◆wXp.c6eF.o hoge:2018/12/08(土) 17:07




  あああ思いっきりbl注意です

10:  ふうか  ◆wXp.c6eF.o hoge:2018/12/08(土) 17:07




  男の子がかんきんされてるって話
  愛してるって言わないと殺されるとか殺されないとか

11:  ふうか  ◆wXp.c6eF.o hoge:2018/12/08(土) 22:47




  「 ばいばい 」
  そういって消えたのは 、

  __「 もう忘れてる 」


  きらきらって朝日が輝くらしいけど今日は曇り 。曇りは暑くないから私は好きだな 。ああそういえば今日はあっちゃんとみーことプールに行くんだっけ 。はやく準備しなきゃ 、そうだ新しい水着だ 。多分これでいいはずよね 。なにも忘れてないはず 。忘れてないはず 、ないはず 。
  「 忘れてるはずないのに 」

  なにか忘れてる


 

12:  ふうか  ◆wXp.c6eF.o hoge:2018/12/10(月) 17:51





  「 まっかっか 。大丈夫 ? 」

  赤い姿の汚い俺を見て一声 。
  心配そうに 、真っ白な汚れのないレースのハンカチでぽんぽんと俺の汚れを落とそうとした 。
  落ちるわけないじゃん 、汚れるよ 。君まで 。
  「  .. やめ 、 」
  「 落ちないなあ .. ? 」
  俺の声を遮るように君は言う 。そんな顔するな 、俺のことを見るな 。俺に触るな 。君にだけは触れてほしくない 。
  そんな俺の願い虚しく君はよいしょ 、と立ち上がると俺に手を差し出した 。
  「 シャワー浴びよっか 、私の家おいで 」
  「  .. 行かない 」
  差し出された君の小さな手を振り払った 。そして驚いた表情の君の横を通りすぎた 。
  「 ま 、待って 」
  慌ててぱたぱたと駆け寄ってきた君を無視してずんずん進む 。
  「 待ってってば 、 」
  ぐい 、と袖を掴まれた 。そんな君の手は少し震えていた 。怯えたように 。

  「 お前に 、関係ない 」

  俺は言った 。君は手を離した 。そして多分泣いていた 。
  なんだよ 、こんなことで泣くなんて 。なんて脆いんだよ 。か弱いんだよ 、泣くなよ 。

  「 まっ .. てよ 」

  消え入りそうな君の声 、聞こえないふりして俺は歩いた 。


  誰もいない夜の道を 、

 


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