藍色に染まる  

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1:  ◆.I:2018/10/08(月) 09:22




  なにもかも
          >>2

 

40:  ねね子  ◆V.3tiU hoge:2019/03/23(土) 23:07




  まじで没 >>39


 

41:ふうか hoge:2019/04/05(金) 00:42




  「 好きな人が出来た 」
  つぶやくようにきみは言った 。わたしはちらりと彼女を見て 、よかったねなんて思ってないことを吐き出して笑った 。

  こんなにもつらいなんて思ってなかった 。

  彼女が好きなのは四組の山田とかいう奴らしい 。明るくて人気者で 、少女漫画でいう王子様的ポジションの彼は彼女持ちだ 。
  きみはいつも笑っていた 。山田が彼女と笑おうが何をしようが 。
  「 山田くんがね 、幸せならわたしも嬉しいの 」
  そんな綺麗事どうせ通用しないのに 。きみはいつも嬉しそうだった 。そして 、そんなきみを見ているのがとんでもなくつらかった 。

  どうして私じゃだめなのか 、いつも一緒にいて 、いつも笑って 、きみのことを何でも知ってる私より 、なんで彼奴なんだ 。

  そんな問いの答えなんてわかりきっていた 。
  私たちが同性だからだ 。私はきみが喜ぶことならなんでもするし 、一生をきみに捧げてもいいとまで思っている 。
  それほど、性別なんか関係無くきみを 、愛している


 

42:  hoge:2019/04/27(土) 22:18




  「 好きだよ 、だから離れないでね 」

  泣きそうなきみは笑って言った 。
  きっと僕はその時きみをそっと抱き締めていた、と思う 。


  きっかけは単純だった 。
  きみは僕が好きで 、交際を申し込んできて 、僕が断る理由なんてなくて 、付き合って 。
  なんてことない一連の流れに不満さえも抱かなかった 。

  きっと僕もきみのこと好きになってたんだと今更ながら思う 。
  好きだと気づくのが遅すぎた 。きっとそうなんだ 。もっと早くにきみを愛せていたら、こんな未来は


  「 変わっていたかもしれないね 」



 


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