小鳥か蛇か、はたまたケーキ >>0002
レス禁
意味わからんよ、
「 ねえ、 」
「 何? 」
トントンと肩を叩いて、自分よりも小さいあいつを見ながら
言った。
「 悪いけど俺、用事あるから要件あるならすぐに言って 」
冷たく言い放した。あいつは戸惑って「 えと、えと ... 」と
何回も言おうか迷っていた。
...ぶっちゃけ、ああいうタイプは嫌いだ。意見があるならハッキリ言っ て欲しい。それが俺の心の中にある気持ちだった。
ようやくあいつが震えるその瞳をよし、とでも言ったように
唇を少しだけ開けると
「 ―――くんって、好きな人とかいるの ... ?」
外で雷が鳴っていて名前の部分が聞こえなかったがきっと俺の好きな
人なのだろう。
俺は目を伏せて答えを待つかのような姿勢で待っているあいつを
ジッと見つめて溜息を一つ吐いて言った。
「 ごめん。俺今はそういうの興味ないから 」