『夢導神様』
もう僕は救われないや
目の前の人が教えてくれた
君や僕がどんなに望もうと
そのうち希望は薄れさせられてゆく
そして何百年も経てば
全て跡形もなく
消え去ってしまうんだってさ
出来れば僕は君と居たかったけどな
運命にあらがうことなんて
僕には出来やしないから
でも君はなんでそうやって
見たことない人に
そんなにも拝んで
何を願っているんだい？
どうしても僕には
理解が出来ないよ
けれど今少しだけ
分かったような気がしたよ
一瞬君の声が聞こえたから
だからもう泣かないで
君が言う”神様”は
僕に場所をくれたから
僕はこの広い広いところで
君は長い長い道を
楽しく生きられたら良いじゃないか