古びた電球を見上げる。 いまにも消えそうな弱々しい光を放つそれは、僕の人生のパートナーともいうべきものだと思う。子供の時から、僕を見守ってくれているのだ。 ある日、電球を見上げると、前より弱さが増していることに気がついた。 やがて、電球は、五回点滅してから消えた。 「アイシテルのサイン、かな」 * 頭がおかしめ