まいの小説のスペシャル☆

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1:まい◆8Q:2017/07/26(水) 08:56

『ここは明確スイーツ研究部!』
『1%の叶わない恋』
『類木川小学校児童会』
『*レインボーハッピー*』
作者のまいです!
こちらの作品の、スペシャルーーー長編小説を書きます!
質問、感想受け付けます!
コメント良かったらお願いします。
荒らし、なりすましは辞めてくださいね。
では、始めます。

2:まい◆8Q:2017/07/26(水) 09:04

『類木川小学校児童会
   児童会メンバーでお花見』

主な登場人物

葉金井 睦美 ハカナイ ムツミ
類木川小学校の児童会会長。
元気が取り柄の小学6年生。
みんなの前に立つことが好き。

真弓 大輔 マユミ ダイスケ
類木川小学校の児童会副会長。
頭がよくて、学年1秀才。
運動もできちゃうスーパー小学生。

広川 梨依 ヒロカワ リエ
類木川小学校の児童会書記。

野々村 咲子 ノノムラ サキコ
類木川小学校の児童会会計。

小山田 和樹 オヤマダ カズキ
類木川小学校の児童会会計。

3:まい◆8Q:2017/07/26(水) 09:35

1.怒られる児童会長

児童会室に注ぎ込む桜の花びら。
ホワイトボードを片付けながら、桜を掴む。
ん〜、いい香り!

「ちょっと、児童会長。何してるの」

広川さんにいきなり注意されて、急に落ち込む。
こんな児童会長でいいのか!?
このままじゃ、類木川小学校が崩れちゃうよね!

「広川さん、ありがとう」

ホワイトボードを片付けて、桜を外に出してあげて。
あれ?
どうしてみんないるの?
帰ればいいのに。
わたしがキョトンとしていると、大輔がため息をついた。

「お前が待っててって言ったんだろ。ずっと待ってやってんだ。なのに何だ今のは。桜を掴まえるなんて」

ひえ〜!
そうだったっけーっ!
すみませんでしたーっ!

「しっかりしてよね」

はい、野々村さん、分かりました。
…紹介が遅れました!
わたし、葉金井睦美。
みんなの前に立つことが好きで、ここの小学校、類木川小学校の児童会長になったんだよ!
(詳しくは、短編小説板を見てね)
で、大輔は、真弓大輔。
児童会副会長。
普通に、認めたくないけど秀才。
で、広川梨依さん。
冷たいんだよお。
書記をやってくれているよっ!
で、野々村咲子さん、小山田和樹。
このふたりは、会計。
うーん。
みんなうまくやってけるかな?

4:まい◆8Q:2017/07/26(水) 09:51

2.妙なこだわり

「で、葉金井さん。何なの?」

それが分かれば苦労しないよ〜。
広川さんは、腕を組んで嫌そうに。
大輔と和樹は壁に持たれかかっておしゃべり。
野々村さんはぐったり。

「ええっと、そのぉ、えっとぉ…」

「何?まさか、分かりませんなんて言わないでしょ?」

う、うぅ。
図星だ。
広川さん、どうして分かったの!?
アタフタしていると、和樹がため息をついた。

「俺から提案。みんな、名前で呼び合うこと」

わたしがこの前提案したやつじゃん!
でも、和樹はニヤッっと笑う。
もしかして、わたしを助けてくれた?
和樹、意外といいとこあるんだ!

「そうだ!それそれ。和樹、思い出させてくれてありがとう!」

って、思い出してもないんだけど。
すると、やっぱり広川さんには見抜かれたみたい。

「頼りない児童会長ね。まあ、和樹くんがそう言うなら、そうしてもいいじゃない?ねえ、咲子」

もしかして、広川さんと野々村さん、名前で呼んでるの、わたし以外みんなですか!?
今は、大いに傷つきましたよー!

「じゃあ、大輔、梨依ちゃん、咲子ちゃん、和樹で、いい?」

わたしが試しにみんなを呼んでみると、男子ふたりはそのままだから、うなずいてくれるんだけど。

「梨依ちゃんたち、何か不備ある?」

「ええ。馴れ馴れしく呼ばないでほしいわ。梨依さんにして」

咲子ちゃんもうなずく。
めんどくさいっ!
でも、仕方ないか。

「梨依さん、咲子さんでいい?」

「ええ。最低限ね」

クーッ!
マジでめんどくさいじゃん!

5:まい◆8Q:2017/07/26(水) 10:03

3.どうして!?

教室に戻ると、もう誰もいなくて、わたしのスクールバッグだけがロッカーに入れてあった。
ひとりぼっちじゃないですか…。
スクールバッグを手に、教室を出る。
玄関のロッカーの靴も、ポンとわたしのが置いてあるだけ。
何か、靴も寂しそう。

「葉金井さん」

上から呼ばれて、思わず天井をガン見しちゃった。
て、天井がしゃべった!?

「葉金井さん、バカじゃないの。ここよ。階段」

バカって失礼な!
どなた様なの!?
思いっきり怒ってやる。
階段の方を見ると、ポカンと立っている梨依さんがいた。

「何、梨依さん」

「葉金井さんの家、どこ?一緒に帰りましょ」

「何で!?」

ヤバイ、声に出しちゃった。
やっぱりと思ったけど、梨依さんににらまれた。
あ〜あ、やっちゃった。
すると、梨依さんはクスッっと笑う。
何が面白いの、梨依さん。

「葉金井さんって、本当にバカね。見ていて笑えてくるわ」

ちょっと、失礼ねえ!
わたし、梨依さんじゃなかったら、もう怒ってるけど、今怒るよ!
いいの!?
わたし、多分、結構恐いよ?

「まあ、家の方面違っても、送るわ。行きましょ、葉金井さん」

うん。
っていうか、どうして名前で呼んでくれないの?
名字で呼ばなくてもいいのに!

「梨依さん、どうして一緒に帰りたいと思ったの?すごく嬉しいけど」

「別に。ちょっと、気分」

耳が真っ赤だよ、梨依さん。
すると、梨依さんはボソリと言った。

「む、睦美さん」


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