私、薫のつぶやきスレで使うSSやその設定を上げていくスレです。
私と、私に許可された人以外はレス禁。
part9スレタイ『hello!』
会った人に笑顔で『hello!』って言えれば、皆嬉しいよね。……という、先生の話から。
新学期すぎても、改めて『hello!』って言っていたいね♪
今日はついに中学での卒業式。皆とはもうお別れだ。
中学校の卒業式の為高校は受験。つまりほとんどの子達とは別れてしまう。
「私達って仲良しクラスだったよね。」
一人の女子の亜子がそう言う。男女関係無く仲良しなクラスだったのだ。
その話を聞きながら少しよそ見して後ろを見る。教室の窓の外を見て私はこう思った。
「もうこの校舎ともお別れなんだなあ。」
「・・だからこの校舎に何か残さない?良い考えでしょ!」
私はその校舎に何か残すという意見に賛成だった。楽しい3年間だったからだ。
辛い事もあったけど沢山いろんな事を経験できた。
だからこの学校にお礼をしたい。何か方法は無いのだろうか。
「そうだ!この校舎にお花を飾ろうよ。」
自分達は実はお花を育てていた。主にチューリップなどだ。
卒業式が終わった後先生に許可を貰い中庭の花壇にチューリップの種をまいた。
「大事に育つと良いな。」
「そうだね。」
そして最後のここから見る澄み切った空を見る。
「楽しい仲間が居ればどんなことだってできるって本当だよね。」
亜子の言った言葉にクラスの全員は笑った。
この気持ちが来年卒業する人たちにも届けられますように。
part8のSS!西瓜が書いてくれました!
素敵な物語をありがとう(*^^*)
ーー新学期
その言葉は、私に重くのしかかる。
今は、学校。
私は、廊下で立ち止まってる。
急に怖くなって。
私は、友達を作るのが苦手だ。
だから、できるか心配で・・・。
ギュッと握った拳が、震えてるのが自分でもわかる。
ふと、私は思い出した。
『〔hello!〕って笑顔で言ったら、友達できるよ!』
そう、笑顔で教えてくれた先生を。
ーーそうだ。
笑顔でhello!って言えば良いんだ。
とたんに、気持ちが軽くなる。
私は、廊下を軽やかに歩く。
そして、ガラッと教室のドアを開けて。
ニコッと笑顔を作り。
「hello!」
(こんなのでどうかな・・・?)
part7スレタイ❪時を旅する雲にのせて、いつか夢に届く。❫
SSは私が書きまーす♬
「ねえ、ワタシの夢って、叶うのかな…」
マウの言葉に、あたしは頭をフル回転させた。
無難に、傷付けずに、マウを励ますには……。
「分かんないよ。先の事なんて、ぜんっぜん」
考えたのに、出てきたのはこの言葉。
「得意のオカルトや占いでも、分からない?」
あーあ、結局傷つけちゃった。
じゃあね、と急いでその場から逃げ出す。
マウに、向き合ってあげれなかった。
「ごめんね……」
情けなく涙を流すこと、数分。
「リオ、行こう!」
聞き慣れた、それでいて初めて聞いた声音で、ワコは言った。
行こう…うん!!
素直にそう思えるほどの力がある、ワコの優しく、力強い声。
「あのね、今、沢山がんばったら…時を旅する雲にのって、いつか夢に届くんだよ。頑張れば…その先の夢に、届くんだよ!」
ワコの、不器用だけど真っ直ぐな言葉を…マウに聴かせてあげよう。
ごめんね、って言葉も一緒に。