ワールドトリガー【ある意味奇跡】

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1:アポロ◆A.:2016/03/16(水) 19:40 ID:eG2



どうも、いろいろと夢小説を書いているアポロです。
「とっとと別の小説更新しろよ!」とお思いの方も居られるかも知れませんが、ご安心を。気まぐれに更新していきます。

アテンッション!
・長編を書き溜めていきます
・荒らし等はUターンでお帰り願います。
・ここは私個人の場なので、リレー小説ではありません
・イラスト乗せていきます
・ヒロイン固定『緋影いおり』
・成り代わり有り、転生有り
・グロ表現を含むかも知れません


では!

144:ぜんざい◆A.:2016/11/04(金) 22:46 ID:9dc



 2chで経緯を話し、結果も伝える。勝者は三輪である。「明智は今日ボーダー防衛任務だ、余計なことをするな、邪魔だ」と切り捨てた。わぁこわぁい。2ch内でも容赦ねー! とかこわーいと似たような反応が。
 そこでやって来たのが三輪の双子の妹である稲葉ちゃん。



「おう? 秀次なにしてんだ? 伊奈ちんも、早くいこうぜー」



 私と三輪の首根っこを掴んてずるずると引きずっていく稲葉ちゃんの腕力に感服。三輪は三輪で「……自分で歩ける」と手を振りほどき、隣を完全キープしていた、出水が「!!」と反応していたのが見える。まあ、あれだ、出水は稲葉ちゃんに惚れているのさ。ふっ。

 すると隣からぴょいと顔を覗かせた人物が。真輝である。



「無事かー? お前も大変だなー、三輪隊その他のセコムに囲まれて」
『マジそれな』
「あっ、てか知ってた? いおりさん近々風間さんと籍入れるらしいぜ」
『え、マジ!?』
「マジマジ、みかたん情報だし」
『彼女が風間隊だと情報はえーな』
「ふへへー、みかみかは天使だな、大天使歌歩エル」
『ミカエルみてえに言うなよ』



.

145:ぜんざい◆A.:2016/11/16(水) 00:19 ID:Feg

突然の長編。【WT×FA】書きます! マスタング大佐がワートリにトリップします。

**

 瞼がやけに重たかった。いつから寝てしまっていたのか、確か溜まりに溜まった書類を中尉に押し付けられ、泣く泣く片していたはずだ。ホムンクルスとの大戦から半年、私は准将として我が右腕を振るっていた。国家錬金術師としての資格もあと数年で取り消されるだろう、その時私はどうなるのかと未来に頭を抱えていた。のに。
 重たい瞼を開き、むくりと上体を起き上がらせると、視界には淡く光る刀身の刀を持つものや、銃を構えるものが居た、なぜかキョトンとした顔をしながら。明らかに私に向けられているそれに警戒を強めて手袋を力強く填め直す。そしてゆっくりとした、だが威厳は無くさない言い方で私は言葉を発した。



『……一体どういうことだ。ここはどこだ、説明しろ』



 明らかに警戒されているのは私のようなので、腰に下がる拳銃をコトリと地面に起き、両手をあげた。衣服はデスクワークをしていたときと同じ青い、私の命を守る軍服で。
 私が差し出した拳銃を凝視するやからも居たようだが、この場で一番権力を持っていそうな男が口を開く。



「それはこちらの台詞だ。お前はなぜここに突然現れた」
『愚問だ、それを問うているのは私の方だ。居眠りをしてしまう前に私は確か机に向いてサボりにサボって溜まりまくった書類を整備していた筈。ここの雰囲気は軍とはまるで違う』
「……近界民(ネイバー)か」
『ネイバー? 聞いたことも無いな、少なくとも私の知る国でそんな名のものはない』



 両手をあげながら淡々と会話していけば微かに聞こえる小声。「あの城戸司令に普通に喋ってるぜあいつ……」と耳に入って来た、なるほど彼がこの集まりのトップか。



「……近界民ではないと断定できるものがないな」
『話に聞くがそのネイバーとやらはなんだ、ホムンクルスの様なものか?』
「なら聞こう、ホムンクルスとは」
『簡単に言えば賢者の石を埋め込まれて造られた人間だ。奴等は賢者の石の能力で不老不死となり何回殺しても死なない、まあある程度殺せば灰になって死ぬが。そいつらの力は規格外でな、この私も腹を二ヶ所ほど貫かれた、一度視力も奪われた事もある』



 色欲のホムンクルス、ラストと戦った時に着いた傷と、それを塞ぐために自身の錬金術で焼いた箇所を服の上からさする。そして最後に皮肉げに「その人間を凌駕した人間が人間の作った軍のトップに居たんだから笑えん話だ」と告げれば周囲は私を見つめたが、城戸と呼ばれる男は「賢者の石とは」と再び質問してくる。



『……賢者の石とは、完全なる物質で出来た真っ赤な血のような石だ。それがあれば錬金術術師なら錬成陣無しで錬成出来るし、失った手足や臓物も作ることができる。そう、人を甦らせることだって簡単だ」



 その話を聞いたタヌキの様な男がおぉ……! と嬉しそうに呟くのを聞いて、「だが」と続ける。



『賢者の石も自然とぽんぽん、それこそ湧き水のように産み出されるものでもない。そんな完璧なものを作るには等価交換としてそれなりの材料が必要となる。……その材料とは、人の命だ』



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