そんな僕等を見ておそ松兄さんはクスッと笑う。
僕はちゃんと話すため、皆に席を外してもらった。
兄さんは不安そうに僕を見る。
「そんなに心配しなくて大丈夫。
ちょっと大事な話が有るんだ。」
安心させるために笑いかける。
それを見ると兄さんは話を聞いてくれた。
*。*。*。
全て話終えると共にふぅっ、と息を吐く。
大して怒らなかったところから、薄々気づいていたのだろう。
それに安心するとスッと頭を撫でられる。
「っ、え…?」
兄さんは僕に笑いかけるとありがとう、と口をパクパクさせる。
『言いにくかったよな。心配してたんだ。
ありがとう。』
そう言うとまた僕の頭を撫でた。
「うん…ありがとう。」
僕はうつむいてお礼を言った。
暫くすると皆がトド松を連れてやって来た。
元気そうなトド松を見ると兄さんは安心したように微笑んだ。