いみちぇん! 〜もしもの話〜

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1:☆月姫☆アルテミス:2016/12/26(月) 15:37 ID:WFA

えー、こんに……初めまして!

らく魔女★談話室という所でコチャコチャと小説かいてる★月姫☆アルテミスと言います。

この話には、ルナというオリキャラが出て来ます。

時間は七巻の最後から。勝手に続きを作ったものです。

読みやすい作品になるよう、努力します!

2:ヒナ:2016/12/27(火) 09:09 ID:9D.

☆月姫☆アルテミスさん、
入ってもいいですか?
ヒナです。

3:桜:2016/12/27(火) 19:58 ID:wNE

初めまして 桜です!
私も、入って良いですか?

4:☆月姫☆アルテミス:2016/12/28(水) 08:27 ID:r16

第一章 直毘 モモ♡矢神 匠

第一話 幻

矢神くん……。何処にいっちゃったの……。わかんないよ……。

わたしは、今日何回目になるかわからない自問自答をした。

じわっ……と、涙が込み上げてくる。

さらに、ベランダ越しに見える明かりの灯ってないガランとした寂しい部屋。

今は夜。そのせいか、余計に寂しく見える。

そっと夜空を見上げると、半分より少し太った月が見下ろしてた。

また矢神くんの部屋に目をうつす。涙が溢れる寸前に、不意に影がさした。

顔を上げると、

「え……!?」

月の方から一人の女の子が空中を歩いてくるのが目に入った。

「わわわわわ…………」

空中を歩いてきた事に驚くべきなんだろうけど、わたしはそれ以上に彼女の容姿に目を奪われていた。

夜風にサラサラと広がる、どこか藍色の混じった夜空に溶けこんでしまいそうな黒い髪。対照的に、一度も太陽の光の下に出た事がないと言われても納得する位白い肌。形のいい口紅を塗ったように赤い唇。小さく、ツンと尖った鼻。なめらかなシュッとした顎のライン。そして、何より彼女を印象付けているのは……、その瞳だった。輝く星を閉じ込めたような瞳。

一言で言うと……、超★美少女。

彼女は、わたしのいるベランダの手すりに立った。そして、風に払われるように消えてちゃった。

「あれ…? ええっ?!」

キョロキョロしてあの子を探していると、


「モモ」


三日ぶりに聞く、男の子の声がした。

見なくてもわかってるけど、ゆっくり首をまわして声のした方を見る。

そこには…、

「矢神、くん……」

涙声で呼ぶ。

矢神くんは、ベランダの手すりを軽々と越えてわたしの家のベランダに降り立った。そのまま近づいて来て、矢神くんのシャツしか見えなくなった。つまり、わたしを抱きしめてる!

「わ、ちょ、矢神くっ」

抱きすくめられて、うまく動けないその時、

「そこに見える男の子は、幻だよ」

女の子の凛としたよく通る声がした。

わたしが、「え」と声を出すと同時に、

「やっ、矢神くん!?」

その矢神くんは、霧が風に払われるように揺らいで消えた。

「なんでっ……」

「今見えてた男の子は、幻だよ。直毘 モモ、あんたの出したね」

バッと声のした方を見ると、

「あ、あなた、さっきの……っ!」





とりあえず、あの子を部屋に入れて地球のお茶を出す。

「どうぞ…」

「ん。ありがと」

コクコクコクッと一気にグラスを開げたその子は、立ち上がると言った。

「さっきも言ったけど、わたしはルナ。月から来た、月の妖精か女神みたいなものよ。

お前…モモだっけ? が見てた、矢神 匠とか言うヤツの幻は、モモの強い想いに、わたしの【増幅させるチカラ】がかかって見せたの」

「そうなんだ」

わたしはわりとすんなり納得した。

ルナが驚く。

「モモ、あんたすんなり信じてるけど疑ったりしないの?」

うん、前までのわたしなら信じたりしなかっただろう。でも……、

「矢神くんに出逢って、世界は広くて、いろんな人がいるんだってわかったから」

「まあ、わたしは地球の外から来たけどね」

ルナが苦笑する。

「それで?」

「わたしの世界を広げてくれた矢神くんに会いた……」

ここまで言った時、ルナが

「違うね」

と言い切った。

「な、なんでっ!?」

「あ、言い忘れてたけどわたし、心を読むチカラもあるから」

「えっ、そうなのっ?」

通りで、

(名前なんだろ? どこから来たの? 何者? 矢神くんの幻は? あ、もしかしてわたしみたいなチカラがあるのかな?)

って思った時にタイミング良く答えたんだ。

「そ…、それで、違うって?」

「モモがその矢神 匠ってヤツのコト、世界を広げてくれた人、とだけ思ってるんじゃないって事」

…たしかに、それだけじゃないけど……。

悶々と考えてると、ルナがわたしの耳もとでささやいた。

「素直に言えば、矢神 匠のところに連れてってあげる」

5:☆月姫☆アルテミス:2016/12/28(水) 08:47 ID:r16

ヒナさん、桜さん、どうぞどうぞ!

良ければここじゃなく、[月姫のコメルーム]と言うところに来てください。

URL、載せときます。

http://hhs1.aimix-z.com/mtpt.cgi?room=rakudai&moae=view&no=3576

6:ヒナ:2016/12/28(水) 08:54 ID:9D.

とても面白いです。
入ったことになっていないかも
しれませんが、小説書きます。

【メガネでシンドク】
わたしは、直毘モモです。

矢神くんに、お役目のためにもらったメガネ…

どう使っていいのか分からないけど、一応いつも持っています。

ベランダ越しに、矢神くんと話している、この時間が好き。

クラスが違うから。

「モモ、メガネの使い方言ってなかったよな。メガネは、かけるとマガツ鬼を見ることができるんだ。邪気も」

ヘェ。便利。

試しにメガネをかけてみても、何も見えない。

世の中が平和ってことだね。

「そのメガネ、結構特種で、人の心を読むことができるんだ。そのことを、お役目ではシンドクという」

シンドクね。

メガネをかけて矢神くんの方を見てみると、矢神くんをシンドクした。

『モモ、本当に分かっているかな?』

「矢神くん、メガネのことならちゃんとわかっているよ」

また、矢神くんをシンドクすると、以外なことが出てきた。

『俺、真弓家に着いてみようかな』

ダメだよ、行かないで!

わたし、矢神くんといて楽しかったし、嬉しかったのに…

「矢神くんは、薫ちゃんといた方が楽しいのかな?」

矢神くんを、シンドクすることが辛くなってきた。

わたしがダメみたいに思ってしまうから。

ミコトバの里に行こう。

「わたし、もう寝るね」

そうして、部屋に入った。

階段を降りて、ママにミコトバの里に行きたいと言う。

「もちろんよ!明日行きましょう。モモみたいな子供で良かったわ」

パパは出張中だけど、ママとミコトバの里に行って、ハジメさんたちに相談したらいいのだから。


続く

7:ヒナ:2016/12/28(水) 08:55 ID:9D.

ありがとうございます。
入らせてもらいます。


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