小説書きます!
カノ目線
ああ、なんで、なんでなの?
なんで、僕の大切なひとをいつも奪うの!?
やめて、やめて、やめて、やめてよ!!
嫌だ、嫌だ、嫌だ、いやだ、いやだ、いやだ!!
「あははは、、、はは」
思わず乾いた笑い声が漏れる。
なんで、しんじゃったのさ、キド。
ずっと、ずっと、一緒に居ようねって、いったのに。
やっぱり、僕のやくそくなんて塵みたいに吹き飛ばされるものなのかな。
僕の存在価値なんて、塵みたいに吹き飛ばされるものなんだよね?
僕は母さんや姉ちゃんがいなくなってから、キドに依存して生きてきた。
ずっと笑顔で、ね。殴られるのは結構痛かったんだからね?
まさか、キドも僕の事が好きなんて想像もしてなかったけど。
やっぱり、僕に幸せなんて、ありえないんだ。
なら、僕もしんじゃったら良いのかな?
良いんだよね。キドと一緒に過ごせるんだもん。
それだけで、幸せだよ。
「じゃあね、みんな。キド、姉ちゃん、母さん。遅くなってごめん。」
僕はこれで良かったんだ。