言われたキャラ一人一人を理由づけで闇堕ちさせようと思う小説です。「こんなの嫌だ!」と思う方はもちろんいらっしゃると思いますので、そういう方はカムバックをお願いします。
自由に書いてくださって構いません。私も思い浮かんだら書こうと思います。ヘイトはやめてくださると嬉しいです。
誰でも見れるところなので、如何わしい物は書かないようにしてください。
それでは、どうぞ。
>>8 あ、有難うございます〜!!
私もそろそろ書きますかね…。でも案が思い浮かびませぬ…。
あげ。誰かかいて
11:匿名さん:2017/03/24(金) 01:55 ID:tMM 石切丸闇堕ち※創作審神者います
審神者の命令で無理矢理刀達を折らされている石切丸さんです
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ここの本丸の審神者は頭がおかしい。それが、石切丸の審神者への評価だった。
◆
この本丸では、刀は2種類に分類される。闘う刀と、折られる刀だ。
闘う刀は、普通に主の命令に従い遡行軍を倒し、普通に内番をし、普通に演練もする、極めて普通の刀達。
そして、折られる刀は、闘う刀が持ち帰った、もうある重複した刀だ。
審神者は、「もうある刀はいらないから折る」と言った。ならば刀解すれば言いのではないか、と石切丸は思ったが、それは口には出さず飲み込んだ。それを言っても、どうせ審神者はまた聞こえないふりをするだけだと思ったからだ。
そして重複した刀はその身を折られ、魂ごと消失し、居なくなる。そして闘う刀は自分と同じ存在が折られた事も知らずに、普通に普通に暮らすのだ。
石切丸は、そのどちらにも属さない、「折る」刀であった。
審神者は、自分を折る刀にした理由を、「他の奴は繋がりが多いから、逆らうは、隠すはで面倒な事この上無かったが、お前は関係する刀は少ないし、力も強いから折るのにも良い。あの時いた刀の中だったらお前が一番都合が良い」と言った。この時、初めて石切丸は、審神者は頭が可笑しいのだなと思った。
ばきん、と刀を折る。何故か審神者は、いつも折る刀を人型に顕現させてからこちらに送ってくる。そして、石切丸は毎回その者の怨言や呪詛、穢れを受け入れ、その物の刀を折る。最近は、その物の最期の言葉を記憶できるようになった。
「そらが……きれい……むらさきの、くも、が……」
ばきり。
「虎くん……皆……逃げ、て……」
ばきり。
「祭りが終わると……静かで……がらーんとして……」
ばきり。
嗚呼、やっと終わった。今日の分はこれで終わりだ。疲れたなぁ。
返り血を拭おうとしたが、拭う手も服も返り血で汚れていたのを見て、手を止める。あの審神者が風呂に入れてくれるなど無い。顕現されてから一度も洗われていない体は、煤や埃、血なのでもうすっかり汚くなっていた。
……そういえば、こんな姿の所為かもしれないが、最近、私を見た途端に刀達に攻撃される事が増えたかもしれない。確かに私は、今は体は汚れに塗れているし、攻撃された所為で血も流れているが、見た途端に本気で殺してくるのは酷いと思う。その所為で、服はほとんど機能しなくなっている。
ああ、なんだか頭が痒い。最近、頭が痒くて仕方が無い。我慢しきれず、コリコリと頭の最近できたしこりを掻く。このしこり、何だか大きく硬くなってきたかもしれない。そう、まるで角のような。
……そういえば、最近は視界も赤くなっていた。最初は血が多すぎて赤く見えてるだけだと思っていたが、最近はほぼ真っ赤に移るようになって、色も認識できない。
流石にこれはいけないかもしれない。そろそろ審神者に手入れを頼もうか。
そう思いながら、最近くるくるとまとわりついてくるようになった敵短刀を撫でる。最初は敵かと思ったが、攻撃して来なかった上、私の頭が味方だと判断したため、今ではかわいいペットになっていた。
あぁ、なんだかとても疲れた。もう今日は眠ろう。
ぼんやりとした意識の中で、何故か赤い炎がちらちらと見えた気がした。
あげ
誰か書いて
一年以上前のを発見しましたので、ちろっと書こうと思います。書き逃げごめんなさい。
死ネタっぽいです。ご注意ください。
薬研藤四郎
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薬研藤四郎は考える。
同じ粟田口派の鯰尾藤四郎はからっぽの瓶を持っている。
考える。
山姥切国広は黒いモノがあふれる瓶を抱えている。
薬研は、
昔馴染みの不動行光はびんのなかに居る。
考える。
加州清光はこぼれた瓶の傍に蹲っている。
考える。
今剣は瓶もなにもない所に立っている。
考える。
考える。
考える。
自分は今何処にいる?
薬研藤四郎は思い出す。
“此処はそこなし瓶の中である”
薬研藤四郎は死んでいる。
燃えてなくなり、辿り着くのは奈落の底か。
薬研藤四郎は存在しない。
現世にない身は、底なし瓶から堕ちていく。
薬研藤四郎は生きていない。
底なし瓶の奈落の底へ、落ちぬようにと紐で繋がれ、手足を吊られ、その首吊られ、薬研藤四郎は嗤ってわらってまた死んでいく。
薬研藤四郎は己の生への執着を持たず、ただただ
『護り刀』
であろうとする愚かで優しく憐れで愛しい、生を愛する死にたがり。