ナゾトキ姫は名探偵×探偵チームKZ事件ノート

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1:リリカ@恋歌◆JA:2017/03/14(火) 21:36 ID:T9M

ナゾトキ姫と探偵チームKZ事件ノートのコラボ!!
ルール
•荒らし、悪口は、なし!&無視!

それでは、start!

2:リリカ@恋歌◆JA:2017/03/14(火) 21:54 ID:T9M

【ナゾトキ姫は、知っている】

1 立花彩のモノローグ

KZと書いて、カッズと読む。

私の通う、秀明ゼミナールっていう、塾のカッコいいサッカーチーム。

体も鍛えないと受験に勝ち抜けないからという理由で、自分の塾の生徒達の中から希望者を集めて作ったの。

勉強もできて、スポーツもできるKZに、お母さん達も、お父さん達も、みんな夢中なの。

そのKZメンバーのうち、3人と私は、ひょんなことから、知り合いになった。

彼らの実態を知っていくうちに、私の憧れは、幻滅に変わり、もう最低にイヤなヤツらと思ったこともあった。

でも、そんな中から、本当に彼らの姿がだんだんと見えてきて、私は次第にみんなが好きになったの。

今、私と彼らは、アルバイトと称して、リサーチ事務所を作っている。

持ち込まれた事件を解決して、相談料を取るのよ。

私にとっては、これはとっても刺激的で、楽しいことなんだ。

3:リリカ@恋歌◆JA:2017/03/14(火) 22:05 ID:T9M

そんなある日。

若武が、大声で、

「ライバル、現る!」

小塚君と、上杉君、黒木君は、呆れたように、ため息をつく。

「ほら、見ろ!」

ノートパソコンの画面を見せる。

ドキドキしながら、そこを見ると。

『図書館探偵団、相談掲示板』

シンプルな、相談掲示板。

「これが、どうかしたの。」

若武は、フフンと、自慢げに、

「このオレが見つけたんだぜ!」

自慢することかな…?

4:リリカ@恋歌◆JA:2017/03/15(水) 19:04 ID:T9M

図書館探偵団side

「分かりました。」

私は、受話器を置きました。

私は、詩音ひなみ。

隣にいるのは、藤崎リッカ君と、梅崎仁君。

今の電話は、依頼です。

「ひなみん、誰?」

「はい。依頼者は。」

藤原那柚良さん。

高校生です。

事件は。

那柚良さんの、妹の那柚実さんが、塾の帰りに、消えたそうです。

時刻は、19:00。

那柚良さんが、いくら何でも遅いと思い、迎えに行くと、もう帰った後だったそうです。

「これは、消失事件ですね。」

梅君が、ニヤリと笑いました。

「梅君、これは真面目な話ですよ。」

梅君をたしなめながら、事件の場に、行くことにしました。

5:実音子◆72:2017/03/15(水) 19:38 ID:oG6

入ってもいい?リリカちゃん。
ナゾトキファンクラブのスレ主さん?
違ったらごめんなさい。

6:リリカ@恋歌◆JA:2017/03/15(水) 19:51 ID:T9M

当たり!実音子、どうぞ!最近KZが、好きだから、たてたよ!←聞いてないのに言うな

個人小説でも良いし、リレーもしてみる?

7:実音子◆72:2017/03/15(水) 20:00 ID:oG6

やっぱりリリカだ!
ここでもよろー
KZ好きなんだね。
私も全巻読んだよ〜♪
あ、新刊は読み途中だけどね。

個人もリレーもどっちもやりたい!
いいかな?

8:リリカ@恋歌◆JA:2017/03/15(水) 20:09 ID:T9M

良いよ!リレー、楽しそう!

9:実音子◆72:2017/03/15(水) 20:50 ID:oG6

個人もやっていい?

リレーの設定どおする?
卒業シーズンだし、(私も卒業するし)卒業関係のリレー書いてみない?
入学式始まるくらいまでには完結させてさ!   どお?

10:リリカ@恋歌◆JA:2017/03/15(水) 21:19 ID:T9M

賛成!私も今年、卒業式でるし、いいね!
ちなみに、明日です。卒練、疲れた!

小説の続き

アーヤside

若武は、調子づいたように、

「図書館探偵団を出し抜こうぜ!」

小塚君が、コソッと言った。

「きっと、今の若武は、目立つためには、事件を起こすとか、言いそうだよね。」

確かに…!

パソコンを見ていた、上杉君がボソッと言う。

「この文面からじゃ、年上か、年下かも、分からないんじゃないか?」

黒木君も、たたみかけるように、

「どうなの、若武先生。」

若武は、まるで今気付いたかのように、ジイッと画面を見る。

どこまでも、バカ武なんだから。

11:リリカ@恋歌◆JA:2017/03/16(木) 19:47 ID:T9M

夜。

ママが、奈子のサラダを取り分けながら、ふと思い出したように、

「彩。さっき、小塚君っていう子から、電話がきたわ。」

ええっ!?

「いつ!?」

「さっきよ。」

私は、サラダを取る手を止め、急いで電話をかけにいく。

プルルル…プルルル…

「小塚です。」

「小塚君?私、アーヤだけど。」

「あ、アーヤ。若武の件なんだけど。」

「どうしたの?」

若武…何したんだろ。

「黒木の知り合いで、困ってる人がいたから、明日聞くことになったんだ。」

「そうなんだね。いつもの場所でいい?」

小塚君は、言いにくそうに、

「…それが、若武が、図書館探偵団に見せつけるために、駅で聞くってさ。」

「ハアッ!?」

思わず、声を荒げてしまい、奈子が

「お姉ちゃん??」

タッタと駆け寄ってきた。

ああもう!

手で、シッシッと、追い払う。

「アーヤ??…で、明日は、駅に集合。」

「……もう、奈子!……ごめん、妹がね。駅に集合、わかったよ!」

おやすみと、言って、電話を切る。

「ちょっと、奈子!!電話の邪魔しないでよ!」

「フエ……」

あっ、ヤバい。

慌てて、

「ごめん、奈子。」

途端に、奈子はニッコリ。

この子は……!

奈子の頭を撫で、食卓に戻った。

12:実音子◆72:2017/03/16(木) 21:17 ID:oG6

リリカの小説はやっぱり面白い!
ところで、リリカはG読んだ?
奈子ちゃんが主人公の小説。

この話は置いといて…。

リレーの設定どおする?
明日個人の書いてもいいかな?

13:リリカ@恋歌◆JA:2017/03/16(木) 21:21 ID:T9M

図書館で予約してるんだ。まだ読んでないよ。

実音子、書いて書いて〜!

めっちゃ楽しみ!

14:実音子◆72:2017/03/17(金) 08:15 ID:oG6

>>13
Gも、ものすごく面白いから。
ぜひぜひ全部目を通してね。

じゃあ、今から書くね。

15:実音子◆72:2017/03/17(金) 08:31 ID:oG6

『君の瞳は知っている』#1

【彩side】
私は、立花彩です。
探偵チームKZに入っているんだよ。
私、若武、上杉君、小塚君、黒木君、それから翼、忍の7人でね。

ある日、数学の参考書を買おうと思って、書店に行ったの。

「真樹子、大丈夫?真樹子。」

私が並んでいたレジの前で、急に泣きだす人がいた。
高校生くらいかな?
その人は、女の人で、隣にいる友達ふたりに背中をさすってもらっている。

「美春。もういいよ。グスッ!」

真樹子さんと呼ばれた人は、美春さんの手を振り払った。
そして、持っていた本を投げ飛ばし、書店を出ていった。

「あの。迷惑かけてすみません。私たちで片付けます。すみません。」

美春さんが言って、書店は元通りザワザワし始めた。

「ってことなの。」

これを若武に報告する。
みんな真剣に悩んでいるけど、小塚君が否定するように言う。

「でも、ただ泣いて、投げ飛ばして、出ていっただけだろ?事件とはちょっと違うんじゃないかな?」

確かに。
泣いて出ていっただけだから。
事件としては扱えないかな。

「アーヤ。その子たちの名前、言ってくれる?」

名前?
確か、4人いたけど。
真樹子と美春しか聞いてないな。

「真樹子って人と、美春って人。」

黒木君がどこかに電話する。
何か、分かったのかな?
ちょっとして、黒木君は帰ってきた。

「みんな。これは事件だ。」

え?

16:リリカ@恋歌◆JA:2017/03/18(土) 07:11 ID:T9M

面白い!実音子の作品、面白すぎ!

17:実音子◆72:2017/03/18(土) 08:32 ID:oG6

>>16
リリカ、ありがとう。
そんなに面白いって言ってくれて嬉しいよ!
でもでもっ!
リリカの作品の方が面白いじゃん!

>>15の続き更新〜♪

『君の瞳は知っている』#2

【ひなみside】

何なんでしょうか?
えっと、わたしは詩音ひなみです。
わたしは書店にいます。
新しい藤井美花子先生(←オリジナル)の作品が出たので買いに来ました。
真樹子と呼ばれた子、美春と呼ばれた子ですか。
リッカくんがいたら、事件の香りはするのでしょうか?
まあ、関わらないのがいいですよね。
わたしは、サッっと藤井美花子先生の作品を取って、レジに並びます。

「お次の方どうぞ〜」

行かなきゃ。
後ろの人に迷惑がかかってしまう。
一歩前に出すと、前の人の足が、わたしの足に当たってつまずきました。

「ああ〜!す、すみません〜!」

「いえいえ。大丈夫です。では、失礼します。」

優しい子だったな。
茶色のカワイイ髪の毛。
クリッっとした目。
笑ったときの笑み。

「あの、お客様?」

「あ、すみません!お願いします。」


「ってことがあったんですよ。」

ここは、図書館。
リッカくんと梅くんに、昨日の話をしました。

「で、ひなみさん。巻き込まれてないんですよね。」

「はい。大丈夫です。つまずきましたけど〜」

あの後、つまずいたわたしは、膝が少し青くなっていて。
今でも痛いです〜!

「ひなみん、梅。事件の香りがする。これ、救世主が現れそう。」

救世主、ですか?
この事件の手助けをしてくれる…
誰でしょう?

18:リリカ@恋歌◆JA:2017/03/18(土) 09:44 ID:T9M

ありがとう、実音子もガンバってね!

小説〜♪

午前9:20

私は、駅に向かった。

そう言えば、小塚君、時間言わなかったね。

聞かなかった私も悪いけど。

いなかったら、家に帰ろう。

駅のホーム

あっ!

あれはっ!

若武、小塚君、上杉君、黒木君!!

ってことは、私が遅刻!?

クルリと、若武がこちらをみる。

「アーヤ、遅いぞ!」

「ごめん!」

黒木君の横には、高校生くらいの茶髪のショートカットの女の子がいた。

私の視線に気づいて、

「あっ……藤原那柚良です。」

那柚良さんは、弱々しく笑う。

「黒木君、どんな依頼なの。」

黒木君は、笑って、

「那柚良からいいなよ。」

那柚良さんは、ちょっと目を伏せて。

「私の妹が、塾の帰りに消えたの。」

えっ!?

若武の目が、ギラギラと光る。

「どこの塾で?」

那柚良さんは、おどおどしながら、

「秀明ゼミナールです。」

ええっ!?

秀明!?

「確か、立花さん、だっけ?」

「はい、そうです。」

「立花さんと一緒のクラスだと言ってたけど。」

嘘!?

私と同じ!?

たくさんの偶然に驚く。

さすがの若武と上杉君、小塚君も目を見開く。

19:実音子◆72:2017/03/18(土) 13:13 ID:oG6

>>16
さすがリリカ!
めっちゃ面白いじゃん!
那柚良さん彩ちゃんと同じクラスだったの!?
彩ちゃん、さすが周りを見てない。

>>15の続き更新〜♪

【彩side】
「おい黒木っ!どんな事件なんだ!」

「真樹子って子以外、美春さん、優架さん、葵さんがいたと聞いた。俺の友達のお母さん、作家なんだ。書店関係あるかと思って、聞いてみた。その名前は、藤井美花子。」

藤井美花子?

「その、藤井美花子の息子が、俺の友達の、藤井健太。健太は、昔両親が離婚したそうだ。妹とも別れたって。」

藤井君、可愛そう。
小さい頃から両親が離婚して。
妹とも別れちゃうなんて。

「その妹の名前も、分からないって言っていたよ。」

藤井君、実の妹の名前も分からないんだ。
それじゃ、顔も分からないね。

「藤井は、大学1年。妹は高校3年から下だよな。」

まずは、妹を探さなきゃいけないのかな?
すると、上杉君が言う。

「でも、探しようがなくね?どうやって探すよ?名前も顔も分からないのに。」
確かにねえ、どこから探せば見つかるのよ。
その、藤井君の妹。

「それ、何とかして藤井美花子に接近するしかなくない?」

小塚君が言う。
確かに、今名前とかが出ているのは藤井君と藤井美花子だけだもんね。

「よし!じゃあ、健太を当たるのは、黒木。お前ひとりだ。美花子を当たるのは、俺と美門とアーヤ。上杉と小塚が藤井美花子が住んでいる場所を調べる。七鬼。お前はアプリ作りだ。」

あ、まだアプリ作り諦めないんだ。
って私、藤井美花子に接近!?

20:実音子◆72:2017/03/18(土) 13:15 ID:oG6

ごめん、間違えた。
>>16>>18
>>15>>17
ごめんなさい!


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