ナゾトキ姫と探偵チームKZ事件ノートのコラボ!!
ルール
•荒らし、悪口は、なし!&無視!
それでは、start!
【ナゾトキ姫は、知っている】
1 立花彩のモノローグ
KZと書いて、カッズと読む。
私の通う、秀明ゼミナールっていう、塾のカッコいいサッカーチーム。
体も鍛えないと受験に勝ち抜けないからという理由で、自分の塾の生徒達の中から希望者を集めて作ったの。
勉強もできて、スポーツもできるKZに、お母さん達も、お父さん達も、みんな夢中なの。
そのKZメンバーのうち、3人と私は、ひょんなことから、知り合いになった。
彼らの実態を知っていくうちに、私の憧れは、幻滅に変わり、もう最低にイヤなヤツらと思ったこともあった。
でも、そんな中から、本当に彼らの姿がだんだんと見えてきて、私は次第にみんなが好きになったの。
今、私と彼らは、アルバイトと称して、リサーチ事務所を作っている。
持ち込まれた事件を解決して、相談料を取るのよ。
私にとっては、これはとっても刺激的で、楽しいことなんだ。
そんなある日。
若武が、大声で、
「ライバル、現る!」
小塚君と、上杉君、黒木君は、呆れたように、ため息をつく。
「ほら、見ろ!」
ノートパソコンの画面を見せる。
ドキドキしながら、そこを見ると。
『図書館探偵団、相談掲示板』
シンプルな、相談掲示板。
「これが、どうかしたの。」
若武は、フフンと、自慢げに、
「このオレが見つけたんだぜ!」
自慢することかな…?
図書館探偵団side
「分かりました。」
私は、受話器を置きました。
私は、詩音ひなみ。
隣にいるのは、藤崎リッカ君と、梅崎仁君。
今の電話は、依頼です。
「ひなみん、誰?」
「はい。依頼者は。」
藤原那柚良さん。
高校生です。
事件は。
那柚良さんの、妹の那柚実さんが、塾の帰りに、消えたそうです。
時刻は、19:00。
那柚良さんが、いくら何でも遅いと思い、迎えに行くと、もう帰った後だったそうです。
「これは、消失事件ですね。」
梅君が、ニヤリと笑いました。
「梅君、これは真面目な話ですよ。」
梅君をたしなめながら、事件の場に、行くことにしました。