告白実行委員会

葉っぱ天国 > 二次創作 > スレ一覧キーワード▼下へ
13: アーヤ◆TQ:2017/04/25(火) 20:31 ID:11.

[告白予行練習]

>>5
1.告白

>>6-7
2.性別幼馴染み

>>9-10(前後編)
3.どうして俺なんだ!?

>>12の続き>>13です。
4.(気づく)

春樹と喋ってから少し物音の音が気になって、教室の中を見てもしかしてもちたとあかりが見ていたらヤバいって思った誰かに聞かれるってそう感じた。
だけど、優と美桜には見られたくない聞かれたくないって春樹も感じていたりする。

それで私は何の音が分かったんです。
春樹からメールがきて《咲兄が映画研究の部室で俺と夏樹が告白予行練習しているところみたらしい,それを虎太朗と雛が聞いたんだ少し来てくれるか?》
ヤバいじゃん,でもあの二人で良かったと思いながら走った。

「あっ!なっちゃん聞いたよ、春樹からコクられたけどそれってアレなんだよね告白予行練習でしょ?」
私は雛ちゃんから後半の小さい囁き声を聞いて虎太朗も頷きながら「うんうん」って手を組みながら言っていたら雛ちゃんと虎太朗が驚いた表情で私の顔を見た。

「どうしたの,雛ちゃんに虎太朗私の顔を見てどうしたの?」
私はキョトンとしながら雛ちゃんの慌てぶりを見ながら、虎太朗がため息1つ吐きながら誰に言うでもなく虎太朗は言う。

「気になるの?」
私は虎太朗の声に驚いた何が気になるって優に聞かれたことって思いながら伏せ目にしていると誰かの人影があった。
私に近くまで来ているのは、長身の人影だ。
「…………、何が?」
私は頭の上からする方向が優の声だったため驚いた,だから雛ちゃんが慌てるのも無理ないって思った。

「何を話していたんだよ夏樹達は?」
私は雛ちゃんの顔を見て目配を送った。
(雛ちゃんこの話優は気付いてないよね……)
私は雛ちゃんに伝えてから,雛ちゃんも頷きながら伝えてくれた。
(…たぶん、鋭いけどなっちゃんが知っている様にお兄ちゃんは鈍いため気づかないよ)
私は、そうなのかなって思いながら優が私の顔を見下ろして言う。

「なっ,何優!?」
私は春樹がこのバカ弟と優の妹の可愛い雛ちゃんに分かってくれる様に言ってあとは春樹にメールするだけだからね……って言っても何この優の視線は――。

「お前、6月に入ってから梅雨入りするって言うのに寒くねえのか?」
「……!!,えっうんそれに雨今日降らないって言っていることだしね」
私はそう言って春樹にメールを素早く送っている時にも、優が廊下を前に見ている同時も私は春樹にメール送信しておいた。

「でも,今日降らないって言わなかった様な気がするけどね。 お兄ちゃんも見たよね天気予報」
優は「確かに降るって言ってた」クールに雛ちゃんの言葉を返すけど、虎太朗は逆に言う。
「違うな、俺は晴れだとTVで言っていたぜ」
虎太朗が言ったら雛ちゃんはムキになって虎太朗に言う。

「虎太朗が言って当たったこと無いじゃん」
私は何でかなって思いながら雛ちゃんがどんどん大人びた女性になっている。
「ひでぇな,まあ良いや教室行くぞ雛」
「あっ、またねなっちゃん。 虎太朗待ってよね…もう」
二人は階段の方向で走って私と優から見えなくなってしまった。

優は虎太朗と雛ちゃんが見えなくなってからブレザーを私に羽織らせた。
「えっ!?,何急に!」
私は慌てて優の顔を見て気恥ずかしさを覚えはじめた。
「何って今さっき言った様に寒くねえのか? 風邪引いても知らないからな」
優のぬくもりが伝わって来て私が立ち止まっていると,先に行って歩く姿の優が振り返って言う。
「何立ち止まっているんだよ、置いてきぼりにするぞ」
私は大きく頷き優の背中を目掛けて走ってバシバシと私のグーの手で叩いた。

「痛っ,痛ぇよ夏樹」
「痛くなるまではしていませんから、べーだ!」
私は怒ったふりを見せ掛けてちらりと優の顔をみるけど、優はため息1つ溢した。
「怒っているふりは俺でも分かるからな、春樹も,もちたも分かるけど……もちたは微妙だな。 だけど大抵俺は夏樹の事は理解しているからな」
それって幼馴染み?
それとも恋心? 
どっちでもいいけど紅く染まった表情を見られたくないため私は走った。
「おい,夏樹お前俺を置いてきぼりにしているし」
「……ゴメン先に行くね…」
私は大きく優に聞こえる様に言った。
優はとにかくズルいって気付かされてしまう。


続きを読む 全部 <<前 次100> 最新30 ▲上へ
名前 メモ
画像お絵かき長文/一行モード自動更新