**アイカツスターズ** 〜恋愛小説その2〜

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1:せれな ルール:2017/11/30(木) 20:49 ID:PCU

〜ルール〜
•人の嫌がることはしない
•暴言は禁止
•匿名が付いている名前は禁止
•このスレには入っていない人が注意する際はまず入ること
•2日に一回は必ず来ること
みんなで楽しくやろうね♪

47:リアクター:2017/12/07(木) 17:52 ID:XTU

ごめんなさい。熱出しちゃって来れませんでした。せれなちゃん、本当にごめんね。

48:リアクター:2017/12/07(木) 17:53 ID:XTU

続き書きますね

49:リアクター:2017/12/07(木) 18:02 ID:XTU

す ゆめ、起きたのか?
ア ゆめちゃん、よかったー。心配したんですよ
ゆ っ!ぁっ〜〜<声が出ない!!歌の力が使えない、助けて》
ひ ゆめ、私の質問が合っていたら頷いて、

50:リアクター:2017/12/07(木) 18:10 ID:XTU

ひ 私たちの事分かる?
ゆ コク
ア アリアが考えている事もですか?
ゆ コク
す 俺の性格は?
ゆ ブンブン
ま 声が出ないの?
ゆ コク
夜 気を失う前力を使った?
ゆ ?

51:リアクター:2017/12/07(木) 18:20 ID:XTU

ゆ 〈そういえば使っていた気もする。気を失う前ネックレスが光って、〉
リ 取り敢えずホットレモネードを作ったので飲んで下さい。
柚 心が疲れた時には、甘い物飲むといいってリリエンヌもよく言うゾ、ゆめちゃんも飲んでみて?

52:リアクター:2017/12/07(木) 18:21 ID:XTU

せれなちゃん、パスだよ。遅れてごめん!

53:ユッキー:2017/12/07(木) 19:18 ID:qwM

おひさです
来週のアイカツスターズゆめロラかな
楽しみ

54:リアクター:2017/12/07(木) 19:35 ID:XTU

今週見れなかった、残念です

55:リアクター:2017/12/07(木) 19:41 ID:XTU

《いつかシンデレラが》のパロいきます。
望ゆめすばる、的な

56:リアクター:2017/12/07(木) 19:48 ID:XTU

す ♪〜ったく誰だよ!もしもし?
ゆ グス、ヒック、す、すばる君、私駄目かも、
す って、ゆめ!何があったんだよ。取り敢えず俺のとこに来い!
ゆ うん。

57:リアクター:2017/12/07(木) 19:55 ID:XTU

す (また喧嘩だな、)
ピンポーン
す お帰り、
ゆ うん。
す (今だけは、お前の綺麗な涙を拭うのは、俺で居させてくれ)

58:ユッキー:2017/12/07(木) 22:12 ID:qwM

なんか新作書きます

59:ユッキー:2017/12/07(木) 22:23 ID:qwM

彼女は猫のようで
上品で
特有のかわいさを持っている
そう彼女の名前は
早乙女あこだ
今日たまたまあこを見かけて、声をかけようとしたとき
「あこちゃ〜〜〜ん」
そう大声で言った後早乙女を抱きしめたのは
あこの天敵?の花園キララだ
「キ〜ラ〜ラ〜」
少し怒った口調で言ったあこに対して
「ごっめ〜んあこちゃんに会いた過ぎて抱きしめちゃった♪キララン」
あこは満更でもなさそうだ

60:ユッキー:2017/12/07(木) 22:25 ID:qwM

時間がなくてここだけ書きました
ごめんなさい
これは、かなたくんとキララに振り回されるあこちゃんのお話です

61:匿名さん:2017/12/07(木) 22:41 ID:EFU

たっだいまーー!!!
テスト終わったー!テストの復習も終わった!
ついに自由になった!!!(੭ु╹▽╹)੭ु
今日のアイカツスターズのお話が一年前のゆめちゃんからどれだけ成長してるか分かる回で、泣きそうになっちゃった………笑笑
一年前の今回は不思議な力に困ってた所をひめ先輩に助けてもらった回だったけど、今日のお話はセルフプロデュースを知らない子たちに自分の事を置いておいて助けてあげるゆめちゃんがすごくすごく良かった……!。・°°・(>_<)・°°・。

62:匿名さん:2017/12/07(木) 22:42 ID:EFU

それに、今日のタイトルは“輝きを渡そう”だったけど、それはMUSIC of DREAM!!!のサビの『ひたむきな強さで輝きを渡そう』ってフレーズで凄かった……!
そして次回、ローラが泣いてた“涙の数だけ”って、MUSIC of DREAM!!!2番のローラの歌唱パートの、『あぁー…… やりきれない日もあるさ 頑張る事は楽しいけど 綺麗な夢に疲れたなら思い切り声を上げて泣いてみようよ』ってフレーズのオマージュだと思うんだ!
って考えると私、次回見ると泣いちゃいそう……!!

63:せれな:2017/12/07(木) 22:42 ID:EFU

あー!せれなです!匿名になってました!

64:せれな:2017/12/07(木) 22:43 ID:EFU

それに、星のツバサ第5弾をやってきたんだけど、MUSIC of DREAM!!!の最高難易度の一緒に踊ってくれる人がローラだったよ!
難しくてフルコンボできなかった……笑笑

65:せれな:2017/12/07(木) 22:44 ID:EFU

ローラが太陽のドレスを着てた!
太陽のドレスチャレンジクリアしてゲットしたエターナルレインボーコーデ使っててよかった!

66:せれな:2017/12/07(木) 22:45 ID:EFU

でも、エルザ様の太陽のドレスチャレンジはルーレット当たらなかった……。(ㆀ˘・з・˘)

67:せれな:2017/12/07(木) 22:46 ID:EFU

長々とごめんね!
でも、完全復帰したよ!バンバン続き書いていきますね!!

68:せれな:2017/12/07(木) 22:48 ID:EFU

リアちゃんバトン受け取ったよ!
多分明日になっちゃいそう。ごめんなさい……!

69:ユッキー:2017/12/08(金) 14:38 ID:qwM

続き書きます

70:リアクター:2017/12/08(金) 17:28 ID:XTU

せれなちゃん、お疲れさま!
私は今日実力テストだったよ。

71:リアクター:2017/12/08(金) 17:33 ID:XTU

あと日曜本番だから来れないかも、ごめんなさい

72:匿名さん:2017/12/09(土) 23:55 ID:EVc

久しぶり〜
あとおやすみ🌙

73:仁愛◆Xk:2017/12/10(日) 08:50 ID:U9w

いれてくださいv(^_^v)♪

74:匿名さん:2017/12/10(日) 10:59 ID:EVc

全然いいよ〜^_^
私、愛花です
これからよろしくね🎶

75:ハル 「なの」&:2017/12/10(日) 12:15 ID:I66

久しぶり😃✨⤴

76:ハル 「なの」&:2017/12/10(日) 12:16 ID:I66

えっと、私は、はるです❗👊😆🎵
ため口オケ❤
よろしくネ〜🌠

77:ハル 「なの」&:2017/12/10(日) 12:17 ID:I66

呼び捨てもいいよ〜🌠

78:匿名さん:2017/12/10(日) 17:26 ID:EVc

ハルちゃん久しぶり〜

79:せれな:2017/12/10(日) 17:48 ID:EFU

せれなです!
全然楽に話してくれて大丈夫ですよ〜♪
仁愛ちゃん、よろしくね!

80:せれな:2017/12/10(日) 17:50 ID:EFU

お久しぶりです♪
ちょっとテストが終わって遊びに行ってました。
おかげさまでリレー小説止めてしまいました……。
本当にごめんなさい!
テスト後初の小説なので、リレーの感覚がなくなってるのと、レベルが下がってしまっています。
なのでリレー小説なのに長々となってますが、そこはどうか許して欲しいです……!

81:せれな:2017/12/10(日) 17:51 ID:EFU

この国は一方通行じゃなくて、円状になっているから劇の街から歌の街まで帰る事は簡単。

なので、柊さんに言った通り、5日以内に帰る事をなんとかみんなに紙に書いて伝えた。

鏡を使って自分の瞳を何度も見たのに、力が増える感じはないし、それどころか、さっきまで使えていた他の力まで使えなくなっていた。

両手ですくった水が、手の隙間から少しずつ溢れる感じ。

思考を読んでも所々にノイズが入るし、過去を見ても重要な部分ははっきりと見えないし、感情を理解しようとしても何となくしかわからない。

そして、相手の性格は全くもって認知できなくなった。

鏡の前にいる私の瞳の色は、少しずつお兄ちゃん達と同じ蒼色になっていく。

紅色の瞳が、その力を示していなら、今の私は無力だ。

無個性と馬鹿にされていた頃と微塵も変わらない。

もしかしたら、歌う事のできない私は昔よりも無個性かもしれない。

世界救済に王手をかけたはずだったのに、一瞬にして世界破滅に王手をかけられてしまった。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

す『やっぱり、俺たちが無茶させすぎたのか……?』

ひ『うん。急に他の街に連れ出したりして、肉体的にも精神的にも疲労が溜まっていたのかもしれない。』

ゆめの家族の人達にあこが貸した部屋。

そこで話されていた事は、非情にもゆめの事が淡々と話されていた。

ア『だから、勝手にあの力を使っちゃったのです?』

あの力?

ゆめの事は何も解らない。

考えている事も、過去も未来も、感情も。

それが、アリアの言う“あの力”と関係があるなら?

す『もしかしたらな……。』

ひ『やっぱり、ゆめには重すぎたのかしら……』

す『世界を救うなんて、まだ14にもなってない少女に課せられるものじゃない……』

“世界を救う”

その言葉を聞いた途端、耐えられないとばかりにあこが扉を開ける。

82:せれな:2017/12/10(日) 17:52 ID:EFU

あ「世界を救う!それは一体どういうことですの!?」

ハ「そんな話、ハルカ聞いてないよ……!」

真「教えて下さい!ゆめに今一体何が起きているんですか!?」

知りたい。

彼女の謎が、力が、正体が。

小「このまま!ゆめちゃんが苦しんでいるのに何もできないなんて嫌なんです!」

す「盗み聞きなんて、仮にも賢者であるお前達がすることか?」

『お前達とゆめは違うんだ。できるなら、俺が変わりたいくらいに……』

見下すような目線で、ゆめのお兄さんはそう言った。

あ&ハ「っ……!」

ひ「そうよ……。これは、貴女達に背負えるものなんかじゃないの……」

言いづらそうに、下を向いてゆめのお姉さんはそう言った。

『ゆめの瞳には一体何が映っていて、何を考えているのか。それだけでも理解できれば、もう少しはゆめのために何かできるはずなのに。』

ゆめとは違って、お兄さんもお姉さんも思考が読める。

だけど、物事の真髄を全くもって考えていない。

小「だったら!教えてくれるだけでもいいんです!あの力って一体何なんですか!」

真「賢者の位なんて要りません!たった1人の友達としてゆめを救いたいんです!」

あの時聞いたゆめの歌は、私の世界を変えてくれた。

鳥肌が立つぐらいに、歌の素晴らしさを知らされた。

美の概念に溺れていた私を救ってくれたゆめを、救ってあげたい。

だけど、それは許されなかった。

ア「……だったら、こんな事は言いたくありませんが、余計に手を引いて欲しいです……。」

『これ以上、ゆめちゃんの事は探らないで欲しいです。』

いつもなら明るく振る舞うはずのアリアに、ここまで 言わせてしまう。

す「……言いたくはないが、これから先はゆめの命に関わる話になる。下手したら明日にも死んでしまうかもしれない。」

『だからこそ、認識外での力の暴発は防ぎたい。』

その言葉を聞いたのか、誰かがコップを落とした音がした。

その人物は、すぐにこっちに来て私達の後ろに立った。

83:せれな:2017/12/10(日) 17:52 ID:EFU

ア「……ちゃん!瞳の色が……!!」

ひ「まさかっ……!」

す「まじかよ……。ここに来て、そんな事があるのかよ……!」

私達の後ろにいたのは話、ついさっきまで題になっていたゆめだった。

あこに着させられたパジャマを着た、私達から見れば至って普通のゆめ。

だけど、ひとつだけ違うものがあるらしい。

それは、瞳の色。

『まさか、力がなくなったの……?』

『やっと、ゆめを救える所まで来たのに……!』

『ゆめちゃん、瞳の色が、私達と同じ蒼色に……。』

そんなゆめの思考は、簡単に読む事が出来た。

『やっぱり、私なんかに――の力は扱えないんだ……』

小「えっ……?ゆめちゃん、今なんて……?」

ゆ「……?」

ハ「ゆめっち、どうしてそこまでするの……?」

あ「納得の一点張り……!貴女は、これでいいんですか!?」

それぞれ、ノイズ混じりではあるけどゆめの事がわかる。

ゆめの過去、ゆめの思考、ゆめの感情。

蒼色のゆめは、普通の人間と一緒だった。

だけど、重要なところが読めない。

『――の力』

そのノイズに当てはまる言葉は、一体何なのか?

そんなゆったりとした思考も、とある発言で取り消される。

す「ゆめの性格が、次々と上書きされていく……!」

『えっ……?』

声の出せないゆめは、考える事で返事をする。

きっと、私と小春が思考を読めるとわかっているから。

ひ「おかしい……、こんな事、人間に起こせていい事じゃい!」

『私、何か変なの?』

ア「ゆめちゃん、何があったんですか?」

『何って、倒れてから何もしてないよ?』

ハ「……!ゆめっちの過去がバラバラになってくよ……!」

す「過去が、バラバラに……?!」

あ「感情が……無……?」

次々とゆめの事がわからなくなる。

小「だめ!ゆめちゃんの考えてる事が読み切れない!」

『待って……!私、どうなっちゃうの!?』

それが私の読み取れた最後の言葉。

真「っ……!何これ!」

そこからは、とてつもない情報量がゆめの思考を埋め尽くして、こっちの思考を止める。

ア「………?そんな性格、見たことないです…よ……?」

ひ「これが、死相なの?」

振り向いて、ゆめのお兄さん達の思考を読む。

す「性格が、死……?」

全員「!?」

真「性格が死って、それって……!」

ゆめはこのまま死んじゃうんですか!?

そう言う前に、ゆめはどこかに駆け出してしまった。

ひ「ゆめ!待って!」

ア「ゆめちゃん!体が完全に治ったわけじゃないのにそんなに動いたらだめです!」

す「くっ……!」

ひ「ちょっと!すばる!」

ゆめのお兄さんが、ゆめを追いかける。

す「すぐに連れ帰ってくる!」

思考が読み取れなくて、過去がバラバラで、感情が無で、性格が死。

ゆめはこの先、どうなるの……?

84:せれな:2017/12/10(日) 17:53 ID:EFU

ゆ「はぁ……、はぁ……、」

どこまで来たんだろう。

木の根っこに引っかかって転んでしまった。

何度も転んで、体は傷だらけ。

だけど、こんなの死ぬよりも全然マシ。

ゆ「もう、こんなの嫌だよ……!」

何時間経ったのかな?

気がつくと声が出るようになっていた。

もうすっかり夜になってる。

?「ごきげんよう、虹野ゆめ。」

ゆ「だ……れ?」

ローラとは違う赤い髪の毛の少女。

きっと私と同い年ぐらい。

?「私はエルザフォルテ。まぁ今は桜庭の姓を名乗った方が正しいのかもしれないのかしら?」

ロ「見つけた!どこ行ってたのよエルザ!」

ゆ「ローラ?」

じゃあ、もう歌の街まで帰って来てたんだ。

エ「どこって、桜庭の探していた雪乃ホタルの末裔を探してるのよ。」

雪乃ホタルの末裔?

ロ「もうそんな事しなくていいって言ったでしょ!?」

エ「そうね。もう見つけたもの。必要ないわ。」

ロ「はぁ?何言ってんのよ?」

エ「何でもないわ。貴女の友達、こんな所で傷だらけなのは知ってるかしら?」

ロ「私に、友達なんか……!」

−−−私たち、友達だよ!

ある夜、一人で迷子になっていた時、ローラと出会った。

その日から毎日、夜の間だけこっそり遊んでいた。

昼間は外の人間と関わっちゃダメとローラは言われているから。

けど、やっぱり私なんか友達でもなかったんだね。

エ「なら、ここにいる虹野ゆめはこのままでいいかしら?」

ロ「ゆめ……?」

エ「さぁ、帰るわよ?」

ロ「待って!」

手に持っていた懐中電灯を使って、こっちを照らす。

ロ「ゆめ……!ちょっと!大丈夫なの!?」

ゆ「う、うん……。」

ローラが心配そうに私に駆け寄ってくる。

エ「あら?貴女には友達なんて一人もいないはずじゃなかったのかしら?」

ロ「えぇ。友達なんかいないわよ。」

エ「なら、虹野ゆめを助けるのは不自然よ?」

ロ「そうね。だって、もうゆめは私の親友だもの。友達なんかじゃないわよ。」

ゆ「………!!」

エ「そう……。なら私は先に帰って手当の準備でもしておくわ。」

ロ「頼んだわよ!」

また、誰かに助けられてしまった。

私がやらなきゃいけない事なのに、助けられてばかり。

私なんかじゃ世界を救うなんて到底できる事じゃない。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

執事A「お帰りなさいませ、エルザお嬢様。」

エ「とりあえず怪我人が来るわ。手当の準備をしておいて。」

A「かしこまりました。直ちに。」

エ「それから、お義父様を読んで頂戴。」

A「承知致しました。」

虹野ゆめ

雪乃ホタルの最後の末裔

彼女は危険すぎる。

はっきりと読み取れない性格の中に死という文字が見えた。

彼女の意識は既に現界と異界を彷徨っている。

あの肉体はあくまで依り代。

早く戻さなければ、待たなくとも死んでしまう。

85:せれな:2017/12/10(日) 17:54 ID:EFU

ローラのお家は真昼ちゃんの家よりも数倍大きくて、なんというか凄かった。

執事さん、メイドさんが沢山いて本物のお金持ちって感じ。

ローラの家に着くと急いで手当てされた。

ちょっと消毒液が痛かったかも。

そのあと、夜ご飯をご馳走になって、ローラには“泊まっていけば?”と言われたけど、流石にそれは迷惑だから家に帰った。

ゆ「えっ……?」

そしたら、そこには私がいた。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ロ「ゆめが、雪乃の末裔……?」

エ「えぇ。そして、彼女の命は危険な状態よ。」

ゆめが帰った後、エルザから衝撃的なことを話された。

ロ「そんなの、嘘に決まってる!」

エ「嘘じゃないわ。私だってできるものなら助けてあげたいわよ。」

ロ「えっ……?」

『私の言葉が信じられないなんて、結構なことね。』

エルザなら絶対こういうと思ってた。

そして、その事も嘘だって分かる。

だけど、エルザの口から出たのは予想外の言葉。

ロ「っていうか!なんでゆめを助けるのよ!貴女達フォルテの家系は、雪乃を憎んでいたんじゃないの!?」

エ「そんなの表向きだけよ。それに、貴女だって雪乃ホタルが悪くない事ぐらい知っているのでしょう?」

ロ「それはっ……!」

飛び抜けた才能を持っていた雪乃ホタルは、次期賢者になるだろうと言われていた2大当主を打ち破って賢者となった。

そして、彼女は今までにないやり方でこの街を活性化させ、更には他の街にも大きな影響を与えたという。

まだ街を仕切る壁がなかった時代。

国の中央にある祭壇で四人の賢者が神を楽しませる遊戯を行なっていた。

そんな夢のような話は束の間。

あっという間に街は滅ぼされ、全くもって悪くもない雪乃ホタルがこの街の滅びの要因とされてしまった。

だから、桜庭はそんな雪乃の保護を命じていた。

だけど、雪乃の血を引くものは現れず、それどころか雪乃を滅ぼすと言っていたフォルテ家を引き入れてしまった。

エ「私たちだってやろうとしていた事は貴女達桜庭と変わらない。」

ロ「そんな事、信じるとでも思ってるの!?」

エ「ただ、両家が探しているとなるとどちらも安心感を持ってしまう。だから闘争心を使って一刻も早く雪乃ホタルを探すのが真の目的だった。」

ロ「っ……!」

エ「あんな宿命を背負った人間を、放っておけるわけないでしょう?」

エルザは立ち上がると、夜空を見上げる

エ「完璧なんて、所詮そんなもの理想でしかない。だからこそ、私はその理想を叶えたいのよ。」

それは、エルザの口から出た、意外なセリフだった。

エ「過去の栄光に縋って、自分なんて押し殺して、私は何がしたかったのかしら……。」

口元は笑っているのに、エルザの頬には雫が伝う。

ロ「そんなの、私だって一緒よ。ただ、エルザとは逆だったけど、その気持ち、凄くわかる。」

自分の決めた道にしか進めないと勝手に勘違いして、大好きだった家の誇りなんて知らんぷり。

エ「だからこそ、その両方の意思を良い意味で継いでいた雪乃ホタルに憧れていたのかもしれないわね。」

エルザの横に立ち、一緒に夜空を見上げる。

ロ「急に訪れるようになった夜も、風も、生き物も、きっと誰かが救ってくれたんだよね。」

エ「だからこそ、私達のどちらかが賢者となって、この世界を救う必要があるのよ。」

ロ「……そうね。」

そう誓い直した途端、街の外れから光が生まれる。

ロ「なっ、何あれ!?」

エ「そんなこと言われてもわからないわよ!」

その光はどんどん強くなって、思わず目をつぶってしまう。

86:せれな:2017/12/10(日) 17:54 ID:EFU

ひ「すばるっ!ゆめは!?」

す「………」

無言で首を横に振る。

劇の街を走って探し回った。

だけど、ゆめを見つける事はできなかった。

全員「!?」

奏「全部見回ったのか?」

す「行った!見落とすわけないだろ!」

朝「すれ違った可能性は?」

す「それを考えて何回も回った!」

望「そうなったら、他の街に行ったのかもしれないね……」

す「ゆめにそんな体力ねぇよ!」

ア「隠れられそうな場所、全部見ましたか?」

す「あいつならって場所全部見た!」

どこに行ったんだよ!

本当に、死んじまったのかよ!?

ひ「次は私が探しに!」

あの時、あそこまで言わなかったらもしかしたらこんな事にはならなかったかもしれない。

夜「待ってひめ!もう夜よ!?」

ひ「歌の街に夜なんてない!一日中起きてるなんて慣れてるの!」

柚「ひめちゃん!まずは落ち着かないと先が見えないゾ!」

翼「そうだひめ!これだけ探していないなら向こうから帰ってくるのを待つ方がいい!」

ひ「っ………!」

全員が待つ事しか出来ない。

す「くそっ!」

思わず壁を殴ってしまう。

その瞬間、街の外れから眩い光が。

その光は、あっという間に強くなり、このまま目を開けていたら失明してしまいそうで……

87:せれな:2017/12/10(日) 17:55 ID:EFU

ゆ「私……?」

?「うーん。その認識で間違いじゃないのだけれど、できれば違う反応が欲しかったかしら?」

この喋り方、柊さんの記憶で見たことがある。

優しくて、暖かくて。

ゆ「その喋り方……、椿さん?」

?「正解!よくわかったじゃない!」

そう言うと、楽しそうに家の中を歩き回る。

ゆ「でも、どうして私の姿でそこにいるんですか?」

椿「そんなの簡単よ。こうするため。」

ゆ「っ……!」

椿さんが私の瞳を見つめる。

その瞬間、感じたことのある熱が生まれる。

そういえば、椿さんがなっている私の姿は瞳が紅い。

椿「どう?私のことが見える?」

ゆ「へ……?」

思わず瞬きをする。

すると、そこには私と同じくらいの身長の、綺麗な金髪の赤い瞳を持った人形のような人がいた。

椿「どうにも歌の賢者って金髪で紅目が多いのよね……。」

ゆ「ご、ごめんなさい……。」

椿「貴女が謝ることじゃないでしょ?けど、これでやっと貴女に全てを託すことができる。」

ゆ「………?」

椿「貴女に、賢者の証を授ける。もう、その力に苦しまなくていいように、神格を持った椿として貴女に授けなきゃいけないものよ。」

ゆ「じゃあ、私は本当に賢者になるんですか?」

椿「そうよ。嫌?それなら気合入ってる桜庭ローラちゃんとかエルザフォルテちゃんとかにあげちゃおうかしら……?」

ゆ「そんな!嫌なわけないじゃないですか!私はこの力でみんなに恩返しがしたいんです!」

椿「なら、少しだけ耐えてくれる?」

ゆ「耐える……?」

椿「こんな事するの25年ぶりだから上手くできるかわからないし、ちょっと派手にやっちゃおうかしら!」

ゆ「えっ!?ちょっと!痛いのは嫌ですよ!?」

椿「ううん。演出の話。どうせならどこの街でもわかるようにっと!」

ゆ「えっ!?えっ!?」

椿「さぁ、目を瞑って?ちょっと眩しいから!」

ゆ「まっ、眩しい……?」

椿「ほら〜!早く〜!!」

ゆ「はっ、はいっ!」

リビングの中央で目を瞑る。

すると、椿さんが私のおでこに手を当てる。

椿「我が名は椿!創造と破壊の神に仕える歌の申し子!」

ゆっくりと風が起きる。

楸さんがあの時唱えた呪文のようなものを椿さんも唱える。

それによって微小な光が生まれる。

椿「この地に眠る魔力を持って、新たなる賢者に神格を授ける!」

私の周りには暖かな風が吹く。

その風は、少しずつ私の体の中に入ってくる。

力が漲る。

この街で起きたことが、少しずつ私の記憶に上書きされていく。

椿「担い手はここにあり!春を待つこの地で歌い続ける!」

寒かったはずの夜が、少しずつ暖かくなる。

それは、椿さんの言った魔力のせいなのか、それとも別のものなのか。

椿「無数に咲き誇るこの花園で、歌の賢者はその目を覚まさん!」

目を瞑っているはずなのに、少しずつ眩しくなっていく。

意識はあるのに、私の記憶がない。

椿「――――――――――!」

最後の言葉。

椿さんがなんて言っているか、よく分からなかった。

椿「……はぁ。やっぱり慣れないわね、こういうのは。ゆめちゃん、目開けて大丈夫よ?」

その前に深呼吸。

すると、不思議な匂いがした。

甘い、太陽のような匂い。

眼を開けるとニコニコと笑顔な椿さんがいる。

椿「いやぁ〜!様になるわね!」

ゆ「なにか、変わりましたか?」

椿「別に?だけど、神様たちからすれば、ゆめちゃんがどれだけ成長したかわかるのよ。」

ゆ「成長?」

私が、成長してる?

椿「まぁ、それはまた明日感じて?とりあえず今日は寝ましょ!」

そういった椿さんは、迷わず私の部屋に走っていく。

ゆ「あっ!ちょっとまってください!私寝れなくなっちゃうじゃないですか!」

椿「じゃあ競争!先に部屋についた方があのベットで寝れる!」

ゆ「そんなぁー!っていうか、スタート地点が違いますー!」

椿「楽しければいいの!ほら!早くしないと私が使っちゃうわよー!」

ゆ「絶対負けませんからねー!」

88:せれな:2017/12/10(日) 17:56 ID:EFU

ロ「なっ!なんだったのよ!アレ!」

エ「私にも分からないわ。」

ロ「よくそんなに落ち着いてられるわね……」

エ「そんなことは今はいいの。街をよく見なさい?」

ロ「街……?」

エ「どうやら、私達は出る幕ないみたいよ?」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

真「なっ、何!?」

あ「わかりまん!ただ、閃光が起きたとしか!」

ハ「ハルカ、目がチカチカする〜」

小「あっちって、歌の街、だよね?」

夜「えぇ……。」

奏「っ……!?」

翼「どうしたんだ、奏!?」

ア「これって、花びら……?」

朝「うそっ!?花?!」

望「そんなわけないだろ……。」

リ「いえ。確かにこれは、本の通りなら花弁です。」

ひ「花びら……じゃあ……」

す「ゆめ、今お前に一体何が起こっているんだ……?」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

その夜、全ての街で閃光を確認した。

光が消えるとそこには無数の花弁が待っていたという。

そして、歌の街は25年前と同じ花園と化したのだった。

89:せれな:2017/12/10(日) 17:57 ID:EFU

ゆ「椿さん!起きてください!もう朝ですよー!」

椿「ん〜……。あと10分。」

結局は私のベットで寝た椿さん。

私は仕方なくアリアのベットを使った。

ゆ「5分増えてるじゃないですか!っていうか、早く起きてください!朝ごはん無しにしますよ!?」

私からは別人に見えているけど、他人からは自分自信に話しかけてるようにしか見えないようなので、早く起きてその魔法を解いてもらう。

椿「別に食べなくてもいいし……」

ゆ「むー!!そういう問題じゃないです!今日はやる事があるんですよね?!」

椿「………」

ゆ「白さん呼びますよ!?」

椿「それはダメっ!痛いもん!」

凄い勢いで起きた。

まるでお兄ちゃんが来るとなった時の私みたい。

ゆ「せめて私に見える魔法といてもらえます?」

椿「いや。この姿可愛いじゃない♪」

ゆ「白さ……」

椿「わかったわかった!!すぐ解きます!」

ゆ「はぁ……。やっと安心できます……。」

一応相手は神様だし、気を抜いて普通に喋っちゃったらまずいよね……?

椿「でも、いいの?」

ゆ「ふぇ…?」

椿「私がこの幻影解いたら、ゆめちゃんは1人で話してることになっちゃうのよ?」

ゆ「私は椿さんの考えてる事わかりますし、椿さんも私の考えてることわかるんですよね?」

っていうか、わざわざそんな事しないで、その姿で見えるようになればいいじゃないですか……。

椿「まぁ、そうだけどさ……」

ゆ「なら結構です!」

椿「私が嫌なのぉ!お願い!」

ゆ「そ、そんな事言われても……。」

別に話すのはいいけど、周りから心配されるのが嫌だから。

椿「だって、私この自分の姿嫌いだもの。なんかお姫様みたいで嫌いなの。」

ゆ「なっ……!?」

この人、自分で言ったぁぁぁ!!

椿「だって周りからよく言われるから。」

ゆ「私の考えてる事読むなら、もう喋りませんよ!?」

90:せれな:2017/12/10(日) 17:58 ID:EFU

椿「じゃあ私はずーっとゆめちゃんが照れるような事でも言ってようかな〜。」

私が照れる事?

椿「例えば、お兄ちゃんが大好き!とか?」

ゆ「なっ!そんなわけ!!」

椿「もう喋っちゃった♪」

ゆ「あっ……」

よし、もう黙ってよう。

椿「私のラーメン勝手に食べたの、実はちょっと嬉しかったんだ。」

ゆ「ちょっ!そんな事思ってませんっ!」

椿「ゆめちゃんって、意外とこういうの苦手?」

ゆ「苦手です!今知りましたっ!」

椿「じゃあ悲しくなったら話しかけるわね♪」

ゆ「……別に、話し相手にはなりますけど、人がいない時にして下さいね?」

椿「やったぁ〜!!」

この人、意外と幼いのかな?

なんて考えてることも全部読まれちゃってるんだろうけど……。

椿「大丈夫、聞かなかった事にしてあげる!」

ゆ「っていうか!椿さんも結構失礼な事考えてますよね!?」

椿「ゆめちゃんがチョロいから簡単におもちゃになるだなんて、微塵も考えてないわよ?」

ゆ「わざわざ心の声を口に出さないで下さい!」

全くもう!!

椿「……けど、私はゆめちゃんに出会えてちょっと嬉しかも。」

ゆ「えっ……?」

椿「だって、自分のことを包み隠さず理解してくれる相手に出会えたんだから。」

『ゆめちゃんは、私と違って不老不死じゃないからこの時間はずっと続くわけじゃないんだけどね……』

そう……。

椿さんはこれからもずっとこの街で、新しい賢者に力を移し替えなきゃいけない。

私はその1人であって、この力が無くなったら椿さんとの関係も途切れてしまう。

ゆ「……私も、心置きなく話せる相手がいるのはとっても嬉しいです!まぁ、椿さんは神様だから敬語を使わないといけないって面もありますけどね……」

椿「そうね……。」

ゆ「だから!椿さんは私といる間は愉快な発想でいて下さいね?私も、もうこんなこと考えないように努力しますから!」

椿「っ……。わかった。じゃあ、私からも条件!敬語禁止!」

ゆ「うぇっ!?本気ですか!?」

椿「私が良ければいいの。ほら、私の事呼び捨てにして見なさい?」

ゆ「………じゃあ、どっちがいいですか?」

91:せれな:2017/12/10(日) 17:58 ID:EFU

椿さんには、きちんと名前があるんだよね。

その名前で呼んだ方がいいのかな?

椿「えっ……?」

ゆ「……?」

椿「私の名前、わかるの……?」

ゆ「もっちろん!椿さんの過去なんてとっくに見ましたよ!」

椿「なら、椿の方で呼んでほしいな。」

ゆ「どうしてですか?」

椿「自分の名前ぐらい、自分で思い出したいじゃない!」

それは、無理な話です。

神様は、それを不可能にしたんだから。

ゆ「う〜ん。仕方ないですね!じゃあ、椿!早く起きて!」

椿「起きてるじゃん!」

ゆ「布団から出て!置いてくよ!?」

椿「そういうゆめだって着替えてないしん!」

ゆ「そういう事はいいから!早く!」

例えそれが、貴女の中では一瞬だとしても。

ずっと一緒ですよ。

92:せれな:2017/12/10(日) 17:58 ID:EFU

その人物は、突然やってきた。

劇の役人A「賢者様!賢者様の知人を名乗る怪しい人物が賢者様に会いたいと門の前に来たので、応接間まで送っておきました!」

あ「変な人……?」

A「応接間に待たせている間、ずっと1人で話しています!」

あ「……本気ですの?」

A「はい!」

あ「はぁ……。わかりましたわ。すぐに向かいます。朝食には遅れると客人方に伝えて下さい。」

A「御意!」

返事をすると、役人は行ってしまった。

あ「全く、こんな朝から変人の相手だなんて、やめてほしいですわ……。」

こちらはゆめがいなくなって焦っていますのに、ハルカ☆ルカのような変人は困ります。

渋々、寝起きの目を擦りながらその客人が全く応接間まで出向く。

こんな事、賢者のすることではないのでは?

応接間に近づくにつれて、たしかに声が聞こえる。

?『もー!なんで椿はすぐにそういうこと言うの!?』

数秒の沈黙。

?『ちっ!違うって言ってるでしょ!?』

あ「これは重症ですわ……」

けれど、どこかで聞き覚えのある声。

?『もうあこちゃん来ちゃったじゃん!ちょっとだけ話しかけないでね!!』

そして急に黙り込んでしまう。

あ「はぁ……。」

嫌々ノックをする

?「はーい!」

あ「失礼します。」

?「やっと会えたー!」

すると、その変人と言われた少女は飛びついて来た。

あ「ゆ、ゆめ……?」

ゆ「どう!私の感情読める!?」

そう自身満々に言う彼女の瞳の色は、初めて会った時よりも紅色に染まっていた気がした。

そして、案の定感情は読めなかった。

あ「……お手上げですわ。まったくもって貴女の感情が読めません。」

ゆ「やった!じゃあ完全に力が戻ってる!」

また、力という単語を聞いた。

その力は、一体何者で、何が彼女をここまで困らせるのか。

ゆ「まぁ、普通に考えたら当たり前かな……?」

あ「ゆめ。」

これは、彼女の口から聞かなくてはならないことだ。

あ「“力”というのは、一体なんですの?」

その言葉を聞いたゆめは、キョトンとして

ゆ「あれ?お兄ちゃん達、話してくれなかったの?」

と言った。

ゆ「うーん……。お兄ちゃんは私の事を探してて、お姉ちゃん達は何も言わなかったんだ……。ふーん。」

あ「なっ、何を言っているんですの?」

ゆ「いや、あこちゃんの過去をちょっと覗いただけだよ?」

あ「そっ、そういうのは許可を取ってからやって下さいまし!!」

ゆ「ごめんね!それはそうと、私もお腹すいたなー。一緒に食べていい?」

あ「えぇ。そのかわり、1人で会話するのはやめてもらえます?」

ゆ「そ、そんな事してた……?」

しらばっくれるの、下手くそですの?

ゆ「べっ、別にしらばっくれてるわけなんかじゃないよ?」

あ「なぁ!また私の感情を読みましたわね!」

ゆ「だって見えちゃうんだもん!」

93:せれな:2017/12/10(日) 17:59 ID:EFU

ゆ「たっだいまぁ!」

全員「!?」

あこちゃんに連れられ、みんなが待つリビングへ。

そこには目を見開いたお兄ちゃん達がいた。

す「おい、ゆめ!お前どこ行ってたんだよ!?」

ゆ「劇の街を走り回ったら、迷子になっちゃって……。」

ア「ゆめちゃん、瞳の色が……。」

ゆ「そう!治ったんだ!この力!」

ひ「っ……!じゃあ、また力を使ったら……!?」

ゆ「だいしょーぶ!もう心配いらないよ!」

椿「なんせ私がちゃんとやったもんねー!」

って言っても、聞こえてるのは私だけだよ?

椿「知ってるって!?」

真「ねぇゆめ!力ってなんなの!?教えてよ!」

そう訴える真昼ちゃんの後ろには、不満顔な楸さんがいた。

楸さんだけじゃない。

榎さんも、柊さんもいる。

見えているのは私と椿さんだけ。

なぜ不満顔なのかというと、

柊「なぜその姿でおる?」

本来の姿は、他人には見せたらいけないらしい。

椿「だめ?」

楸「恥ずかしくないの?」

椿「だって、その格好ださいじゃん。」

榎「服はどうしたのー?」

椿「ゆめに借りたのよ!」

なんて呑気?な会話をしている。

す「それは、ゆめがちゃんと使いこなせるようになってなったら……」

同時に二つの会話を聞くのは大変。

ゆ「なったよ?」

す「えっ?」

そのせいで、返事が単調になっちゃう。

ひ「なったって、ほんとに……?」

ゆ「うん!」

楸「授けたのか?」

椿「もっちろん!」

ア「じゃあ、もう世界は無事ですか?」

ゆ「うーん。とりあえずは大丈夫だよ!」

翼「ひめ!何の話をしているんだ!?」

夜「そうよ。少しぐらい教えてくれてもいいんじゃない?」

ゆ「っていうか、何で教えてあげなかったの?」

ひ「何でって、それでゆめに変なプレッシャーをかける事になったら嫌だし……。」

柚「プレッシャー……?」

ひ「………」

そうだったんだ……。

お姉ちゃんは、いっつも大切な事は内緒にするから、もしかしたらって思ってたけど、私のためだったんだね。

ゆ「ごめんね、お姉ちゃん。私が全部話すから。」

もう無理させたくないから。

す「正気か!?」

ゆ「うん。もう戻れないところまで来たんだから、これは話す必要があるよ。」

す「わかった……。」

ア「苦しかったら、いつでも変わりますよ?」

ゆ「ありがとう、アリア。だけど、もう大丈夫だから。」

椿「いいの?ここで話しても?」

ゆ「うん。もう隠し事はしたくないからね。」

椿「なら、好きなように話して?私はそれ聞いて笑ってるから〜♪」

みんなが座ってる状況で、1人立っている私。

横には椿さんがいてくれる。

椿「ゆめのその選択に間違いはないよ。だから、好きなようにかましなさい!」

ゆっくりと口を開いて、私なりに言葉を紡ぐ。

「実は私ね、みんながいるはずないって思ってた、最後の歌の賢者なんだ。」

94:せれな:2017/12/10(日) 18:20 ID:EFU

またミスがあったので、それを直してあとちょっとだけ続く続きを書き切ります!

95:匿名さん:2017/12/11(月) 21:53 ID:EVc

せれなちゃん続き頑張って‼

96:匿名さん:2017/12/12(火) 14:10 ID:EVc

今帰ってきたよ😃

97:匿名さん:2017/12/13(水) 15:23 ID:EVc

誰かいる⁇

98:ハル 「なの」&:2017/12/13(水) 18:12 ID:I66

ただいま〜🌠

99:ハル 「なの」&:2017/12/13(水) 18:12 ID:I66

疲れたぁ😅

100:ユッキー:2017/12/13(水) 19:21 ID:qwM

何か書きます

101:スイ:2017/12/14(木) 19:04 ID:qwM

スイです
よろしくです
小説など書きます

102:匿名さん:2017/12/15(金) 19:03 ID:EVc

スイちゃんよろしくね〜
私中1の愛花だよ〜🎶

103:ハル 「なの」&:2017/12/15(金) 22:32 ID:I66

ぉ〜❗スイちゃんよろしく❗ヾ(@゜▽゜@)ノ 
私は、はるです❗小学5年だよよー

104:ハル 「なの」&:2017/12/15(金) 22:34 ID:I66

今日は、記録会があったの❗
疲れたぁ😅

105:ハル 「なの」&:2017/12/15(金) 22:35 ID:I66

おやすみ😌🌃💤

106:匿名さん:2017/12/17(日) 00:07 ID:EVc

ハルちゃん遅くなったけど記録会お疲れ様🎶

107:匿名さん:2017/12/17(日) 00:07 ID:EVc

あと、おやすみ😴

108:ハル 「なの」&:2017/12/17(日) 07:48 ID:I66

愛ちゃん久しぶりとありがと😃

109:ハル 「なの」&:2017/12/17(日) 07:48 ID:I66

がんばって走ったんだよ❗ヾ(@゜▽゜@)ノ

110:ハル 「なの」&:2017/12/18(月) 16:02 ID:I66

こんちわぁ!

111:スイ:2017/12/18(月) 17:41 ID:qwM

こんにちはです

112:スイ:2017/12/18(月) 17:42 ID:qwM

あの小説書きます

113:スイ:2017/12/18(月) 18:08 ID:qwM

夢「すばるくーん」
す「何だよ。」
夢「いやぁ前に教えてくれた、アイス屋美味しくて、教えてくれたすばる君にお礼したくてけど二人とも忙しくて会えなくて今何もない状況で会ったから少しでも恩返ししたいな〜と思って来たんだ〜」
す(意味ないじゃん。まぁ会いに来てくれただけで嬉しいけど)
す「じゃあ虹野は俺に何くれるの?」
夢「‼」
す「もしかしてないのか?」
夢「いやいやあっありますよ💦う〜んとあっ命令権!!一回限りの命令権!」
す「良いじゃん。」
夢「でしょ。」
す「んじゃぁ今命令権使うから」
夢「はやっ‼まぁきてきて」
す「そこで目瞑って座って止まる。」
夢「はい。」
[シュルルー]
[カチャカチャ]
夢「まだ?」
す「まだ」
[ふにゅ]
夢「⁉」
す「はい良いよ。」
夢「さっきなっ何を(*_*)」
す「頭、」
夢「⁉かわいいリボン。」
夢「しかも、レインボーベリーパルフェの‼」
す「似合ってんじゃん。“夢”」
夢「えへへ〜レインボーベリーパルフェのミューズだからね……ん?」
す「ヤベ仕事じゃあな虹野。」
夢「さっき夢って言ったよね………」
す(夢があんな顔してたから、キスしちまった……どうするかな。)
                              続くかも……

114:スイ:2017/12/18(月) 18:09 ID:qwM

色々ダメな所が有るかもなのでごめんなさい

115:匿名さん:2017/12/19(火) 23:13 ID:EVc

久しぶり〜

116:匿名さん:2017/12/19(火) 23:13 ID:EVc

あとおやすみ⭐

117:アルル 12月21のアイカツ:2017/12/21(木) 22:51 ID:pzE

久しぶり!!勉強でオンなれんかったー
今日のアイカツみたよ!
クリスマス限定ライブすごかったー
あとすばる君に関しては、M4で話してるときの、なんていうんだろ…
大体アイスタの服って黒になるとつやつやになって、あれは革ジャンかわからないけどすばる君の革ジャン姿かっこよかったー♪
すばる君に革ジャン似合いすぎww
悲報
すばる、望→来年からアジアにいってしまうそうです。
かなた→ キャスターになる
朝陽→俳優になる

でもすばる君の革ジャン姿本当にかっこよかったです!

118:もえ:2017/12/22(金) 18:28 ID:mSA

初めまして!小6の女子、もえです。はいってもいいですか??

119:もえ:2017/12/22(金) 18:31 ID:mSA

これまでの小説は全て読ませていただきました(>_<)とてもおもしろかったです!イジメのやつや、賢者など…皆さんクオリティーが高い…!

120:もえ:2017/12/22(金) 19:07 ID:mSA

小説書きますね

121:もえ:2017/12/22(金) 19:47 ID:mSA

 クリスマスイブの夜。すばるはなかなか寝れず展望台に来ていた。
す「明日はクリスマスかぁ…。どうせ今年も男だけで過ごすだろうな」
そういえば虹野は誰と過ごすだろう…。
望「あれ?もしかしてすばる君、ゆめちゃんと一緒にクリスマス過ごしたいの?」
す「うわぁ!!望!?お前いつからいたんだよ。つーかゆでたこのことなんか考えてねぇしっ!!」
望「でも心の声もれてたよ??ゆめちゃんは誰とクリスマス過ごすんだろうってね。そうだ。明日はオフだし、ゆめちゃん誘ってデートしてきたら?」
す「は、はぁ!?!?」
顔を真っ赤にするすばる。
望「答えと違って顔は真っ赤だけど?そう言ってる間にそこでゆめちゃんランニングしてるよ。S4になってからすごく頑張ってるよね。僕は明日撮影あるから先に帰るね」
望が言ったとおりそこにはランニングするゆめの姿があった。
ゆ「あっ、すばる君!どうしたの?こんな遅くに」
す「よぉ、ゆでたこ。ちょっと散歩してた。そういえば明日はクリスマスだな。俺、今年はオフにしてもらったんだ」
ゆ「ゆでたこじゃないしっ。そっかぁ〜!明日はクリスマスかぁ〜。明日私もオフだし2人でどっか行かない?ローラたちは仕事があるから…」
す「別に俺はいいけど?」
ゆ「じゃあ明日の朝9時に門の前集合!!じゃあね(^-^)/」
はぁ!?つか明日どこ行くんだよっ。てか2人だけでかよ…!

ブツブツ何かをつぶやきながら少しうれしいと心の中で思ってしまうすばるだった。    〜続く〜

122:せれな:2017/12/22(金) 19:53 ID:Dzw

お久しぶりです……。
インフルエンザになってしまって、スマホを没収されてしまってました。
今日はたまたま家に親がいないのでちょっとだけ浮上していようと思います。
テストが終わったからって気を抜いたらあっというにインフルエンザにかかっちゃいました笑笑
もう冬休みかもしれないですが、皆様も体に気を付けてください……!!!

123:せれな:2017/12/22(金) 19:59 ID:Dzw

もえさん、よろしくお願いします!
みんなが面白いお話を作ってくれるのでとっても楽しいですよ!
そしてもえさんのお話もとっても面白くなりそうな展開でドキドキが止まりません!
一緒に頑張りましょう!

124:もえ:2017/12/22(金) 20:19 ID:mSA

せれなさん、ありがとうございます(>_<)確かに皆さん面白い
お話を作ってますね↑よろしくお願いします!
続きはクリスマスまでに出しますね。健康にお気をつけて(^o^)

125:匿名さん:2017/12/23(土) 16:51 ID:EVc

せれなちゃん久しぶり‼体調には気をつけてね。お大事に😃
もえちゃんよろしくね
愛花だよ。ちなみに中1だよ。これからよろしくね。タメ口、呼び捨てOKだよ🙆

126:もえ:2017/12/23(土) 18:54 ID:mSA

愛花ちゃんよろしく(*ゝω・*)ノ

127:ユッキー:2017/12/24(日) 15:32 ID:qwM

皆さんお久しぶりです、ユッキーです
せれなさん体調には気をつけてください。
時間があったら新しい小説を書くのですが、
ゆめロラ、ゆめあこ、きらあこ、ゆめあり、かなあこ、あさこは、あさまひ、すばゆめ、のぞあり、よぞまひ
、ひめゆめ
この中のどれかを書くので、できたらこの中の一つを選んでください。
分からないことがあったら聞いてください。
よろしくお願いします!

128:リアクター:2017/12/24(日) 18:42 ID:EaQ

せれなちゃん大丈夫?

129:リアクター:2017/12/24(日) 18:48 ID:EaQ

さっきアイカツゲームしてきたら、葵ちゃん、レイさん、真昼ちゃん、エルザさんの太陽のドレスがでました!

130:リアクター:2017/12/24(日) 18:50 ID:EaQ

もえさん、すいさんよろしくです!

131:リアクター:2017/12/24(日) 18:51 ID:EaQ

放置してた小説書き上げますね

132:もえ:2017/12/24(日) 19:28 ID:mSA

よろしくね(*ゝω・*)ノ

133:もえ:2017/12/24(日) 22:56 ID:mSA

ゴメンなさい。別スレが忙しく、明日クリスマスのお話を出したらしばらくこれません!本当に申し訳ない

134:リアクター:2017/12/24(日) 23:33 ID:EaQ

続きですが社会人パロです。

135:リアクター:2017/12/24(日) 23:44 ID:EaQ

ゆ 望君に、全然思ってもいない事言っちゃた。
す それで俺の所に来たのか、此処は駆け込み寺じゃないって、俺だったら...いや何でもない
ゆ 望君許してくれると思う?
す 望の事だから笑って許してくれるって
ゆ すばる君が言うんだもん、きっと許してくれるよね

136:リアクター:2017/12/24(日) 23:49 ID:EaQ

す ああ
ゆ 安心したら眠くなっちゃった、寝てもいい?
す どうぞ
ゆ えへへへ

137:アルル 12月21のアイカツ:2017/12/24(日) 23:51 ID:wpc

すばる君の革ジャンかっこよかったです!
せれなさん お大事に…

138:リアクター:2017/12/24(日) 23:57 ID:EaQ

す {言える訳ない、俺だったらゆめを泣かせたりしないって、俺にしとけなんて...分かってるよ、分かってるよ俺には出来ないだ。泣いているゆめを抱き締める事も、笑顔にする事も}
ピンポーン
す お迎えがきたよ、幸せなシンデレラ(ボソ)

139:リアクター:2017/12/24(日) 23:58 ID:EaQ

アルルさん久しぶりです!

140:リアクター:2017/12/25(月) 00:06 ID:EaQ

誰かいますかー?

141:匿名さん:2017/12/25(月) 14:35 ID:EVc

いるよ〜
さっき部活から帰ってきたよ🎶

142:ユッキー:2017/12/25(月) 18:35 ID:qwM

望✕アリア
書いてみても良いですか?

143:アルル 12月21のアイカツ:2017/12/25(月) 18:37 ID:wpc

ユッキーs
いいと思います!

144:匿名さん:2017/12/25(月) 20:46 ID:EVc

私も賛成

145:リアクター:2017/12/26(火) 12:19 ID:EaQ

素敵ですね!楽しみです

146:もえ 辛い…:2017/12/26(火) 13:10 ID:1FU

今から映画!めっちゃいいじゃんー!


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