学園アリスが大好きな中学2年の結菜です!
できたらみて行ってください!
柚香:学園の様子はどう?...蜜柑はどうしてる?
柚香さんは娘の佐倉蜜柑を気にかけている。
自分からは会いにいけないから、私がアリス学園に潜入して、初校長の監視とともに蜜柑の様子も伺う。
凜香:なんら問題ないです。初校長も怪しい動きはないですし、蜜柑さんも元気そうです。
柚香:そう、了解。じゃあまた連絡するわ。
そういって柚香さんは通話を切った
私はそのまま午後の授業もサボって、寮の部屋に向かった。
その通話を聞いていた人がいるとは知らずに...
棗視点
天王寺凜香が教室を出てった。
俺もサボるか、と思い席を立つとルカもついてきそうだったから制止する。
廊下を少し歩いたところで、天王寺凜香が一人でしゃべっているのを見た。
何だあいつ?何となく壁に隠れ耳を傾けると、柚香、という人物としゃべってるらしい。
その時聞こえてきた言葉に耳を疑った。
初校長の監視をしていた...と。
あいつは何者だ,,,?
もしかしたら敵の...zのスパイなのか?
俺と同い年なのに、zに入るとは思えないが...
俺は強制的だが学園で任務を受けている以上スパイは殺せと命令が下るだろう。
まぁその時はその時だ、ただ殺せばいいだけだ。
俺は寮に向かって行っただろうアイツに背を向けた。
凜香視点
はぁ、演技もつかれるわ〜...
普段の私はあんなお嬢様言葉わ使わないし、他人にさん付けはしない。
まっ、柚香さんは別だけどね。
柚香さんは私の恩人だから。私の一生を賭けて守りぬく。
今日は学園に入ってから、初めて連絡が来た。ピアス型の通話機器、まだ慣れないなぁ。
でも私はzの一員だから、柚香さんのためだから、私は何でもする。
本当は学園になんて入りたくなかった。私の姉を殺した、憎い場所だから。
私の姉は5年前、この学園に在籍していた。
姉...花凛は強力なアリスを持っていた。四大元素のアリス、炎、水、土、風属性が使えた。
花凛は私の5つ上の姉で、危険能力系で多くの任務をこなした。
...だけど花凛のアリスは使うたびに花凛の寿命を蝕んでいった。
そんな時ある一つの任務が花凛に依頼された。
その任務はとても過酷なものだった。
任務をこなすと高いお金が手に入る。
私はその時はアリスが発覚していなかった。
両親とも事故に遭い他界した。
そんな私を養うために花凛は任務をこなしていった。
その過酷な任務でアリスの限界が来て花凛は任務を終えた後、他界した。
親戚の誰も頼れない私を拾ってくれたのが柚香さんだ。
柚香さんは私をzに連れて行ってくれた。
それから1週間後に私の全知のアリスが発覚された。