ブリーチオリキャラで小説書こう! 改定版

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1:咲月夜◆mQ:2018/02/15(木) 19:30 ID:d1c

前の改定版です。
新しく書き直します。
いろんな突っ込みよろしくです。
けど、荒し・なりすましは禁止です。

2:咲月夜◆mQ:2018/02/15(木) 22:22 ID:d1c

まずは長い登場人物紹介から行きます。

[現世]
黒崎一護(くろさきいちご)
7月15日生
本編の主人公。家族や仲間思いの青年。朽木ルキアより死神の力をもらい、現代に生きる“死神代行”となる。

[肩書き] 死神代行
[斬魂刀] 斬月(ざんげつ)
[始解]  無し。(常時解放型)
[卍解]  天鎖斬月(てんさざんげつ)

井上織姫(いのうえおりひめ)
生年月日不明
本編でのヒロイン的存在。心優しい性格で愛されている。瞬盾六花の主。

[能力(ちから)] 瞬盾六花
[技]  三天結盾(さんてんけ        っしゅん)
双天帰盾(そうてんき       しゅん)
虎天斬盾(こてんざん       しゅん)

3:平和◆zI:2018/02/15(木) 22:36 ID:P1w

「しゅん」だけめっちゃ間 あいとるw
例:(さんてんけ っしゅん)みたいなw

4:咲月夜◆mQ:2018/02/15(木) 22:39 ID:d1c

続き、

石田雨竜(いしだうりゅう)
生年月日不明
眼鏡のクール系男子。最初は一護を嫌っていたが、今はそこそこ協力している。

[肩書き] 滅却師(くいんしー)

茶渡泰虎(さどやすとら)
生年月日不明
一護の友人。一護とは中学のとき喧嘩を売られていた一護を助け、知り合った。

5:咲月夜◆mQ:2018/02/15(木) 22:41 ID:d1c

>>3
あ、気にしないで、気を付けるから。

6:平和◆zI hoge:2018/02/15(木) 22:43 ID:P1w

>>4 友人w

7:咲月夜◆mQ:2018/02/15(木) 22:47 ID:d1c

>>6
は???
意味教えて、wの意味

8:平和◆zI hoge:2018/02/15(木) 22:47 ID:P1w

私のクラスのリーダー⁉

9:平和◆zI:2018/02/15(木) 22:48 ID:P1w

の名前⁉

10:平和◆zI:2018/02/15(木) 22:50 ID:P1w

>>7 意味分かった?(笑)

11:咲月夜◆mQ:2018/02/15(木) 22:52 ID:d1c

>>4続き

有沢竜姫(ありさわたつき)
生年月日不明
一護の幼馴染み。空手部所属。腕前は全国2位。(ちなみに1位はゴリラ女子)

12:平和◆zI:2018/02/15(木) 22:53 ID:P1w

ゴリラ女子って誰やねん?w

13:咲月夜◆mQ:2018/02/15(木) 22:54 ID:d1c

>>8
>>9
>>10
無視〜
聞こえない〜(最近かるたで耳よくなった人。)

14:平和◆zI:2018/02/15(木) 22:55 ID:P1w

聞こえてるでしょw

15:咲月夜◆mQ:2018/02/15(木) 22:55 ID:d1c

>>12
わかんない。でも、蘭とたつきどっちが強いと思う?

16:咲月夜◆mQ:2018/02/15(木) 22:56 ID:d1c

>>14
あはは〜
でもめっちゃ耳良くなった!

17:平和◆zI:2018/02/15(木) 22:57 ID:P1w

蘭ってコナンの?

そーなら、蘭!
新一に怒った時の蘭は絶対すごいぞー

18:咲月夜◆mQ:2018/02/15(木) 23:02 ID:d1c

>>17
そうそう。
でもたつきもかなーり強いよ?(←好きなアニメだから譲れない。)

19:平和◆zI:2018/02/15(木) 23:03 ID:P1w

こっちだってw

20:咲月夜◆mQ:2018/02/15(木) 23:09 ID:d1c

>>19
やはり・・・
でも、コナンでも死神には勝てん!

21:平和◆zI:2018/02/15(木) 23:10 ID:P1w

死神だもんな!
世界が違うよw

22:咲月夜◆mQ:2018/02/15(木) 23:19 ID:d1c

見た目と裏腹に1000年生きてる人いるし。魔法じみたことできるし、瞬間移動と同じようなことできるし、この人たちなら多分黒の組織終わる・・・

23:咲月夜◆mQ:2018/02/15(木) 23:22 ID:d1c

もー今日は寝るかあっちではなそー

24:平和◆zI:2018/02/15(木) 23:24 ID:P1w

まあ、死神はすごいよw

25:咲月夜◆mQ:2018/02/16(金) 17:20 ID:d1c

登場人物の続き

[黒崎家]

黒崎夏梨(くろさきかりん)
生年月日不明(←ファンブックなら記載されてるはず・・)
一護の妹で遊子の双子の妹。男勝りな性格である。日番谷との出会いはアニメを見てください。

黒崎遊子(くろさきゆず)
生年月日不明(上に同)
一護の妹で夏梨の双子の姉。亡き母の代わりに家事をこなす。

黒崎一心(くろさきいっしん)
12月10日生
一護たち兄妹の父。いつもボケをかわして夏梨にキレられている。その正体は元十番隊隊長で元五代貴族志波家の当主だった。

26:咲月夜◆mQ:2018/02/16(金) 17:47 ID:d1c

[浦原商店]

浦原喜助(うらはらきすけ)
12月31日生
浦原商店の主。元十二番隊長で技術開発局の初代局長。いろんな意味でムカつく奴。

四楓院夜一(しほういんよるいち)
1月1日生
四楓院家?代目女性初の当主。元二番隊長で隠密機動総指令官及び同第一分隊「刑軍」統括軍団長。浦原とは幼少期からの知り合いであり、今も世話をかけている。

27:咲月夜◆mQ:2018/02/16(金) 20:34 ID:d1c

[ソウル・ソサエティ]

【一番隊】

【隊長】
山本元柳斎重國(やまもとげんりゅうさいしげくに)
1月21日生
一番隊長で護廷十三隊総隊長。厳格な老人で、趣味は茶道。

[斬魂刀]流刃若火(りゅうじんじゃっか)
[始解]万象一切火灰と成せ(ばんしょういっさいかじんとなせ)
[卍解]残火の太刀(ざんかのたち)

【副隊長】
雀部長次郎忠息(ささきべちょうじろうただおき)
生年月日不明
元柳斎の腹心の部下。

[斬魂刀]忘れましたごめんなさい。
[始解]不明
[卍解]不明

28:咲月夜◆mQ:2018/02/16(金) 20:58 ID:d1c

【二番隊】

【隊長】
砕蜂(ソイフォン)
2月11日生
夜一LOVEが止まらない。実家は下級貴族、蜂家。砕蜂はそこの九代目。

[斬魂刀]雀蜂(すずめばち)
[始解]??百殺(じんてきひゃくせつ)
[卍解]?????(じゃくほうらいこうべん)

【副隊長】
大前田希千代(おおまえだまれちよ)
生年月日不明
実家は大金持ちのお坊っちゃま。

[斬魂刀]忘れましたごめんなさい
[始解]不明

【三番隊】

【隊長】
市丸ギン(いちまるぎん)
9月?日生
狐目の何を考えているのか分からない。

[斬魂刀]神槍(しんそう)
[始解]射殺せ(いころせ)
[卍解]不明

【副隊長】
吉良イヅル(きらいづる)
生年月日不明
全死神一、気配り苦労者と言われている。

[斬魂刀]侘助(わびすけ)
[始解]面を上げろ(おもてをあげろ)

29:咲月夜◆mQ:2018/02/16(金) 23:35 ID:d1c

【四番隊】

【隊長】
卯ノ花烈(うのはなれつ)
4月21日生
心優しき救護部隊の長。しかし誰もが逆らえない迫力を持つ。

[斬魂刀]肉?月(みなづき)
[始解]不明
「卍解」皆尽(みなづき)

【副隊長】
虎鉄勇音(こてついさね)
生年月日不明
身長180を越える長身でありながら気弱。

[斬魂刀]凍雲(いでぐも)
[始解]不明

【五番隊】

【隊長】
藍染想右助(あいぜんそうすけ)
生年月日不明
穏やかで優しい隊長。(本編は無視)

[斬魂刀]鏡花水月(きょうかすいげつ)
[始解]砕けろ(くだけろ)
[卍解]不明

【副隊長】
雛森桃(ひなもりもも)
6月3日生
可愛らしいキャラ。だが鬼道の腕は達人級。

[斬魂刀]飛梅(とびうめ)
[始解]弾け(はじけ)

【六番隊】

【隊長]
朽木白哉(くちきびゃくや)
1月30日生
四代貴族朽木家の当主でルキアの義兄。冷静沈着だがシスコン。

[斬魂刀]千本桜(せんぼんざくら)
[始解]散れ(ちれ)
[卍解]千本桜影?(せんぼんざくらかげよし)

【副隊長】
阿散井恋次(あばらいれんじ)
8月31日生
ルキアの幼馴染みで同期。

[斬魂刀]蛇尾丸(ざびまる)
[始解]吠えろ(ほえろ)
[卍解]??王蛇尾丸(ひひおうざびまる)

30:咲月夜◆mQ:2018/02/17(土) 11:47 ID:d1c

書くのめんどくなったんで登場人物飛ばす。オリキャラだけ書く。

【十四番隊】

【隊長】
伊十院咲夜(いじゅういんさくや)
7月6日生
かつてソウル・ソサエティ最強と呼ばれていた実力者。国宝とも言える二振りの刀、「雪花」と「風花」を生み出した。千年前、「雪花」を奪って現世で失踪したとされる。

[斬魂刀]雪花(せっか)
[始解]舞い踊れ(まいおどれ)
粉雪の如く舞い踊れ(こなゆきのごとくまいおどれ)
[卍解]烈火氷雪(れっかひょうせつ)
[斬魂刀]風花(かざばな)
[始解]舞い散れ[まいちれ]
[卍解]百鬼風花(ひゃっきかざばな)

【副隊長】
楓紅葉(かえでくれは)
3月15日生
咲夜が最初で最後の恋をした相手。現世へ逃亡したさいに咲夜に絶望し、ソウル・ソサエティにて姿を消した。

[斬魂刀]紅葉(もみじ)
[始解]色付け(いろづけ)
[卍解]風斬紅葉狩(ふうざんもみじがり)

31:咲月夜◆mQ:2018/02/17(土) 12:26 ID:d1c

1、プロローグ

ソウル・ソサエティの国宝が盗まれた。その噂は瞬く間に全土に広がった・・・

[いきなりはいりますご了承ください]

2、雪

「さ、寒い・・・」

冬は嫌いだサッカー出来ないし寒いし、でも

「夏梨」

見つけた、みたいな声を聞くのは冬だけ、だから冬は嫌いになれない。

「冬獅郎」

満面の笑みで答えると嬉しそうにしゃがみこんでいるあたしに手を差し出す。その手を取って立ち上がると相手の顔がよく見える。
ー日番谷冬獅郎ー
実のところ、彼は人間ではない、何年も前に生を終えた、“死神”なのである。

「雪、降ったろ?お望みのホワイトクリスマスだ。」
「本当に降らせるなんて流石だね」
「一応氷雪系最強だからな。」
「雪男だったりして・・・ww」

そう言うと剥きになったのか、

「いや、雪男は雪山に住んでるからであって、雪を降らせるのは雪女だろ。」
会話を楽しんでるとピピッと着信音がなる。冬獅郎が“伝令神機”を取り出すと、

「はっ・・・?でも今日は・・・・・はい、わかりました。」
「どうしたの?」
「呼び出しくらった。30分で戻って来るからその辺探索しててくれ!」
「う、うん・・・」

そう言い残すと冬獅郎は突如現れた門の中へ消えた。
一人、取り残された夏梨は30分の暇を潰そうととある森へ入り込んだ
刹那。

「誰だい?私の陣地に勝手に入りおった奴は・・・」

しまった、そう思った瞬間にはもう、手足の自由も、呼吸さえも奪われた。

「っ・・・・・・」

呼吸ができない。どんどん意識が薄れていく。
助けて、その声さえも出せない夏梨はいよいよ心臓が止まりかけていた。
雪が舞う。

「その子を離しなさい。さもないと・・・」

突如現れた女の姿が消える。

「こうなるわよ・・・」

虚が気づいたときには既に遅し、両断されていた。
自分にかけられていた重圧がとかれ、呼吸が戻ってきた夏梨は息を継ぐ

「はっ・・・はっ・・・」
「大丈夫?」

遠慮がちに差し出された手を掴み、顔をあげると絶句した。
青みを帯びた紫色の髪、もう片方の手には・・・長く、黒い刀が握られていた・・・。

32:咲月夜◆mQ:2018/02/17(土) 12:49 ID:d1c

「し、死神?」
「ええ、いかにも。だけどここで私に会ったことは誰にも言わないで。・・・ほら、貴女のこと探している人がいる。」

そう言い残すとふっ・・・とかき消える。

「夏梨!」
「冬獅郎・・・」
「良かったぁ・・・心配したんだぞ・・・」

死神の姿で飛び出してきたのか、と驚く夏梨に

「こっちの方が探しやすい。」
「そ、そっか・・・ごめんなさい!」
「いや、それよりも今居たのは誰だ?」
「えっ・・・いや、誰も。」

嘘をついているのは見抜かれていただろう、けれども何か事情があるのだろうと冬獅郎は聞き逃す。

・・・しかし、何故あの時何がなんでも聞いておかなかったんだろうちと後に後悔することとなる。

33:平和◆zI:2018/02/17(土) 14:55 ID:P1w

なんとなくだけど、文章の途中で改行になってるとこ、
最初から改行したらいいのかな⁉って思った!

34:平和◆zI:2018/02/17(土) 14:57 ID:P1w

あれ!?
全部 改行してあった🤭
うちの目 どうなってるんだーw

35:咲月夜◆mQ:2018/02/17(土) 20:28 ID:d1c

3、過去編

「追手を放て!!」
その一言で死神達が追いかけてくる。
ふっ・・・馬鹿め私の瞬歩に敵うものはいない。

「「「待てー!!」」」

待てと言われて待つ馬鹿はどこにいる。そう思いながら私は瞬歩でかけていく。
・・・え?なんで追われてるかって?そりゃ貴方、悪いことしたからよ・・・まあ私はこれっぽちも悪いことしたなんて思ってないけど。


過去編終了

36:咲月夜◆mQ:2018/02/17(土) 20:44 ID:d1c

4、以外な事実

「これより、緊急隊首会を開く!」

総隊長の鋭い声とともに隊首会が始まる。

「今日の議題じゃが先日現世で確認された霊圧のことじゃ。阿近。」
「はっ、先日現世で確認された霊圧ですが、恐らく死神のものと思われ、早急にこちらで解析した結果、元隊長格の伊十院咲夜のものと思われます。」
「なっ・・・」

その場にいたもの全員が絶句する。伊十院咲夜、それはおよそ千年前にソウル・ソサエティにおいて大罪を犯し、現世で失踪した者の名だ。

「現世にて伊十院が生きているのであれば恐らく“雪花”もあるはずじゃ、早急に現世隊を編成し現世に赴いてもらう。引率は・・・日番谷隊長、お願いできるかの?」
「は、はい。(←何で俺なんだよ!?)」

そうして日番谷、松本、雛森、朽木(妹)、阿散井の計五名が現世に赴いた。

37:咲月夜◆mQ:2018/02/17(土) 21:06 ID:d1c

現世、空座町

【黒崎家】

一護の部屋にて

「邪魔するぞ、黒崎。」
「おっ邪魔しまぁす。」
「お邪魔します・・・」
「失礼するぞ、一護。」
「よぉ!一護。」

十人十色と言うのはこういうことだろうか、一護は思っていた。

「一兄、ちょ「うお!なんだ?」

しかし既に遅し。

「誰?」
「あのな、夏梨、これは・・・」
「俺の部下だ。」

冬獅郎!?

「へぇ〜そうなんだ〜」

!?まさか冬獅郎のこと知ってんの?絶句する一護をよそに

「お茶でも持ってくるよ。」

と言い、一護の部屋を出ていく夏梨。
未だ固まっている一護に、

「お前の妹も強い霊力持ってんだ、死神ぐらい見えたっておかしくない。」
「そーよ、それに一護と違って気が利くじゃない。」
「日番谷くんの知り合い・・・」
「こいつはいつもそうなんです、松本副隊長。」
「雰囲気一護に似てんな〜」

言いたい放題である。
しばらくすると夏梨が戻ってきて

「はい、お茶です。」

と言って皆に麦茶を配る。そして、

「んなところでなにやってんの?」

と一護に一蹴り入れて戻っていく。

「それで黒崎、本題に入りたいんだが・・・」
いつもの仏頂面にさらに皺がかかる。
一護は唾をごくりと飲み込んだ。

38:咲月夜◆mQ:2018/02/18(日) 00:34 ID:d1c

・・・と言うことだ。」
「え?こっちにそんな危ないやつ居んのかよ!」
「ああ。」
「日番谷君・・・その人の外見は・・・?」
「そーですよ隊長、教えてくれないとわかんないじゃないですかあ。」
「・・・」

幼馴染みと副官からの質問を受けて、

「高校生くらいの見た目で細身、青みを帯びた紫の髪、黒くて長い刀を持ってー「本当かよ、それ!」」
「「か、夏梨!?」」
「ごめん、盗み聞きするつもりはなかったんだけど、それより、その人知ってる人かも知れない!」
「「「「「「ええっ!!!」」」」」」
夏梨のこの一言により、事件は発展していくのだった。

39:咲月夜◆mQ:2018/02/18(日) 01:06 ID:d1c

ソウル・ソサエティsaid

一番隊舎にて

「どうした、卯ノ花。」
「咲夜事件の真相、総隊長なら知っておられるのではないかと思いまして・・・」
「敵わんな。」
「フフ・・・」

周りから見れば怒らせたくない相手ツートップの組み合わせが静かに談笑している。

「それで・・・」
「咲夜は実のところ、“雪花”と“風花”の親じゃ。」
「ー!それでは・・・」
「ああ、咲夜は“盗んで”はいない、“奪い返した”のじゃ。」

なのに四十六室と来たら・・・とぼやく総隊長に卯ノ花は

「それでは、四十六室の言う通りに咲夜を処刑するいわれはないのでは?」
「我々の意見が通ると思うか?」
「そ、それは・・・」

卯ノ花はうつむいてしまう。

「そもそもがあの二振りの斬魂刀は宝として扱われてはいない。力が強いからじゃ。」
「それで、咲夜から取り上げたと・・?」
「咲夜は孤独な子じゃった。命の重みを知ることの出来なんだ子じゃ。、いつかその力でソウル・ソサエティを滅ぼすのではないかと、貴族会ではそう、言われておった。」
「それではあまりに咲夜が不憫と言うものではないですか。」

古参の隊長はそのまま朝まで思い悩んだと言う。

40:咲月夜◆mQ:2018/02/19(月) 00:40 ID:d1c

現世

「ほ、本当か?夏梨?」
「う、うん。この前森で会ったの、あんとき」
「あの森か・・・?」
「うん。」

こんだけですみません。
ちょっと作戦?がありまして。

41:咲月夜◆mQ:2018/02/19(月) 01:05 ID:d1c

過去編

私は12で死んだ。
出自の故に強い霊力を持っていた私は飢えに苦しんでいた。
私が飛ばされたのは東流魂街70番区「死殺」。毎日殺しが起きてはそれに耐えるという生活をしていた私はすっかり“感情”というものが失せていた。
あるとき、貴族出身だが知らないが統学院生の一人が私に暴力を振るってきた。いつもは完璧に押さえている霊圧を少し解放してやるとそいつはもう、二度と動かなくなった。
「殺した」
その事実だけが私の中で渦巻いて統学院生が持っていた刀を手にする。
「浅打」というものらしい。手にとった瞬間、刀が分裂し、二振りになる。驚いて手を伸ばしてみれば刀に宿る“思意”が伝わってくる。
瞬時に理解した。自分は斬魂刀を生み出してしまったのだと。伝わってくきた思意には始解も卍解のことでさえ咲夜に伝わってきた。
そして、そして---------


「元柳斎殿!人切りはこちらです。」

雨の中、雀部に案内されきたそこには、痩せ細った少女が捕らえられていた。
「まさか、こんな子供が?」
「目撃者の確認も取れています。」
「そうか・・・」

まだまだ幼い。
けれども確実に彼女は二ヶ月の間に100人以上も殺害してきたのだ。
元柳斎は何かを思い付いたかのように少女に手を伸ばした。

42:咲月夜◆mQ:2018/02/19(月) 20:18 ID:d1c


「御主、死神にならんか?」

元柳斎の言葉に死神達も言われた本人でさえ驚いている。
そんな死神達をよそに元柳斎は少女に話しかける。

「御主、名は?」
「お前なんかに教える名なんか無い。それに名は最も短い呪だって教わらなかったのか。」
「御主・・・陰陽師の者か。」
「ーっ!!」

少女の様子が激変する。
そんな様子を見て元柳斎は

「ーーー安倍の者か。」

これほどまでに強い霊力を有し、死神顔負けの剣術、呪術。そんな者は安倍家の者をおいて他に居ない。
そして元柳斎は再び口を開く。

「もう一度言う。御主、死神にならんか?」

否定の言は許されない空気だ。
もはや、少女には死神になることを受け入れざるを得なかった。

43:咲月夜◆mQ:2018/02/20(火) 00:11 ID:d1c

「分かった。けど私は誰とも関わるつもりはない。」
「別に良い。御主が死神になってくれるだけで満足じゃ。」

そうして少女が連れられたのは------
建設中の建物。

「御主は今日から瀞霊廷を守護する護廷十三隊に入ってもらう。ああ、浅打を……」
「その必要はないみたいですよ。」

やって来たのは黒の長髪の女性。羽織っている羽織の背には「十一」の文字。

「その死神が持っていますよ。彼女の“斬魂刀”は……」
「なっ…!?これはただの刀では?」
「総隊長、知っていたのでしょう?」
「ふおほっほっほっ。見事じゃ卯ノ花。」
「まぁ、卍解まで……」

死神達は目を見張った。
斬魂刀を造り上げただけでなく、卍解まで?と思う者も居た。

「ほっほっほっほっ、主よ、お前を今日をもって十四番隊長に任ずる。」
「「「「は?」」」」

その場に居た全員が同じ音を出す。

「いやー斬魂刀を造り上げて間もなく卍解までとは……隊長としての実力は申し分のない。」
「隊長に任ずられるのは良いのですが、さしあったて、御名は……」
「しかしそれ…「伊十院咲夜です。」」
「伊十院さんですか。まずはお風呂に入りなさいな。話はその後からよ…」

44:咲月夜◆mQ:2018/02/20(火) 20:25 ID:d1c


かっぽーん。
お風呂にて伊十院咲夜はこっちに来てからの初風呂。

…この世界にこんな天国みたいなところがあるなんて……

大きな風呂。温かいお湯。全てが心地よい。

「ふう…」

少し入り過ぎたようだ。頭がぼうっとする。

風呂を上がると汚れ果てた“ぼろ布”のような着物はなく、真新しい薄いもえぎ色の着物がおいてあった。それに腕を通し、風呂場を出、先程の居間?らしき場に戻ると元柳斎と卯ノ花がいた。

「あのー、お風呂頂きました。」
「あぁ、似合うではないですか、その方が女の子らしいですよ。」
「えっ…」

咲夜は本気でショックを受けていると。

「ふふふ…」
「ほっほっほっ」

二人がさも面白そうに笑っている。

「ふふふ…いや、ごめんなさい。そこまでショックを受けるとは…ああ、そそれでは本題に入らなければ…」

先程の笑顔とは打って変わって真剣な面持ちになったのを見て、咲夜は息を飲む。
そして、卯ノ花が口を開く----

45:咲月夜◆mQ:2018/02/20(火) 22:43 ID:d1c

「死神になるにあたって、あなたの斬魂刀は……」
「雪花と風花をどうするつもり?」
「あの刀をこちらに預けてもらえませんか?」

しばしの沈黙が流れる。

「嫌に決まってるじゃないですか。あれは私の唯一の朋友なんです!」
「けれどもな、咲夜。御主、周りへの影響があるとは知らんのか?」
「あの刀は今の貴女にとって強すぎます。ですから貴女があの刀の力を抑え込むことが出来るようになればすぐにでも---「かちゃ」」

音がしてみれば卯ノ花の手に二振りの刀が握られていた。

そして、雪花と風花は封印された。
しかし、二振りの斬魂刀は10年たっても咲夜の元に戻ってこなかった。
そしてあの日、咲夜は凶行に及んだ。

46:とっくめい:2018/02/20(火) 22:46 ID:jkk

今までずっと気になってたんだけど斬魄刀じゃないの?

47:咲月夜◆mQ:2018/02/20(火) 23:21 ID:d1c

>>46
そうなんですか!?
ちょい調べてみます。

48:咲月夜◆mQ:2018/02/20(火) 23:25 ID:d1c

>>46
ありがとうございます。「斬魄刀」でした。

49:咲月夜◆mQ:2018/02/20(火) 23:53 ID:d1c

[現在]

「そうか・・・」

と頷く冬獅郎。
刹那。
ぐおおおおおおん!!!!

「「「「「「「!?」」」」」」」

物凄い霊力がこの空座町を覆っている。死神たちはすぐに窓から飛んでいく。そして---

「夏梨、ユズと親父とここにいるんだぞ!」

一護も飛び出して行った。
そういわれたが、意に反して体が動いていた。気づくと、夏梨は家から飛び出していた。

50:咲月夜◆mQ:2018/02/21(水) 18:42 ID:d1c

轟音の正体は・・・

「大虚・・・」

メノス・グランテだった。

「お前ら、気を引きしめて挑め。」

そういうと冬獅郎は始解する。

「蒼天に坐せ、氷輪丸!」

そして刀から生み出された氷をメノス・グランテにぶつける。だがメノスには傷ひとつつかない。

---くっ・・・このままじゃみんなやられてお仕舞いだ。

誰かを救援によこそうした瞬間。

メノスが両断されていた。
血しぶきを出しながらメノス・グランテは消滅した。

冬獅郎は絶句した。そこに立っていたのは------

51:咲月夜◆mQ:2018/02/21(水) 19:48 ID:d1c

青みを帯びた紫髪の、血に濡れた黒い刀を持った、女だった。

「この程度のメノスを一撃で倒せないなんて、貴方それでも隊長?」
「なっ・・・」

いきなり現れた女。しかもメノスを“あの程度”と?
しばらく考え込んでいると、雛森の鋭い一声が、

「日番谷君!あの人・・・」
「はっ!」

青みを帯びた紫髪。もしや---

「伊十院!?」
「あら、今更?」
「うっ・・・まぁそれは置いといて、伊十院、お前に処刑の命が下った。」
「あら、今更?私は千年も逃げ仰せてたのよ。簡単に捕まるかしら・・・」
「力ずくでも。」

「本当、めんどくさいことになったわね・・・」

女は表情ひとつ変えず、斬魄刀を抜く。
---キィィィン!!---

金属音が鳴る。

「ふっ・・・」
「何がおかしい。」
「いや、元ソウル・ソサエティ最強にしては踏み込みが甘いと・・・」
「そう?」

そして、伊十院も始解する。

「粉雪の如く舞い踊れ、雪花!」

伊十院の手中にあった斬魄刀が黒光する槍に変わる。
また、雪が降り始め、辺りは瞬く間に銀世界と姿を変えた。

「なにをするつもりだ・・・?」

冬獅郎は謎に思う。
すると伊十院はおもむろに手をかざす。周りの雪が刃となり、傍観していた副隊長陣に襲いかかる。そして松本、雛森、朽木、阿散井は瞬く間に切り刻まれる。紅を撒き散らしながら落下していく。

「まつもとお!!」

自分の副隊長を呼ぶがもう届かない。
どんどん落下していく、もう少しで地面に叩きつけられる寸前。

---ヒュンッ

落下寸前の四人は----

夜一と一護が受け止めている。

「ふう・・・」

ひとまず安心し、伊十院と再び向き合う。そして---

52:咲月夜◆mQ:2018/02/21(水) 23:41 ID:d1c

一方その頃四人の傷の具合を見ていた夜一と一護。

「ふむ、ここまで傷が深いとは…一護、儂は井上を読んでくる。御主は加勢しておれ。」

といい、四人の周りに結界を張ると瞬歩で飛んでいった。

一護は今だ伊十院と対峙している冬獅郎を見、戦いに加わった。

「冬獅郎!」
「黒崎。」

正直言って一対一はきつかった。今は一護の存在に感謝した。

「黒崎。相手は千年も死神の目をかいくぐってきた手練れだ。くれぐれも気を付けろよ。」

そういうと、刀を掲げ、

「卍解!大紅蓮氷輪丸!」

そう来たか、と思いつつ、一護も

「卍解、天鎖斬月」
「ふっ、さすがに卍解相手を二人も相手するのは---」

冬獅郎は目を見張った。
伊十院の様子は至って普通で焦りも何も感じられない。

「こっちこそ、本気でいかさせてもらうわ。」

そして---
さすが元隊長格だ、無駄の無い動き二対一にして圧倒的に伊十院の方が強い。しかし、ことは以外なことにより終末を迎える。

「月呀天衝!」

一護が斬撃を放つ、しかし伊十院は素早く避ける。


---誰もが目を見張ったであろう。
先程まで伊十院が立っていた場所に夏梨がいたら。

「馬鹿夏梨!!」

一護が叫ぶ、しかしもう避けられる時間はない。誰もが夏梨の死を覚悟した。


---しかし---

斬撃でえぐられた地面に倒れていたのは-----

伊十院だった。

少しでも衝撃を防ごうとしたのか死神姿で。白い隊首羽織は朱で染められ、細い肢体は血まみれになっていた。
よくよく見ると背にざっくりと真一文字の傷。その面差しには死の影が出ていた。そして---

53:咲月夜◆mQ:2018/02/21(水) 23:43 ID:d1c


真っ暗な世界。


色をくれたのは


あなただった---


ねぇ、もう一度、その声で、


「咲夜」


って呼んで欲しいのに。


ねぇ、今、どこにいるの---?


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