D社のアラジンの二次創作です。
家族から呆れられるほどアラジンを観まくり、
アラジンをこよなく愛する樹音による
アラジン二次創作です。
※注意※
荒らし、成り済まし、特攻絶対禁止。
第一話はアラジン完結編のエンディングから
数日って感じ。オリキャラも出てくる場合が
あります。その際はプロフィールを書きます。
*第十話 本当にジャスミンなのか *
―アラジンはモヤモヤとした気持ちを
抱えていた。確かに自分は、ジャスミンを
心の底から…もっと言うと世界一愛している。
その気持ちは初めてジャスミンを市場で見た時から
変わっていない。なのに―噴水で久しぶりに
二人になった時何か違和感を感じた。
"本当にジャスミンなのか " アラジンの胸に
そんな疑念の気持ちが芽生えた。はぁっと一旦
溜め息をつき、モヤモヤする気持ちを落ち着かせる。
「やっぱり、こういう時ってちゃんと話した方が良いのかな?」
アラジンは呟くように言った。すると、どこに
紛れ込んでいたのか、相棒の猿、アブーがひょっこり
現れた。アラジンはフッと笑みを浮かべ、アブーの
頭を撫でる。そして今度はアブーに話しかけるような
口調で言った。
「やっぱり、話すよ。ジャスミンと。だってもう、嘘はつかないって約束はしたからね」
アブーをチラリと見ると、うんうんと言っている
ように頷いた。それを確認すると、ジャスミンの
元へ向かう。
「―ジャスミン。少し話したいことがあるんだ」
彼女はまだ噴水にいた。ジャスミンの姿をした
アカネは涙をごしごしと拭き、アラジンの方を
向く。何の話?少し身が固くなるような感覚を覚えた。
「何?」
「その、言いにくいんだけど…君は、君は本当に…ジャスミンなのか?」
アラジンは答えた。アカネはびくっとしたが、
後に笑う。
「―ドッキリ大成功ね!実はあたし、アカネなのよ!」
そんな、思いもよらない彼女の答えにアラジンは
唖然とした。
実はアカネ自身、正体をアラジンに明かそうと
していたのだ。嫌われても良い、ここから
追い出されても良い。でも、本当のことを
言わなくちゃ。愛しているなら尚更よ。泣きながら
アカネは決心していたのである。
ここまで読んだよ!展開が凄くて、面白い!
アカネちゃん可愛い‼これからも期待!
見てくれて本当にありがとう‼
凄く嬉しい(*/□\*)テレッ
これからも頑張ります!
>>31
誤字発見…
アラジンの台詞
×「やっぱり、話すよ。ジャスミンと。だってもう、嘘はつかないって約束はしたからね」
○「やっぱり、話すよ。ジャスミンと。だってもう、嘘はつかないって約束をしたからね」
すみませんでした_(._.)_
(>>31の続き)
「―ドッキリ、だって?それってどういう…」
アラジンは彼女に問う。アラジンは困惑していた。
確かに、違和感は感じたし疑問も持った。
だが…目の前の彼女はジャスミンにしか見えない。
「だって、どう見てもジャスミンにしか見えないじゃないか!どういうことなんだい?何かトリックがあるとか?」
アラジンは続けて言う。
その言葉を聞き、アカネは必死に言い訳を考えた。
まさか、貴方が大好きだから市場で出会った
"優しい魔法使い "に頼んでジャスミンの姿になったのよ!
とは言える訳もない。正体を明かそうと決心した
アカネだが、それほどの勇気はなかった。
じ、とまっすぐアラジンの目はアカネを見ている。
「あ、そ、それは…し、知り合いの"優しい魔法使いさん "に頼んでこの姿になったのよ」
アカネの頭に浮かんだ言い訳はこれだった。
"貴方が大好き "という部分は省いたが嘘はついていない
つもりである。
「へぇ、そうなんだ!それはそっくりな筈だな!だって魔法を使ったんだもの。だけど…何の為に?」
―そう。トリックが分かった今、アラジンの疑問は
そのことだった。アカネは内心ギクリとしたが
ちょうどよい言い訳を思い付く。彼女はその言い訳を
口にした。
「勿論、貴方を驚かせる為よ。それ以外に何があると思って?」
それを聞き、アラジンはぷっと吹き出した。
何だ、そんな簡単な理由だったのか。彼は思った。
―ふう。何とか誤魔化せたかしら。アカネは
ホッと一息ついた。
「あ、もう一つ聞きたいことがあるんだけど…本物のジャスミンはどこにいるんだ?無事なんだよね?」
心配そうなアラジンの声。彼は本当に心から
ジャスミンを愛しているのだ。
「大丈夫、貴方のプリンセスは無事よ。安心して?」
アカネは答えた。アラジンは安心し、笑顔を
見せた。
**
―一方、アランの要塞。アランは水晶玉で先程の
アラジンとアカネのやり取りの一部始終を見ていた。
苛立たしげに舌打ちし、アランは言う。
「あの馬鹿女、ドブネズミに正体を明かしやがった!使えると思っていた私が馬鹿だった‼」
シュウは本から目を離さず、溜め息混じりに言う。
「使える女、か。あの女をジャスミン王女そっくりに姿を変えてやったのは、アラジンがあの女の正体に気付かなかったら―」
シュウは一旦そこで言葉を切る。
そして寝息を立てながら眠るジャスミンを横目で見つつ
また再び言葉を紡いだ。
「ここに眠る本物のジャスミン王女を自分の物に出来ると思ったからだろう?」
「当たり前だろう?!それ以外にあの女をジャスミン王女に変える意味があるか!?」
シュウの言葉に、怒鳴るように答え、魔法の杖を
手にする。
「もう"優しい魔法使い "の振りはやめだ!遊びは終わりだ!哀れな馬鹿女の姿を元に戻せ!」
魔法の杖を一振り、水晶玉に映るアカネの姿は
ジャスミンから元のアカネに戻る。アカネは
突然の出来事に驚き、アラジンは目を丸くする。
「あら、もう元に戻ったのね。魔法が解けるのは明日の日没までだと言っていたのに」
アカネは驚きつつ、独り言のように呟いた。
「君が正体を僕に明かしたからじゃないか?」
そんなアラジンの言葉にアカネも納得する。
アラジンはキョロキョロと辺りを見渡す。
ジャスミンを探しているのだ。すると。
ジャスミンはふわふわと宙に舞い、その後すとんと
着地した。
「何だか、夢でも見てたみたい。さっきまでの記憶がないのよ」
「ちょっとうたた寝でもしていたんじゃない?」
笑いながら、アカネは言った。彼女はまさかという
顔をしていたが嘘ではない。
再びその様子を見ていたアランは憎々しげな表情を
していた。
【第十一話 嵐の予感 へ続く】
*ちょっと休憩*
~Q&A~
Q1,アラジンの二次創作を書こうと思った
きっかけは?
A,アラジンが大好き過ぎて、頭の中で
オリジナルのストーリーを作っていたのが最初の
きっかけです。それから、本格的に小説書きたいなと
思って今に至ります。
Q2,オリキャラのアカネという名前の由来は?
A,何となく"アカネ "って響き良いなぁって。
(結構適当です)
Q3,アカネのセクシーって設定忘れてない?
A,忘れてはいません。本当はもっと
女の武器を使ってアラジンを誘惑する女性に
したかったんです。でも、物語を進める上で、
今のような性格の方が合うかな、と。
まさかぼろぼろ涙を流す泣き虫キャラになるとは
思ってませんでした…
Q4,アカネが踊り子になったきっかけは何?
A,お金の為です。そして家族が消えた寂しさを埋める
為に踊り子をしていました。世界中を回ってました。
続きはまた今度。