約ネバ二次創作 「NIGHTMARE」

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1:匿名さん:2020/07/31(金) 18:05 ID:kf.

ドン「おい、内通者。俺らを売って、自分だけ助かろうだと?」
レイ「…違う!俺はッ、もうあんなこと…!」
トーマ「俺ら、家族だろ…。信じらんねー。」
レイ「トーマ…、俺はだな…。」
ラニオン「お前の話なんか聞きたくねえよ!」
アンナ「…チッ。」
レイ「ア、アンナ…。」
アンナ「あんたなんか、助けるんじゃなかったわ。この髪も…、あげなきゃよかった!」
レイ「う、うわあぁぁ!」


エマ「…イ!…レイ!」
レイ「…っ!あ、夢か…。」
ノーマン「どうしたの、レイ?すっごい魘されてたよ。誰かと話してるみたいだった。」

ここはGFハウスを鬼と人間が改造し、2つの種族が住みやすくなるためのGS(グレイス シェア)ハウス。今日も鬼と楽しい一日を…、と思っていたが…。

レイ「………。」
ドン「おい、レイ。顔色わりぃぞ?」
レイ「…っ!あ、ああ…さんきゅー。」(ビクッ)
ドン「…?」(レイがビビるなんて珍しいな、なんかあったのか?)
エマ「レイ、どうしたの?具合悪そうだよ?」
レイ「平気平気…、心配すんな。」
エマ「…うん、なんかあったらすぐ言ってよ?」
レイ「ホントに大丈夫だから。」
トーマ「朝ごはんだー!行こうぜ、ラニ!」
ラニオン「おう!あ、ごめんレイ!」どんっ
レイ「うわっ!……っ!」
ラニオン「おい、…だいじょぶか?ごめん。」
レイ「あ、ああ。」



エマ「ここは…、どこ?」
コニー「エマぁ…。」
エマ「ええっ!コニー、なんで…。」
コニー「おむねにね、おはな刺されたの、怖かった。エマ、ノーマン、助けてくれなかった。」
エマ「あれは、…ごめんね!」
コニー「わたしは、怪獣のごはんになっちゃった…。」
エマ「…っ、みんな…。」
コニー「みーんな、エマが大ッキライ。」
コニー「キライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライキライ!」
エマ「うわあぁぁあぁあぁ!」
コニー「こっちにくるまで、一緒にいてあげる!」

ノーマン「エマ!」
エマ「…、っ!」
ノーマン「…大丈夫?」
エマ「うん…、怖かった…。コニーや出荷されたみんなが私を…、…コニー。」(ガクブル)
レイ「あがっ!…めろ、違うんだって…!」
エマ「れ、レイ!レイ!?」
ノーマン(二人に悪夢が?二人に!?)

レイ「………。」
エマ「………。」
オリバー「二人とも、珍しく元気ねーな。」
ジリアン「どったのどったの?」
ザック「なんかあったのか?」
エマ「なんか、私とレイが悪夢を見たみたいで…。」
ジリアン「悪夢?どんな?」
レイ「俺はドンたち、エマは出荷されていった兄弟たちに罵倒されるって夢だ。」
エマ「うん…、夢の中でコニーは…。」
ジリアン「コニー?」
レイ「6才の女の子だ、家族だった…。」
エマ「うん、コニーやみんなが私を恨んでて、タヒぬまで追い込んでやるって…。」
ジリアン「6歳っしょ?そんなこと言わないよ…。」
エマ「コニーの顔、怖かった…。」
ザック「夢だろ、そんなん気にする必要ねえだろ?」
ナイジェル「ラートリー家の技術を、誰かが使ってるとしたら?」
レイ「ああ、まだこの世界を乗っ取れると思ったってことか?」
ナイジェル「そんで、誰かをスパイに出してる可能性も…。」
レイ「またGFの時と同じ状況か〜。」
ジリアン「GFの時と?」
レイ「俺が第3プラントのスパイだった。」
ジリアン「へぇ〜…、そっか。」
エマ「……。」
シスロ「ん?どしたエマ、…とGP共。」
バーバラ「なんか考え事か?」
ザジ「あうー、あうあー。」
レイ「あ、ラムダ共w」
シスロ バーバラ「うっせぇこのやろー!」
バーバラ「で、なんなんだ?」
レイ「実はな…、」

バーバラ「はっはっはー!そんなことかよ!」
シスロ「俺らに比べたら、そんなことちっこいもんだぜ!」
レイ「うっせぇこのやろー。」
シスロ「ああわりいわりい、ふざけ過ぎた。」
ノーマン「やあシスロ、バーバラ、ザジ。」
シスロ バーバラ「ボスっ!」
ザジ「あうあー!」
ノーマン「二人の相談に乗ってたの?」
シスロ「お、おう!」
バーバラ「しっかり話を聞いてやったぜ!」
ジリアン「うそつけ。」(びしっ)
ノーマン「嘘はだめだよ〜、二人とも。」
シスロ「チッ…、GPが…!」
ジリアン「私達が、なによ。」(銃を向けて)
ノーマン「二人ともやめなよ〜。」
シスロ「分かったよ、ボス…。」

2:匿名さん:2020/07/31(金) 21:41 ID:kf.

シスロ「ほんわかしてるボスも…。」
バーバラ「すげえいいなぁ、可愛いしw」
ザジ「あうあー、うあー。」
ノーマン「3人とも、二人の悪夢、どうしたらいいと思う?」
シスロ「いや、ただの夢なんだろ。妄想にすぎねーよ。」
ノーマン「しかし、同じ夢を二人もだぞ?」
バーバラ「このシェアハウスに、悪夢を見させる機械があるわけないだろw鳥鬼がいつも見張ってっしよ。」
ノーマン「バーバラ、変わったね。あんなに鬼を憎んでたのに、なんで?」
バーバラ「いや、アウラとマウラって名乗る鬼のガキがいてな。こっち側の幸せを願ってくれる奴もいるんだなって思って。そりゃ、最初は信用できなかったけど、そいつらの純粋な目を見て、こいつらは本物の心持ってんだなって確信したよ。んで、こーゆーわけ。」
ノーマン「よかったぁ、バーバラの気迫には少し驚いていたからねw」
シスロ「さあさあ、そんなことよりエマたちの悪夢についてだろ。俺らが気づいてないだけで、どっかに隠してっかもしんねえし、今夜子供たちが寝た後探そうぜ。」
ノーマン「うん、もう二人には苦しんでほしくないしね。」
ザジ「あうー、あうあー!」
バーバラ「どうしたザジ、いくよ!」
ザジ「あうーっ!ああーーっ!」
バーバラ「いいから来な!ったく…。」
ノーマン(バーバラ…、もうすっかりザジのお姉さんだな。)
ザジ「………。」


ジェミマ「悪夢?」
レイ「ああ、」
エマ「そうなんだー、へへ…。」
ドン「レイ、俺たちは別にそんな風には思ってねえから安心しろよ?」
アンナ「そうよ、レイ。大丈夫だから、気にしないでね。
レイ「ああ、さんきゅな。」
ギルダ「エマ、後悔してる?…コニーのこと。」
エマ「う、うん…。何でもっと早く気づけなかったんだろうって、そしたら今も…。」
ムジカ「エマ、大丈夫?」
エマ「ムジカ…。」
ムジカ「…エマ、無理しちゃだめよ?ギルダたちから聞いてるの、エマは家族のためなら命も惜しまないかのように無茶をするって、命を捨てる覚悟で戦うって…。」
ムジカ「私たちは、人間と鬼の最初の友達で家族なのよ?失いたくないの、だから…ね?」
エマ「ありがと…、少し気が楽になったよ。ねえ、仮面とってくれない?顔を見てみたいの。」
ムジカ「いや、恥ずかしい…///」
エマ「ふふっ。」
ムジカ「…?」
エマ「ムジカって、可愛いなあ。」
ムジカ「エマも可愛いわよw」
ノーマン「エマ、僕たち今夜、このハウスを調べてみる。機械が仕掛けられてないか、探してみる。」
エマ「ありがとう、ノーマン!」
シスロ「俺たちに任しとけ、しょんべんたれ!」
エマ「たっ!たれてないもん!たれるわけ、ないじゃん!」
バーバラ「どうだかーw」
エマ「もーっ、二人の意地悪!」
ノーマン(ああエマ…、なんてかわいいんだぁ///)

3:匿名さん:2020/08/01(土) 10:29 ID:fT6



ノーマン「よし、みんな寝たね。早速どこから調べる?」
シスロ「まずは、エマとレイが寝てる部屋から調べようぜ。」
バーバラ「そうだな、ほかのガキどもは悪夢ってのは見てねーみたいだし。」
ザジ「あうあー。」
ノーマン「そうだね、じゃあいこうか。」
ノーマン「シスロ、大丈夫なの?…足。」
シスロ「いや、あれはボスを守るためだしあたりめーよ!義足を3Dプリンターっての?を使って作ってもらって、こうして歩けてるから少しでも恩返ししなきゃなって。だから心配するなよ、ボス。」
ノーマン「ありがとう、シスロ。」
バーバラ「二人とも何してんだー、早くいくぞ!」
ノーマン「ごめんごめん、待って待って〜。」


エマ「Zzz…。」
レイ「ZzzZzzz…。」
ノーマン「みんな静かにね、何か見つけたらすぐに言うんだ。」
シスロ バーバラ「了解!」
ザジ「あうあー…。」

ノーマン「ここにはなかったね、次は廊下を見てみよう。」


ノーマン「廊下にもないか…、じゃあカメラを確認だ。モニタールームに行こう。今日の当番は…、ポーラ?さんか。」


モニタールーム

コンコンッ
ポーラ「…だれ?」
ノーマン「こんばんは、ノーマンです。実はですね…。」

ポーラ「へえ、エマとレイが同じ悪夢を…。分かったわ、ここ一週間の夜の映像を見てみましょう。」
ノーマン「ご協力感謝します。」


エマ「そろそろ寝よう、みんな!」
みんな「はぁい!」
レイ「歯磨き忘れんなよー。」
みんな「はーい!」

ポーラ「二人ともすごいわ、鬼の子供の世話までしてる。」
ノーマン「そうですね、鬼の子供も人間を受け入れてくれている…。素晴らしいことですね。」


ポーラ「あまり目立つところは見当たらなかったね、至って普通だった。」
ノーマン「うーん、なんだろう…。」
バーバラ「ボス、二人の様子を見に行ってみたらどうかな?」
ノーマン「そうだね、人間は夢を何度も見ると言われている。今も見ているかもしれない。」
ザジ「あうー…、うぅぅ…。」
シスロ「いくぞ、ザジ。」
ザジ「あうあー。」


寝室

レイ「エマ⁉エマ!」
ドン「なんだよレイ、こんな夜中に…。」
レイ「ドン、…エマが悪夢を見始めた。」
ドン「へっ?」
エマは目を大きく見開き、きょろきょろと動かしている。しだいに体が痙攣していく。
ドン「うわっ、そんな感じするな…。」
アンナ「え、悪夢を見てるって?」
ノーマン「みんな!耳を澄ませてみて、何か聞こえないか?」
みんな「………。」
ドン「何も聞こえないぞ?」
レイ「…っ、聞こえる。ノーマン、エマをベッドから降ろせ!」
ノーマン「わかった、よいしょ!」
レイ「バーバラ、でっかい刃物持ってこい!」
バーバラ「お、おう?わかったよ!」

バーバラ「持ってきた、エマは?」
ドン「ずっと痙攣したままだぜ。」
レイ「包丁か…、よし!」びりっ(包丁でエマとレイのベッドを切り裂き)
レイ「…何かある、なんだこれ。」
シスロ「なんかの発信機か?」
ノーマン「多分、電波を出してトラウマや後悔していることを、夢の中で呼び戻しているんだ。」
レイ「バーバラ、壊せるか?」
バーバラ「よっしゃ!やってみる!おらぁ、砕けろこのやろっ!」
バーバラ「ダメだな、かってー!」
ヴァイオレット「おいおいなんだようっせーな、みんなが眠れないぜ。」
レイ「おいヴィンセント、アダムを連れてこい!」
ヴァイオレット「…は?」
レイ「いいから早く!」
ヴァイオレット「…ったく、わあったよ!」

ヴァイオレット「連れてきたぞ、つまんねーことじゃ怒るからな。」
アダム「63194…、22194…、81194…。」
レイ「アダム、これを踏みつぶせ!」
アダム「・・・?ふんっ!」ビキビキッ
ノーマン「もう少し!」
アダム「…うぅ〜、ふんっ!ふんっ!ふんんんんっ!!!」バキッ!
レイ「やっと一個壊せたか、もう一つ頼むアダム!」
アダム「ふんっ!ふんっ!ふんんんんっ!!!」バキバキバキィ!」
ノーマン「壊せた、…協力感謝するよ。」
ヴァイオレット「おいおい、状況が読み込めねーよ。エマが今どーなってんだ?」

ヴァイオレット「ふーん、二人が悪夢見て、その元凶がこれってか…。」
レイ「そうゆうことだ。」
ヴァイオレット「でも夜中にやることねーだろ。」
ノーマン「ごめん、僕らだけで対処するつもりでね…。」
エマ「…っ!ぶはっ!はあっはあっ!」
みんな「エマ!」

4:匿名さん:2020/08/01(土) 12:14 ID:fT6

エマ「……っ!………。」(レイになにか伝えようとして、口をパクパクさせて)
レイ「ん?なんだエマ?」
エマ「……がっ、…はぁっ、はぁっ。………。」
レイ「…わかんね。」
ヴァイオレット「そりゃそうだろ、なんか悪夢ってより病気に近い気がするぜ?あの機械が、病気を起こしてたかもしれない。」
ノーマン「だったら、エマとレイ二人を隔離したほうがいいね。今は出てないけど、こういう発作がレイに出るかもしれない。そして、明日からこの機械を分析してみる。」
レイ「そうだな、…それまで俺がエマの世話をする。」
シスロ「じゃあ、この変な機械は取り外したし休むか。」
ノーマン「そうだね。レイ、君はエマと一緒にソファで寝てくれる?毛布は持ってくるよ。」
レイ「お、おう…。分かった、任せろ!」(エマと…、2人っきり…///)
バーバラ「じゃあ解散!」
シスロ「おつかれー!おっと!」(転びそうになり、咄嗟にバーバラの髪を引っ張り起き上がり)
バーバラ「痛え!いてーなこのやろーー!」
バーバラ「シスロ、まだ慣れてないのか?義足…。」
シスロ「へーきへーき!」
バーバラ「嘘つけ、下手くそ。しゃーねーな、支えてやるよ。」
シスロ「すまん…。」


レイ「さ、いくぞ。エマ!」
エマ「…………。」(ガクガク)
レイ「…チッ。ほら、おぶってやる///早く乗れよ、見られるだろ!」
エマ「……///」

レイ「あの機械はないな?」
ノーマン「平気だよ、安心して寝て。」
レイ「ありがとな、さあ寝ようエマ。」(エマに優しく毛布をかけて)

5:匿名さん:2020/08/01(土) 15:01 ID:fT6

翌朝

ジリアン「ふふふ…、お二人さん♡朝ですよー!」
レイ「…っ!あ、いやこれは/////エマが昨日、痙攣起こして…そんで俺がこいつの面倒見なきゃいけなくなって…///そーゆーんじゃねーかんな!」
ジリアン「かーわーいーいー!もぉ〜、かわいすぎー!」
レイ「からかうなっ///」
ジリアン「はいはいごめんなさ〜い。朝ごはん行こう、エマも起こして、レイ。」
レイ「…先行ってろ、すぐ行く。」(赤面しつつも、エマの体を揺らし)
ジリアン「はいは〜い!みんなも起きようー!」(子供たちを起こしに行き)
レイ「ほらエマ、お前も起きろ。」
エマ「う…、うう。ふわぁぁあ…、おはよーレイ。」
レイ「朝めし行こーぜ。」
エマ「うん。」

ノーマン「あ、おはよーエマ!」
ドン「エマ、治ったのか?痙攣…。」
レイ「ああ、今んとこ収まってる。」
アウラ マウラ「おにーさん、おねーさん!」
ジリアン「かわいいーっ、名前はなあに?」(小さい鬼の子に目線を合わせて)
アウラ「ぼくアウラ!」
マウラ「わたしマウラ!」
ジリアン「わたしはジリアン!」
レイ「俺はレイ、こいつはエマ。」
ドン「ドンだ。」
アウラ「これ、なに?」(ベッドに入っていた機械を持って)
レイ「!? どこで見つけた!」
マウラ「みんな寝相が悪くて、爪とかでベッド引っ掻いちゃうんだけど…。」
アウラ「今朝、友達がベッド引っ掻いてこれがはみ出てたんだ。」
レイ「…まじか、全員に見させる気なのか…。」
アウラ「え?なに?」
レイ「俺とエマが悪夢を、家族にひどいこと言われる夢見たんだよ。で原因は何だろうって友達が昨夜探してたら、ベッドからこれが出てきた。」
レイ「お前たちは、夜中になにかあったりしたか?」
アウラ「友達の寝言がうるさいなーって思ってた。」
マウラ「悪夢を見てたんだ…、その友達は身体からガタガタして目がギョロギョロしてたの。」
ドン「エマと同じ症状…!」
レイ「すぐにノーマンのところに行こう!」

6:匿名さん:2020/08/01(土) 18:11 ID:fT6

ノーマン「ダメだねー、データが取れない…。」
ヴィンセント「ああ、自動ロックが何重もかかっている。」
ノーマン「鬼が作ったのか…?」
ヴィンセント「なら解析できないのも無理ないかもな、ボス。」
レイ「鬼でもなさそうだぜ?」
ノーマン「レイ…、何か分かったの?」
レイ「ああ、鬼の子供にも影響が出ているぜ。」
ノーマン「鬼の子供にも?」
レイ「ああ、偶然子供が寝相悪くて、爪でベッド引っ掻いて見つけてくれたみてーだ。」
ヴィンセント「そうか…、鬼が…。」
ノーマン「ヴィンセント?まだ、…信用できてない?」
ヴィンセント「そうなんだ、…いい鬼もいると、分かっているのに…だ。」
ノーマン「そっか、…まあ慣れてくしかないよ!」
ヴィンセント「ありがとう、ボス。」
レイ「まあそういうことは置いといて、どうする。隔離すべきか?」
ノーマン「隔離すべきではないね、ウイルス型ではないみたいだし。」
レイ「分かったのは、それだけか?」
ノーマン「お恥ずかしながら…、えへへ。」
ドン「レイ!ノーマン!」
ノーマン「ドン…、エマに何かあったの?」
ドン「エマが急に歩き出して、どこかに行っちまった!」
レイ「見失ったのか!」
ドン「ああ、でもあんな状態じゃここを出るわけないと思う。」
ノーマン「どっちにしろ、早く行ったほうがいいのは確かだ!」
レイ「エマに誰かついていってるか?」
ドン「一応、アンナとギルダがついてる。」
ノーマン「二人がついているなら、そんなに遠くには行けないはずだ!」
レイ「よし、早く行こうぜ!」


エマ「あは〜、私ぃ〜コニーをぉ〜裏切ったぁ〜わ〜る〜い〜や〜つぅ〜あはははははは!」
ギルダ「エマ!」
アンナ「気をしっかり持って!」
エマ「あはははははははははははははははは!」
ノーマン「エマ!エマーーー!」
レイ「アンナ!エマは大丈夫か!」
アンナ「レイ!エマがシュレッダー室に行こうとしてる!」
レイ「はあっ!?一回眠らして、お前に診てもらったほうが…。」
ノーマン「よし、じゃあ彼を呼ぼう!ハヤトーーー!」
ハヤト「ボスー!今行きまーす!来ましたボス!」
みんな(耳良っ!ハヤト耳良っ!)
ハヤト「ボス、何でしょうか!」
ノーマン「エマが機械でおかしくなっちゃって…。」
ハヤト「ええーーっ!どゆことっすかーーー!」
ノーマン「カクカクシカジカだから、医務室・改から麻酔持ってきて!」
ハヤト「了解っすーーー!待ってくださいエマさーーーーん!」
ノーマン「エマに打ちやすいように、横にならせよう。」
ハヤト「そうっすね、麻酔持ってきたっす!」
ノーマン「わぁっ!速いよハヤト!」
エマ「こにぃぃぃぃ、うえへへへへははははは!」
ハヤト「エマさん、すみません!」ぷすっ
エマ「はははは…、………。」バタッ
アンナ「エマ…、エマぁ…。」
ノーマン「アンナ、エマは必ず助けるよ。」

7:匿名さん:2020/08/01(土) 19:09 ID:fT6

数時間後

エマ「う、うぅ…。ここは?」
ノーマン「医務室・改だよ、おはようエマ。」
エマ「わざわざ改つける?」
ノーマン「まあまあwエマとレイのベッドには、この機械が仕掛けられていてね、それで癲癇させて悪夢を見せてたんだ。」
エマ「悪夢…。」
ノーマン「ああごめんね、思い出させちゃって…。」
エマ「ノーマン…、これで良かったのかな。」
ノーマン「ん?なに、エマ?」
エマ「もっと早くハウスのこと、知っていたらコニーもここにいたかも知れない…。」
ノーマン「エマ。」
エマ「私がノーマンみたいに頭良くて…、何でも分かってたら、こんなことには…。コニー、みんなここで生きていたかもしれない。そう考えると、震えが止まらない。」
ノーマン「エマ、落ち着こう。しっかりして、エマ。」
エマ「私が無知なせいで、みんな…。」
エマ「みんなを守らなきゃ、いけなかったのに…!」

ヴァイオレット「マジでただの悪夢じゃなさそうだな。」
オリバー「そうだな、次はレイ、そしてどんどんみんながおかしくなっていくんだ。たぶん、エマの発作もまた起きるぞ。」
ジリアン「ここにユウゴや、ルーカスがいたら…。」
オリバー「やめろジリアン、お前もエマみたいになってるじゃねーか。」
ジリアン「ごめん、なんか今朝からおかしいんだよね…。」
ナイジェル「発作だ、エマと同じ…。」
ザック「五段階…。」
みんな「へ?」
ザック「エマを見ていて分かった、この発作は五段階ある。」
オリバー「三段階?」
ザック「1つ、トラウマ、後悔の類の悪夢を見せて不安にさせ、免疫を下げる。2つ、周りの景色と夢がごっちゃになる、それで対象を追い詰める。3つ、過去の出来事を脳から引っ張り出してきて、思い出させる。4つ、後悔させる、そしてその後悔を償いたくなる。5つ、ジサツをする。」
ジリアン「それじゃ、私は…。」
ザック「3段階目…。」
オリバー「五段階目まで近いじゃねーか、対処法は!?」
ザック「分かんねえ…、ノーマンのおかげでエマは助かったけど一時的だし、次いつ起こるか…。」
ヴァイオレット「分かんねえじゃねえよ、早く探すんだよ!早くしねーとみんな氏んじまうぞ!」
オリバー「…じゃあ、いやだけど鬼の力を借りよう。」
ヴァイオレット「ジリアン、歩けるのか?」
ジリアン「少しふらふらするけど、平気。」
ヴァイオレット「そうやって大丈夫と思っているほど、あぶねーんだよ。」


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