世界樹と不思議のダンジョン2 二次創作小説『冒険者達の日常』

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1:◆hJgorQc:2020/12/23(水) 22:36 ID:SFk

※注意!※

・なりきり、リレー形式ではありません!
・オリジナルギルド設定があります!
・オリジナルキャラクターが出てきます!
・自己満足なので文体は破滅しています!
・感想は受け付けます!

>>2 キャラ紹介

4:◆hJgorQc:2020/12/29(火) 20:54 ID:SFk

「ふんふんふふーん、ふんふんふふーん♪」


港町オーベルフェ。
世界樹とそれに付随するダンジョン群を正面に望む、美しき湖畔の街である。
……そして、まだ若い女性が鼻歌を歌いながら街を歩いていた。
ややスキップするその姿は周囲からの注目を集めていた。
セミロングの紫髪が揺れる。
とはいえ、楽しげにスキップしているのが注目を集める理由ではなく――彼女の身分にこそ、その理由があった。
彼女が向かう先は、オーベルフェの中でも相当に大きい建物、冒険者ギルド。
つまり、彼女は冒険者なのである。


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冒険者ギルドの扉を開けると、中の様子が目に入ってきた。
様々な格好をした冒険者が、各々のギルドの団員と話し込んでいる。
内容はダンジョンの情報――砦、D.O.E.……や、単純に世間話だったりと様々である。
そんな風にしているのがざっと50人以上。
そのような中では今入ってきた女性など一瞬で溶け込んでしまいそうだった。……が。

彼女が姿を見せた瞬間、その場に居る全員が――一瞬、静まり返った。

そして一種の満足感が広間を満たし、会話が再開される。
心なしか、先程よりも熱がこもっているような気がする。




そんな冒険者達を横目に見ながら、彼女は冒険者ギルドの管理者らしき赤毛の男の元へたどり着き報告する。

「『カラフル』、第6迷宮『幻想白森』より無事帰還しました」
「ん。被害状況は?」
「パーティー四人全員生存です」
「よし、目標は達成したか?」
「はい。従来の通常砦を豪華砦に変更する作業を行っています。」
「よろしい。じゃ、しばらく――」

男が何か言おうとしたその時だった。
「ということで行ってきますね!」「はっ?」
……彼女はその辺にいた自分の団員を一瞬で捕まえ、冒険者ギルドから出ていった。


……彼女こそ、オーベルフェ最大のギルド『カラフル』団長にして、最強の存在――――
『カラフル』の、ギルドマスターである。

5:◆hJgorQc:2021/04/01(木) 23:26 ID:iYg

「……あー、ギルドマスターさん行っちゃった?」
そう呟きながら奥からソードマスターの女性が出てくる。その顔はいかにも残念そうだった。
「みたいです。……あ。いや、リーザさん、砦に今すぐ行って欲しいと信号が入ってます」
リーザというソードマスターの女性に声をかけたのは、パラディンの青年だった。ゴツい鎧に身を包み、早速臨戦体勢に入っている。
それを見たリーザは、さすがに気が早いよと心の中で言いつつも準備を一瞬で済ませ、外に出た。


「いつもありがとねセルジュ君。愛してるよ」
「はいはい。今回行けと指示されたのは第7迷宮『畏怖の山』……砦にD.O.Eが迫っている場所ですね」
慣れているらしく、リーザの求愛を軽くいなしたセルジュというパラディンは地図を指し示す。……第7迷宮、『畏怖の山』。オーベルフェから見ると、世界樹に一番近いと思われていたダンジョン。
灼熱の地だ。
「その砦に樹海磁軸はあるんだよね」
「当然ありますよ。お出かけして倒すだけですね」
樹海磁軸とは、ダンジョンにおける重要な場所にある結晶のようなものだ。同じダンジョンの、同じ大きさの樹海磁軸がある場所にワープすることが出来たり、時間を進ませたりすることができる。
砦にそれがないとなると、D.O.Eが砦を破壊するのを防ぐ手立てはなくなってしまうのだ。


「なら良かったよ。……もう一つ。まさか私達二人で行かせる訳じゃないんでしょ?」
そうリーザが首を傾げた時、丁度のタイミング。
……冒険者ギルドから、背も格好も瓜二つなメディックの双子が出てきた。


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