みんなでコメント繋げてお話作ろう【2】

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1:匿名:2018/07/06(金) 22:50

https://ha10.net/toku/1528722784.html
の主様に許可取って新しく作りました。

本家に付いていけていない人向けのスレなので本家に出てくる登場人物は使わないように。

2:匿名:2018/07/06(金) 23:07

時は平成。

3:匿名:2018/07/06(金) 23:10

六月のどんよりした空の下、気だるげに歩く一人の少年がいた。

4:匿名:2018/07/06(金) 23:22

彼の名は氷室渉。
日課の散歩に出ていた。ただそれだけだった。

5:匿名:2018/07/06(金) 23:22

17歳、高校二年生。

6:匿名:2018/07/06(金) 23:36

彼の"非日常"は突然、幕開ける。

7:匿名:2018/07/06(金) 23:38

なんと近所の議員と間違えられて市長になってしまったのだ

8:匿名:2018/07/06(金) 23:49

秘書「市長!今日は市内のイベントで祝辞を述べる仕事が入っています。早速行きましょう!」

9:匿名:2018/07/07(土) 00:53

渉「はあ…わーったよ。」

10:匿名:2018/07/07(土) 00:59

彼はやれやれ系主人公なので、頼まれたことは嫌そうにしつつも何でもしてしまうのだ!

11:匿名:2018/07/07(土) 09:51

そうして、イベント会場へ到着。
見るからに人が多い。コスプレイヤーも多数。
でかでかと掲げられた看板には…
"ニコニコ超会議"

12:匿名:2018/07/07(土) 11:52

「に、ニコニコ超会議?今年はもう終わったはずじゃ…。どうせなら会議より超パにいきたいし……。」

意外にも、渉はニコ廃だった。

13:匿名:2018/07/07(土) 12:32

渉「…でもいいか。可愛い彼女見つけられたらいいなー。」

14:匿名:2018/07/07(土) 16:53

「あまり羽目を外さないようにしてくださいね!祝辞のために来ているんですから!!」

独り言にも鋭く反応した秘書が、渉を軽く睨む。

「市長も彼女が欲しいお年頃なのかもしれませんが…」

そう言う秘書も、はっきりとした年齢は分からないものの若そうに見える。しかも、なかなかのイケメンだ。
まぁ、渉は男に興味はないのだが。

「……わーったよ。祝辞とかいうやつ済ませて、ぶらぶらするくらいなら良いだろ?」

15:匿名:2018/07/07(土) 21:11

秘書「…まあ良いですけど、あまり羽目を外しすぎないでくださいね?」

16:匿名:2018/07/08(日) 14:39

祝辞を無事済ませた渉は、去り際にいきなりパンイチになってキレッキレのソーラン節を踊り始めた。

そう、秘書の羽目を外すなと云うお笑い的な前フリにも全力で応えるほどにはこの男はサービス精神が旺盛なのだ。

17:匿名:2018/07/08(日) 17:15

傍で秘書が青ざめているのが視界に入った。

18:匿名:2018/07/08(日) 19:19

渉「あ、や、山中(秘書の名前)…‼」

19:匿名:2018/07/09(月) 18:22

(さては俺のパフォーマンスの余りの凄さに驚愕を隠せないんだな!だがっ、まだまだ驚くのは早いぜっ!)

おもむろに渉が右手をパチンと鳴らす。

それを合図に、観衆に紛れていたシルク・ドゥ・ソレイユが四方から躍り出て、軽業、大道芸、軟体パフォーマンスと、多彩な見せ物を繰り出し始めた。

20:匿名:2018/07/09(月) 18:58

「……なんだこれは…!」
「市長、アンタ一体何者なんだ…?!」

21:匿名:2018/07/09(月) 23:18

渉「俺は市長さ。だがそんじょそこらの市長と一緒にされちゃあ困るな。なぜなら…」

22:匿名:2018/07/10(火) 17:26

「ご覧の通り、C調な市長だからさ!」

そう叫びながらソレイユの面々を1箇所に従えた渉は、最後にして最大の見せ場である100人タワーの頂点へと上り詰める。

その頂点で逆立ちをしながら後頭部と背中が接する程の軟体パフォーマンスをキメる。

ソレイユ顔負けの軟体をキメるその様はまさに名古屋城の天守閣の上にそびえるシャチホコのようで、見る者を釘付けにした。彼がパンイチでさえなければ女性ファンが大量に生まれていただろう。

23:匿名:2018/07/10(火) 19:21

「おい見ろよあれ!」
「こんなイベ日程表には無かったぞ!」

超会議の一般来場者たちがざわめき始める。
誰もこれが市長の祝辞だとは気が付いていないようだ。

「ニコ生で流せ!」
「Twitterにうpしたれ!」
さらに祭りが大好きな者たちが無責任に騒ぎ立て始め、会場は正に地獄絵図となった


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