【戦闘スレ】第一次リヴァループ公領戦争

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94:クロエ◆Yg:2021/02/03(水) 22:34




>>93 クリフ様

……っ。裏から…あしらう…!

( 騎士という立場なら、メイドである自分に向ける必要はない『ありがとう』という言葉にぽかんと口を半開きにするが、作戦を聞けばグッと口を閉じて。最低限の復唱をぶつぶつと。失敗なんてしてられない。華麗に、尚且つなるべく事を小さく(もう遅い)おさめて、いい所見せなきゃ!空気をビリビリと揺らすようなクリフの声を合図に、短剣を逆手にクルリと持ち帰ると姿勢を低く構え、す、と気配を薄くしていきながら魔術師たちの後ろをとりやすい位置に移動していく。さすがクリフ様、声だけでここまで気を集中させるなんて。面白いくらい気付かない魔術師たちを見ながらほぅ、と改めて尊敬をして。 )

……ッこんな石、なんか!

( クリフにかかっていく魔術師たち。その中でも1人出遅れた魔術師を見つけ、まずはこの人から…!と気配なく後ろをとるも、またまた不運の石につまずき。バッ、とこちらに振り向く魔術師。このまま転んで仕舞えば、魔術を使わせてしまうかもしれない。キッ、と眉間に皺を寄せては崩れた体制をそのまま崩し切り、素早く脚を払って魔術師を転ばせる。そのまま首根っこを掴むと、短剣の持ち手でみねうちをした。__幸いにも他の魔術師たちはクリフに意識が向いている。「まずは1人……ごめんなさい。」とバレていないことに安心しつつ、体を起こしては次の後ろを狙い始めた。 )


クリフ◆Qg:2021/02/03(水) 23:44 [返信]

(素早く動き出したクロエを冷静に見届け、
男もまた、魔術師の集団を相手に動き始める。)
「久々の事だ……。こんな数の集団との戦いは、
山林で出逢った賊以来だ。しかしだ……、
矮小な魔法なぞに頼りきりの貴様らより、
賊の方が余程……吾を楽しませてくれるぞッ!」
(以前に似た情景を見た事をふと思い出すが、
その賊に比べれば余程戦いやすい相手だった。
魔術師達の一部が攻撃魔法を撃ってきたと見るや
男は右側の大剣を地面から手荒く引き抜き、
振りかぶった姿勢を維持し、そのまま静止する。
その無防備な男へ、魔法は容赦なく襲いかかる。
だが、それはまさに男の思うつぼであった。)
「……ハハハッ、その程度で怯む吾では無いわ。
そして教えておいてやろう…、半端な魔法は、
吾にとっては殊更意味を成さない事をなッ!」
(男はそう言った直後、前に出た左足を軽く上げ、
『ズドォッ』と激しい踏み込みを入れる。
腕を振る前に一歩踏み込む事は、腕に力を伝え、
腕にかかる力を増大させる事に作用する。だが、
男のそれは、あまりにも極端なものだった。)
「魔法ごと吹き飛ばしてくれる、喰らえェッ!」
(数人の魔術師が再び攻撃したのを見計らい、
全力を込めた大剣を地面を削りながら振り上げ、
剣に抉られた地面は空気にさえも衝撃を伝え、
寸前までそこにあった魔力の波を吹き飛ばした。
更に衝撃のあおりを受け土埃と石畳が飛び散り、
魔術師達は思わず顔を覆い、完全無防備になる。)
「ハハハッ……、少し派手にやり過ぎたか。」
(振り終わった剣を肩に担ぎ、男は一人笑った。)
>>94 クロエ


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