初めましての代わりに此処では人気のありそうなoshtで書こうとするもオチを見失った駄文を。
ぱしん。
そんな乾いた音を聞いた瞬間、頬が熱を持ち始めた。
｢…え、？｣
片手を頬に運びながら周りを見渡せば、何時もと違う仲間ばかりで。
眉を顰め、怒りを露わにしている仲間に問い掛けた。
｢なんで、俺は此処に｣
｢本当に呆れた、何でなのかわかってへんの？｣
聞き慣れた声を耳にしたと同時に振り向けば、感情が抜け落ちたかのような、冷えた目を向ける仲間─否、恋人がいた。
頬を抑えた状態で首を振れば、彼は大きな溜息を吐いて頬を叩こうと腕が振り上げられた。
理解出来ないその行為を大人しく喰らえば、髪を掴まれ見上げる形にされる。
｢これでも優しくしてるんやで、売国奴｣
ひゅ、と息を飲んで硬直する。彼は今、なんと言った？
｢な、にそれ、…しらな、｣
｢知らん訳無いやろ、証拠は揃っとんねん｣
声を荒げながらそう言った彼を見る。脳が処理し切れなくなったのか涙を零せば、｢泣けば許されると思っとるんか｣と言われた。そんなつもりでは無いのに。
｢っ、本当に知らない、そんな事してない、何時も一緒だったお前らが1番知ってるだろ！？｣
ぎり、と歯軋りをしては声を上げる。しかし、帰って来たのは言葉ではなく破裂音と痛みだった。
焼けるような痛みを訴えた腕に視線を向け、体を震わせる。赤く染まる腕を抑えようとしたが、体を蹴られ転ぶ。
｢売国奴と恋人になった俺が馬鹿やった｣
その言葉を聞いて、吐き気を催した。
─
ばさ、がたがた。突然騒がしくなった寝室に首を傾げながら読んでいた本を閉じる。
彼が起きたのだろうか、そう思い寝室へ足を運ぼうとして留まる。否、正確には吃驚して足を止めたのだが。
扉が勢いよく開けられたのを見ては慌てて駆け寄る。涙を流し、全身から汗を流しながら震えた彼が出てきたのを見て冷や汗を流した。
｢どうしたん、悪い夢でも｣
｢っ、オﾞス…マﾞァﾞ…、俺、俺…っ、｣
言い終わるよりも先に声を上げた彼を抱き留め、背中を撫でる。
こんな弱った彼を見たのは初めてだ。それに、寝る前はいつも通りだった筈なのだが。…取り敢えず、だ。
｢夢で何を見たのかは知らんけど、そんな泣く様な事は起こらんから安心してや｣
ぽん、ぽん、とリズム良く背中を叩きながら、なるべく優しい声でそう言う。
彼が泣く程だ、きっと仲間が死ぬだとかそんな夢だったのだろう。そうでなくとも、彼が泣く様な事は起こらないし起こさせるつもりは無いのだが。
ゆっくりと頷いた後、声を押し殺しながら泣いた彼の頭を撫でる。少しでも、落ち着けばいいのだが。
はえ〜いつの間にかosht、はえ〜いいっすねぇ〜^^
あ、初めまして。zmut推してる野郎ですどうも。