・・・ それは希望で ・・・
「 E.O.D..... 」
( 顔を歪める様子に データの中には少ない反応と知れば
口数を途端に減らす )
( だが 次の言葉が発されると再び口を開いた )
「 .....有言実行たりうる言葉が今とするなら....私の得た全てを捧げる価値があるね。
汚れた私に...綺麗な何かが残せるというのは万端光栄極まる事柄に相違ないよ 」
・・・ 感情詳細 [ 大切 ] ・・・
「( 不思議な物だな… 見るべきものは目と鼻の先だと言うに )」
( 死地、行く先々は全てそうだった。離す目があれば弓矢が肉も骨も抉り
眠る事を欺けなければ手酷い仕打ちが待っている… 世界の真実は悲劇のみ
カラダに刻まれた悪夢の日々は… …いつしか、自分を棘の付いた鎧に囲ませた )
「 ……あまり無理はしなくていい…疲れたなら私の背でも使いなさい。ソウ 」
( なら今の私は何だ? )
( 非力で 警戒もロクにできない2人の稚児を自らの子として連れ往き
剰え、戦場を__死地を前にして 今、目を閉じ 腕の中にあるか弱き暖かみを
…腕付くの類ではない 慣れぬ感情の元 隙を晒してでも護ろうとしている )
「 …………… 」
( 妙な物だな、ただの短い付き合いだと言うのに… )
( 心の綻びは己を脆くする 柔らかい心は刃を通すようになる
…だが この暖かみが欠く事を良しとはできない感情がそこに存在した )
( “ 愛 ” という感情が )
・・・ 《 防衛戦戦突破 》・・・
[ ヴィー ヴィー ヴィー ]
《 防衛シークエンス 最大限 》
( 赤い発光とサイレンの音が二重に頭を攻撃する
しかし行動不能になる前に…重い地帯は突破したらしい
飛んでくるエネルギー弾のようなもの、歯車に乗る機械など
危険そうな存在は一瞬で背後へと消える )
( …僅か 30秒の内のできごと…2人の速度たるや尋常ではない事はすでに知れた )