スライム属を最強のモンスターにしようぜ

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3:◆.s:2022/03/06(日) 21:07

『 コサメアオミドリ 』

川原などでひっくり返した岩の裏などで見掛ける
小型スライムの一種、草食であり縄張り意識も薄い
名が示す通り青緑色のボディを持つが、この色は
主食である苔によるもので、元々色素は持っていない

大きさは成人男性の親指程度で、のそのそと動く
体の粘性は低く 固いゼリーのようなぷるぷる手触りには
一定の需要があり、また厄介な性質もなく 餌も安いの為
主婦層から子供までペットとしての人気が高い愛され系。

主食は"アオミドリゴケ"、非常に環境適応力の高い
青緑色の苔で 氷原や火山地帯にも自生出来るたくましい苔。
放置すればどんどん増える厄介な苔だが、これを主食とする
本種の存在が、この苔の大量増殖を抑制している… が
この苔と本種は一種の共生関係にあるようで、本種は苔に
栄養を提供して貰う代わりに大量増殖による同種同士の
食い潰しを抑え、補食した苔の一部を別の地域に運ぶ事で
苔の生息地を広くしているようだ …

そんな本種の最強ポイントは"適応力"から来る
生態系の下地としての強さ。本種は苔と同じように
高い環境適応力を持ち、苔が生える環境ならば
何処にでも進出していくことが可能なのである。

劇的とまでは行かずとも増殖速度も早いため
進出した先の土地では苔と共に被食者として
様々な小動物を育て、その小動物を他の捕食者が狙い
その死骸が大地に吸収され… 自ずと生態系は活性化し
破壊された環境でも回復が早まっていくのである。

中には焼け野原となっていた戦場跡に本書と苔が
定着すると、数年の内に生態系が生まれていたという
劇的な環境改善を本種が成し遂げた記録も残っており
環境団体から苔と共に再生のシンボルとして登録された


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