=空の魚は夢を見せた。=

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02:◆K6:2015/12/14(月) 19:21



前菜

42で「食事」についての三部作の一作目。食べ物と恋は繋がっているのかもしれませぬ。  

※【注意】※

・本人様とは当然何の関係もありません ・その前に似てません

・訛ってません ・えろくありません






俺はあまり食に執着しない。食べる事が嫌いな訳でも 味覚に難がある訳でもないし、腹が減れば物を食べる行為を行うのだが、どうしても食べる事が好きじゃない。酒の肴になる様なものは好きかもしれぬが、それは「酒を飲む」と言う行為が大前提な訳であって、決して「美味いから食べる」と言う事でなく「酒に合うから食べる」と言ったことなんだ、決して腹に溜めるわけじゃあないんだ、と主張する。(反論されても困る)


しかし人間、どーしても腹は減る。


生きていくためと分かっちゃ居るが、別に俺は今ここでぽっくり逝っちまっても構わない。死ぬ事への恐怖感、畏怖感が年齢を重ねるごとに薄くなっているのではないのか、と思う。 しかしだ、しかし。俺がどっかで餓死するのは良いけどもその間の長ぁい長い空腹に耐えられるかって言うと、それは無理な話だ。そう。俺は死ぬのは良いけれど、死ぬまでの過程が痛かったり苦しかったりするのは嫌なのだ。(俺はどうやら世間一般的に見るとマゾヒストらしいのだが、そういう人種ってもんは基本誰かに痛みを与えられている。他人から与えられる痛みこそが至高であり、自ら痛みを生んでも一時的な快感は生まれるが満たされない気持ちで一杯になるためにここで言われる「自殺するまでの過程における苦痛」は否定させていただく 勿論反論されても困る)
俺はつくづく死生観がおかしいだの、偏屈な人間なんだのと、先ほど買ったばかりの異様に熱いピザまんを齧りながらぼんやり考えた。こんな食物一つで、生きるとか死ぬとか考える自分もアホ臭い。唇に付いたチーズを指で拭い、口元に運び込む。外が寒いのもあって、徐々に冷めていく熱を惜しみながらもくもくと食べ進める。最後の一口を咀嚼しきり、ごくりと喉を通った後に考えていたのは、「この空腹の処理について」だった。

コンビニへ戻ると言う手もあるのだが、店員の態度が気に食わなかった。せめて笑顔は作れ。もしくは滑舌をどうにかしろよ。と言うよりマニュアル守れ、と正直店員としてなら一生合いたくないレベルの人間だった。将来的に後悔しやがれ。
家に帰っても大した物は無いし、どっかで外食って気分でも無い。ぐるぐると巡る考えの中で、出てきたのがあいつの顔。あー、飯作ってもらおうかなあと考えたときにはもう手が電話番号を探していた。暇だったらラッキー。暇じゃなかったらまあ、どうにかしよう。冷たい指が急ぐ。着信音にすら苛々してきた。クソ、だから空腹って嫌いなんだ。



続きを考える気力は無いんだ 頑張るけれど


時雨◆Ks:2016/03/06(日) 17:10 [返信]




【 す゛っと、 】



   
>>02 前髪を伸ばそう


>>003 ボリュウムを上げよう 
   

>>0004 手首は怖いから




【 吐 く 。 】



>>0004迄レス禁

https://www.youtube.com/watch?v=wg7-OQQpaLM


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