随にフラグメント

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23:∵:2016/03/15(火) 20:54 ID:crQ

>>18 続き

 命は罪で、存在は災い。白い髪や人よりも色素の薄い肌と瞳は、悪魔の象徴と言われた。忌み嫌われ、姿を見られれば石を投げられた。
 居場所なんて何処にも無い。勿論誰にも必要とされない。こんな扱いを受けるくらいなら死んだほうがマシだって。わかっているくせに何かにすがりついて生きようとした。黒い布を目深に被り、姿を隠しながら、常に周り人間に怯えながら。
 僕は人間の真似をする白い悪魔で。それは酷く滑稽なものだった。


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