【前述の訂正。全八章ではなく全六章でした。申し訳ない。後、プロローグの名称は「俺なりの価値観」です。】
と、不意にドアが叩かれた。一瞬誰だと思ったが...そもそもここに来る人なんてたかが知れてる。
「いやっほ〜!調子はどうだ〜い?」
...この人が今俺がこんな状況になっている原因を作った人。
この部活(?)の顧問、水上(ミナカミ)先生だ。
元はと言えば、俺が高2になって直ぐの時まで遡る。
クラスメイト、担任が変わったから、という理由で、「自己紹介カードを書け」という小学生染みた事をやる羽目になった。
当然そこには「趣味·特技」の欄があるわけだ。特に書くことも無かった俺は仕方なくその時何だかんだで一番良くやっていた「ゲーム」を書いた。
それが誤算だった。
何故か先生と趣味が(表向きは)完全に一致し、そのままのヤケクソ気味なテンションで意気投合。結果、調子に乗った先生が勝手に変な部活を作りやがった、と...
なにこれ。改めて考えるとやっぱ行動力有りすぎ。何処の夜空さんだよ。
これ私立じゃなかったらアウトだぞ。
とまぁそんな感じの経緯の結果、今に至った訳だ。