最後は笑いあってサヨナラ。__シャルル

葉っぱ天国 > 小説 > スレ一覧
15:結愛。◆kc:2018/07/15(日) 08:50

【第2話】出逢い

「はあっ…あっぶない…。遅刻するとこだった…?」

家から走って電車に乗って…それでも以外と時間があった。
何をしよう。

「あっ。スピーチの練習!」

教室もまだわからないので、中庭へ向かった。そこで練習しよう。通学カバンから作文用紙を取りだし、自分に聞こえるくらいの声で読む。その時。

「へぇ、君がスピーチするんだ。」
「わっ!」

知らない人の声がして、思わず大きい声を出してしまった。気づくと中庭のはしっこに男の子が立っていた。

「スピーチって頭いい人がするんでしょ?すげぇ」

その男の子がニカッと笑う。素敵だなぁ…

「あ、ありがとう…?えっと、誰ですか?」

その男の子が近くまできて一緒に座る。ち、近い。

「俺?藤澤颯斗。クラス替え楽しみ過ぎて早く来ちゃってさー。適当に中庭来てみたら人いて。」

…すごいな。初対面なのに全然気にせず話してくれる。
私みたいな人見知りには考えられないよ!

「えっと、君は?」

「あ、真奈美って言います。朝倉真奈美。中2です。」

「まじ?同い年じゃん!じゃあタメで話してよ。」

「はい…じゃない、うん!」

この人とはなんか仲良くなれそうだ。

「スピーチ、楽しみにしとくな!」

「うん、スピーチ…あっ!」

恐る恐る腕時計を見る…。7時58分。あと2分で集まる時間。

「やばい、いかなきゃ!」

「あ!ごめんな、その、頑張れよ!」

藤澤くんも焦ってくれているのが分かる。

「あと!」

藤澤くんが呼ぶので、紙をしまいつつ振り替える。

「クラス同じだといいな!」

また藤澤くんは素敵な笑顔を浮かべる。

「…そうだね!じゃ、また」

藤澤君に言われたかもう一回考えて、私はドキッとしてしまったことに気づかない。走って体育館へ向かった。

_今日、私と颯斗は出逢った__


結愛。◆kc:2018/07/15(日) 09:37 [返信]

最後から3行目のところの最初
言われたことをもう一回思い出して
です!微妙におかしかったです


全部 <前100 次100> キーワード
名前 メモ