ULTRA ZAMURAI

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4:かずま:2019/07/27(土) 15:36

和式の家の前で、
ナナは戸を叩いて。
「おじゃましまーす。ナナだよ、
坂本さん。」
白髪のやせ細った和服の紳士が出てきた。
「おお、ナナまあ上がれ。」
「おじゃまします。」
「最近どうだ。楽器は。」
「坂本先生の今日みたいな指導があって順調です。」
「何の楽器弾いてるんだっけ。」
「え、ギターですけど。」
「ああ、ギターか最近忘れっぽいからな、そうだピアノか。」
「いえだからギターです。」
「あ、ギターか、そうだそうだドラムだったな。」
「・・・大丈夫ですか?」
「何がだ?」
「記憶力。」
「大丈夫だよ。」
「・・・。」
「で、今日の授業はな・・・あれ。」
「え、何。」
「あんた名前なんだっけ。」
「ええ!」
「かな子だよな。」
「ナナです!」
「ハジメか。」
「ナナです!!」
「うん、まあ名前なんて覚えなくていいや。」
「う、酷い。」
「で、何しにきたの?」
「授業だよ!」
「何の?」
「音楽!」
「何、音楽って?」
「・・・。」
「それよりゲームやろう。」
「もういいよ帰る。」
「まてタカシ。」
「ナナだよ!」
「ああ、もうそこの女!」
「何だよ!」
「名前は?」
「ナナだ!」
「名前は?」
「ナナだ!!」
「名前は?」
「だからナナだ!!!」
「そうかシンスケか。」
「病院行け!」
「床屋?」
「病院だあ!!!」


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