目の前にある道は

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2:匿名希望:2014/05/26(月) 21:19 ID:qVo

素敵な母


「お母さん。見て見て!由香ね、テストで100点取ったんだよ!」

そう言って100と書かれた算数のテスト用紙を見せる。

汚い字で、1年2組柚乃 由香と書かれており、その横に赤で書かれた
100の数字。そして、先生が書いたのか『良く出来ました』という
字が書かれていた。

その、テスト用紙を見て私は、にっこりとほほ笑んだ。


「あら、えらいじゃない。良くお勉強してたのね」
「うん!由香ね頑張ってお勉強したんだ!」

私が頭を撫でると、由香は猫のように微笑み嬉しそうな表情をした。


由香は、私の一人娘でポニーテールの髪、プ二プ二とした頬、私が
いうのもなんだが、昔の私に良く似ている。

だけど、昔の私はそこまで勉強しなかったな…と少し嫌な思い出を
思い出し、苦笑をしてしまう。

と、私が色々昔を思い出していると、由香は私を見あげ、満面の
笑みをこぼした。


「あのね!由香ね、将来はお母さんみたいな素敵な人になるね!
だから、お勉強も頑張って、うーんと頑張って
絶対!なってみせるからね!」


そんな事を言う由香に私は思わず吹き出してしまった。


お母さんみたいな人になる…か…。
昔、私もそう思ったものだ。

優しくて、暖かくて、いつも私をきにかけてくれた
素敵なお母さん。

結局なれなかったけど、この子にとって、私が素敵なら
とても嬉しいことね。


「…由香、お母さんより素敵なお母さんになってね」


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はい、第一作いかがだったでしょうか?

グダグダ…ですかね。


もしよかったらコメントくれると嬉しいですね!
では!


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