学園アリス *蜜柑の恐ろしい双子*

葉っぱ天国 > 二次創作 > スレ一覧
6:爽花:2015/09/05(土) 23:53 ID:tH6

ありがとうございます。
頑張ります!

第一話

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

ウチは今、暗闇の中にいる。

蜜月「蜜柑……!私は貴女を絶対に許さない…!」

暗闇の中に浮かびあがる蜜月の顔。
それとともに響いてくる蜜月の声。

蜜月はそういったあと、暗闇に走り去る。

蜜柑「蜜月…!待って…待って!!」

ウチは走る。
蜜月を追い掛けるように…
走っても走っても追い付かない。

蜜月「蜜柑……。絶対、復讐するから」

蜜柑「ごめっ……!蜜月。謝るっ…からっ…戻って来て………」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

?「…ん…かん……蜜柑!!」

ガバッ

蜜柑は誰かに呼ばれて起き上がった。
どうやら今のは夢のようだ。

蜜柑の頬には汗が伝っていた。

蛍「魘されてたけど…大丈夫なの?」

蜜柑を呼んだのは蛍だったようだ。
蛍は冷たい言い方だが心配してくれた。

蜜柑「なんでもあらへんよ!ちょっと怖い夢、見ただけや!!」

蜜柑は笑顔を蛍に向ける。

蛍「そう……ならいいわ。私、先教室行ってるからアンタも早く来なさいよ」

蜜柑「うん!ありがとうな!!」

蛍は出ていった。


何年ぶりだろう。
蜜月のことで魘されるのは。

もう忘れるつもりだった。


なのに……
なんで思い出させるのか……


蜜柑「なんか…胸騒ぎがする」

蜜柑は急いでB組に向かった。

蜜柑「おっはよーーー!」

蜜柑はいつも通り挨拶をする。

みんなもいつも通りに返してくれた。
自身の恋人、棗も……

蜜柑は棗の顔を見ると一瞬、顔を曇らせた。

棗はそれに気付くと蜜柑に歩み寄る。

棗「蜜柑…?どうしたんだ……?」

いつもと違う雰囲気の蜜柑に棗は問う。

蜜柑は迷ったものの棗に夢のことを話した。

棗「蜜月の夢か………………」

蜜柑はうつむく。

蜜柑「蜜月。怒っとるよね…。ウチと棗が付き合い出したことも……」

蜜柑と棗と蜜月とルカ。
この四人は昔からの仲良しだった。

なのでB組の中では、蜜柑の双子の姉の存在を知っている人は棗とルカの二人だけだ。

棗「蜜月が何をしようと俺はお前の味方だ。安心しろ」

棗は蜜柑を抱き締めた。

蜜柑「ありがと…棗」

蜜柑も抱き締め返した。


蜜柑と蜜月には一体何がーーーー。


それは又いつか……
説明することになるだろう。

続く



ちょっと説明。

〜みんなの好きな人〜

蜜柑←→棗←蜜月←ルカ

こんな感じ。


全部 <前100 次100> キーワード
名前 メモ