ヒロアカ 【夢小説】

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42:ぜんざい◆A.:2017/01/29(日) 14:26 ID:JRA


 やっと固まった連載です。ヒバリさんのはまた気が向いたら。
フェアリーテイル(グレイ)→ヒロアカ転生。(本当に)若干だけグレジュビなので嫌な人はUターン。


 久々にチームで仕事に出た。いつものチーム+ジュビアで。
 内容はルーシィの家賃の為もあり高額だが人数が多くてすぐ終わった。そして、唐突だったのだ。俺がまばたきをした瞬間、周りの仲間は居なくて、その代わり、周囲にはやけに発展した世界。
 いきなり脳内に殴りかかるようにやって来る全ての情報。頭を押さえて膝をつけば周囲の、この世界の俺の友人が慌てて駆け寄ってくる。体を見れば幼くて、年齢で言えば4歳、情報では俺たちは4歳のようで、幼稚園なるものに通っているらしい。
 顔も幼い頃の面影がある。俺はどうやら異世界へと飛んでしまったようだ。この世界の俺には悪いがこの世界を満喫させてもらおう。
 頭痛が収まって友人に笑いかければ「心配かけさせるなってー!」と様々に声が掛かった。
 俺の名前は『氷造 グレイ』、したの名前がやけに馴染みがないが知ったこっちゃない。
 入ってきた情報によれば、ことの始まりは中国軽慶市、発光する赤子が生まれたと言うニュースだった。待て待てなんだよ発光する赤子って。あれか? トノみてぇな光魔法か?
 以降各地で「超常」は発見され、原因も判然としないまま時は流れる。いつしか超常は日常となって、「架空(ゆめ)」は「現実」に。世界総人口の約八割が何らかの特異体質である超人社会となった現在、混乱渦巻く世の中でかつて誰もが空想し憧れたひとつの職業が脚光を浴びている。
 超常に伴い爆発的に増加した犯罪件数、法の抜本的改正に国がもたつく間、勇気ある人々がコミックさながらにヒーロー活動を始めた。超常への警備、悪意からの防衛、たちまち市民権を得たヒーローは世論に押される形で公的職務に定められる。国から収入を、人々から名声を。……ってやつだな。
 ヒーローにも資格が要るらしい。そのヒーローを育てる機関は高校から。一番有名なのは数々の有名ヒーローを輩出してきた「雄英高校」らしい。人気ナンバーワン、敵(ヴィラン)に対する抑止力と謳われるオールマイトと言うヒーローもそこ出身だからか周囲は「高校は雄英行きてぇ」と言うやつは多い。
 もちろん単純な俺もヒーローに憧れ……と言うか人を守ることがギルドのように思えて、雄英を出てヒーローになりたいと思った。最後にもとの世界で見たのは、ジュビアの笑顔だったこともあるのだろうか。
 ぶんぶんと頭を振り、この世界でも魔法は使えるのだろうかと試しにギルドマークをイメージすれば、パキキ、と手のひらで氷がギルドマークとして出てきた。ふふん、やっぱり出来るな。



「まあ!!! グレイくん! 個性が出たのね!!」
『えっ』



 この世界では、個性と言うことになるらしい。
 幼稚園の先生に言われ、親に迎えに来てもらい、病院に行けば「個性はどうやら『氷造形』のようですね」と告げられた。……恐らく滅悪魔法も使えるだろうけど、今はやめとくか。



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