カノキド小説+@ 3〜!!

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250:エナ:2017/02/20(月) 10:08 ID:TGI

ナナセちゃんのアイデアそのいち、バレンタインデー。
…………………何故か単体で出来ちゃったのよ。

「はい、チョコ」

キドの素っ気ない言葉と共に小さな袋を渡される。
カノは読んでいた雑誌を置き、ソファーから起き上がると、そうか、今日はバレンタインデーだと今更気付いた。

「ありがとう、キド」

そう言って笑うとキドは照れた顔を隠すようにフードを深く被る。そして自分の部屋に黙って行ってしまった。

キドから貰った袋を見つめる。ピンクのハート柄の白い袋に赤いリボンと可愛らしい包み。
リボンをほどき、袋を開けるとチョコチップクッキーの美味しそうな匂い。
よく見るとチョコチップはハートの形になっていた。

「やっぱりキドは可愛いなぁ〜………」

そう言ってクッキーを1つ手に取った。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
零乃さんのアイデアそのいち、暗い系。

「ごめん………なさ……」

小さな声が部屋に響く。
もう誰宛の謝罪か解らなくなってきた。何回罪を犯したんだ………。

もうどうしたら良いのか解らない。

「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい………」

もう少し早くアジトを出れば……ヒヨリちゃん探しに僕も付き合っていれば………。

『隣で死なれちゃ気分悪いから貸してあげようと思ったの!』

もしあの時、キドがいなかったら本当に凍え死んでたかもしれない。
もしキドがいなかったらつまらない世界だったかもしれない。

【平凡】の中に混ざった【異常】の僕ら。
そんな僕らをリードしてくれてたキド。
キド………………………………。



「お疲れさま、キド。独りぼっちは寂しいよね」

強情で泣き虫なキドは今頃泣いているかな。

ああ、僕は馬鹿だ。こんな事しても更に泣かせるだけだろ?
だけど……………。

「今回だけ……………」

再び繰り返す運命は見えている。今日と言う1日もそのループの1つで。
繰り返されるなら、キドの側にいたい、それは我儘かな。



ぼんやりした視線の先に紅い水溜まり。
キドの事を考えていた。
痛みや苦しみはなかった。
ごめんね、大丈夫。すぐに二人になるよ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
とりあえず2つ………出来た…………!!!!!!
全部やるつもりだぜ(ドヤッ⬅
アイデアくれたナナセちゃん、零乃さん、ありがとう!


ナナセ:2017/02/20(月) 18:06 ID:lTA [返信]

全部書くの?!すごっ!
頑張って!私はその間に自分の設定考えとくよ!


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