スリースターズプリキュア

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2:匿名さん:2019/04/04(木) 21:41 ID:h9g

私は長谷部桜!今日から有木ヶ丘中学3年生!

桜「椿!梅子!私らまた一緒やで!」

椿「ほんまや!またよろしくやん」

梅「まーた桜の面倒見なきゃあかんのか〜」

桜「どういう意味やねん!!」

矢沢椿と橘梅子は2年の頃からの友達である。最初は色々あって仲良くはなかったが、またまた色々あって最後の方で仲良くなった。

「お前らも一緒か〜」

桜「あー?って銀ちゃん!」

私たち3人に声をかけてきたのは1年の頃に同じクラスで私たちと仲が良い男子、柳原銀河だった。

桜「銀河も一緒なん?」

銀「せやで!あと仁と夏己も一緒やねん」

椿「へー、その2人もなんや」

仁と夏己とは田所仁と比賀夏己である。2人とは私と梅子はあまり関わりがないが、椿と銀河はその2人と仲が良い。

桜「……ってちょっと待って!名簿順でいくと私 比賀の前やねんけど!!」

銀「あ、俺は矢沢の後ろや」

椿「まじで?だるー」

梅「私もあれや、田所の前」

桜「そこーっ!!私の話聞いてくださーい!」

これが普通の男子なら特に気にはしていなかっただろう。
だが、私と比賀はこの2年間全くと言っていいほど関わりがないのだ。そんな奴の前に平然と座れる奴がいるか。否、いない。

桜「比賀とか怖いってまじで!!」

「誰が怖いって?」

「銀ちゃん迎えに来たでー」

桜「ヒッ…ひ、比賀さん…!」

するとなんということでしょう。きっと仲の良い友達である銀河を迎えに来た比賀と田所がやって来た。しかも私の話を聞いて。

夏「長谷部まじふざけんなよ。俺のどこが怖いねん」

桜「どこって言われたら分からんねんけど…まあとりま君は怖いよ」

夏「しばくぞ」

桜「うそだろお」

そんなことんなで教室に向かう。私たちの担任は、珍しいことに新しい先生だった。

「今年から皆さんの担任になります、櫻田孝です。」

担任の先生は、今一世を風靡してる吉沢涼くんに似ているカッコイイ先生だった。何人かはヒソヒソと頬を赤らめながら先生について話している。
もちろん私も、そんな女の子の一員である。

桜「櫻田先生めっちゃカッコイイ!」

夏「そうか?なんかうさんくさない?」

桜「顔がええわ顔が!」

櫻田と桜ってとこもなんか運命感じるし!!

櫻「えっと、今日はホームルームだけです。明日からの予定表を配りますね。」



桜「櫻田先生めっちゃカッコよかったな〜」

梅「あれはまじでイケメン。吉沢涼くんそっくりやったもん」

桜「やんね」

帰り道、椿と梅子と櫻田先生について話す。

椿「…なんか聞こえへんかった?」

桜「え?私はなんも…梅子は?」

梅「私もなんも聞こえへんかったで」

椿「ならいいんやけど…」

一応周りを見渡すが、私たち以外は誰もいない。少し怖くなってきた。

桜「ちょ、椿〜。怖いこと言わんといてよー」

椿「え、もしかして桜ビビってる?」

桜「んなわけ」

んなわけあります。めっちゃ怖い。でも椿たちにからかわれたくないから黙っておく。

「うわああああああ!!」

すると、何かが聞こえてしまった。

桜「なになに!?」

梅「椿が聞いたやつってこれ!?」

椿「たぶん!」

もう一度キョロキョロと辺りを見回すが、本当に何も見えない。背筋がゾクゾクとした私たちはピタッとくっ付く。

椿「…ちゃう、上や!!」

桜「え、うeンブッ!!」

梅、椿「桜!?」

すると、何かが私の顔に降ってきた。ぬいぐるみのようなそれを、一生懸命はがそうとするが私の顔にしがみ付いているのか、全く取れない。

桜「んんーっ!!」

椿「今取るて!」

椿に引っぺがす形で取ってもらった。酸素が足りなくなっていた肺に新鮮とは言い難い空気を入れる。

よく見るとそれは、桜色のマスコットだった。両手で持つとちょうどいいサイズだ。

桜「なに、このぶすいの…」

「ぶすとは失礼ラフ!フーはぶすじゃないラフ!」

梅「あんたフーって名前なん?」

フ「そうラフ!フーは伝説の戦士プリキュアを探す立派な妖精ラフ!」

3人「プリキュア?」


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