ようこそ、美しい死の花園へ【自創作】

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110:匿名:2019/06/02(日) 21:51

彼女にはたった一人、幼馴染みの親友がいた。その子は活発で友達の多い彼女とは正反対に、内気でいつも一人ぼっち。それでも二人は喧嘩などすることもなく、とても仲が良かった。 
しかし時間が二人を引き裂き、15歳になる頃には会話はほとんど交わさなくなった。彼女はみんなの人気者でボーイフレンドや友達もでき、親友のことなど忘れかけていた。 
そんなある日、彼女の元に手紙が届く。裏には親友の名前。久しぶりの手紙に胸を躍らせながら開くと、そこには一言、「今までありがとう、大好きだよ」と。
何か不吉なものを感じた彼女はすぐさま親友の家に駆け付けたが、そこには屋上から飛び立ったばかりの親友がいた。彼女は親友を亡くしたショックと気づけなかった責任感から心を病んでしまった。 
しかし、そんな時支えてくれたのは当時付き合っていたボーイフレンドだった。彼はいつでも彼女の側にいた。その甲斐あって、彼女は元の明るい少女に戻ることができた。 
しかし変わった点がただひとつ。彼女は親友から人生を奪った相手に復讐するため、手を汚す決意をした。
親友に勉強しかさせなかった親、親友の嫌がる行為を無理矢理させた教師、親友をいじめた同級生。みんな彼女の手によって消えていった。友人を汚した者達はみな穢らわしく、友人を見放した世界もが穢らわしく見えてきた彼女は、次第に潔癖症になってゆく。 
彼女は彼らを脅して得た情報を繋げ、親友の最大のストレスであったいじめの主犯を突き止めたが、そこには彼女をせせら笑うかのごとくボーイフレンドの存在が浮上した。彼女も戸惑ったものの、間違いなどあるはずがなかった。 
そして彼女はついにボーイフレンドに直接話を聞きに行くこととした。 
若い頃よく二人でデートをしたレストランにボーイフレンドを呼び出し、料理を注文する間もなくボーイフレンドに親友について問いかける。するとボーイフレンドは 
「いじめたよ。お前を取られるのが嫌だったから」と悪びれもせず笑った。 
彼女の脳内には一瞬にして怒りと情けなさが充満した。 
「そんなことよりさぁ、俺らやり直さない?」と人目の多い場所にも関わらず彼女の頬を掴むボーイフレンド。 
「触れないでください、刺しますよ」 
咄嗟にバッグに忍ばせていたナイフを取りだし、彼の喉元に押し当てる。
「汚いものは掃除しなくちゃ…」
そう言って、彼の喉元を掻き切った。 
彼が倒れたのを確認すると、彼女は涙を流しながら自分の胸元にナイフを押し当てた。


匿名:2019/06/02(日) 21:52 [返信]

私の手にかかればすべてシリアルになるわよ!

あ、>>109で改善点あったらよろです
>>110は、前に考えてもらったものに加筆訂正させていただいたものです。


匿名:2019/06/02(日) 23:47 [返信]

作者様か分からない上に横からで申し訳ないんだけど、「刺しますよ」とか台詞あんま挟まないで反射的に切っちゃった感じの方が良いような気がする
あとナイフだと一発でこと切れない可能性があるような。
決定してたら無視してもらって大丈夫です


匿名:2019/06/03(月) 06:32 [返信]

>>110は主が書いたものですし、まだ決定してないのでお気になららず〜
確かに反射的に切った方がいいかな
考えてもらったのは銃だったけど、アザミの刺がなんとなくナイフの方が合う気がして…
でも一発はさすがに無理があったかな?と自分でも思った
また考えてみるよ
ありがとう!


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