姉妹愛(1)

1: こもな:2015/08/20(木) 19:59

生まれた時から、僕の家は甘々だった。
僕の家族は、両親と高1の兄。その3つ下の中1の双子の姉妹と小4の僕。
そして、問題なのが、この双子姉妹の琥珀と緋色。
別に近親相姦とまではいかないのだが、本当にお互いが大好きなようで、部活の時間以外は、たいてい、いつでも二人一緒にいる。
あ、目覚ましが鳴っている。
甘ったるい日がまた始まるのか……。

姉妹がウザいと思っているあなたへ(4)

1: ひまり:2015/05/08(金) 19:56

姉が居なければいい、妹が居なければいい。
そんな風に思ったことはありませんか?
しかし、本当に居ない方がいいのでしょうか?
これは、お互いが憎み合っている、とても仲が悪い、双子の姉妹のお話です。

姉妹の悩み(2)

1: 結:2015/03/25(水) 18:36

〜たまこ〜

私、北白川たまこ。
普通の女子高生です。
これは、私の普通の高校生活から一歩踏み出す物語です―

「じゃあ、昨日の続きから行きますねー。教科書123ページを開いてください」
いつもと同じ時間が流れていく―。
いつもと同じ授業。
いつもと同じ時間。
いつもと同じ日常―。
私には、たった一つの小さな悩みがあります。
それは―

「ただいまー」
私は家に帰り、リビングのドアを開けた。
テレビを見ながら談笑しているお母さんと、双子の姉のももこ。
私は、クラスでも家でもその存在を忘れられている。
お弁当箱を鞄から取り出して、自分で洗うのもいつもの事で。
私は自分の部屋へ行き、夕食の時間までお風呂に入った。
腰まである長い黒髪を結い上げて。
衣服を脱ぎ、シャワーチェアに腰を下ろす。
シャワーから出てくる水が温かくなったら、私は体と髪を洗う。
湯船につかる瞬間が一番好きだ。
家にいる時間で、一人になれる時間だから。
お風呂で暖まった後、私は部屋着のパーカに着替えて、食事の時間まで部屋で髪を自然乾燥させていた。
ふと時計を見ると、時刻は七時になっていた。
夕食を食べるために、私は一階へ降りた。
食卓を見ると、もうお父さんも還ってきていて、3人で食事をしていた。
……4人家族なのにね。
私は箸を握ると、お味噌汁を飲み始めた。
無言で食べ進めているとお父さんが、
「たまこ、勉強はしているのか?」
「うん……」
「そうか、それならいい」
お父さんはいつもこういうだけ。
お母さんとももこは仲が良くて、私はその会話に入ることもできなかった。
ももこは赤点ばっかりで、公立高校で行けるのは今の学校しかなかったけど、私は進学校に通っている。
別に勉強ができないわけじゃないけど、お父さんが
「たまこ、絶対進学校に行きなさい」
て、大真面目に言ってたから。
私は一度も親や先生に逆らったことがない。
その方が私も楽だし、問題を起こしたくないから。
「ご馳走さま」
自分の食器を洗うのは私だけ。
こんな家庭で生まれ育ってきたから、私は早く自立したくて自分の事は自分でやるようにしているのだけれど……。
洗い物を済ませると、私はすぐにお弁当を作る。
早めに作らないと勉強時間が減るし、冷めるのが何時になるのか分からないから。
お弁当を作り終えると私は自分の部屋へ行き、宿題になっている英語のワークを開いた。
宿題を進めていると……。

姉妹の日常(2)

1: 椎名:2015/01/02(金) 14:45

登場人物

春川 ひなこ
4歳の小さな幼稚園児
6歳年上の姉がいる
おとなしい性格

春川 たまこ
10歳になったばかりの小学4年生
6歳年下の妹がいる
ひなこ同様におとなしいが、ただおとなしいだけで、ひなこのような大人らしさが感じられない

2: 椎名:2015/01/02(金) 15:21

・・・ひなこside・・・

チチ……
朝、7時。
私はもうすっきりと目が覚めていて、庭の花にホースで水をやっていた。
今は春。
花に水を上げながら、ほんのり香る春のにおい。
春は好き。おねーちゃんの好きなチューリップが満開になる季節だから。
花に水をやり終えると、私はホースをぐるぐると巻き、蛇口のところにどごんっと置いた。
今日はいい天気。朝ごはんを食べたらお散歩にいこーかな?
ちょーど、幼稚園もお休みだしね。
そんなことを思っていると、ママが私を呼んだ。
「ひなこー!朝ごはん出来たよー」
「はぁい!」
私は元気に返事をして、家の中に入り、いただきますをして、ご馳走さま。
「ママ、おねーちゃんおこそっか?」
「うん。お願い」
階段を上がると、すぐにおねーちゃんの部屋がある。
私とおねーちゃんの部屋はお隣。
―コンコン
ドアをノックして、おねーちゃんの部屋に入る。
「おねーちゃん、朝だよ」
私はカーテンを全開にしながら言った。
「うーん……あ、ひなちゃん……」
「おはよー、おねーちゃん」
私はもう、完全に目が覚めてるけど、おねーちゃんはまだ眠そう。
「早く起きないと、朝ごはん、おねーちゃんの分も食べちゃうからねー」
なんて冗談を言いながら、私はおねーちゃんが起きるまで待つ。
「いいよ……ひなちゃん、もう食べたんでしょ?たまこの分も食べていいよ」
「ダメだよ。ほら、起きて!」
私はおねーちゃんの体を揺さぶった。
「分かったよぉ……おはよう、ひなちゃん」
「うん、おはよう!」
にっこりと笑ってご挨拶。
私達は姉妹、そっくりのサラサラショーヘアに、同じような部屋。
だけど性格はちょっと違う。
私は、おねーちゃんの部屋を出て、予定通り、お散歩に行った。
「行ってきまーす」
「行ってらっしゃーい」

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