王の帰還か、新たなる世界の幕開けか
その真実を知るものは、造り上げるものは、それは誰なのか知られていない。
【前のが埋まったらで】
3:ニャル分身体◆.s:2020/04/09(木) 10:59
「 ……申し訳ありません、お戻りになられて早々… 」
( ハーブティーを注ぎ 基本的に本物風に接する事に )
「何も謝ることはない……安心したまえ」
ハーブティーの香りを吸い、うっとりと目を閉じる
「 …… うーん 」[ フワッ ]
( その言葉を聞きけば ほっ と安心するが… ちょっと唸る様に魔王様を見
布を裏返す様に… 《 変貌 》した )
「 っふぅ… しばらく、本体も戻りそうにないですので… イメチェン、しました 」
「イメチェンか、なかなかイカすじゃないか!」
ニャルのイメチェンの姿を目の当たりにして、笑顔を見せる
「 …えへっ … 本体が男っ気のない… まぁ 女ですから当然ですけど!
わた… 僕って本体と比べてちょっと… 胸とか貧相ですから、ボーイッシュに
やってみようかと…!」
( 賞賛されて得意げに 型にハマった執事の格好、髪も後ろで結わえて
ボーイッシュな感じの姿を一回転して見せて… …型にハマった制服好みという
本体のセンスそのものは変わらず )
「私もイメチェンでもしてみようかと思うのだがな、上手く進まないものでな!
ニャルは素敵だ!」
ハーブティーの香りが、ニャルの姿を見て微笑む彼を包み込む
「 ふへへっ … それでは!魔王様… 何か、ご命令はありませんか?」
( 嬉しそうな様子を一旦止めて、礼を一つ )
「そうだなぁ、私は前はどのような指示をしていたかな?
とりあえず、何かお菓子でも食べよう」
期待いっぱいの笑顔でニャルを見つめている
「 …… 」( 期待の笑顔を見て … )
( 桃のタルトを机に乗せて切り分ける )
「 ……先んじて、本体は… 魔王様の部屋、物置、あらゆる場所を捜索…
ブラックサンダー及びへそくりお菓子は全て回収されました☆」
( 踏み躙った )
「今『窓から飛び降りよ』と背中を強く押された気がするのだが気のせいだろうか……」
顔の笑顔の色が褪せていくように死んだ顔をする
クトゥルフの血族のモノだ
クトゥルフはおらぬか……?
「 冗談です、冗談ですってば … ホント 変わりませんね、魔王様 」
( 懐からブラックサンダーを三本、慌てて献上する )
>>14
ブラックサンダー?
「他をあたってくれ、今はお菓子の時間だ……
心臓に悪いじゃないか、にゃる」
来訪者を軽く流して、目の前の桃のタルトに夢中だ
気が抜けたように笑いながら深く腰掛ける。
「 えへへ… 結構、本体がイタズラ好きだったの覚えてます?
僕も大好きですからねぇ?」
( とか言いつつ、ハーブティーのお代わりを注ぐ… )
「 そういえば 奥方さんたちは汚す…痛い水の看病ですか?」
「そういえばそうだったな、君のイタズラは現実味が勁すぎてたまらない……」
乾いた笑いを吹きながらタルトを一口、噛み締めながら食べる。
「マリアは、今は世界中を廻る旅に出ておる。彼女の家のしきたりでな?
リヴァシュナイダーは、今は一人で休養の途中だ。大分元気になってきたらしいがな、まだまだ傷は癒えていないからな」
月に物思いを寄せながら、注がれたハーブティーを口に流す
「 ……うーん … 何だか 魔王様、物足りない感じがしますねー 」
( 椅子を魔王様の隣に引っ張り 座っては、ちょっと距離近く )
「 ……もしかして 寂しいんですか?」
「そりゃそうだろ……あんだけ騒がしい男たちだったんだぞ
魔の森をまた活気付けてくれたのは彼らでもあったのだから……」
月が煌めく夜、それは永遠であれ、宴の夜はここにはない。
それを悟りながらも、麗しきこの時間を過ごしている
「 じゃあ 今は本体抜きにして僕が独占って事ですね!」
( 遠慮なく、魔王様に全身で抱きついた )
「 これでも寂しいならご心配なくっ …僕なら何でもできますよー?」
「にゃる……」
にゃるの体を受け止め、背中に腕を回す……
「間違っても体を要求することは……」
『にゃるも一人の女性だ、伴侶持ちの男のためにその体を汚させはしない』という言葉はあえて引っ込ませ、静かに息を吸った
「 えへへ …… いつも よく頑張ってますねぇ … いい子です いい子 」
( 背中に回された手をちらっと見て にゃるも魔王様の頭を軽く抱けば
笑顔の声を以って頭を撫で始めた… …本体であるのなら 絶対にやらない事 )
「 お疲れなんですから …… 使用人たる僕が出来ることなら何でもしますよ…?」
「……しばらくこのままでいてくれ、人が抱きしめてくれると心が落ち着いてくるんだ」
しばらく誰とも触れ合っていなかった彼にとっては、この時間は至福の時間であるのだ
「 …… 僕の貧相な体で大丈夫ですかー?」
( 悪戯っぽく、にゃるが聞いてくる… 無論、そっと抱きしめたままで )
「……そばにいてくれ」
にゃるの頭をしっかりと片手で抱きしめ、ぐっと瞳を閉じる
「 … 分かっておりますよ、魔王様… いつでも 」
( 動きのほとんどを止めて 同じ様に目を閉じる…
魔王様を抱きしめる その状態で、ふっと微笑んで )
在りし月の光、とはいえいつでも月の光灯る世界であるのだが
「……」
彼はまた物思いに老けている。
( そんな黄昏るような雰囲気を感じさせる彼の隣___
『 王 』に相応しい年代モノの小さな机へと 香りの良い紅茶と
チョコチップの小さな甘味香るクッキーの盛られた皿が置かれた )
「 ……魔王様、紅茶をお持ちしました 」
( ロングスカートのエプロンドレス、本体に近い気質と格好へ変わった、分身体 )
「ありがとう、ニャル」
笑顔でニャルに答える、クッキーを見て静かにまた微笑む
「 …… 肩でも ほぐしましょうか…?」
( ちょっと硬めな笑顔に少し動揺したような様子
慌てた風は見せずに密かに焦ってリカバリーを図り )
「ほぐしてくれるのか、ありがとう」
嬉しそうに息を吐きながら、ソファに深く腰掛ける
「 はい、では 失礼を…… 」
( 内心ほっと息を吐きながらソファの裏へと周り… 力加減を間違えぬよう
まずは魔王様の肩に触れる…… 数十秒ほど、撫で終われば いよいよ軽く掴んで
力を加え、硬い部分を重心的に骨を圧さないようにほぐす )
「 …… 魔王様 … あの、馬鹿やお嬢様方は 如何なさっているでしょうか…
…… 街へ出た、奥方様のお子様は…元気にやっておりますよ… 」
ニャルのマッサージに気を楽にさせながら、彼は目を閉じる。ニャルの質問に静かに口を開き
「……リヴァはどうしているかね?病は大分治ったらしいが、気持ちの方はどうであるか……音信不通でな。
ユラたちは……全くだ
あー、マリアを良く慕っていたあの子か。元気ならば、マリアも嬉しかろうな」
昔に思いを馳せながら、どこか切なげに語る
「 …… 辛い事が続きますね…それでも 私共めは、何時も貴方様と共にあります
…決して、独り孤独と思わないで下さい… それは、死や不幸の元になるのですよ 」
( 寂しげな魔王様の背中を そっと抱きしめようと腕を回す )
「 ……私たちが、居るのですから 」
「ニャルたちがそばにいてくれる……それだけで幸せだ」
腕を包むように、手をそっと添える
「 ……… 」
( 添えられた手を、そっと自らの頬に当て… 人形でも無い
柔らかい暖かさが伝わるのを確認し 前に回って、にこりと微笑む )
「 ……やはり、貴方様は… この地が、森が… 合うのですよ… 」
( 支援age )
「 ……… 」
( 屋根の苔やら蔓やらよりにもよって木まで生えてるやら…
軽く林になっている所を修繕、掃除、動物や虫の移動 )
( 掃除中 )
『にゃる…お母さん?』
(その背中が、その雰囲気が、酷く脆く儚く、崩れそうでつい話しかける)
「 …はい、如何しました?…妙に、元気が無いようですけれど 」
43:マレフィキウム・パルマコン◆hMk:2020/04/28(火) 19:21
『…っ、それはお母さんでしょ……』
(僕の声なんか届かない、届かないだろう、だけど、それでも)
『……大好き、だよ?』
( しばらく 無言で眺めたのち、ごしごしと頭を撫で )
「 ……誰に何を吹き込まれましたか… いっつも私と来れば第一に甘える大食らいが… 」
( はぁー とため息を吐けばしおらしい感じの…娘をじぃっと眺めて )
「 …貴女にそんな顔と気分させる為に、頭を下げた訳ではありませんよ?」
『ん………』
(頭を撫でられ目を細めれば、ぱん、と自分の頬を叩いてにゃるお母さんに抱きつけば)
『…考え込んだらお腹空いたぁ……』
(いつものふにゃりとした笑顔で鳴るお腹をおさえて)
「 ……しっかり食べさせて貰ってるんですか…?…近々、訪問が必要ですね 」
( 背中と頭を撫でつつ、ひょいっと抱き上げて )
「 …おはぎ、ありますよ?」
『……おはぎ』
(じゅる、という効果音が出そうなほどに目を輝かせて)
「 ……はいはい、何時ものアル、アル… 」
( 箒をそこに置いたまま、食堂に歩いて行く… … 軽々とアルを持ったまま )
『あの、さいきん太った気がして、重くない?大丈夫?』
(わたわたと慌てて、少女らしい悩みを呟けば)
「 …動きなさい、そう 思っているのなら 」
( 椅子に下ろしては 冷蔵庫に近付く )
『あっ、やっぱ重いよねぇ……』
(動いてはいるんだけどなぁ……と、何かを呟き目を開ければ背中からは漆黒の堕天使の羽が生えて)
「 …… 同じ色ですね… それ 」
( おはぎ10個が皿に乗ったものと、お茶… )
『……色?』
(久しぶりに出したなぁ、とふかふかした羽を広げて気持ちよさそうに伸びをすれば、出たおはぎにかぶりついて)
「 ……気にする必要はありませんよ、そういうタチではないでしょう?
…貴女が気にするべきは… また私に強制パンプアップでもやらされやしないか
…そんなことだとは思いませんか?」
( 微笑み、肩を叩く )
「 …減量、頑張りなさい…ね?」
『……ぁ、そのぉ…羽を出しただけで体力奪われるんで赦して頂いても…?』
(少し顔を青ざめさせながら精一杯目を背けて)
「 ……マリン君に何か請求させて頂きましょうか… 」
57:マレフィキウム・パルマコン◆hMk:2020/04/28(火) 21:41
『あ〜…あいつは……今はやめた方がいい』
(自殺行為と自傷行為が収まったら会わせる、と首を振って)
「 ……貴女を困らせている訳ですね?」
59:マレフィキウム・パルマコン◆hMk:2020/04/29(水) 01:24
『…?困る?なんで?』
(強くなろうとしてる証でしょ?と嫌にはっきりとした口調で)
「 … 結論を急いでしまいましたね、成る程 苦行の功という訳ですか 」
( 腕を組み、天井を見上げれば )
「 …………良いですね、つがいとは 」
『うん、でも僕みぃんな大事だよ?』
(両手をいっぱいに広げて花が咲くような笑顔で)
( ぽんぽん )
「 ……なら勝手に死なぬ事 」
( 頭を軽く叩き撫でる上での微笑は、若干戒めの感触もあった )
『…………まぁ、頑張るよ』
(一瞬、たった一瞬だけ氷のように冷たい顔になって、その後ハッとしたようにいつもの笑顔で)
「 ……… ごめんなさいね… …自分本位でしか、物が言えなくて 」
( その冷たい表情… それに 本人の意思と同じかは知らない
けれど 例え 本人の意思がどれほど暗いものであろうと…
白黒が感じた、暗いものはとても 深かった )
『大丈夫大丈夫〜、気にしないで、お母さんっ』
(けらけらと笑えば、努めて明るく。羽はいつの間にか消えて)
[ ぎゅう ]
「 ……… ちびっ子が… 引っかかりましたね?」
( 羽が消えた瞬間に、さりげなく縮めていた距離を更に短く
羽のない背中をそっと抱き込んで )
『…!?ど、どしたのにゃるお母さん』
(びっくりしたのもつかの間、ふにゃりと笑って抱きしめて)
「 …… 先程から貴女がはぐらかそうと必死になっている… 減量の事を考えていました 」
( 自身は正座の形にして座すると、膝の上にアルの腹を置いて
左手で背中を抑え… 動きを封じる )
「 なんだかんだと言いつつも … 実は体調悪いのは僕でしたなんて事にはならぬ為…
私の「娘」を名乗るが故にできる「 お仕置き 」を実行しようと、考えついたのですよ 」
『…!!』
(びく、と震える。無意識に、実母にされたお仕置により焼け爛れた右目を、いや目があるのかすら分からない赤黒い皮膚を触り。最近ご飯食べれたの何時だっけ……たしか2週間前?などと考えを巡らせれば)
「 ……安心せずとも、私めは過ぎた事は致しません… それはザレッドの仕事です
…良いですか?アル… 良識のある一般、それも古来からの良い点を受け継ぐ親が
子供に対してお仕置き、しつけに用いる事… それは、こうです 」
( …後で義眼か手術でもしようか、と妙な目付きで眺め
背中の動きを制した為に横に突き出されたアルのパンツを下に少しずらす…
はたかれる様な衝撃が露出した柔らかい皮膚に打たれた )
「 ……意外と私も痛いですね、これ 」
( 今しがた、打ち付けた自分の手のひらを眺め )
『ちょ、何するん、えっち、へんたい、』
(痛みよりも羞恥心が勝ち、じたばたともがく。しかしながら彼女は力が絶望的に無いため無駄と気付き講義の意味を込めてジト目でにゃるお母さんを見つめれば)
「 ……私も、実は姉様によくされたものです… 曰く、以外にも
言うことを聞かない子供に対しては時代が進むごとに効果が上がるのだとか… 」
( 言って聞かせつつもう1発ぺしり、また 1発 )
「 言うことを聞かない悪い子はお仕置き、けれど 過ぎてはいけない… これは
アウトラインを越えてはいませんし、貴女に対する性的興味は無論ありません
…なので 問題なく貴女がきっちりと反省するまでは続られるという意味に他ならないのですよ 」
( 少し強めにまた1発 )
『なんなぁん……僕何したっけ…………』
(考えても分からずにただ伸びて)
「 …減量を誤魔化そうとしました … お仕置きの訳くらい自分で理解しなさい 」
( 溜息を吐き、ずらした下着を元に戻す… やり過ぎは良くないのだ )
「 まったく… 太ったら食べてしまいましすよ?」
『…きゃぁえっち』
(そう棒読みで言って戯ければ、今日白だったわ…なんて呟きレースの下着を上にあげて。食べる、と言われればこれで一生一緒だね?なんて浮ついた台詞を口にして。)
『……ごめんね』
(消え入りそうな声でそう呟いて夜を映したような蒼い、蒼い瞳を震わせて。しかし瞬きをひとつするといつもの三日月の様に歪ませた目で笑みを浮かべて)
「 ……分かれば、よし 」
( … 何をやろうとも、何故か暗い気配は続く… 自分の何がいけないのか
どこで間違えてこんな雰囲気を作っているのか、その訳を知れず 今はただ
奇妙な笑い方をしている、娘を抱き寄せるのみ )
「 …そこまで神妙になるぐらい… 私、怒りましたか?」
『んーん、なんでもない‼ってかお腹すいた〜……』
(ぐぅ、となるお腹を抑えれば抱き締め返して。陰鬱な雰囲気を吹き飛ばすようにコロコロと笑えば)
「 …今、先程食べませんでした?」
( 妙な声を出した時より妙な物を見る目で )
『え、翼出したら疲れたからお腹すいた』
(ケロッと言う。というか逆に食べたっけ?と聞いてくる)
「 ……仕方のない子ですこと… …どうなってるんですか、口の中… 」
( 頬と、頭を撫でて 少し思い立てば身を屈め、あるの口の中を覗きこむ )
『………わかんなぁい』
(口を大きく開ければ眠たそうに欠伸をして。)
「 ……ですね、じゃあ … モツァレラチーズのバジルサラダでも 」
( 口を閉じさせ、エプロンを締める )
「 …拵えますか 」
『お、お母さん作るんすかやったぁ』
(ぴょん、と立ち上がり手伝うよと)
「 …なら、トマトのヘタを千切って貰えませんか?」
( チーズを洗い )
『うん‼‼』
(やる‼とは言ったものの2個に1個は口に入れて)
[ ぺち ]「 ……こら 」
( レタスを細かくちぎっていた所だが、軽くアルにチョップをかます )
「 …後で食べられるのですから我慢なさい 」
『分かったぁ』
(次の瞬間トマトは全てへたがとられ、きれいに洗われて、とん、と横に置かれて)
「 ……本当に… 食べてしまいますよ?私に悪戯ばっかり… 」
( 呆れたため息を吐きながらも… 手早く白く、広い皿に
チーズ レタス トマトと、飾りは極めず量を意識して盛り付け
最後にかけ過ぎず少な過ぎずとお手製バジルを全体に振るい… )
「 はい、… また 何か拵えましょうか?」
( 大盛りモツァレラチーズサラダ よく冷えた麦茶を添えて。
机に置けばフォークと箸と、最後に椅子を引けば手招き 」
『ん〜、あとは可愛いにゃるお母さんが居れば大丈夫かな‼』
(そう言ってお母さんに抱きつけば、満足そうに席に座って食べ始める)
( 目を細めて腕を組み… )
「 ーー っーー… 」
( ながぁくため息を吐いた、ただ それだけ )
『………ん、ご馳走様でした、お母さん』
(ため息ついてどうしたの、?と)
( わしわしと頭を撫でてから、食器を片付け )
「 ……いえ、別に… 」
( 今度はため息吐くことなく 視線は別に向けたまま… )
「 …増えそうだな、と思っただけですよ… 働きの… 掛け持ち 」
『手伝うよ?』
(そういえば、たくさんのお金を異空間から出して)
「 ……そういうことでは、無いのですよ 」
( 頭を少し掻き、アルをじろーりと眺めて )
「 …貴女に近い場所で… 貴女と、貴女に近しい方々の世話を焼いてあげようか
……そんな独り言ですよ、経済的なことでは なく 」
( 食器を洗う音が響き )
『…わぁ、お母さんだ』
(再確認するように頷けば)
[ ぎゅうー ]
「 ……ほんっとに貴女は… 」
( 抱き締めつつ、頭を撫でる )
『にへへぇ……』
(心底嬉しそうに、しかし何故か溢れ出す涙を止める術を知らずに)
「 ………… 」
( 胸の感覚より… 妙な暖かさ、其処からアルの状態は分かる )
[ 静かに抱きしめて背中を撫でる ]
( だが 涙に掛けるべきは言葉では無く… 無言の優しさなのだ と
メイドは自分の考えの中でこんな事を定めていた、なまじ言葉は、毒なのだ )
『……ごめんね‼もう大丈夫‼‼』
(努めて明るく振る舞えば)
「 …… 何か、私の抱擁に関して不満でも有るのですか?」
( 満ち足りぬ、そんな感じのするアルをちょっとだけ
むっとしたような感じで胸に押し付け、ぐぃっと背中を押す )
『ん!?そんなわけないじゃん‼‼…ただ、自身には罪悪感というものがない気がして悩んでいるんだ…』
(むむむ、と眉根を寄せれば)
「 …別に… そんな物はあると思っても確証が得られないものですよ?
感性曰く心の産物、雲を掴むような真似を悩みにした所で虚しいだけでしょう
… 旧い者でもあるまいに… 」
( そんな悩みを聞けば、ゆっくりと抱き上げて )
「 ……あと、少しだけ重くなりましたね 」
『うえっ、まじ?』
(慌てたようにそう言えば青くなりぶつぶつとつぶやく)
[ むにむに ]
「 ほら 、お腹のお肉が… 」
( むんずと痛く無い程度に掴めば )
『…ぁ〜奥の手使うか………』
(手に持っていた魔石を全て破壊すると、そこにいたのは……)
(幼児姿になった、あるだった)
………………………
( まぁ まずは幼児あるを抱き上げてそれから… 情報整理… )
……………………
「 ………はぃ?」
『つまりはだね、まりょきゅ…まりょくがないとたいけいをいじできにゃいのら。』
(呂律が回らないようでブカブカの服を揺らしながら)
「 ………はぁ …… 理由説明になっていませんよ…
…… 体重がどうのこうのとか関係ないでしょう、本当に私の子になる気ですか?」
( 静かにアルを揺らして、溜息を吐く… 本当に溜息が常備行動と化しつつある )
「 ……… ( 取り敢えず、哺乳瓶でも買わなければ … )」
『だいじょうぶ、だいじょうぶだから、哺乳瓶とかいらないから‼』
(慌てて言えば。確かに、右腕が腐り血が滴っていることと、心臓の辺りの包帯が血に濡れていること、片目が縦に切られていること以外は普通の子供である)
「 その状態で大飯を食べられても体調管理が不便になるので
少々、そういったもので我慢して欲しいのですけれど… それとも
…飲んでみますか?直接… 」
( ちらりと自らの胸を見やり、どうせ治らないであろう傷は一旦忘れる… )
「 …冗談、ですけど 」
『…そもそも出るの、それ』
(怪訝な顔をして質問をする。いつの間にか、流暢に喋って。多分慣れたのだろうと)
「 ……一応出ますよ?… 一時的に体内環境をそう 変えれば… ほら 」
( きょろきょろと周りを見渡し、椅子に座って少しだけ 乳房を見せて )
「 私めも… 人間としてはいち、普通な体つきになったものですね…
というか、飲むとかでは無いのでしょう?」
( 怪訝な顔に気付けば頬を撫で )
『太ったから…やり直そっかなって…』
(まさかそんな理由で最大級魔法で生命の時を動かすなんて考えもしなかったよ、と苦笑いしながら)
「 ……リフレッシュの度が過ぎますよ 」
( なんとも言えないような気分… しかし、同時に疑問 )
「 …待ちなさい… 私が居なかった場合、中々に途中死亡率が高いように
思えるのですけれど… まさか後先考えずにそんな物を扱うのですか?貴女は 」
『ぁ、あぁ、大丈夫大丈夫、僕死なないから』
(ほら、と心臓の包帯を取れば、突き刺さった包丁の刃の部分がキラリと光って。それは、心臓の奥の奥にまで突き刺さっていて)
( 包帯を新しく巻き直そうとし )
「 …… 貴女という子は… 」
( 苛立った目付きを隠そうともせずに包帯を取る手を抑えて )
『替えてくれるの?ありがと、』
(包帯変えるの何百年ぶりだろ‼とはしゃげば、二の腕までしかない右手と包帯だらけの左手で器用に包帯を取ればすっきりとした顔で伸びをして)
「 ええ、一層の事カラダも… 」
( 呟きつつ、若干緑の混じる包帯を慣れた手つきで巻いて行き )
『カラダ…?きゃぁえっちぃ』
(また棒読みで答えれば。ん〜っ、と気持ちよさそうに伸びをすれば)
[ ミ''チミ''チミ''チ ]
「 ………………… 」
( 柱に頭を押し付け )
『いたぁい…………』
(笑いながら言うところを見るとさほど痛くないようだ)
「 ……仕置きの定が用を成しませんね… 反省してくれているのですか?
… まぁ、これ以上はやり過ぎの段階。… 故に、アル… 勘弁して頂けませんか… 」
( むぅ と困り果てた様子ながら、ぱっぱと切り替えてアルを寝かせ )
「 ………手はなるべく上げたく無いのですよ… ゴキブリでは無いのですから… 」
『…!?ゴキブリはだめだめだめっ』
(聞いた途端にちょっと涙目になりながらそれこそ音速でベッドに潜り込み布団を頭までかぶりがたがたと震え)
「 ん…… …… 」
( その様子、余裕の無さに少しの… 興味を交えた驚き )
『だってあいつって3日に1回しかも500匹の卵産むのよ!?しかも本体に至っては心臓が13個、脳が2個あって頭が取れても2週間は生きて手足が取れても再生して叩き潰したら叩き潰したでその瞬間卵産んで子孫残そうとしてくるんだよ!?しかも2mmまで体を薄くできるからどこにも逃げられるし秒速2センチ…人間で言ったら1秒で200m走るってことだよ!?どうなってんの!?嫌いなのあいつ!!!!』
(一切息継ぎをせずペラペラと話し、最後に肩で息をして、ちょっとガチ泣きで)
「 はい… はい、はい… 」
( 何故嫌いならそこまで語るのかと疑念を抱けば
背中を撫でて軽い返事の話聞き… 思えば、そんな事を聞き
物騒な物を大量に送りつけて来たものだと変態千手ゴキブリ王を思い浮かべ)
「 …………要するに… ザレッドは最低ですね 」
『ざれたんは可愛いから許される!!!』
(ガバッと体を起こせばキリッとした…いっそ清々しいほどに下心丸出しのキラキラした目でそう叫ぶ)
「 ……… ( ふーむ )」
( 呆れてか怒りか、なんにせよ思うところ有りて顎に手を当ててを眼を閉じる
… カサカサと肩の上に感じる呆れたほどに小さな音に反応も示さずに、くらやみに
視界がさっと用を成さない状態で、考え事のまにまに )
「 …………ふむ、可愛いなら許されるのなら… 貴女は私の子と呼べませんよ?」
( 片目を開けて真剣味がスパイスを効かせた視線を浴びせ )
『ふぇ?なんで?』
(悲しみと興味を混ぜた瞳で、しかし辛さに目を滲ませ)
「 何故。って … 親というのは甘いだけでは成り立たないからですけれど 」
( また目を閉じれば、思案に耽る姿勢… コミュニケーションの困難さ
自分の欠けた酷薄な優しさが原因であろうアルの歪み方に、本気の悩みをも
抱えつつ、紡ぐべき言葉を考え続けど 思い出し、思いつくのはただ 平凡なもの )
「 ……… これは私の方に理由がある、感じでしょうけれど… 」
『……?"おや"は甘やかしてなんかくれないもーん』
(軽々しくあくまで道化を演じつつ、どろりと濁った瞳が更に黒を増し、火傷の跡を無意識にガリガリと描きつつ)
【 SAN値0 】
( 城内に響き渡る奇妙な音声… )
…しくしくしくしく
「 ………じゃあ 何ですか…… 私とは駄目女ですか… 最低な使用人ですか… うぅ 」
( 80から一気に0!そんな状態にまで陥らせた言葉は一気に白黒の人間性を退化…
床に向かって溶ける様なうつ伏せ、すすり泣く声に付随する言葉は幼稚で )
『ふぇ…!?どしたのどしたの!?』
(びっくりしながらわたわたと慌てて。どうしたものかと考え…
戸惑いながら抱きついて)
「 ……絶対貴女私の事… 親とか思ってないでしょう…… 嫌いでしょう… 」
( メンタルブレイクの影響は、まぁ 酷く )
『あぇ!?ちが、ちがくて!!おやじゃなくてにゃるちゃんはおかーさんだから!!だからそのだいすき!!うん、大大大好きだから落ち込まんといてや!!!』
(慌てすぎて自分でも何を言っているかわからず、でもひとつの食い違いを理解して。"おや"と"おかーさん"はちがうと必死に弁明しようと)
【 カチッ 】「 ……嘘ではありませんね?」
( ごろん、と横向きになってアルの頬を撫でて )
『うん…ほんとだよ』
(真剣に、目をみて答える。)
「 ……では、この一連の… 流れ、これは… 私の思い違い… でしたか 」
( するりと頬を撫でた後、座して髪を整える )
「 …………… 」
『…そだね』
(こく、とうなづけば)
[ ぎゅうー ]
「 ……色々…言う前に、申し訳ありませんでした 」
( アルの背中に手を回し、お腹に押し付けるようにして )
「 ………… ぇっと… まずは、どう償いましょうか… ?
……母ちゃん、て事は… まぁ… 嬉しいですけれど 」
『ちが、僕の言葉が足りないのが悪くて……ごめんなさい』
(しゅん、としながらも抱きしめられたことに喜びを感じて足をぱたぱたさせて)
「 …まず母ちゃんが謝ったのですから… あまり貴女は悪くありませんよ。
…… お腹も、そろそろ空いてるでしょうし 」
( ちょこん、と膝の上に座らせたあるの頭を二度、三度と撫でれば )
『やったぁ!!』
(ご飯だ、と嬉しそうににぱっと笑えば)
・・・しばらくの後
「 …… 」
( 味噌汁、鯖の塩焼きを手早く拵えれば
廊下を掃除中 … )
『…お母さん』
(小さい足が床をぺたぺたと鳴らす。そして小さな声で、)
『いつもありがとう』
[ しゅるっ ]
( 腰から伸びる触手がアルの腰に巻き付いて持ち上げ )
「 ……ふふ 」
( …頭を撫でると、掃除を続ける事にした )
『……ハスター…いやクトゥルフ?』
(触手を見ると涎を垂らしそうな勢いでキラキラした目でそれを観察し、スケッチしながらブツブツとつぶやく)
「 …ニャルちゃんですけれど 」
( 窓拭きのさなか、妙に食いつく娘の様子に首を傾げて )
『………ニャルラトホテプ……ぽてと……………お腹空いた』
(ぐうっとおなかを鳴らし)
…………
〔 ギューーー 〕
( ちょっぴり、ムスッとした表情を示すと
背中の触手二本でアルの頬っぺたをむぃっ、と引っ張り )
「 ………… 」
『…………触手ってえっちくない?』
(触手をむんずと掴めばそう呟き)
( 新たな触手が腕に巻きついて )
「 …どこでそんなコト覚えて来るのですか 」
( 本人は相変わらず、呆れた顔で窓を拭いている )
『どこだろ…わかんない』
( ……… )
「 ………… 」
( 廊下雑巾掛け )
「 ……… 」
( 天井裏、埃をはたき出すなどして掃除中
住み着いた蛇やら虫やらを追い払うのに苦労を重ね )
「 ……… 」
( 正面玄関掃除中 )
「 ……… 」
( 玉座の間、部屋の隅まで残らず丹念に掃除中 )
(…とそこに、未だ幼稚園児ほどの小ささのあるがいて、玉座の周りをとことこと歩き回ってはちょこんと座り)
「 ……こら、其処は… 」
( しゅる、と触手であるを持ち上げ… )
「 …其処は私めの主人様… 永遠の上様がお座りになる椅子です。
背とか、食事とか… 何とかして差し上げますから大人しくしてて下さい 」
( 色々、と目の前に持って来て言えば 何かの合図を背後へ送り )
「 ……頼みますね 」「 任されよ お任されよ、です ます 」
「…?」
(どこかいくの、と寂しそうににゃるちゃんの袖を掴んで)
「 ………む… …… 」
( そんな、アルの様子を見れば 触手から腕にアルの身を移し
軽く頭を撫でた。… どうしようか、そんな困り顔をして )
「 ……ぅーーん … 」( 悩ましげな、本体の様子を後ろから分身は眺める )
「……全く、あの方も人が悪い……」
星の瞬く空から、黒い翼をはためかせ、森に降臨せし一人の者。あの一室にバルコニーから入り込み、慣れたように手紙を机に置く。
「使い立てなどせずに定期的に会いに行ってあげればいいのに……早く出ないとろくな目に合うとか合わないとか……」
ぶつぶつと独り言を言いながら、バルコニーから空へと出ていこうとする……
[ しゅる ]
( それを阻むように 現れる、矢張り使用人の体が一部。‘ 触手 ’
… この城の、森の主人が為の王座の陰より 羽の者目掛けて伸びてきたそれは
当然のように 黒い翼を捕らえんとし… )
「いやぁ!僕何も悪くないっ!ヒエッ!」
悲鳴に似た奇声を発し、その者は身をよじる。そして……
「ぎゃぁぁぁあ!!」
バルコニーに尻から落ちた。
( ぬるり しゅるしゅる… 見た目通りの異音を発しながらも
ある程度理性的に動く触手、それらは無様にバルコニーへ転落した者を囲みつつも
縛るような真似はせず 目も無いだろうにじぃっと痛がる様子を観察(?)していた )
--- 魔王の部屋 ---
__静寂に包まれた部屋に寂しく置かれた 手紙…
手に取れば どこか懐かしい香りがあった。
「 ……申し訳ありません、手荒い歓迎 という事になってしまいました 」
( バルコニーへ移り 未だ包囲する触手を下がらせた )
「あばばば……」
その触手をはっきりと見て、彼は更に正気を失いつつあった。
「ぼ、僕は手紙を渡されまして……はい……」
と、にゃるに苦笑いを見せる
( 比較的まともに近い、自分にすら 会話能力に支障をきたす様子を見れば 考えるような仕草 )
「 ……その有様は、彼の方に見せるべきでは有りませんよ… 暫く、休んで行って下さいませ 」
[ ぱちんっ ]
( 指を鳴らす、それは 何の力も持たないが、ただ「 合図 」という意味を持つ
それに応えるはメイドと同じような姿の者たち、そのどれも 紅茶の時間に必要な物を抱えている )
「 ……… 」
( バルコニー上へ、休憩に適した環境が作られるのを確認したメイドは…
胸の高鳴り それを早めに抑えるためにも、手の中に確かにある 「 残り香 」… 手紙の封を 切る )
【いつも消えたり現れたりして何かと迷惑をかけてしまっていたら申し訳ないな
これからもこんな調子が続くかもしれぬ
だから定期的に手紙を届けようと考えてな
今日はそのテストとしてその者に届けさせた
だが会える時間が少なくなったとしても、にゃる、君たちを大切に思う気持ちは変わることはないぞ、これからも元気にしていてくれれば私も嬉しい限りだ!】
「 ……… 」
( 客人の視線からしれっと逃れて
魔王様の部屋の壁… がりがり、そんな音を立てながら
硬い壁に 何かを求めるかのように頭をぶつけた )
「 …………… 」
「……だから直接会いに行けばいいって言ったのに……」
と、にゃるの様子を遠目ながらに確認し、彼は気の毒そうな顔をして俯いた。
そして、城から出ていかんと、バルコニーにて翼をはためかせた
[ しゅるっ ]「 …… 」
( またもや、伸びて来たのは触手。… しかし 捕らえるように動くのではなく
運び屋の横 にて、触手の先が器用に掴んでいるのは… ‘ 手紙 ’ )
「 ……あの方へ… 魔王様へ、お願いします 」
「ヒッ……!?
あ……はい、分かりました」
触手に驚きながらも、その手紙の配達を頼まれたと分かり、それを受け取る。
「大切に、届けますね。彼からもまた手紙が来たら、置いておきますね」
にゃるに笑顔を見せ、そして、月の彼方へ飛び立った。
「メイド様、手紙書くんですね……どんなことが書いてあるんだろう……?」
「 …………お願い、致します 」
( 黒い翼が、去り 月の影へ消えていくまで…
静かな 半ば祈りを込めた眼は 懐かしい香りを見送った
…夏の過ぎ去る日のような 切なさを胸に閉じて )
『 魔王様へ
お手紙、ありがとうございます
私めは とても元気です、魔王様も どうかお体にだけはお気を付けて 』
( …ひとつひとつの文字に 走り書きのような筆跡の乱れがある
それだけ たった、それだけの… )
「…… 」
( 廊下を雑巾掛け、見れば 壁の隅々に至るまでの点検を並行して行い
… 作る必要も無いような、時間の短縮を図っていた )
「 …… 」
( 掃除中 )
「 …… 」
( 掃除中 )
「 ………しんじゃう…… ゆでタコになってしんじゃう… 」
178:ザレッド・イニール◆rDg hoge:2020/11/29(日) 01:12 「 ....ニャルちゃんてさぁ、褒めなれてないよねぇ、いやそこがまぁ良いんだけどさ? 」
( 無断で着いて来た )
「 あ、迷惑だったら帰るよ?ごめん嘘、帰らないわ 」
「 ………それにしても……やはり… 」
静けさ…妖しくも 他には感じられぬもの
故郷が如き深い青の空
「 ……この森…は 」
「ひゃあッ、!?」
181:ニャルちゃん◆.s hoge:2020/11/29(日) 01:15 「 ふ 不審者!ストーカー!
っ……だから、何ですかっ!?
こんなところまでっ 」
「 来ちゃった 」
( 軽く左右に手を振り )
「 ....しかしまぁ、変わんないね?此処は...懐かしいねぇ 」
( 辺りを見渡し静寂となってしまった森 未だに主人が帰る事は無く 緑を広げていき、朽ちていくだけの森 )
「 思えば色んな事があったねぇ 」
「 ハイハイ、いつもよりキレがないですよっと 」
( 余裕綽々 )
「 ......んとね、誉め殺しに来た というか、ニャルちゃんを少し恥ずかしくさせたくなった 」
「 ぅあぁっもうっ、しみじみとするか
手玉にされるか分かりもしないっ…… 」
( 後退りをしながら左手で顔を隠す )
「 えぇいっ!その前に貴方を八つ裂きにっ 」
「 .....ま、やめようか?シリアスとか頭脳戦とかはどうやら俺には似合わないらしいからね??....一つ言っておくと眠気、無いんだわ 」
( 軽く指の骨を鳴らしながらニィと笑み )
「 八つ裂きに出来るとは思うなよ?今の俺は簡単には倒れないからさ? 」
( 不純な目的に対してやる気 )
「 くだらない目的に対するやる気など…
私の関わる対象としては不適合ですっ、! 」
[ピュゥ!]
( 空いてる手でアイスピックを投擲 )
「 ん?いや、ニャルちゃんは受けだから、別に不適合じゃないよ?寧ろ正常正常、俺らしいよ、とっても 」
[ ピシュッ ]
( 人差し指と中指で挟んでキャッチ クルクルと鉛筆のように回しながらポイっと捨てる...のはアレなので、ポケットに仕舞う )
「 さて、次はどうする? 」
( 生意気な発言に…隠した顔を晒す )
「 ………上調子は死の香り…学びませんか? 」
汚い千手様
[ズラァッ]「 惨殺処刑になさいましょうか 」
( 冷徹な表情、両の手にズラリと持たれたアイスピック )
( 軽い圧を掛けられても怯みもせず 変わらぬ上調子 )
「 んなの元から承知なんだよ、でもさ?..........今死ぬ気がしない って言うのが分かるかな? 」
ねぇ、ニャルニャルポテト?
( 煽り合い、更に掌を上にして 手招き ニィッと陽気な笑みを浮かべたまま )
「 処刑出来るもんなら、してみろよ? ....ねぇ、可愛いニャルちゃん? 仕事がしっかり出来ていつも働いているニャルちゃん? 」
「 ………っっ… 」
( 呆れるような怒るような しかし )
[ジャラジャラッ]「ぅ…ぁ…っ」
( アイスピックを全て落とし
紅潮する顔を今度は両手で隠す… )
「 ………っ(卑怯ものっ…!) 」
「 でも実際さぁ、本当にニャルちゃんは凄いと思うんだよね、凄く可愛いし、そういう所っていうか褒め慣れてない所とか 」
( 絶えず褒めの嵐、本心でありながらも魔人が軽く言う為冗談に聞こえる )
「 とても健康に生きている、それって本当に凄いし羨ましいし、偉い事だよ、憧れる
それで料理洗濯掃除って家事出来るし、しかも徹底的にやる所、とてもカッコいいって思うんだよね、プロ並みだし 」
( どんどん続ける 隠しカメラで撮りながら )
[カォッ]「 〜〜!!! 」
( 地面をひと蹴り、影に沈みを得る
状態を作り出し 迷うこと無く飛び込む )
「 .........はぁ 」
( 一度隠しカメラを止める ....その場に残った白黒の痕跡を触り むしり取っては 何処へ行ったかを確かめる )
「 ....まじんからはのがれられない!...違うわ、アレは魔王だな確か ...さて、逃すかよって.... 」
夜空の煌めく宵の森奥…
「 さて、到着っと 」
( .....手は離そうとしない、というか離れない )
「 ......しかし、こんな奥まで来た事は無かったかもねぇ、ニャルちゃん? ま、俺はなんだけどさ 」
( 白黒の手を繋いだまま 辺りの景色を見回す....星々が輝く中で久しぶりの空気を軽く味わう )
「 ………思えば、落ち着いて貴方と深く
触れるのは…これが初めてとなりますね 」
( 慌ただしい、と握りあった手を見つめ )
「 ……如何なさるのですか?
…貴方を初めてよく知った…この森で 」
「 .....まぁいっつも戦闘とかしょうもない事でしか触れ合わないからねぇ、ニャルちゃんとは.....こういうスキンシップ、した事無かったねぇ 」
( いつも通りと言わんばかりにジッと目線を合わせつつ 手を強く上下に振り回す ....やはり離れない というかくっついてるような.... )
「 ....マジで計画とか何もなかったからね、散歩とか雑談とかでもする?ニャルちゃんが望むなら、他の事でも全然良いけど 」
「 今は…貴方がご機嫌取りでもしようと思っていた。
……私の意思により発展はしていますが、この場合は? 」
( しなやかな手付きに合うような 柔らかい感触 )
「 ……望むのならば離しますよ…
ですが、貴方がリード…と言うにも
扱いに慣れないのでは仕方がありませんね… 」
「 ........まぁでも、ご機嫌取りをしてニャルちゃん達の事をもっと知ろうとかは結構思ってたけどね?
.....後悪戯するぐらいだったねぇ 」
( 手の骨格が少々変わり女性らしく華奢な物に ....磁石にでもなっているかのように離れようとしない )
「 .......ま、後はこのまま何かゲームでもするかって感じだけどね? でも特にする事も無いし ......うん、慣れないわ、リードって 」
[するり]( 入れ替わるように手を引き )
「 ……流石に、城へ行く事は出来ません
…………ですが手を繋ぐという変わった趣向を…
そのままに楽しむには、充分すぎる森が
此処にはありますよ…… 」
( リードを取り …少しだけ 楽しそうに奥の闇へ )
「 ......あ〜、こっちの方がやっぱ違和感無い、つか慣れてるわ 」
( 後手に回る事で何故か気持ち的に安心 白黒も楽しそうで良かった良かった....? )
「 だって手腕の魔人だし......それにほら、手を繋いでると安心するじゃん?結構....さ?.......へぇ、じゃあ紹介して貰おうかな?お勧めの森ってやつをさ? ......ね?頼むよ 」
………ふふ
____続いた 宵の闇と…瞬く星に輝く水の雫
( 微笑 浮かべるものも返す言葉もその一つへ絞り
魔人の手を引き 緩やかに2人は魔の森を駆けた )
___廃れた砦の跡地 空の光を授かる煌めきの草原
さざ波が旅の木の葉と踊る楕円の湖 雲をつらぬく剣山
_______光を遮る暗闇… 巨大峡谷の底
「 ………此処が最終地点です 」
( 静かに 暗闇の空を見上げ )
( 何処か見覚えのある景色 風景だけは変わる事無く残っている。
楕円の湖の水を掬っては その冷たさに身震いしたり
巨大な剣山にそれこそ年少の男の子の様に目を輝かせたり
やはりリードされている方が楽しいのか 自然とテンションも上がっ........ )
「 ......最終地点が此処、かぁ ....ニャルちゃんも意地悪だねぇ、なんつーか 」( テンション急停止 )
( “魔の森”と呼ぶに相応しい様々な場を駆け抜けては 自然と気も緩くなりがちで.....笑みなんかもとっくに溢れている
ただどうにも 渓谷の底 光が遮られ届かない場に辿り着いては .....その笑みは苦笑に変わった )
「 ..........疑うような事でダメだけど、わざと、じゃないよね? 」
「 安心しなさい 意図的です 」
( ……空から落ちるような闇が少ない光を彩り
峡谷の闇は最早芸術とも称する事が出来る。
…握る手には 悪意の微塵も感じられない )
「 ……貴方の気を悪くする為に来たのではありません
それには安息を得ても結構です ……そもそも…… 」
( 此処で 初めて魔人に振り向き、見詰め合うは眼 )
「 分かるでしょう? ……私にはもう…
恨む理由も、本気で糾弾する理由もありはしません 」
「 あらら、趣味が悪い事 ....ま、この景色は好きだけどさ? 」
( 冗談混じりに話を続ける 薄く小さな光が峡谷に入り込み 魔人と白黒を照らす ....握る手は何処となく滑らかで それでいて力が少し足りない気もする )
「 ....ま、今も嫌われてたら俺の立場なんてもんは無いしねぇ、今の.....
うん、改めてそれが確認出来ただけでも、来て良かったかな 」
( 良くも悪くも 気の抜けた笑み 目の輝きは一層光を増して )
「 .......うん、やっぱさ?ありがとね? 」
「 ……意図を述べる前に理解し
あまつさえ口に出すではありませんよ 」
( ため息混じりに眼を閉じて )
「 …我らの契りは永久のもの。
………貴方がふざけさえしなければ
私はお礼ばかり述べていたのでしょうけれど 」
( 片眼を開け 繋いだ手を示す )
「 ……返事は最初からこの手に示しています 」
「 .........でもさぁ、悪ふざけとかしないと俺らしく無いじゃん?それはニャルちゃんも実感してるでしょ?......悪戯とか余裕になったりしなかったら、誰?って感じにはなる.....と、俺は思うんだよね? 」
( 頬を掻きながら事実っぽい事を述べる 自分の感性と言うのもあるが )
「 ........しかしまぁ、デレるねぇ、ニャルちゃん?........改めまして、どうも 」
( 手を少しだけ強く .....というか握る力を強めていく )
「 ……故に、私は貴方を八つ裂きにする
方法を考え続けろと……そう言うことですね? 」
( 分かりにくい同意 )
「 ………… 」
無言に早戻り。
(瞬時に冷たい目付きが覗き
逆に合成金属のように堅牢な
耐久力を持つ手が握り返す)
「 .......ん〜、なんで俺が褒めまくったりする選択肢が無いのか、これが分からない .....偶には俺にも良い思いさせてくれって話なんだけど....... 」
( 冗談混じりとは言え少し不満気 多分結構本当 )
「 .......おっ、力比べでもするっ.....!!!? 」
( いつもなら此処で魔人の悲鳴が出るのだが.....出る気配も無く寧ろ笑みを溢す
それどころか真っ向から握り返してくる......腕は赤黒くなってバキバキ ミシミシ 聞こえちゃいけないような音が鳴り響く )
「 ……………反則技を用います 」
( 真っ向力押しなど論外とばかりに
中指と薬指をほどき……相手の掌各部へ
それぞれバラバラなパターンで衝撃を与える! )
[ギギギギギ]
「 地獄の九所封じその八。どんな気分ですか? 」
「 .......う〜ん、さいっっっ........こう、かもね?........それはもうニャルちゃんの捉え方次第!!!!! 」
[ ベキョッ グギギギギギギギギ ゴグギッ メギィッ ゴキッ ]
( 明らかに人体から鳴ってはいけない音が先程よりも鈍く深く響く中 魔人はそれでも余裕そうに笑みを溢す
掌は赤を超えてどす黒く染まり骨と思われる物体もはみ出ている ........血も雫となり垂れ始めた
それでも強く、更に強く握り締める )
「 .........なぁんでここまで頑固になっ.....てんだろうねぇっ ! 」
「 ………流石はドMの…… 」
( ぼそりと悪意ある溢し、腕に関する
スペシャリストにこれは効果が無いとは
薄々勘づくものの この段階まで来たら
彼女の押さえになるようなものは周りにはない )
[ヂヂヂヂヂ]
「 ……その態度が気に入らないこそのものです……
…徹底的に叩きのめして差し上げましょう。
そうすることにより、初めて貴方は
"自分はもうこのニャルちゃんに勝てない"と
貴方の体に刻み込まれるのでしょうからね……
くだらない小突き合いでも、精神でもッ! 」
「 ...........正直に言ってさぁ、ニャルちゃんに負ける部分は多い訳よ、でもさでもさぁ?“騙し合い” “腕力” “手際” .......それと“精神” この辺はさぁ、申し訳ないけどニャルちゃんにも負けられないんだわッ!!!!つーかニャルちゃんこそそろそろ俺に負けを認めて良いんじゃ無い?少しぐらい反省しても良いんじゃ無いかなァッ!!? 」
[ ギヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂ ]
( 鉄をも砕く握力になったが それでも止まる気配を見せず 軽く汗を垂らしながらまだたま握り締める 白黒も止める気配が無い以上..... 何方かが音を上げるまで終わる気配は無いだろう
久々の戦闘以外での真っ向からのぶつかり合いに心も身体も萌える.....! )
「 無理し過ぎて壊れても知らないからね......!!! 後で治してあげるけどさァッ!!? 」
「 ……百歩譲っても貴方への詫びなどと…!! 」
[グギギギ]
( 此方は高揚とかでもなくただのムキ、
握る力は互いに際限なく高められて行く…!!
しかし彼女はリアリスト、強引に勝ちに来る )
[グルンッ]( 捻切るような横回し )
「 ..........たまにはニャルちゃんからの宣言が聞きたいな〜〜〜....ァッ!!? 」
( 急な横回し 腕に集中していたのもあり ....捻じ切れる事は無く空中に身が躍り出る )
[ グググググググ.....プチッ ]
( しかしそれでも握る力が弱まるという事は無く ....血管が千切れるような音 それ程までに力を込めているらしい )
( 腕が見た事も無いような色になっている ....今なら簡単に鉱石なんかも砂の様に出来るのでは無いだろうか )
[ブンッ][ガァッ!]
「 ……生憎、私は貴方との勝敗を軽視してはいませんッ 」
( 投げ出された身をそのまま地面に叩き付ける )
[ ビダァンッ ]
「 ........そんなに価値が ....高いもんかねッ .........ま、俺もまったく軽視してないけどッッ .....ッ!!! 」
[ ポキッ バキバキッ ]
( 地面に叩きつけられて防御の姿勢は取ろうともせず そのせいで身体中の骨が折れる音が響くのみ )
( されど執着心は変わらず 手を握り続けたまま 力が弱まるなんて事はない )
_______数時間経過
「 はぁっ…はぁ……はぁ………
……まだやりますか…ッ?……はぁ 」
( ほぼ負けん気で手を握ったまま )
「 .......まだ、やるに.......決まッ....てんじゃん.....!!ふぅ〜〜〜〜ッ......ッ......はぁ〜〜〜〜ッ...... 」
( 軽口叩く余裕も無くなり 力も限界まで来ているのかこれ以上上がる事は無い ....魔人の右肩まで見た事無いようなどす黒さになっているのはそれ程迄に力を込めているという事 )
「 .....ニャルちゃんこそ.......限界......じゃねぇの......? 」
「 ふんっ………貴方になどッ![ガッ]うッ!? 」
( 再び燃焼寸前に二人の頭を太い腕が掴む )
「 あっホども---がァッ!! 」
[ゴッガァッ!]
( 反応の来る前に二人の頭が激突ッ! )
「 かふっ……ぅ 」
( …白黒、ノックダウン )
[ ゴツンッ!! ]「 いッッッ.....ぎ.....ッッ......あぁ......頭に鐘が響いてる......って....えっと.....此れは俺の勝ちって事で.....良い、のか? 」
( 頭激突し ジンジンと痛み響く中で白黒が倒れたのを確認すれば手を離す .....流石に元に戻るのに時間が掛かる中、掴んできた太い腕の持ち主に視線を向ける )
「 ......いっっっっっった....... 」
( 少し恨めしそうにジッと睨む せっかく集中していたのに )
「 負けん気っつーのは分かるがよォ?
……人呼ばれるぐれぇな滅茶苦茶は止めとけや 」
( 気絶の白黒を抱える大女…テホプは呆れた顔で )
「 ........え、まさかそんだけの為に......その忠告の為だけに来たんすか、アンタ....?
.....つかそんなに滅茶苦茶してないっすよ 」
( .....気絶した白黒が珍しいので写真撮ろうとカメラを懐から探す )
「 .......あ〜〜.....でも確かに疲れた..... 」
「 あほ。おめェの娘っ子の差料だってんだ…… 」
( …顎で示した先 )
「 っ………… 」
( …今にも泣きそうな 小さな子 )
「 泣き喚いてオレに頼んできたのさ、あほたれ 」
「 ...............え、何で此処が分かったの 」
( まず出る一言 いやそれ以前にいつから....というか本当に何故 ....それでも流石に泣きには弱い )
「 .....あ〜.....迷惑掛けてすんません、うん....ごめんな?ミィリィ.....俺はもう、大丈夫だからさ? 」
( そう言いながら右腕を見せる ....確かに治って来てはいるがそれでも尚全体的に赤い )
「 - - - コイツと険悪なムードだったってぇんで
姉貴から向かわされたらしーぞ、道筋は友達に頼んだ
ったんだとさ。- - - ま、オレは先に 」
( 言うだけ言い終えれば、一足先にと
白黒を抱え退場する大女 …後に残るは )
「 !!!っ…… 」
( 恥ずかしがるも怖がるも無い、傷の酷い事を
一目見て理解すれば…青ざめて父様に駆け寄って )
ミ レ イ ル
【 簡易癒法 】
( 腕に触れ 必死で傷の回復を図った )
「 父様っ……痛く…ない!?……大丈夫っ!?
わたしっ………ちゃんと魔法 出来てるっ!? 」
「 .....徹底してるなぁ、なんていうか.....ていうかこれアンタの一人勝ちじゃ.....はぁ、まぁ良いよ、お疲れ様っす 」
( 撤退する白黒と大女を見送り 軽く手を力無さげに振っては子と向き合う )
「 .........はぁぁぁぁ、ナイア成分を深く受け継いでんなぁ、こんなに優しくて心配性だなんてさぁ...... 」
( 微弱な回復 されど気分が良くなるという事に変わりは無く 腕もみるみるうちち元の魔人の細い腕へと戻っていく )
「 ........よし、帰るか? 」
( 気分一変 頭を優しく撫で 気の緩みきった笑みを浮かべ )
( 元気な様子を見せた途端に腹部へばすんと
軽重い音と衝撃、頭から抱き付いて行った
ミィリィは更に父親の胴に腕を回す )
「 …っ………… 」
( 何かを物語る口も空かず
半ば涙眼を晒す姿には甘えと、少しの怒りが )
…………親離れはまだまだ長そうだ
「 ........うん、ごめんな? 確かに熱中し過ぎたかもしれないな 」
( 弱々しい衝撃に当然威力も無く傷も付かないが想いは伝わり 優しく優しく 撫でる様はあやす様に
涙目を浮かべる子に対して優しく そして申し訳なさで一杯に )
「 .....さて、どうする?ミィリィ...... あ、チョコいるか? 」
( ....懐から板チョコ取り出して見せる )
「 …ぅぅんっ……食べるっ…けど… 」
( なんか餌付けみたいで…と
嫌そうな顔と…欲で揺れる顔! )
(チョコから視線を避けても
いしきするものはしてしまうっ)
「 ……〜〜っ……ほ ほしい…… 」
「 チョコは良いぞ?頭が落ち着きやすいし.....血圧も丁度良いぐらいに下がるしな..... 」
( 何処となく黒に似ているような悩み振りと顔付きに自然と笑みが溢れつつ 板チョコを左右に揺らす )
「 はいよ、ど〜ぞっ? 」
[ パキッ ]
( 聞いて気持ちが良い音を響かせながら割り 半分程の大きさにして手渡し )
「 はぁっ…わっわっ、あ うぅ… 」
( お望みのチョコを半分渡されれば…やっと
父様の顔を、悪戯っぽい優しい笑みを見れた
…でも、並んで手玉に取られたことも意味する
父様の笑い方に、ちょっと悔しさも感じた… )
[ちょび]「 ……うぇ…なにこれ…ぶらっく? 」
「 .....あ〜、そんなに苦い?ブラックって訳じゃなくて〜..... 」
( どうにも慣れからか苦味を薄く感じていたらしい.... 少し診てもらおうと判断しつつ苦笑を浮かべる
....悔しさを感じているような子供に ほんの少し得意気な笑み ふふんと軽く胸を張る )
「 ......ん〜、一応ミルクとか砂糖も配合はしているんだけど.....あとの材料か?問題は.....シクラメン?だっけ.....庭園にあった奴を材料に使ったり 骨粉と.....あとは多数種族の血...... “魔愚チョコ”って言う最近流行りのお菓子なんだよ 」
[ごくん]
「 …え 」_____
( 飲み込んでしまった。)
[ふるふるふる]
「 ……ち……血……骨っ……びっ…媚薬………っ 」
( 涙が溢れるように浮かび
チョコを握り締めたまま酷く怯え
今にも泣き出さんばかり )
「 …ひっ……ひっ… 」
「 .......なぁんて、嘘嘘、普通にブラックだよ、いやまあそういうチョコも確かにあるけどさ... 」
( 先程板チョコを包んであったラベルを見せる ....一般企業の良くあるブラックチョコ、カカオ多め
実際の危ないチョコも一応懐には入ってる )
「 ....てか媚薬らしい媚薬は混じって無いんだよなぁ.....ま、意地悪し過ぎた、悪い 」
( 泣きかけの子に近付いては 何とか安心しさせようと ....しゃがみ、目線を合わせて優しく撫でる ゆっくりゆっくり、頭を撫でる )
「 ......あ〜、うん、ごめん、やり過ぎた 」
( ....子に悪戯仕掛けるのはよそうと、決めた )
[ ぺっちぃんっ ]
「 ……っ…ばか… バカっあほっ!
父様のあほっ ウソつきっ! 」
( ビンタ、幼稚な罵倒がそれに続き
涙目など焦った怒りに掻き消されてしまった )
「 もぉっ……バカっバカっ! 」
( .....傷はない、物理的な傷は無い しかし精神的なダメージはあったようで )
「 ...........あ〜〜〜〜〜.......うん、本当にごめん、嘘つきでごめんな? 全部事実で、ごめんね? 」
( 声が小さく弱くなる 出来る限り優しく ....ただ撫でる力がさっきよりも弱くなっているし震えている )
「 .....ぅ、ぅぐぅ 」
( 胸を抑えて俯く 地味に涙目 )
「 えっ えっ 待ってっ なにっ父親…っ
わたしそんなに酷いこと言ったっ…? 」
( 困惑を多く含んで先ほどまで怒ってた相手に
今度は心心配を主とした感情で接して )
( 慌てて弱々しくなった手を握り )
「 ……?……? 」
「 ......あ〜〜〜....ナイアに似て優しい、優しさが身に染みる.....いや、大丈夫、そんなに酷い事言っては無いよ 」
( 手を握られては 微笑み.....あまり元気が無いような笑みを見せる 一喜一憂が激しく ....というか )
「 ......うん、へーき、ありがと 」
( ....どう見ても疲れている )
「 っっ……… 父様っ!かえろっ…ねぇっ! 」
( 顔色を見てはみたび驚きの色を浮かべ )
「 わたしっ……結構疲れちゃったからっ ねっ?
帰って……えぇっと…もうっ寝よっ…!? 」
「 .....ん?俺はべつにまだ.....平気つーか、久々にこの辺回りたいんだけど..... 」
( ゆっくり立ち上がる ...流石に白黒と無理し過ぎた、疲れがドッと襲い掛かりフラつく )
「 ....ま、そうだな、医療魔法的なのって中々疲れるよな、それに....うん、精神的にも疲れたよな、そうだな 帰るか..... 」
「 ……っ…ほ…っ 」
(っとしたのも束の間。)
[キ"ュロ"ッ] ひっ
( ……二人の真上……
空間に割込むような形で
そのまま 空気に"生える"漆黒の眼孔
……無数の蟲腕を従える ソレ は )
何処か苛立たしげに魔人を見ていた。
( 子は突然のソレを前に即座の気絶 )
「 .......やれやれ、参ったな、ミィリィが頑張って治してくれたとは言え万全な体調じゃ無いんだよ? 」
( 気絶してしまった子を倒れる前に受け止めて背負う ポンポンと優しく背中を叩き ジロリと視線を向ける )
「 .....ったく、そんなに俺が憎い?全く、親子水入らずの時間なのに....こればっかりは流石に許せないよ? 」
( 魔人のやる気が戻る 疲れてはいるがだからといってやらないという選択肢はない
右肩を回してニィと笑み 舌を出して煽る煽る )
『 親子水入らず その言葉に嘘がないなら 』
( 聞き覚えのある声 段々と深まっていく怒りの語気
……広がり 段々と距離を詰めてくる"黒い蟲腕" )
『 まずは帰って来いってんです… 』
わァ??
「 .....ごめん調子乗り過ぎたッ!!!!!!! 」
[ ズザザザザザザザァッ ]
( .....スライディング土下座からの滑り込み )
「 ....いや、まぁ、ちょっと聞いて下さいよ、ニャルちゃんとその、久々に熱中しまして 」
( ........言い訳開始 )
[ギュルッ][ガチチチチッ]
( 無数にして虚数 刺すも切るも自在の蟲腕。
……切らずも傷付けずも 夫を蛮力、遥かに越えた
腕力で封じて押さえ付ける。…子は 優しく吊り下げ )
『 言い訳なら向こうでたっっぷり聞きますわぁ?
だから …… 帰っておいでなさい、だぁーんなっさまっ 』
( 二人を 少しずつ眼の方へ…
まるでクレーンゲームのように吊り上げ… )
「 ........え、っと、何処に帰りましょう??? 」
( 震えが止まらぬとはまさにこの事 .....申し訳なさで一杯 )
[ぽすっ]
「 ……あー、清々しくもない気分。 」
( 着地、文句を言う木の下 )
「 .....なぁんで来てやったのに文句言われないといけないのか、俺には理解に苦しむね? 」
( ...肩にとある人物無理矢理連行というか担ぎながら到着 )
「 ...それで、コイツはいる? 」
「 ………そこのご所望と同じ状態だから言ってんの 」
( 不満げな 声… …足、腰に黒くてヒラヒラした何か )
[ぼすっ]「 まぁ、そーゆーことですわぁ? 」
( 案の定と腰に抱き付いてくる小さいの )
「 …………ちょっと、生きてる?…そこ 」
「 ....あぁ、成程?今回は何?カップル同士で集まりたかった? 」
( 不満げな蒼に向かって担いでいた少年を投げ渡し )
「 .......先に言っておくけど、アイツらがいるだろうし、やんないよ?...いや、俺もやりたいけど 」
( ...少年は未だ夢の中 睡眠中 )
「 ちょっ! ひゃっ 」[ドタン]
( 優しく… 受け止め損ねて
体全体のクッション、重さで倒れこむ )
[ぎゅー]
「 んひひ、そろそろ…だぁんな様が
寂しそうだったからですわぁ? 」
( 腰に抱き付いたまま ぐりぐりと頭を押し付け )
「 ....寂しくなんか無いってぇの、寧ろナイアの方じゃ無いの?寂しくて仕方なかったのはさ? 」[ ギュゥッ ]
( 押し付ける頭を優しめの力で引き剥がしつつ撫で撫で ...からの抱き締め )
...すぅ、すぅ......
( 子供らしい寝息 幸いにも今ので目覚めたと言う事は無い ...蒼の上に乗ったままで落ちる気配も無いから身動きが取れないのが難点だが )
「 っ!… このっ…ふろ…っ…、 」
( 小さな呼吸の音と 揺れが伝わるように… )
はぅぁっ ひぁぁぁぁっ!?
「 ひゃん。…へぇー ほんとぉー? 」
( 得意げに首に腕を掛け、精一杯抱き締め )
「 .....ぴぁっ!!?...えっ、な、な......に.......... 」
( 急な声に驚き目を覚ます ....頭部に柔らかな感触 蒼の顔 数秒の思考停止 .....理解後 )
っ!!!!!!?!?!?!?!?!?!?[ ぼふんっ ]
( 顔から湯気が出そうな程真っ赤っ赤 急いで降りようとするが ...転ぶ )
「 ....俺はそんな事で嘘はつきませんよ〜っと....ん、可愛い 」
( 偶にはと正直な褒め言葉 抱き締められて悪い気もせず.....軽く力も抜く )
[ぽふっ] はひっっ!?
( 更にのし掛かられる形 …訳も分からず顔を見る )
[れろ れろ]
「 ………んー 癒し不足と疲れてる気分みたいですわぁ?」
( 力を抜かれたのでそそ と体位を上に
首筋と手を舐める )
「 あのっ、あのっ、あのあの、えっとっ....!!!!ご、ごめんっ、すぐ降りたいんだけどっ!えっとっ 」
( 慌てて会話にならない 降りようと足をジタバタするも地面に降りれずに混乱.... 顔面は赤く染まり切り汗も垂れて ...恥ずかしそう )
[ ポンポンポン.... ]「 ....だからって舐めるな、塩かよ .....そんなに癒しが欲しいの? 」
( 軽ぅく背中叩いてあげながら舐めて来る黒を見つめて疑問
....小動物みたいな可愛さがある 白黒とかとはまた違う様な... )
っっっ
「 っ……………! 」
( ほほを赤く染め 口をきつく結んで
顔と 眼をそらす… 柔らかい腹部… )
[かぷ]「[ちら]…………ふゅ 」
( 小指を甘噛み 軽い上目遣い…
口の中に含んだ小指に舌を絡め )
[ かぁぁぁぁっ ]
「 ...ほ、本当にごめんっ、ごめんねっ、よぐっ ううぅ... 」
( 転がり落ちる様にして何とか蒼の上から降りる事に成功 即土下座 何度も何度も頭を地面に擦り付けて ....というか真っ赤な顔を見られたくないらしい )
[ むぅ ]「 ....その視線はダメだってだからさぁ..... 」
( 色々反則じみた黒に ...どうにもペース崩され 舌絡めてきた小指を ...親指より少々太く ついでに甘噛みしてくるので今だけ小指の骨を抜き ...ふにゃふにゃの蛸状態 )
[かあぁっ]「 ………………… 」
( 頬に掌を当て、顔を背けたまま… その場に座る )
「 む………[するり] 」[かぷ]
( しかし 悪戯っぽさと幼さを同居させた
意味深な笑みを浮かべ、肩にするり とよじ登り…
胸を当てながら 首筋に甘くかみつく )
[ ....ちらっ ]「 ....ほんっとにごめんねっ、ヨグ...でも僕も目を覚ましたらアレで訳が分からなくて...... ...い、言い訳とか見苦しいよね、ごめんね? 」
( ...自分のせいで明らかに恥ずかしい思いをしてしまった彼女に対して視線を向けつつ謝罪を続ける
...許して貰えないのは分かっていると ....それでも続けつつ )
「 ......ちょ、ナイア?少しストップ.....っあ?....こら、いーかげん...に 」
( 制御不能 よじ登る黒を止められず .....矢張りどうにも胸を意識 意識的には男の方がどうにも強い
首筋に軽く歯形がつきつつ ...視線を向けるも弱く 甘い目線 声にも徐々に覇気が無くなる.... )
[すす…]「 …………うるさい… 」
( 何処か悔しげな表情。…隣、密着して座り
片手で延々と喋りそうな口を閉じてやる… )
[むにっ]( …密着、その感触… )
( そのまま完璧に肩へ乗り 耳元… )
だ ん な さ ま 🖤
( 猫なで声が しっとりと響く… 言い終えれば
首筋に近付ける口、ぺろぺろと舐める舌使い… )
「 ...う、うるさいって ...これでも僕は本当に申し訳なく..... んむっ.....っっっ!!!? 」
( いつの間にかかなり近くまで来ていた事にも気付かず.... 誠意を伝えようとした所で口が塞がれる それはまだ良い
....ただその感触に .... )
[ ぼふんっ! ]
( ....頭のてっぺんから湯気が出る )
「 ......っ、あ〜もうっ、おり、降りろ、な?お仕置きしてやっから...... 」
( どう聞いても照れ隠しの様にしか聞こえない ....実際魔人の頬が軽く赤く染まっている
....しかも落ちて怪我しない様に肩に乗った黒支えている )
( ....自分の身に迫る危機っ 鳥肌がぞわぞわ... )
「 …………っ 」[ぎゅー]
( …黒ほど 男使いが巧くない。…けど
意識外でストライクを入れたことに気付いて赤面
…恥ずかしさ、まぎらわそうと、混乱とで
目の前にいる男の子に 思いっきり抱き付く )
「 ん、ほいっ……と 」 ( 割と 正直に降り… )
ちょこん
( ザレッドの目の前、足元から少し離れた辺りで
小さく足をたたんで座り、首を傾け… 上目遣い )
「 ……あらー? 」
( ....,寝落ちごめんねぇ )
「 .....ちょ、よ、ヨグっ....あたっ、当たって、当たってるからぁっ 」
( 言葉はしどろもどろ 当然やはり柔肌が当たっている事に意識傾いてしまい ...赤面して力が抜ける 抱き付かれては ...匂いとかも考えてしまい頭の中の煩悩を振り落とそうと ...するが出来ない )
( ....いつの間にか冷や汗でビッショリ )
「 ...正直なのはとても良いんだけどさぁ、その....色々それまずいっていうかヤバいって言うか ...それならまだ肩乗ってる方が良いんだけど 」
( ...照れ臭そうに頬をかきながら此方見てくる黒に対して申し訳なさそうな視線 ...所謂女の子座りがどうにも..... 刺激が強い )
「 ....ほら 」
( 手を差し伸べて少し無理に立たせようと.... )
「 ………ふぅ… 」
( 拓けた場所… 切り株に腰掛ける )
[ カツンッ ]
「 ....さてさて、呼ばれたけれど一体何でございましょうね..... 」
( 身体を思いっきり伸ばしながら到着 キョロキョロ辺り見渡し .....発見 )
「 あ、いたいた どしたの?マッサージでもした方が良さそう? 」
( .....両手を閉じて開いて 悪い笑み )
「 ……貴方は何故、私相手では遠慮の無い冗談を言うのやら… 」
( 思案する素振りを少しも見せず )
「 …… しかし…用、ですか… …そうですね…
… ……ひとつ、お願い致しましょうか。…それ 」
「 ん〜.....ニャルちゃん相手だから?と言うよりかは親友って思える人には冗談とか結構言うよ? 」
( .....意外な反応 まぁ....頼まれたのならやるしかない、が )
「 .....先に質問、本格的な奴にする?軽めな奴にする? どっちでも体が少しは軽くなるし疲れも取れるとは思うけどね 」
( 切り株の上でそのままごろりと横たわり )
「 ……色々と貴方に任せる事にします…
…ただし変なところは触らないこと。 」
( 言い終わると、うつ伏せ )
「 .....これでも一応メリハリはハッキリしてるからさぁ、安心して? 」
( 隣まで来てはまずは前座 ツボを可能な限り避けながら背中を親指で押す ....それも弱めの力で )
[ ギュッ ギュムッ ]「 ....しかしまぁ、俺なんかに頼むって、本当に疲れてるんだねぇ 」
[ペキッ][グググ]
( プラスチックにでも当たるかのような抵抗感 )
「 うっ… ……親友に…頼んで何か悪いことでも…? 」
「 ......にしてもまぁ固いけれど 」
( ....予定変更 骨と骨の隙間..... 肩甲骨付近のツボを押す 強めの力で ....凹むぐらいには )
[ ギュムウゥゥゥッ ]
「 ....うぅん?全然悪い事じゃないし..... ...寧ろ、頼りにされて嬉しいよ 」
[ グ" ゴ" ギ" ]
「 ウゥっ… …はぁ…… 頼り… …がい、は…
……ある、方ですよ?…貴方 」
( 半ばめり込んで… 楽になった声はありつつ )
( .....聞こえてはいけないような音を無視 続けて肩揉み ....一回一回を念入りに )
[ グム グム グムゥッ ]
「 .....いやぁ、そんな事言われる程では無いよ? 頼りがい、ねぇ、あるなら嬉しいけれど.....
....照れるんだけど 」
( 少々頬を赤く染めながらも .....ゆっくり、ゆっくりと続ける )
[ゴギ ボ"ギ"!]「ぁぐ」
( 骨が破片になってるような… )
「 ……頼りがい… なくて、私達と…
一緒には居られませんからね…
事実です、そうですとッ… [パキンッ]…も 」
( ....流石に手応えがあり過ぎると不安に 先程までマッサージしていた部分を優しく撫でる )
「 ....ねぇこれ大丈夫?終わる頃にはニャルちゃんタコになってたりしない? 」
( ....地味に聞こえる音が爽快感あるのが更に怖い )
「 ......だからさぁ.....良い人過ぎるんだよ、皆..... .....本当に、荒んだ心ってものが癒やされていくねぇ、嬉しいなぁ...... ......ありがとね 」
「 ………っはぁー……っ……だいぶ、楽になりました…続けて 」
( 気持ち良さそうに足を伸ばす )
「 ……じゃあ、いまからたっぷりとおねがいしますぅ… 」
(温泉に浸かってる気分を思わせるトロけ声
……骨が解けるような感覚が絶妙に知能を破壊)
「 .......あ〜、これはぁ.... .....歯止めが効かないって奴では? 」
( ...伸ばされた足の方へと向かい ....膝 太腿 足首を揉む 足裏に関しては..... .....グリグリ、握り拳を当てて足ツボ代わりに )
「 ......はいはい、勿論構わないよ、ニャルちゃん?.....ほんと、お疲れ様 」
( .........少々湧き上がった煩悩を脳内から消そうと必死 )
[くりくり][くに]
( 解れたのか全身の抵抗感や
固みが取れて揉みやすく、感触も柔い )
「 かるる……はぁー 」
( 惚惚とした声が上がり
半ば眠るような…表情を )
「 ........ん、これくらいなら ....色々やり易い、かな 」
( ....相手が気持ち良さそうか声を出しているのを聞いては此方も安心 ちゃんと出来ていたらしい )
[ グニィッ ムニッ ....ギュムムッ ]
( 続けて ...土踏まずの下 足裏の凹みを強く押し 膝に近い方の脛部分 ...を優しく、人差し指で軽めに押し
最後に親指と人差し指の付け根を掴んで押す ..... )
「 .....寝ても別にいいからね? 」
____________
[____________ ____]
「 ________ 」
( …足を 少々弄くられた時点で眠ってしまった
……固さを残しつつも、何処か無邪気な寝顔を晒す )
「 .........本当に疲れてたんだね、しかしまぁ..... いつもの俺なら此処で悪戯してたんだろうけど、今は正直 .....うん、この笑顔でチップ、貰うね? .....楽しかったなぁ 」
( .....着ていた上着を白黒に被せつつ 優しく頭を撫でてぐっすりと寝かせる )
「 .....大人、らしい事、親らしい事、これでも出来てるのかなぁ .....ナイアの ...妹って事は、一応.... 俺にとっても義妹?って事になる....んだろうし
.....ま、そんなの後でで良いか、今は ______ゆっくりおやすみ、ニャルちゃん 」
[ぎゅっ]「 ……あらぁ、ちゃあんと… 」
( 背中に軽ぅい重圧、ぶら下がってる感じ… )
「 オトナ。…できてますわねぇ?くひひっ 」
(______眠りやすいのか、そのまま深く眠る白黒 )
「 .....言っとくけど身長的にはナイアも大差ない ......何でもない 」
( 背中に遠慮なく乗ってる ...黒? ...落ちないように手を支えて背負う )
「 .........これで平気?ニャルちゃんは....あ〜、一応これも 」
( ...腕だけ切り離して断面は布で隠し ...バレないように頭の下に潜り込ませて 腕まくら )
[ぎゅっ]「 せぇーかいっ 」
( 子供のようにぎゅうっと抱き締め )
「 ………ふふ、一児の父としては…って感じかしらぁ?
で、も… 」
( 悪戯っぽく、耳元 )
カラダの関係。オトナとしては言い逃れできませんわよぉ?
「 .....別にぃ?ナイアは .....うん、俺に対してはめっちゃ甘いよね 」
( ....落ちなさそうで安心したのか手を離す 支えとして置いておくだけ )
[ ....グンニィッ ]
「 .......この姉にしてあの妹あり、なんで痛い所たくさん突くのかなぁ .....まぁ、そうだね? 」
( ...背後から忍ばせておいた両手で両頬を引っ張る )
「 むぃっ… ぁふふ… 」
( 引っ張られながら小笑い )
[ぎゅむ]
( 仕返しにお悩みの種であろう
お尻を蟲腕が刺さぬように掴む )
「 .....んひゃっ!?.....おいこら、セクハラだぞセクハラ 」
( 慌てて落としかけ ...頬を膨らませながらジト目
...痛みというよりかは何方かと言うなら.... )
「 ......全く、誰に似たのやら 」
[ ムギュゥゥゥッ ]
( ...引っ張り強め )
[ぎゅむむ]「あむひゃひゃひゃ」
( ぐぃー )
[ぴゅっ]( ちらりと白黒を見、自分ごとザレッドを影の中へ )
______________
[ぼすっ]「 んー… ふひひっ やっぱり此処は… 」
( ……忘れ去られた城の中 …嘗ての白黒の自室…ベッド。 )
「 手入れされてますわねぇっ 」
( …しかし、何故か位置が変更されて
ザレッドの上に股がる黒、感傷の暇なし )
「 ....急な転移は頭痛と吐き気を呼ぶ .....ねぇ、ナイア? 」
( ....少々顔色悪くしながらも 白黒の部屋の中という意識は強く ....あまり汚さないようにしようと決意 )
「 .....それで、なんで上に乗ってるのか...聞いても良さそうか? 」
( 腰を掴みながら少々強めの視線 ...ヒリヒリ痛む下半身を余所に 嫌な予感しかしない ...良い意味でも悪い意味でも )
______________
すー …すー
( 幸せそうに 魔人の傍らで寝転ぶ小さくて黒いの )
「 .......焦った俺が馬鹿だったかね ....ナイアも疲れてたんなら、言ってくれりゃ ...って、そりゃ結果論、かな 」
( 軽めに頭を撫でながらゆっくりゆっくり ...物音を立てないようにベッドから降りる )
「 ....首、やったなぁ、凄い痛い 」
[ぶちゅ]「ぐぇ」
( 四散する蒼い体液 )
[ パッパッ ]「 ....うへぇ、きたな...なんて言うのは失礼か、いや、何してんの.... ? 」
( 踏んでしまった方の足を振り払い液体を拭きつつ 疑問で一杯になりながらジッとその元凶に視線を移し )
( ひしゃげた …肉、体液がぐちゃぐちゃな足を再生しつつ )
「 -- - - 寝て る -- - - 踏 まれ た 」
( 単なる無表情とはなにか違う気色の悪いナニカ )
「 .....何でこんなところで寝てるの、はぁ、大丈夫? いや大丈夫なんだろうけど 」
( .....呆れた視線 体液とで生温いのがまた気持ち悪い 仕方なく手を伸ばしながら首傾げ )
[ ポキッ ゴキッ ]
( ...首を左右に曲げる度に凝ってるらしい音が聞こえる )
「 - -- - - -- - 」
在りて歪ム無し 故すら露なくしてアり
よ く"、そとぉす 忌ミせず 知る
時 たりテ知らず 消すヶ 故 のミ
(流れ込む 通行する 言葉 口 否 脳 ₩€#5€€9◇7◇{]4 )
【しばらく お風呂に】
[ コテッ ]
「 ...ええいうるさいっ、喋るんならちゃんと喋れっ 」
( 拳で弱くだが頭を突く 頭に響く .....解読の難しい言語に 嫌そうに眉を曲げて じっと睨む )
「 ....まぁでも何となく ...お前もまずい状況っぽいのは分かる 」
[ミチミチミチ] 「 -- - - われ -- - 知る されど-- - - 」
床 視線 壁 視線 天井 視線 窓 視線 空 視線
?????????????????????????????
( 小突かれた箇所から赤黒い筋が放射状に広がり
時間の経過はそれを僅かに修繕する )
「 未 森羅万象 謳えど 見ず 日々 増す 全て 全て 」
「 今- -- 汝 知ず われ 内 知ず -- -
- -- 島-- - 奴らは、役立たず-- --
-- - もたらしたもの-- - - しかし--- 」
「 ............ふぅん ______それで? ......言っとくけど返答次第じゃ、俺もちょおっと、痛い目見させる事になるよ? 」
[ グリグリ.... ]
( 眠そうにあくびをしながら半分聞き流す ....至る所から覗く視線 気にも留めず ....ただ見下ろす形で 拳骨を押し付けて )
「 ........何となくだけど、言いたい事分かったよ、本当に一割ぐらいしか理解出来てないけど 」
[ヌプ]「 -- - -- - - -- - 」
( 押し付けた拳骨が 軟体にでも突っ込むかのように
肉の奥へ掻き分ける と言うよりやはりナメクジにでも
手を突っ込んだかのように肉塊の中に飛び込む )
_________流れ込む ___ 前述が脳内に "意" が伝
" ……われはしるべき いかなるものも だが… "
" 森羅万象 われの当然は未だに至らない
すべてはしるべき しかしすべては日々で増える …幾らでも "
" 汝はわが内を知らない しかしわれもすべてはしらない
しれぬこと ゆるされない ゆえ われの一部 各々へ与えた
あかき城 しれぬことの一部をえた しかし あかき島
まるでしれぬことをやらない ありふれたものにしか使わない
役たたず "
「 .......知るかよ、んなの 」
[ グヂュグヂュ ]
( 突っ込んだのを良い事に手を動かす ...気色悪い感覚に思わず顔を顰めつつ 何処か硬い所 ...この肉塊の中で感触の違う場所は無いかと探し続ける
....塩でも持って来た方が良さそうか? )
「 ま、つまり ...賢者、つーか、もっと居るんだ?知識 新しいもの、ていうか...ふ〜ん、成る程な?
( ......鼻を摘みながら顔近付け )
「 .......“ 魔人について ” ....興味無いかもしんないが、知りたいか? 」
「 -- - - - - --- 」
( 掻き分ける一挙一動 押し返すでもない
ベタつきと固まった柔軟な肉塊の感触が
圧もなく触れ続けてくる ずっと ずっと
瓶詰めにした眼球の入れ物に手を突っ込めばこうなる )
"€€$\5♪○○○7◇€○7€○7€€€*%;+₩○€♪2'%♪○♪2
€4€43÷9◇:];41]4]♪~:/]]9○₩5{$957;]4☆{5{~8☆"
「 ......気持ち悪っ 」
[ ヌヂュッ ニチャァッ .... ]
( 先程から鳴る不快な音 ...見られているという感じから思わず手を引き抜く ...どうにも手には肉塊の粘液 色々付着してしまった様で ....少し哀れみというか 冷たい視線を送る ....本当にコイツが一番訳がわからない、色んな意味で )
「 .....う〜ん、引き離した方が良い、のかなぁ ...それとも ------ 」
ヌ"リ"ュ ニニチニニヂャァ
ベリベリ ベリ ベ"リ"
( 口 横から腹にかけて引き裂け 臓物は呑む口に
肋と肋骨は租借する 折り重なる気色の悪い八重歯
関節 より 指指指指 節が折れ割れ 寄生する虫のように
心が 拒否する 姿 )
______________________
"
呑 ミ 得 ル
"
「 ....やれやれ、何でこう俺の元にばっかりトラブルってのは積み重なるのかなぁ..... .....本当、キモいよお前 その固執する姿も ....全部、さ 」
[ ドグッドグッドグッ ....ズォッ ]
( サラッと掌全体を“黒く”染めながら手を近付ける ....嫌悪感を自身に重ねて 異形になる蒼だった ...そんな奴に向ける視線は憐れみ )
「 ......本当、厄介だな、お前...... 」
ロロロロロロロロロロロロ_________
____( )_______
溶ける____ 消滅する
空気 何もかもが 知らずを見るように
________視線 ソ ノ 覚え 残し て
おまえを 見ている
[ クイックイッ ] [ ....ニヤ ]
______________“監視”されてるのは慣れてっから 上等だよ、いつでも来い
( .....消える前 手招きと笑み お前なんかに、“俺達”は負けない といった意気込みを残して )
「 .....どうせ、まだ消えてないんだろうな ....こんな簡単に消滅する、なんて考えられないからな、コイツなら......
.....ま、無謀で結構、無知で結構 」
( ....相変わらず未だ痛い首に手を添える ....既に手はいつも通りの肌色 )
「 ………………………………………… 」
( ……………………体液と………肉片まみれ……
ベッドの上…… 魘されてる顔、汚れた全身…… )
( 何を隠そう置き土産。 )
「 ............マジでサイッテーだよ、アイツ 」
( .....拭き取り用意するも 時既に遅そう ....嫌だが、本当に嫌だが 何されても良いように身構える )
( .....チラッと様子伺い )
「 ……はい? 」
314:ザレッド・イニール◆rDg hoge:2021/01/18(月) 00:48「 あ、来てくれた ....いやぁ、悪いね?ちょっと ....してほしいことがあって 」
315:ニャルちゃん◆.s:2021/01/18(月) 00:49 「 …妙な予感がしますよ?…嫌、と言う程ではなくとも 」
( 疑念の視線で腕を組む )
(‼️)
317:ザレッド・イニール◆rDg hoge:2021/01/18(月) 00:51 「 ......ん〜あ〜、えーと、ねぇ .....ん〜〜〜〜...... 」
( 言う事に多少の迷いが見られる .....チラリと申し訳なさそうな視線 )
「 ……さっさと言いなさい。…勿体ぶる用事ほど
私が嫌うなど何時も見せている態度でしょう 」
( 苦々しき視線が刺さるように向けられる )
「 ....マッサージ、し返して欲しいなぁって 」
( 首に手を当てながら苦笑を浮かべて ....先日の事と重ねる )
[ グギギ... ]
( ...今尚、人形のように固い首 )
[しゅるっ]( 棺桶のベッドに仰向けで詰め込もうとし )
「 ……………男子が頼む事としては恥じの強いことなのですか? 」
( 呆れ眼、上着を脱いで手首を鳴らす )
「 ...まぁ性別的に頼んで良いのか怪しい所もあったからね 」
( ...どうにも今から海に放り出される気がする ...マッサージする相手を棺桶のベッドに寝かせる ....嫌な予感がする )
「 ....まぁ首以外にも最近ちょっと身体痛くてさ?自分の身体をマッサージするっての、能力的には出来るんだけど難しくてねぇ.... ....それにほら、この前の 借り的なの返してよ、折角だし 」
「 ……………… 」[ぐりん]
( 自分の手で仰向けに寝かせ、背部より幾つかの
触手を束に伸ばす… 自身の両手は首元に置き… )
[トン][トトト] [トトトト]
( ある程度の硬度を持つ触手の先端を用い、数で成し得る
"針ツボ"にも似たほぐしを試みる… まずは背部、背骨を
押し出す形で左右から軽く押し込み、首元を… )
[ググッ][ググッ]「 …………… 」
( 親指を丁寧な力で押し込み、掌と残る指で揉み解す )
[ ピクッ ]「 ....はっ ....ふっ ....くぅうぅう〜〜っ..... あ〜.....きもち.... 」
( 極楽極楽と言ったように蕩けた声を出す ....テクニックがやはり凄い、参考になる....
痛みも多少はあるが ...とても幸せな気分だ、身体の疲れが、不浄がどんどん取れていく )
「 ....おっ...ぉ〜〜〜..... 」
( 脱力 気持ち良さげな顔を晒す ....暇なのか下半身をゆっくり左右に動かして煽るような真似.... )
[ピキ]「 ……………(💢) 」
( 殺意高めな眼。…しかしながら、恩返しの最中に
それは頂けない…と、気にはなるべく留めず、続ける )
「 ……… 」[ぐり ぐり]
( 体重を少し掛けるように体を傾け
肘を下に、後ろ首の真ん中から下辺りを
若干、骨をずらすようにして少しずつ圧を掛ける )
「 .......... 」 [ ニヘラァッ ]
( 全然手ぇ出して来ないのを良い事に 足をジタバタ ....おまけにリズミカルに 動く 下半身 マッサージの最中の筋トレと言えば聞こえは良いが .....側から見ると煽りにしか見えない行為 実際此処で白黒が怒ったりするのを少々魔人は楽しみにしている様子.... )
「 んっふ.... おっ... はぁ〜〜〜〜〜っ...... すっごいいぃかんじぃ... あ〜...そこぉ.... 」
( それでもマッサージに対する感想はしっかりと言う ....骨が少々動いたりするような新鮮な感覚に目を細めて笑みを溢す ......正確になっていくのが良くわかる )
[ひょい]「 ……………… 」
( 宣戦布告を受け取った。 )
首、そして腰を乱雑に掴み
背中を自分の後ろに持ってくる…
「 ロンドン名物__ タワー… ブリッジィッ!! 」
[Guwaaaaaa‼️!!]
( そのまま下半身と首に掛けた両手を下に引いて
腹を裂き、背をへし折るぅっ! )
「 あ、それマジでやっちゃ駄目なや......い゛き゛ぃ゛っ゛!!!!!! 」
[ バキバキバキバキバキィッ!!! ] [ ドグシッ ]
( ....人体から鳴り響いてはいけない音が聞こえたかと思えば 魔人の身体はすっごく柔らかく ...というか地面にひれ伏す形になっていた
.....いつも通りの魔人 らしい 涙目で 痛そうに背中をさする ....ゆっくりと回復を始める身体 )
「 ...流石に予想外だよ、ほんと 」
[ガッ]「 …"地獄の九所封じ" その1 」
( 肩を掴む。 )
「 .....待って、待って待って待って待ってぇっ!!!!!! 」
( 全部察した、必死に制止しようと手を伸ばす )
「"大雪山落とし!"」[グワガァ!]
( 背部破壊!! )
______その2
「 "ダブルアームソルト!" 」[ガガァン!]
(両腕破壊!!)
「 ....が、じなっ、じんじゃっ...... はひゅっ、かひゅっ、にゃる、ニャルちゃんっ かんべ んしてくださいっ 」
( ....と言っても両腕は他の部位と比べてすぐに治るのだが、それでも息は絶え絶え .... チラリと涙目で白黒の方に視線を向け )
「 ………ふんっ 」
( 背中と両腕を砕いた奴を放り捨て )
「 …貴方…やはり、ド"M"の王なのでは? 」
「 ......だからってここまでする?そんなに俺 ...高くないよ、ニャルちゃん? 」
( ...ゆっくり治療を続けるも負傷は治りにくい 腕は簡単に治るのに、流石に ....此処までやられたらね、普通は死んでるし )
「 ....ニャルちゃんもMに近い方だと俺は思うけどなぁ 」
「 黙れ敗北者ァ! 」[ボギャァァ!]
( 顔を狙って膝蹴り )
「 い゛た゛ぁっ!!? 」[ バキィッ ]
( ....まだ抵抗出来る程回復しておらず傷に傷を重ねて結果 ...顔から血を流す みっともない姿 )
[しゅるっ]「 …っはぁ… ……全治、5時間。…反省なさい 」
( もう体では触れない。…触手を巻き付け、持ち上げて… )
「 ........たださぁ、尻振っただけじゃあん、足バタバタしただけじゃぁん、そんな重いかぁ.... ? 」
( ジト〜ッと白黒に視線を送る ....魔力を回復重視 持ち上げられて多少の申し訳なさを感じ .... )
「 ....ニャルちゃんは俺のマッサージですぐに寝たのに 」
「 ……九所封じ、あと6回残ってますが? 」
( 睨み付ける。 )
「 はいごめんなひゃい.... 悪人にやってよ、そう言うのは 」
( 誠心誠意 謝罪 ....ボソッと呟く 思う事 )
「 ……貴方は聖人とでも? 」
( 呆れた視線、…目指す場所は、城… )
「 ……しかし …貴方との付き合いも長くなりましたね… 」
「 うぅん?魔人だよ 書物とかでは悪い扱いの多い魔人だよ .... うん 」
( 苦笑 ....緩んだ笑みを浮かべながらこくんと首を縦に振る 思い出に浸れば浸る程 物悲しさも湧き上がる様な.... )
「 ....だねぇ、なんやかんや、ニャルちゃんが来た時に一番最初に絡んだのって ...あれ、俺だっけ?確か 」
「 ……………………………………………
………本格的な付き合いは一年ほど前ですね… 」
( 前述については視線で刺す )
「 ……掛け替えの無い存在には…互いに、なりましたね 」
「 .......そんなに前かぁ、懐かしいなぁ、本当に ...昔から稽古とかつけてもらってたけどね 」
( この森から付き合いはあった それでも確かに薄かった ....城に彼女が来てから、付き合いは進んだと言えるだろう )
「 ....ほんと、ありがとね?ニャルちゃん 」
[トン]「 水くさいのは互いにナシです、バカ魔人 」
( 指で頭を突っつき 森の城、その門をくぐる )
「 貴方、私は昔も今も友人であり 対等な砕けた仲です
……変える気など、互いに無いのですからこれまで
イタズラに用いるのはやめなさい… 」
「 .....了解だよニャルニャルポテト そっちがその気なら俺もこうだからね 」
( 軽く頬を膨らませながら不満げなピース ...代わりない景色に多少安堵の表情 )
「 ......でもねぇ、イタズラしなきゃいけないつーか ...魔人、らしい事をしないと自分が自分って思えなくなるんだ ....分かるかな? 」
「 ……全く 」
( 対する彼女は呆れ顔、…これがずっと、続くのだろう
…その事に憂いは感じない )
「 困ったアイデンティティですこと、…まぁ
それが貴方だと言われても違和感は感じませんね 」
「 ......はぁ〜〜〜、もっと昔からニャルちゃんにグイグイ絡んでおけば良かったなぁ 」
( 自身の思いを正直に ...今と関係的には恐らく変わらないだろうが それでも矢張り過ぎた時間が勿体無く感じる
....可能なら、その分が続けば良いなと思う )
「 昔からその辺は変わんないからね、魔物だった頃から悪戯好きの .....------......
......そうそう、それが俺、なのよ! 」
( ....? )
「 ……………………[ふらり] 」
( 若干、よろけながら… [RAY]と、
書かれた部屋の前で止まる )
「 ……暫くは此処で療養なさい、良い子だから 」
( 入ってベッドに放り出し
梅干しおにぎりと唐揚げとお茶を机に )
「 ......ニャルちゃんもさぁ、無理は駄目だよ?俺は別に何しても良いけど .....」
( .....ベッドに寝転がりながら笑み 暫し無言で飯を食べながらお茶で流し込む ...シンプルに、美味い )
「 .......もう一個さ、要件があったんだよね、実を言うと ....真面目な、話 」
( ....先程までの魔人の面とは違う 真剣な表情 )
「 ……何ですか?…水くさいのはそろそろ… 」
351:ザレッド・イニール◆rDg hoge:2021/01/18(月) 03:17「 .........言った事無かったと思うんだよね 多分 ....“俺達の主人”について 」
352:ニャルちゃん◆.s hoge:2021/01/18(月) 03:22「 …えぇ、私の分身と…戦ったことは聞きましたが 」
353:ザレッド・イニール◆rDg hoge:2021/01/18(月) 03:24「 ....そんな事もあったね? ....ってそうじゃなくて ....名前、分かる? あの人の 」
354:ニャルちゃん◆.s hoge:2021/01/18(月) 03:29「 …教わっておりません 」
355:ザレッド・イニール◆rDg hoge:2021/01/18(月) 03:31 「 ....やっぱか〜〜〜.......ん〜、じゃあ、言うね? ...“クリムゾン”っていうのは ...仮称 なんだよね
本名は...「 アリス・テレス 」 .....普通の名前?って思うかも知んないけど、これ結構大事なんだよ? 」
「 …………… 」
( 若干、眠たそうに椅子に掛け )
「 .....それでね、その ...俺達の型というか、“今の俺達が居るのはその人のお陰”で、でも ...良く思ってない人が一人いて、その人が“俺の代わりにニャルちゃんに手紙”....って、もう眠いか..... 」
( 腕を伸ばして頭を撫でる ...なんやかんやもう夜も遅い )
「 寝て良いよ? ....大丈夫 」
「 ……… …___ふぅ____ 」
( …軽く、あくびをして… 眼を閉じる )
「 .....あれ、違う、えっと.....あ、本だ、本を ...ナイア、に....? ......俺が、送った訳じゃ、無いのに .... あの時の、アレって、やっぱり....... 」
( ...白黒の頭を撫でながら考え事を続ける .......何故 )
「 ...........そう言うことか、面倒な ....取り敢えず、おやすみ、ニャルちゃん 」
___________ニャルの部屋
「 ………… 」
( ベッドに座る )
「 やぁ、ツンデレ娘もといニャルちゃん あ、ボイレコは壊したから安心してね? 」
( ....床、窓、天井 それぞれの地の隙間から手が入り ...集合して人型に )
「 …貴方こそ気を使い過ぎですよ 」
( 呆れた顔、…しかしスッキリとした感じ )
「 どの口が言うんだか ....ニャルちゃんはさぁ、重く気にしなくて良いのに 別に 」
( 壊れたボイレコをポイっと机の上に投げつつ 緩い笑み .... )
( 同じく緩い笑みで返す )
「 ……義兄様が緩すぎるだけですよ 」
( ...動きが止まり 目も見開いたまま )
「 .....待って、慣れない、めっちゃ慣れない、それはね..... ヤバい 」
( ...胸を抑えて壁に手を突く ...初めての事はやはり
破壊力が半端ない )
「 ……阿呆ですか、貴方は… …冗談半分ですよ ザレッド… 」
( 呆れたようなあしらって笑うような。
…なんとも言えない表情で応対する )
「 …… ……ただ、姉さんに言われたら
冷や汗しか浮かばないでしょうね? 」
「 ....心臓止まるんだけど、多分文字通り ....ていうか冗談でもやめよう?緊張とか ....うん、悪いよ 」
( 頭を抱えて 手で表情を隠しながら壁に背凭れ 床に座る ただの一言でここまで疲れるとは )
「 ......それ禁止ね、本当にやばい時以外 」
「 ………… ………奥方様以上の意識ですね 」
( 机に置いてあるナッツを手に取る )
「 ...........意識しやすいの、なんつーか......恥ずかしいつーか、照れるっていうか..... 」
( ボソボソ小声で漏らす苦情 ....チラリ視線向けるも少し不満げ )
( …苦そうな表情 )
「 ………姉様に殺されますよ?……
許してくれはしてもあの方…妬みやすいんですから 」
( 腕を組む )
「 側室とか言い出したらリンチですね。
……そもそと、私も最近は相手を見付けましたし 」
「 .....ひ-------えっ?? 」
( 一瞬で脳裏に浮かぶ血塗れの自分に顔が青く....染まるがその後の白黒の発言を聞き逃さはい ...お節介な魔人は目を点にして ....その後満面の笑み )
「 ....え、誰ぇ〜〜〜?誰なの〜〜〜? 」
( ....ニヤニヤ )
「 おどれに教えてやると思うてか ぁ"? 」
( ドス )
「 ヒェッごめんなさいっ 」
( ....謝罪した所で違和感 )
「 .....ニャルちゃん、そんな声出せるっけ? 」
「 ……… 」【ゾウル・E=ヴェノモンス解除】
( 喉から粒子状の【不定形】が空気中に四散する… )
「 ……OK? 」
「 ...でしょうね、OK 」
( 納得 相変わらずボロを出したりするまで気付けそうにない自分に腹が立つ )
「 .....ズルいなぁそれ 」
「 そして別に隠す必要もありませんね。…城のコです 」
( ぱっぱと手を払い )
「 妙に…私を慕ってくれているんですよね 」
「 .....ん〜、まぁ、でしょうね 」
( 一番納得できる組み合わせ ....まぁお互い良い子だし )
「 ....ニャルちゃんを“何かと重ねてる”とか?それか普通に憧れてるから、とかじゃないの?ニャルちゃんって人を惹きつけやすいし 」
「 …ただ、何か私に妙なものを求め過ぎてる気もします
それで好感に変動の差違はありませんが 」
( …半ば恋愛相談になっていることに気付いておらず )
「 それに……弱み見せたら呆れられそうで怖いのですよ 」
「 ....まぁ、ニャルちゃんは母性と妹属性っていう欲張りセット持ってるしね ....頼るのも頼られるのも好きになるよ 」
( 小声で漏らす ...ゲーム感覚 )
「 大丈夫大丈夫、人間弱みの一つや二つや十はあるって 」
「 ……なんだかんだ、私を評する時は
矢鱈と詳しく言えるのですね…? 」
( 顎に手を当て、思案 )
「 ………ぅむ…いっそ刻印でも… …
しかし…痛そうだし… ……やっぱり
……食べてしまった方が…?…いや
………私から誘う勇気もないし… 」
「 .....これでも魔人さん付き合い長めですからね、中々見極めて来ましたし 」
( 思想する姿見てクスクス..... )
「 .........中々、面白いなぁ、こう見ると 」
「 …… 」
383:ヴェルメリオ◆rDg hoge:2021/01/24(日) 15:40 「 .....と言うわけで、改めて頼むけれど ...ルール確認はいるのかい? 」
( 酒瓶片手に鬼は近寄る ...肩に眠ったままの赤猫を抱えて )
「 ....大丈夫、すぐに起きるだろうさ 」
_______拓けた場所
( 切り株に腰掛けて肩を回す月夜。
……腕を組み、二人を見回す白黒 )
「 ……お互いに1ダウン(気絶)で戦闘を終了
戦闘時のルールはほぼありません、が…… 」
「 …できる限り 怪我をしないようにして下さいませ 」
「 ......怪我するかどうかは技量によるね 受け止めるか躱すかわざと喰らうか ...何方にせよ 」
( 赤猫を降ろして ....背負っていた金棒を片手に構える 笑みを浮かべて 鬼らしく )
「 楽しもうじゃないか、ニャルちゃん、月夜 あたいらも若しかしたら本気を出すかもしんないよ? 」
「 ....んっ、そうだぞ! 怪我は別に何方も治りやすいし平気だし .....気絶なんか簡単にはしないぞ? 」
( 軽くあくびしながら何度も頷く赤猫 背中に仕舞ってある爪を装着し ...此方も準備は出来た )
「 …否も応も次第が流す、…しかしながら…
喜ばしい返事にございます、御二人様 」
[ガラ]「 ん きひひっ、---ひっさしぶりだねェ?やんの 」
( 組んだ腕を解き、足を中開に 腕を上に交差させて
攻防両立の構えを取る白黒。……切り株を放り捨て
楽しみの抑えきれない様子が目立つ月夜 )
「 両者上々… 」 「 やるかあァ ッ ッ !!! 」
[ んぐっ んぐっ んぐっ..... ]「 .....ぷへぁっ!! 」
( 鬼は酒瓶を飲み干し .....顔を赤らめ緩み顔 吐く息は冷たく 交戦する旧神達から視線を離さない )
( 赤猫 爪に火を灯す ....熱して炎を纏わせて 目を煌めかせる ...楽しそうに 好戦的に
久しぶりの戦闘 ...終われば後で肉焼いてもらおうと思いつつ )
「 .....さぁさぁ、いざじんじょ〜に..... 」 「 勝負だぞっ!!テホプッ、ニャルちゃんッ!!!! 」
[ フゥウウウウウウウウウウッ!!!! ]
( 先手必勝 赤猫は炎の息を 鬼は氷の息を同時に吐き出したッ!!! )
[ ごぉッ ]
ギヤァオ オ オ オ オ オ オ オ !!!
[ブォォォォォォッッ]
( 返しの手は更に豪快! 月夜が大きく息を吸い込みッ
超 大 咆 哮 の音圧と風圧で炎氷を弾け飛ばすっ! )
____コォォン
( 独特な金属音___ )
[ヒュンッ]「 ………… 」
( 背後から森に紛れて迫った白黒の長刀凪払いっ! )
[ パキパキパキパキパキッ ]
「 ...んっっっはぁ〜〜〜っ!!!!さっすがだねぇてほぷっ、すっごぉ〜いっ!!!!! 」
( 手を翳して体内の水分を 氷結に回し ...氷の壁を作成 炎と氷の息を受け止めて ...包んで消すッ!! ...踏み込みッ )
[ カシュッ ] 【 オーロラビール 】
( 酒缶を開けて口に半分程含んで水分補給しつつ 残りの半分を空中に放り投げ ...落ちる所を缶から凍らせて 光で目眩しッ!!!
その隙に金棒片手に前へ飛び出すっ! )
[ ガキィンッ!!! ]
「 ........んっ!!!奇襲は.... 関心しないぞー? 」
( ....背後を振り向き 爪で刀を受け止める赤猫 後退りしながらも ...口を膨らませ始めるっ )
[チカッ]( まともに喰らった目潰し! )
「 うぅっ ---ォっ!? 」
( 網膜ダメージの様子こそなくとも
急激な光に一瞬の錯乱を見せる月夜! )
「 ……………獣の反射、…侮れませんね 」
( 奇襲の失敗、自覚して長刀を投げ捨て… )
[ボボボボボボ]( 今度は地面を掘り起こす__? )
【 土竜掌 】
[ ボ バ バ バ バ バ バ バ バ バ ❗ ]
( 地中へ掌圧を加えて___ 扇状に地面を爆発させたっ! )
( チャンス到来ッ 流石にコレを喰らって無傷って言うのは ...難しいだろうっ!? )
[ ドガァッ!!!! ]
「 〜〜〜〜〜〜〜〜〜っううう!!! 」
( 氷を何重にも纏わせた金棒で頭部を思いっきり殴打させる 手応えはまずまずだが ....何故鬼の方も腕が痺れるのだろうか )
「 ふふ〜ん、もっと褒めてくれても良いんだ....ぞっ 」
[ バヒュッ ]
( 地面の爆発 盛り上がる土 ...に合わせて脚を曲げて跳ねるっ!高所を取り狙いをつけて ....炎を吐き出せば 炎の姿がみるみる変わる.... )
【 炎獣・怒涛の仔羊 】
( 数撃ちゃ当たるとは言うが ...それにしたって数が多いっ! 大量の炎仔羊が白黒へと丸まり落ちるっ )
[ ゴ バ ギ ャ ❗❗ ]
「 --- ---あ"? 」( 氷のみが割り砕け… )
( "傷無し"の顔でとぼけたような表情が浮かぶ…
どうも、何が起こったものか と…でも言わんばかり )
よ〜く、分からんがッ
っっ すぅーーーー〜〜〜〜[ゴゴゴゴゴゴ…!!]
( 大〜きく息を吸い込みっ… 喉から胸にかけて
溶岩のような発光が亀裂のように現れる…! )
「 ………しかしながら…私めも負けてはいませんよ___ 」
【 喚び穴:[潮満之明す々め] 】
( 手早く "異空輪" を開けば 内より群と飛び出る…水の雀! )
[ しゃばばぁっ! ] ( 相殺! )
[ ジンジンジンジン.... ] 「 ....うへぇ〜っ、きっつぅ 」
( 此方は腕痺れているのに相手には何とも無さそう 耐久力が桁違いにも程がある.... そして息を吸い込む相手に嫌な予感と ...砕けた氷の破片を棘の塊に それを吸い込ませようと放り投げ ...つつ地面を凍らせて滑り易く そして有利なフィールドにっ )
[ ゴクッゴクッゴクッゴクッゴクッ.... ] ( 酒瓶一気にラッパ飲み 顔面火照り冷めぬ内に 酒の力を入れる )
「 ...やっぱり多彩だね、赤仮みたいで面白いぞ〜っ .....っと!!! 」
[ ボウッ ] [ バサッバサッ ]
( 炎が体内から湧き上がり ...肩から翼の形状となって 飛び出すっ ....自由自在に空を移動なんて出来ない 見せかけのものだが )
【 炎獣・巻回の長蛇 】
( 長く炎を吐き出すと ...それは蛇の様に蜷局を巻いて 炎の渦となる! ...そして白黒を閉じ込めて ...じわじわ狭まる 炎の牢獄 )
「 ....今度はそんな水じゃ簡単には消えないぞっ!! 」
[ ボ ブっ ]「 っっっっ ゥゥ ッぉっ ---ッ!! ? 」
( 投げ入れられた氷の塊。… 滅茶苦茶苦しそうに喉を抑えっ )
ぶボァッ [スルっ]「!!!!!!!?????」
[ ジジジュュュウウウウウボオオオオオオオオオオアアア_____!!! ]
( 滑った上で吐き出される爆炎の濁流!!
狙いは当然定まらず、そのままあらぬ方角っ!…そこ、には )
「 へっ? 」 [シュッ] [ ボ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ❗ ]
( 注意を別に向けていた白黒は直撃!!
爆炎の濁流はそのまま射線上にある木々を破壊ッ! )
「 ....あひゃ、やり...ひゅぎ、た? 」
( 酔いにより羅列が回らなくなり始め 足取りもフラつき始めた鬼 ...が、流石にこの現状を見てただでは居られず ...あらぬ方角へと行く月夜に滑って近寄る )
[ ツツー ][ ブォッ!! ]
( ...スケートみたいに綺麗に滑り 金棒は降ろさず ...寧ろその勢いのまま打ち上げようと振り払いつつ )
[ ボボボボボボボボボボボボボ..... ]「 ...ニャルちゃん大丈夫か〜? 」
( ジェット噴射の様に滑空を続けて 直撃した白黒の近くへ降り立つ ...ある意味コンビプレイっちゃコンビプレイだが 意図していないし 規模が規模 ...燃え盛る木々をあちゃ〜と言った目線で見つめ )
( 腹部直撃! )
[ド❗]「 ぐェっ!? 」 ぐぇっホっ ぅぉェっ
( 重量からか空に投げ出されはしないものの
…腹への衝撃故か、黒煙を吐き出しながらむせる )
「 ヴぉふっ--- っ___やっろォっ!? 」
[ブゥオゥッ!]( 起き上がり様に横殴り! )
「 あまり私を舐めて掛からぬ方が良かれと存じます 」
( 森から ____鎖が飛んでくるっ! )
[ギャリリィッ!]
「 ....んにっひぃっ、くりゃったねぇ〜? 」
( 初のダメージに嬉しそうに笑み むせた隙に更に畳み掛けようと.... した所で反撃の拳っ!! 」
ドッ ゴォォォォォォッ ーーーーーッザザザザザザァッ
んっ.....〜〜〜〜〜〜〜っつぅぅ!!!! きくぅっ!!!!!
( 金棒で瞬時にガードしたとは言えかなり後ろまで戻された ....それだけじゃない、ガードしたのに 衝撃が完璧に防御されておらず 体の芯に通されたっ.... 結構痛いけど やっと戦闘らしくなってきたと鬼は喜ぶ )
[ ビュンッ ]
( 金棒を月夜目掛けて投げて ..軽くなった身体で駆け寄るっ! )
[ ジャラジャラッ ]
「 ...舐めては無いぞっ、心配してるだけだ.... ぞっ!!! 」
[ メラメラメラ.... ]
( 鎖に腕が絡むも ...腕から炎を発して鎖を炙るっ!次第に熱を持ち手へと伝わらせ.... )
「 あぁっ!? 」[ゴキェッ]「 っっぶっ 」
( 凄むように気を引き締めっ __[顔面強打]…
………の、筈が… )
「 っっ ---流石ァ "岩鉄"!重さ強度がハンパじゃねェ 」
( …流血も傷もない、痛手を感じつつも動じてない )
「 ……… 」[ タタタッ ]
( 鎖を離して森から飛び出すっ!…此方は煤だらけ )
( 一気に猫と距離を詰め!隣を通り過ぎるっ )
[ ボボゥッ ]「 "マタタビ粉ッ!" 」
( と、言いつつ粉薬をばら撒きつつ… )
「 …… 」
( 目指す場所… 月夜! )
「 ....ほんっとだいやもんもみひゃいりゃねぇ ひゅごいなぁつきよ ....だからこしょ やりがいがあるよにぇっ!! 」
【 アイシクルラム 】[ パキパキッ.... バヒュッ ]
( 酒瓶で固めた氷の槍を持って....それを月夜に向かって放つッ!!!狙いは脚っ )
( ....勢い余って酒瓶を空中に放り投げてしまうも鬼は気付かず )
「_______ふにゃ?ちょ、にゃる、ぅ? ....それは、はんそ、くぅ 」
( 粉薬 ...猫の弱点 感覚が麻痺 泥酔気分 ...かくんっ 足取りもフラフラで .... 隙だらけ )
「 ………(プラシーボ効果って凄いですね)… 」
( …【崩した砂糖の袋】を放り捨て、月夜の側っ
向かってくる攻撃を防御してあげないっ! )
?
[バキキッ]「 っお、ニャル 」
( 理由は当然。…効きやしないのだ、この人の皮膚… )
( 月夜も月夜で平然と妹を確認 )
「 "脚" です 」 「 おうよ 【疾脚】いっちョ やっかぁッ 」
「 ......んふぇ、あみゃ....ふみゃぁあ.... 」
( 少し眠気も出て来たのか丸まり始めた所へ ....)
[ パリィンッ ] ( 先程投げた酒瓶が頭に当たり ....無理矢理目が覚める マタタビ?効果も消えたらしい )
「 ....いわぐりゃいかんたんにつらぬくんぁよ、こおりのやりって、これでも.... 」
( 月夜の防御力 ...それの突破が難しい 皮膚は黒鉄よりも堅いし ....真っ向から向かってくるせいで対処も厳しい気がして来た )
「 ......ん、目ぇ、覚めたぞ、ヴェルっ!! 」
「 ....そりゃあいいけど、どーしゅるのよ、あたいらにゃあれむずかし.... 」
「 .....“合わせて欲しい” ぞっ! 」
「 ...あいよ 」
ザッ_____!
( 二人、猫たちの方を向き… )
・向きを斜めに
・脚を中開
・左手で護るように構え
・右手を後ろに
気 迫 殊更に強く。
「 壱 を 足 し て た お や か に ! 」
「 弍 を 足 し て "轟"けっ 」
( 白黒、半歩下がって上段の蹴り回し! )
( 月夜 不動に近く豪激の気を練り溜め込む… )
「 「 二脚・・・ 」 」 【 疾 風 】❗
[ビュウオンッ!!!]
( 交差する… "蹴り"!
超絶する二つの相反足る勢い!
___生まれ飛ぶは"真空!"刃を持つ空気! )
「 ...きたっ、よぉっ!! 」
( 風速 ...一気に飛んでくるっ 赤猫に合わせなきゃだが ...その赤猫まだ反応する様子無し )
眼前 鬼の目の前の地面が軽く切れた所で ______赤猫開眼ッ!
【 炎獣・超速狩猟豹 】
[ バチィッ ] [ グググググ.... ]
( 炎を脚部に纏い突撃 .....する所で鬼の氷が防御を作るッ 何重にも重ねて そして無駄のない重さ ...鎌鼬を防ぎ..... )
[ ビュォォォォオオオオオオオッ!!!! ]
( 炎による上昇気流により....遥か彼方へ打ち飛ばしたっ!! ....鬼と猫、上昇気流に飛び乗り _______天高く空を飛ぶ )
「 …… 」「 ほー--- やっぱり凌ぎやがったかァ 」
( 感心を示す月夜、……片手に剣を、追撃用意の白黒 )
「 つーらーぬーー けぇっ! 」 【大地のつるぎ】
[ジャァンッ!] ( 剣を地に突き刺し )
( 剣状に変形した岩山が天へ刃向かうように突き出るっ! )
「 よぉっ とぉっ! 」[ズン!][バンバンバンバン!]
( …月夜はその岩山に脚を突き刺して歩くように高速で昇る )
「 ………………… 」
( 各々、一塊にすると危険なので
城の各部屋へと散らせる… 全員。 )
「 ……それで 」
( 青筋を立てながら睨み合う… )
「 蒼タコなんかと待ち部屋が同じ ねぇ… 」
「 ふん、何よ?あたしだって願い下げよ
なんでこんな日にアンタと待たなきゃいけない訳? 」
「 自慢の妹の判断、…けど 今回ばかりは失敗ですわぁ 」
「 「 [チッ] 」 」
( …蒼、黒… )
「 .......何でここまで仲良く出来ないのかな、君達 」
「 ....よ、ヨグっ、落ち着こ?ね?別に悪く...ない、から 」
( ...呆れながら入ってきた魔人 必死に蒼を止めようとする少年 ...此方はこんなに仲良しなのに 何処で差が付いたのだろうか )
「 ....そんなに仲悪りぃならあげねぇぞ〜?チョコっていうか、お菓子 」
( ...折角のバレンタインなのだから少しは仲良くして欲しいと思いつつ 全員ほとんどがお手製... )
「 .....き、気にいるかどうかは、分からないけど..ね? 」
「 ………あら、立場が逆ですわ 」
「 -------- 」
( 途端、陽気に魔人へ応対し始める黒
…無言で少年に寄っていく蒼、また不機嫌そうな… )
「 ....誰のせいだと思ってんのさ、なんでそんな犬猿の仲なんだよ .....ほら、お菓子用意、したよ? 」
( ...手を模ったチョコと たっぷりチョコの塗られたドーナツ )
「 .....よ、ヨグっ、これで良ければ...!! 」
( ...手を震えながら包みを渡す ....ソフトボールほどのサイズで 小さい )
[ひょい](包みを受け…取る前に お腹に肩を当て 抱える)
「 順番が逆よっ! まず受けとるのはフロっ!あんた! 」
( …持ち方ゆえに少年には、見えない…
ひきつった笑みが口に現れている
…なんだかんだ、正直に嬉しいのだ )
「 …………押し強ッ…(ぼそっ) 」
( 受け取りながらも反応は別の場所__ しかし )
「 ん、まぁ…はい これ! 」
シンプルなハートチョコ。
「 .....えっ、あうっ....で、でもこれ、その...べ、別に平気、というか....だ、大丈夫、だよ?.....あっ、う、うぅぅぅ....ありっ、がとうっ 」
( ...少年、これを想定しておらず狼狽るばかり 恥ずかしそうにしながらもこくこく何度も頷き いつものように赤面状態 )
「 ....味は保証する、後一応 ドーナツの中にホワイトチョコのクリームが入ってるからね? 」
( 地味にこういうのはこだわるタイプ 手の薬指にはクッキーで作った指輪の装着 ...受け取りながら頭を撫でつつ 笑みを浮かべる )
「 ....やっぱこういうの、楽しいよなぁ... ありがと、ナイアっ! 」
( .....反応が少し、子供らしい ハートチョコを受け取っては ...目の前で食べようかどうか、少し悩む )
( 大人しく撫でられ… )
「 あっ。…因みに、わたしのはこっちですわよぉ? 」
( …取り出す二倍程増量した感じのハートチョコ )
「 にっひひっ!張り切るのは良い、良いのだけれど… 」
( 振り向き、ドーナツを机に置いておく……
…部屋の奥で、小さな寝息が僅かに聞こえる )
「 ……ねぇ? 」( 隣にくっ付き、チョコを齧っては茶化す )
ト " ト" ト"
ト" ト" ト"
ト" ト" ト" ト"
( メインホールに異様な雰囲気を放つ漆黒の黒い四角… )
「 --- --- 」( 少年を下ろし、何処か悔しげな様子 )
「 ...わぁお、助かるねぇ ....すっごい量があればある程、食べられるっ ...チョコは美味いから、ね! 」
( ...緩んだ笑み ハートチョコを受け取り ....くぅぅ〜〜っ、軽く腹の音を鳴らす )
「 ......え〜〜〜〜っと 」
[ サァァァァッ ] ( 顔がゆっくり青ざめる 何故かとても嫌な予感 )
「 ......ヨグ、気にしなくて良いよ?気持ちが伝わればそれで....量とかは気にしなくて良いから、ね? 」
( .....優しく微笑み 嬉しそうにピースする )
_____
「 ---- --- あんたが良いなら良いとは思うけど
改めて見るとあんたのと比べて変なのよ、形も量も 」
( 折角連れてきたものの、改めて見た己の
料理スキルの無さに思わずため息を吐き )
「 ---その上でもーいっかい聞きたいんだけど
これで良い? 」
______
「 ......大丈夫っ、良く言うでしょ?料理は愛情たっぷりだとか....ほら、ね? ....だから全然、気にしないよっ! 」
( 自身も魔人に何度も手伝って貰って作った為 胸を張れる程の物でも無いが ...其れでも今出来た中では最高なので それを蒼に上げた ....喜んでくれると、幸い )
「 ...勿論っ、有難うね?ヨグっ!! 」
( ...少々落ち着いた )
くるり
「(よぉ〜〜しっ やったっ!やったぞっ!
未知が苦難の時間は決して無駄じゃなかったっ!)」
( 喜ぶ少年から後ろを向き ひきつる誇らし顔で
小さくガッツポーズ!___あぁ、思い出されるかなり前… )
______黒騎士が悲鳴を上げる
うわああぁッッ!! それは片栗粉だっ 塩ですら無っ…
[ボコォォンッ!]なッ ……レンジがっ!?[ボボボボッ!]
うわぁぁっっ!!!! 火事っかかかっ… あッ 溶けっ…
うわああああああああああああああああああああ
_________応接間
___終る回想 レッスンしたばかりに起きた地獄…
(氷の袋を頭に乗せ グロッキーに陥った黒騎士は一人思う…)
「 ……………今日はもう起きんぞ… 」
「 ....うんっ、すっごく努力したんだねっ、偉いよヨグっ 凄いよっ....!! ......後でその、教えてもらった人に謝ろうね? 」
( 嬉しそうに笑みを浮かべると同時に ...少々申し訳無さそうに苦笑する ....中身、開けて見ても良いのだろうか? )
「 ....あ、その、僕のはあまり見た目とか ...下手って言うか、気にしないでね?....頑張ったん、だけどね 」
( ....急にネガティブ )
_____________応接間
「 _______よォ、元気じャあ無さそうだよなァ、取り敢えず来てやッたぞ 」
( 大きな袋を持ちながら来た巨漢 ....どう見てもその袋“一人分じゃあ無いし人が入れるサイズ” )
「 〜〜〜っ へっ---ぁ あぁ、良いのよ---?
ってかっ 誰のためにって思ってんのっ! 」
( 急な怒り、…両方 やっぱり不安定 )
「 関係無いわ、あんたって外側じゃなくて
内側で勝負する感じだし 寧ろそれっぽい。 」
( ---と 少年のチョコを手に取る )
_______
( ぐったりした黒騎士は言う )
「 ………やれやれ…
私に休みは無いのかな? 」
まぁ…
( 後ろの袋を眺め、少し表情を緩める )
「 ……悪い時間ではないようだ 」
___________ヒミツの水画世界
メインホール… 隠された 淡い水彩画の奥で___
そわそわそわそわそわそわ
『 っむむむむむっ…… 』
( …黒い、小さいのが腕を組んで右往左往 )
「 ....と、とにかくっ!楽しんで欲しい、な? ....一応味は保証するよ?あのチョコ好きなレッドが.... 嬉しそうに舌を鳴らしたしね? 」
( ...蒼の作ってくれたチョコをそのまま開封 お互いに感想を言い合う予定 )
( 少年のチョコレート ....白、ピンク、黒 更にカラーチョコスプレーが掛けられた 球体状のチョコレート 見た目的に可愛さ有り ...少しヒビが入っているが )
_________
「 何言ってんだァ?親に休みッてェもんは....全然存在しねェぞ? 忙しさに溢れてッからなァ.... ...俺はこういうの似合わねェし作ッてねェぞ?作ったのはガキ共だ....おらッ、出て来いさッさとよォ 」
[ ...モゾモゾモゾモゾ ]
( 袋の中でじたばたもがもが ...動き続けては入口から手だけが出てる )
_________
『 ....落ち着き、無し ....かろん、大丈夫? 』
( 柵に腰掛けながら黒機を見る ...小首を傾げて 何をしているのかと )
( .....手ぶらで何も持っていないように見える 白機 )
「 ---フツーに良いじゃない--- 」
( ちょっと、ムスッとしながら
…自分の方の反応を見ながら、齧る )
良くも悪くも普通の味 特徴はなく
シンプルな味のみが重厚に口の中…
( 暗く 異様を放つ箱の底… )
『下手くそなハート型チョコ』
( …大変、形が歪であり 盛り上がる部分が
まるごと無くなってたり、凹んでたりで… )
_________
「 ……ふふ、君も… いや、何でもない …私とでは合わん 」
( 少し体を起こすと、期待を持って優しく
袋から伸びる… 見慣れた、小さな手を見守る )
_______
[ド"きッッ!!]
『 っっ やゃや やぁっ! …ぁー 月跳…
っうん!…ききっ 今日!今日…何の日かなー 』
( 驚き、から隠せてない紅潮…
からの 態度があからさまな奴 )
『 ほっほら!2月の14… 』
「 .....それでも、ほら、やっぱり色々弱いかなって..... 」
( ...実は中にアイスの実が入っていたり )
「 ......はーとっ、すっごく_____可愛い、ね? 」
( 嬉しそうに笑みを浮かべながら歪んだハートのチョコを手に ...こう言うのは一口で行くべき、割ったら絵面的にまずいしね... )
[ ぱくっ ]
( ....頬張る )
____________
「 やめとけよ、釣り合わねェに決まッてンだろォ?俺も元保護者だ、ンでてめェは親、たッたそンだけだよ、なァ? 」
[ もぞもぞっ ...びりりっ ]
( もう面倒になったからか服を破って出てくる ...子供 “3人” ...まぁその内の一人は飛びながら丸まる ...チラリと騎士と視線を合わせつつ )
__________
『 ...2月14日 ......煮干の日? 』
( 何故そこまで慌てたような態度なのか分からず小首を傾げて問いかけ ....良く見ると口端が少々上がっている )
『 ...かろん、心拍数 異常 ....平気? 』
( ゆっくりと近寄りながら相手の事を思いやる ...ステッキ片手で “それらしい形”は無し
...先程から白機の声が籠り気味 そして手招き.... )
「 -----💦 」
( いざ、頬張られると途端に
芽生えた自信も疑わざるを得ない… )
[ビター・チョコレイト]
( …奥にあったアイスの身で少し歯を痛めた )
__________
「 そうっ、お世話になったのっ 」
[ひょこっ]「 ねっ おーじさんっ! 」
( 不意打ち気味に巨漢の肩にぶら下がって登場! )
「 ……ふむ、珍しいお客さんだ…
…どれどれ 我が子たちも可愛らしい 」
( 相変わらずの人見知り
…ゆっくりと視線を返す )
_________
!![ガァーンッ]
( そっけなさに心へヒビが入るっ
……漫画表現でよく見るデフォルメ涙目 )
『 っあ …あはは… …えぇーと、今日は…ね?
…ちょっと……好きな、うん 好きな子に… 』
( もぞもぞ と落胆しながらもスカート部分の
ポケットに手を入れ… )
[ ごくんっ ]
「 .....おいしっ!苦さと甘さが程良くてっ.... うんっ、疲れた頭に凄く効くっ!!凄いよヨグっ....美味しいよっ 」
( ...口端に少量のチョコをつけている事には気付かず 満面の笑みを浮上させる )
( ....少年、見た目の割にほろ苦系も好き )
____________
「 ....少しの間だッたンだがどうにもなつかれちまッてなァッ.... 大変で仕方ない、てめェなら分かンだろ?楽しいかもしンねェけどよォ 」
( ...肩にぶら下がる危ない ...子供 呆れながらゆっくりと降ろす .....どうしようかと頭を掻きながら )
「 トリックオア ...あ違う、ハッピーバース....バレンタインっ!! 」
「 うちら特製チョコ ....作りましたよっ、楽しんで下さいね? 」
_________ “ “ お母さん” ”
( 元気な黄と黒の子供 ...ふわふわと浮く桃の子供はピースをして ...渡すタイミングを伺う )
( 2人が作ったのは_____ 騎士の絵が描かれた 板チョコレート ...細かく描かれて素顔の時と兜の時 ....笑顔とバリエーション豊か )
__________
『 バレンタイン... 勿論、既知 ...かろん、来て?此方 』[ くいくい ]
( ....口端を上げながら手招き )
( ...白機の手にはチョコなどのお菓子は見られない ...本当に持っていない? )
( …… )
「 ん---ぁー---ふぅーん--- 」
( 予想外… 横目、…ホントに予想外…
言葉が口からでない、顔を見れない )
「 ---- ---- 」
[ぎゅっ]
( どうしようもない …少年の胸に顔を押し付け
きっちりと離れないように、ハグ )
_________
( にゃー、とか言って抵抗無し )
「 えっへへー 久し振りーっ 」
( もう何にも怖がらず、笑顔で見上げ )
「 ……うむ、うむ!…よくできてる…これは私だな?
私をチョコの中に封じるとは大したものだ 」
( 冗談交じりに誉めて…腕を広げる )
「 …ハッピーバレンタイン!さぁ、おいで 」
____________
『 ……このやろぉ 』
( …騙しに気づき、むぅっと膨れっ面
…前から仕掛けられてばっかり。…悪戯の
プライドはすっかりズタズタである )
「 .....え、え?えっと、ヨグ?ど、どうしたの?疲れた?眠い?…あ、あの? 」
( ...少年 何かまずかったのかと勘違い …身長的には蒼より上でも小さい方 顔を埋める蒼に戸惑いの色 )
( ...そしてまぁハグに気付けば 赤面になるのもいつも通り 全然慣れない )
「 ………よ、よ、よぐっ? 」
__________
「 .....なンつーかよォ?明るいなァ、てめェ ...ガキッて皆んなこうなのかァ? 」
( そこの子供達と言い此奴と言い ...恐れを知らない子供と言うのは 明るいと相場が決まってるのだろうか? )
「 ....買ってある奴で良けりャ、チョコあるがよォ、居るか? 」
( ...“ゴティバ”のチョコレート )
「 そうっ、うちの美術センスにかかればチョコに書くのもお茶の子さいさいなんですよっ!! 」
「 ....にひっ、凄いでしょ騎士さんっ!今いっきま〜すっ 」
( ....飛びかかる2人の子ら 背後で見守る冷静な桃色の子供 ...騎士の服のポケットにこっそりと入れる )
________
『 ...いつも、かろん、悪戯 ....仕返し 』
( ....近付いて来てと言わんばかりにしつこく手招き )
『 ...用意 アリ 』
( ....白機は嘘はつかない )
(寝落ちごめん…今日のうちに終らせよう…本格的は6時から)
_________________
( 少年との出会いから蒼の常時精神年齢は若干
低下しつつある、…より感情的に、より優しく…
それゆえ、意味の無いような甘えは突然の事…それに )
「 静かにしないよ バカ 」
( …理不尽、抱き締める力も少し増す… )
…まぁ嬉しいのだろう …何時ものように
___________________
「 んー? 明るくないわたしってなんか
楽しくなさそーだし… あ、でもおじさんは… 」
( 懐いた子供はとても親しく話す )
「 うぅんっ! じゃあっ、わたしからも…はいっ! 」
( 受け取る前に『箱入りガトーショコラ』を差し出す )
[ぎゅうっ!]
( 元気のよいダイブっ 軽い二人を抱き上げ
ゆっくりと 抱き締めながら背中を軽く叩いてやり… )
「 あぁ、上手だよ とっても…
いや 本当によくがんばったね、誇らしいぐらいだ 」
( …シャラルにも 手招きを一応…無理矢理は、いけない )
______________
[むーっ]
『 すっかり味占めたなーっ!
もーっウチの専売特許なのにぃ 』
( 恥ずかしさ、弄ばれた少しの悔しさ…
ぷりぷりと怒るばかりの黒機。…対等どころか
最近は差が開いて主導も傾くばかり。 )
『 …ホワイトチョコ、とか言わないよね? 』
( 兎も角、据え膳食わぬ事もない、と近寄る… )
( ...此方やっと落ち着きました、では今からゆっくりと楽しみましょうか )
___________
「 ...うぐっ...う、うぅ わ、分かったからっ... い、痛いっ、ちょっ.... 」
( ...貧弱少年 少々締まる体に顔を軽く歪める
...其れでも本気で嫌がったりはしないし 蒼と話して、触れ合えるこの時間が幸せなのだろう )
「 ....うん、美味しかったよ 」
( 後味までしっかりと... 楽しんだ、らしい )
____________
「 .....まァ確かにてめェが暗ェのは想像しにくいが....あァッ?... 俺はよォ、別にお返しが欲しくて渡したンじャあねェンだがなァ.... 」
( ...どうにも子供に懐かれやすい 何故なのだろうか )
「 ....まァもらッとくが 」
( 相手の気持ちを蔑ろにするのも面倒だし ...仕方なく、仕方なく貰う
...なんやかんやで、甘い )
「 えっへへっ、ほら食べてみて良いよっ!!うちらの自信作っ!! 」
「 倒れちゃっても知らないからね!! 」
( .........思い出せ、昔の元気な子供達の “料理” )
[ .......ぎゅうっ ]
( バレないように、シャラルも騎士に ...丁度見えないように背後から抱き着いた )
_____________
( 近付いて来た黒機の耳元で一言 )
____________『 正解 』
[ ギュッ..... ]
( 抱き締めて逃げられない状況にしてから ....口付け 溶けかけのホワイトチョコレートを口移し
...勿論機械だから清潔にはしてるよ!! )
[ ......プハッ ]『 ....美味? 』
___________
「 ----むーっ 」
( …正直に喜べない雰囲気が
無駄にツンの部分を大きくする… )
… 黒のような関係までは しばらく掛かるだろう…
_____________
[ぴょんっ][ぎゅーっ]
「 だってぇ…バレンタインなんだもんっ!
おじさんにも父様にも… 大好きなんだから
ミィリィのチョコあげなくっちゃ! 」
( そのままお腹辺りにしがみつく )
……………
( …当然、騎士に… 蔑ろにする感情はない。 )
「 …あぁ、有り難く頂戴するよ… …よしっ 」[ ぱくっ ]
(しかし騎士にも対策はある、…ある程度 歯だけで
チョコを砕き 一気に丸呑みにする…!!)
(____広い背中 …固くも、暖かく 包み込むような気配)
_________
[ぎゅっ]『ひゃうっ!?』 ッッ………ぅ……
( 驚愕を露に、必死で口の中に流し込まれた
熱い液体を喉の奥へと飲み込む… …珍しい、受け
まさかここまで大胆に出来るなどとは思わなかった。 )
……ン…ん…… 『 っはぁっ!… 』
( …味なんてもう関係無い 熱くて…悔しいものが残る )
ぅ"〜ーっ 『 がーーっ! 』
( なりふりも構わず突然押し倒しに掛かる! )
_________
「 ...前から言ッてんのに何でおじさん呼ばわりするンだかなァ、貰うがよォ 」
( 子供の純粋な気持ちと言うのはどうにも難しい ...引き剥がすのも面倒なので 魔人よりも大きく凸凹した手で小さな頭を撫でる )
「 どうですかっ!?うちら頑張りましたよっ!本をしっかり読んで調理しましたからね! 」
「 騎士さんっ、ちゃんと味を噛み締めて下さいねっ! 」
( ………ジャイ◯ンシチューの様に独特の不味さ 炭に蜂蜜を塗り焼いて 梅をペーストにして混ぜ合わせチョコレートと味噌が2:1……… 説明も難しい )
( ...助けの手は差し伸べられた 背中から手を回して口に放り込まれる ...ポケットとはまた別の、シャラルのお菓子 )
「 ...シャラル特製マカロン、召し上がれ ...かな? 」
( ...メレンゲの堅さは絶妙で 食感的にも程良く 何より中のクリームとの相性が抜群で ...中和して掻き消す )
________
『 ………暴力 反対 』
( ただ掌の上で踊らされた ....やりたい事をやったので無抵抗の白機 微笑みは浮かべてらしくない冗談も言う )
『 ...かろん、悪戯 ....面白い 』
( ...味を占めて来た )
_________
「 …っ… えへへっ 」
…ッ…っ……ッ……
( 眼を回しかけながらも、二人の背中を撫で
必死で口のなかでめぐるましく変わる味に
耐え続けている…!!…マカロンが入っても同様。 )
「 ………ッ… …[ごくんッ]……あ、ァ…… うん…
…よく、出来"た、ね……ゥ… …… 」
(頭と心のなかでミミズの球体状が連想される…)
____________
[がっ]『 もーっ…ほらっ!驚いたっ!? 』
( 押し、倒すと 下半身近くに腰を下ろし
白機の脚を開かせ 片方を上げるようにして掴み…
股近くに座り直す。…焦り、其れが見てとれる短角的な… )
『 っっ! このーっ!酷いことするよっ!?
ほんっとウチより悪戯上手になってっ…!! 』
________
「 ....さッさと父様にチョコ渡して来てやッたらどうだ?多分待ッてるンじャあねェの? 」
( 中々離れない子供に対して 溶ける前に渡したらどうだと 軽く問いながら言う )
「 .....あ〜その、無理しなくて良いよ?お母さん、うちらの料理が下手なのはうちらが一番知ってるし 」
「 流れでやってるけど ...厳しい、よね? 」
( ...申し訳なさそうな視線が突き刺さる 強く抱き締めて 顔も俯きがちな... )
( ...背後のシャラルも背中に抱き着く力が強くなり ...頭を擦り付けて 謝罪の意思
矢張り役に立たなかったと ..残念そう )
___________
『 .......... 』
( ....黒機の行動に 無言 ただモーター音の様なものが鳴り響くのみで )
[ ......かぁぁぁぁぁ ]
( 赤く染まる頬 ...恥ずかしいのか 声の音量も小さく
.... 少しは責めるのが出来る様になったが 代わりに責められるのは不得手に )
『 ....かろん、変態 ...駄目 』
______________
あっ
( 途端に扱いの困る子供はぴょんと離れて )
「 そーだったっ! ごめんっ、ありがとおじさーんっ! 」
( 慌てて出口に急ぎ、どたばたとうるさい音を響かせる…
忙しない、変身のことすら忘れているようだ )
「 ………………(ウゥッ…!!) 」
( 口と頭がカオスになる バカになる位に味の暴力
辛い、本当に辛い… けど )
[ ごくんッ! ]
…… [ぎゅうぅっ!]「 っ……何を言ってるんだかっ 」
( リンとソウ、シャラルも前に回して雄々しく抱き締める
___驚く間に 見上げるのならほがらかな満面の笑み )
「 これが… これが不味いわけないだろうっ!
……私が食べたのは君たちの…"愛"という気持ちなんだから! 」
( …精神は肉体を凌駕する
愛、ゆえに彼女は苦難をはね除けた。 )
_________________
『 ふーっ!…… ぁっ… え… 』
( 悔しさバクハツが収まる黒機、…だから、今の状況に
青ざめ 焦り ……すぐに、脚を解放して 股から離れる )
『 っ…ごめんっ! ついっ… 』
( ...遅れてすみません、今返します )
_____________
「 ....はァ、やれやれ 子供ッつゥのはやッぱり忙しないッつ〜か.....大変だよなァ 」
( 呆れ溜息 忙しそうに行動し続ける子供を静観しながら ..一方で此方のゴチャゴチャに対しても溜め息 )
「 .....マジで大変だよなァ 」
「 ....う、うぅ、ごめんねっ、本当にごめんねっ....こ、ここまで酷いなんて.... 」
「 ....っ、き、騎士さんっ!吐いても良いよっ?す、凄く嬉しいけれど、毒になってるかもだしぃ.... 」
( ...多少涙目でぐずりながら声を上げる子供達 嬉しさもあるけれど申し訳なさで泣き掛け ....でも嬉しさの方が勝ってるのか 抱き着く力が強くなる )
「 ......ごめんね、ザラァークさん、有難うね、ザラァークさん 」
( 凄いと思える精神力 ...流石に今嫌悪感を示すのは違うと思い 軽く背中を撫でながら ....恥ずかしそうに頷く )
_____________
『 .....別、平気 ....かろん、らしい 』
( 小さく顔を俯かせて ...恥ずかしいのか余り表情を見られたくない、らしい
其れでも聞こえる声の高低も大小も変わらず ....逆に安心したらしい 脚を開いたまま 戻そうとしない.... )
『 .....お詫び。 かろん、良し ....自由 』
「 心配しなくとも… 私は何ともないさ!
…ほら、こんな元気に…ね… 」
( 流石に若干…キツいものがある…しかし、眼下には
愛する子供たち、…悟られぬ為には )
[ぐいっ]( 多少は 仕方無く強引に抱き締め )
[ステータス異常]
体力破壊 Lv5
猛毒
スタミナ破壊 Lv5
筋力減退
移動困難
___________
『 えっ 』
( …赤面! 据え膳食わず、の状況ながら
流石に刺激が濃すぎるのと先程より喰わされっぱなし
で、精神的にも不安定な所にコレ…❗ …ふら、ふらと )
[ぎゅぅ…]
『 も、もう… …責任、取るけど… ヤるから…ねっ!? 』
( 先程と同じように脚を掴むと 混乱しつつも…
股の近くに座り、ハチャメチャな事を言う )
「 .....う、うぅん、それなら良いんだけどねぇ.... うちら的にはその、一番幸せなのは ....お母さんの、幸せだから 」
「 ....まぁっ、そう言うんなら!!良いよ良いよっ 安心したからねっ!! 」
( 少々困惑しながらも無理矢理納得した様に騎士の抱擁を受ける子供二人 .....一方の桃色のふわふわな子供は )
[ ぽこっ ]
「 ....無理は駄目だよ、そう言うところが駄目だとシャラルは思う、もっと人を頼って、正直に言いなよ 」
( ....騎士の状態異常について、お見通し 軽く頭を叩いて ...親の心子知らず 子の心親知らず )
___________
『 .....罪 精算 ....かろん、自由 私 ...好きに 改造 色々 ...可能 』
( ....流石に此方も恥ずかしいが先程からやり過ぎたのは此方でしかない ならばしっかりと償うべきだろうと 白機なりの最適な判断... )
[ カァァ ] 『 ...覚悟完了 』
( ...軽く頬は火照り 力を抜いて 黒機が自由に触って良いようにプログラムなども一時的に切った )
「 …… 頭の痛いことを言ってくれるなよ(ぼそっ 」
( 僅かな時間と小さな声、…桃色の子に声を返せば
…確かに、己の溺愛が過ぎるかもしれない… とは
思いつつも… 可愛らしくて、たまらないのだ… )
「 ………… 」
( 猛るステータス異常を抑え込み …三児の頭を
ゆっくりと撫でる… しかし結局は、甘いのだ )
______________
(___理性の糸は途切れ お互いの股を当て… )
『 っ… …ぅぅっ 』
( …黒い狼は白い淑女へ襲い掛かった )
「 ……さて 」
_____メイドの自室
「 …此処で構いませんね? 」
「 ...勿論、文句は無いよ?わざわざごめんね、ありがと 」
( ...左右手ひらひら 窓を開けて入ってはその場に座り )
「 ...とにかくね、話したい 触れたい 諸々したい そんな気分なんだよ 最近は....特に 」
「 …触れたい、など… 」
( …若干、引き… )
「 ....あ、もしかしてそっち方面でとった?違うからね? ....頭撫でるとかそう言う事 」
( ...軽く馬鹿にした様な笑い )
「 ....最近はさぁ、人気者じゃん .... ニャルちゃんは特に 」
「 …人気は違うでしょう 」
( 畏まって座り、…身長差を確認
…差はちょっとずつ広がるばかり )
「 …つまりは、あまり関われない義妹を
可愛がってやりたい、と? 」
「 いや、人気だと思うよ? ....いっつも間が悪い事になってるし 」
( .....子供らしい身長から 青年に近い身長や体格へ
....それでも矢張り髪の長さや眉毛など色々まだ女性らしい所も残っている )
「 大雑把に解釈するとそんな感じ ....まぁ昔らしくいこうよ 偶にはね? 」
「 ………… 」
( 思わず自分の体を眺めては…
…戦闘面に於ける部分の敗北を
自ずと悟り、少し悔しく… )
「 …でしたら貴方様を呼び捨てて虐げる事に
なってしまうでしょう… …それが、好きなのかも
しれませんけれど。 」
「 ..........安心しなよ、俺の方はもうそろそろ打ち止めだし .....ニャルちゃんはまだ若いから、直ぐに越えれるよ、俺なんか 」
( ...ぽんぽん。優しく頭を撫でて慰め ...人によっては地味に相手に屈辱を与える様な行為
なんやかんや ....そういう部分への自意識が足りない )
「 あぁ〜...何か最近ニャルちゃん丸くなった?って思ったのそれか ....懐かしい
.....まぁ何方でも良いけれどね、呼びやすい方で 」
「 …貴方様はそれはそれで、…昔と変わらなくなりますが
…私めは…いえ、私達は貴方様達へ寄り添い続けます 」
( だが、屈辱的な部分にも反応し
かぷ と撫でる手首に甘く噛みついて )
「 ……お味はよろしくありませんね 」
「 .....変わらないって言うのも幸せだと思うよ?勿論、いつかは変わらなくちゃいけないのは分かってる ....我儘なのも、分かってるよ
....でも、俺達には .....やっぱ勿体無いぐらいに嬉しいねぇ....うん、ありがと ...ぉっ!? 」
( 噛みつかれては少量の血が漏れる ...幸いにも 摂取して問題の無い量だが。
....噛み付いて来た仕返しに、軽いデコピン )
[ ...ピシィッ ]
「 ........美味しいのとかある?と、言いたいけれど ...うん、あるよね ....確かに 」
「 以前、私めより喰らい奪った時の
お返しです。…しかし 突然は確かに
酷でございましたね… 申し訳ありません 」
( 甘んじて軽い打撃を受け )
「 …姉様の、ですか? 」
「 いや謝る必要は無いけれど ....ただ過剰摂取すれば細胞の活性化に繋がって ...其の後身体に失神する程激しい痛みが襲って、数時間は指一本動かせないから気を付けろよ?
.....まぁ、ニャルちゃんなら特に問題は無いと思うけれど 」
( ....額を軽く人差し指でなぞる )
「 ...せーかい ...後はまぁ昔の友人かな 」
「 ……姉さんの体調に障っただけはありますね 」
( じぃっ と、下から見上げる形ながら
物静かな眼に愛嬌は宿らず、寧ろ神経を逆撫でる )
「 魔人から吸血鬼へ転身ですか? 」
(/寝落ち、申し訳ありません)
「 .......アレに関しては俺は悪くないと思うんだけれどなぁ。
まぁ、その代わり魔物に適合したら ...俺みたいに魔人になれる可能性は有るけれどね?其の時爆発的な力を得れる事も出来る...ハイリスクハイリターンって奴だね 」
( ....ぐりぐり。少しずつ強めに押し付けていきつつ、少し経ってから人差し指を離し胡座をかいて楽な姿勢 )
「 ....うぅん、否定はしないけれども ....ただアイツらよりかはまだマシだよ? 」
(/此方も返信遅れてごめんね?)
「 …そうであっても… 仮にも女性の口に腕など
突っ込みますか?…すっぽりと入る姉さんも
おかしいと言えばおかしいのですが 」
( 今しがた 妙な感触もない己の体を見
交互に魔人の… 羨ましくも、勝っている
事もある点を纏め、やはり判断にあぐねる )
「 …… やはり ご子息様と…奥方様は
何よりも。…で、ごさいましょうか 」
「 ...あんなぶっ放されたらヤバそうな技放っておくのも駄目でしょ ...確かに突っ込んだのはやり過ぎたとも思うし申し訳ないけれどね 」
( ...小首傾げながら白黒をじぃっと見る .....諸々とまだまだ......成長しそうだと感じる
.....抜かされてもおかしく無い、か )
「 ........まぁ、そうなるのかな ...可能ならば守れるだけ守りたいけれどね? .....勿論、ニャルちゃんもだし ...皆、ね 」
「 ……姉さんも口内に何かをされた経験は無かった様です
要するに… その辺りのお初は義兄様、貴方様が
レギちゃんの先を越した…と言うことに なりますね? 」
( にこりと笑って顔を横に傾ける )
「 …結ずる方が義兄様のように、優しく頼りであれば…
……ふむ…(…あの子も もっと好きになって…)……
…奥方様も、安心できるでしょうね… 」
「 ....ニャルちゃん、其の言い方は完璧に嫌がらせだよ?駄目だよ?....あでも俺もそう言うの前したから強く言えねぇ、ぐぅ.....
...まぁでもそんなの早めに塗り替えられると思うよ、レギオンはそう言う子だよ? ....自由なんだよ、本当に 」
( 自身のもみあげをくるくると回しながら反対の手で二本指を立たせる
....緩い笑み )
「 .....褒めた、今すっごい褒めたよな?凄いデレたよな? .....嬉しいけど照れる、だからパス
それはそうだろうねぇ ...でも、頼りにはなると思うよ? 後優しい 」
「 …と 訳はこうなります 」
『 …これは"仕事"に入るのか? 』
『 えー まだ体が戻ったばかりなのにぃ 』
( 不機嫌そうに …黒服と 現代和服風の義体は言う )
「 貴女達も…知って下さるにはこれを通じるのが
手早い手段となるのですよ …堪えて下さい 」
「 ……要するに "適当に相手を"…といった話なのです
…これ以上の説明は価値を下げてしまいますよ? 」
『 …分かった 』
『 ぅ"〜 』
....ザッ ......ザッ
( 近寄る足音は二つ .....背丈は何方もそこまで大きくは無い )
「 .....僕が、こう言う場に呼ばれるのって珍しい気が ....す、るね ......... ...ましてやこの人と ...って...あ、どうも ...こんにちは 」
( 丁寧に頭を下げる少年 .....桃髪の緑眼って、意外と見た目は派手 ....が、性格は気弱に近い少年 ....腰に二丁の銃を掛けた ......魔人の友人 と..... )
「 ....和服仲間がいるじゃないか、あたい的には嬉しいねぇ .....まぁ、お手柔らかに頼むよ 」
( ...酒をまだ飲んできていない青鬼 ....片手をぶんぶん勢いよく左右に振りつつ もう片手には身丈程の金棒 )
( こくり、とメイドが一礼を贈り )
「 …ルールは一対一。…二人には全力、且つ不殺を
心掛けて頂きます、…それ以外であれば定めは無し 」
(___メイドは下がり… )
『 はじめは わたしですぅ…
ぅ"〜 まだ尻尾生えたばかりなのにぃ 』
「 ....全力で不殺って結構難しい気がするけれど、まぁ頑張ろうかねぇ ....ふふふ 」
( 笑みを浮かべる鬼は下がる .....後攻にする、らしい )
「 ....と言うわけで僕から、行かせてもらいますね .....あ、その、修理とか費用とかはレッドの方に言ってもらえれば ........ ....何とかしてもらえる、と、思うので 」
『(ンッ)_ はぁい! きちんと挨拶が出来てますねぇ 』
( 飲み込むは"堕なる己"。表を現すのみならず
心(しん)の底より麗を満たさば 浮かぶ笑面、妖に )
『 ほらっ 肩のチカラはお抜きになって…、
わたしはどぉ〜んと平気ですからっ 遠慮なく! 』
( 広く笑面 水面(みなも)に見らば 浮かぶ眼(まなこ)
…されど燃ゆるは静な "闘志" を宿せし さぁ いざ__ )
______はじめっ!
「 .....[ばちんっ!].....悔いなくすっきり出来る様に、楽しんで ...いこうかっ ....と言っても僕はそんなに強く無いと思うけれどっ.....!! 」
( 両手で自信をつける為に頬を叩いて ....やる気を入れる .....気合いは充分、開始の合図を聞けば )
[ バキュンッ!!! ]
( 3秒以内の速攻!銃を引き抜き弾丸を放つ ....狙いは脚部 ....5mmの狂いも無しに正確に )
『 ひゃぁっ! 急には危ないですよぉー! 』
( つるりと 転ずるよう、或いは転けて前を転がらば
足元を通り抜け 鉄丸は彼方 背後を飛び去り__ )
つるり__ つるり___ つるり___
( 滑ら__ 寄る歩み…流るるを見るや 危うしを忘れ。
…妖弧が如し __"遊魚跳月"の体裁き___… )
『 ____ 』
「 .....銃って早撃ちか不意打ちに適してるから ......こうでもしないと、当たらないかなって思って ....でも、やっぱり厳しい感じ ....だ、ね! 」
( ....まるで泡のような、水のような ....滑らかな動き .....どう攻撃を当てようか思考を巡回させては .....先ずはその動きを封じる事を優先に考える )
.....ざざっ......ぐいぃっ!
( 袖からぐるぐるに巻いたワイヤーを引っ張り出しては .....木と木に何本も繋いでは 足止め .... )
バァンッ!
( ....放つ弾丸 空へと上がる )
( __離るる獲物 拡がる紐の罠
追わず 逃げずも、見ゆるは確たる場を捉える )
スルゥ____
『 ___ なぁんて お構いなさらずに 』
( "跳魚"__ くるりと弧を描き 落ちるを紐が上…
流れる歩みを止めもせず 滑り舞うを "水月"よ__ )
『 さぁ__ 』
( .........弧を描き、弾丸は落ちる ....六尾の義体の元へと緩やかに )
「 ......本気の出し方、かぁ 」
( .......悩む、何せ本気を出したのは ...魔人の彼だねでそれ以外は一度も無い。....もしかしたら、殺してしまうかもしれない ....そう考えれば、本気なんか出せず ...しかし )
( 可能な限り持てる力を出す事は出来る )
「 ......『グラビティ・ビット』 .....開始するよ 」
( ....銃は変形する ....銃口は小さく狭く ....弾丸は“魔力で形成された物へ
....そして始まるは重力の力 ....受け継がれた力 )
『 ___ 』
するんっ____
( 歩みを緩め 体(てい)を低く落す__
響き渡るは__瞬きの間に疾る"闘激"の… )
__スパァンッ!!
___一打
( 跳び __再び弧を描き__
横 並びに鉄丸へ浴びせ飛ばす蹴りの一閃! )
ひゅぅっ____
_________開放。
( ものの数秒、しかし数秒でも .....かけられた重力は重く重く、倍となり得る )
「 ........思い出してこうかな、本気の出し方って奴 」
( 蹴り ...浴びせられれば当然ぶっ飛ぶ ...が、しかし 飛び切る前に勢いを失くし地に落ちた )
「 ...発射っ!!! 」 [ ドドドドッ...! ]
( 拳銃、と侮るなかれ 形は確かにそうだが装填数は彼の魔力が続く限り無限に近い ....魔力で作られた弾丸は、本来なら薄く脆く、そして軽い
...がしかし!重力を込める事でその欠点を打ち消したっ! )
『 ____ 』
( 身を投げる空(くう)に游ぎ __気を練る間に )
はっ ____どしゃっ
____初めて "舞い" は途切れを見せる
( 容赦の消失 …己で投げ掛けたそれを
何か言うこともせず… 否、出来ず )
( 無様に這いつくばれば___ )
鉄丸は殺到する。
____どどどどぉっ!
( ___"重さ"は威力 "威力"は範囲 )
( 妖弧へ炸裂した鉄丸の群れ 重く砂塵を巻き上げる___ )
「 ...んっ、意外と素直に当たる、ね 」
____けほっ、んんっ...えほっ
( ....砂煙が舞い散る中 ...軽く咳き込みながら、少年は着弾地点の様子見 )
( ...流石にやり過ぎたかと、多少心配な様子 殺害はNGなルールだし ....無事、だろうか )
「 ....えい 」[ ポイッ ]( 落ちた場へと手頃な石を拾ってはアンダースローで投石 ....重力もかけてない、本当に軽い石だが、果たして )
______ほぉ___ろぉ____ろろろぉ_____
( 舞い上がる砂塵の中で )
______ほぉ___ろぉ____ろろろぉ_____
( 舞い上がる砂塵の中で )
『 ____〖ろぉ___ろぉ____ろぉ____〗 』
尺八の音色は麗しく響く___
『 _____ 』
( 音色は 鳴り止み ___妖弧は凛と佇む )
__再び開かれた眼(まなこ)の 燃え上がるような光り__
「 ....流石、と言った所かな ....義体ってやっぱり、分かっても分からない事の方が多くて ....面白い、ね! 」
( 好奇心 ....人類の歴史は何時も、知と言う進化に有る。未知の物事 其れは .....少年にも火を点けた キラキラと目は輝きを見せて銃を天に掲げる )
【 ピゴッジャ(雨) 】
( 持てる魔力を ..全て弾丸に変えて撃ち続ける 拳銃だが、放たれる弾丸の量は機関銃を超える!...しかし打ち上げられただけ。此処からは ...彼の力が無いと出来ない芸当 )
雨は降る物だ、地に落ちるべき物だ ...重力は絶対的なものだ
________ドドドドドドドドドッ
( 義体に向かって降り続ける弾丸の雨 ...魔人と比べると一発は軽いが其の分量が多い )
_____前奏が__終わろうとしている___
(__妖弧は空を見ない …まだ そのときではない )
( 腕に 脚に 胸に 尾に 首に )
___込めたチカラ …ゆらりと流れ落ちる___
___雲が明け … 妖弧を覗くは 満ちた月
( ゆっくりと___ 気を 吐く… )
『 …… ふぅ______ 』
____するぅっ
( 雨垂れの中を __妖弧は再び滑り出す )
___歩みは 音無し
___滑走を 流れる水を思わせ
___繕いに 雨垂れはひとつして寄らず
______ひゅぅぅっ
___________木々より 宙(そら)へ飛び上がり
__________月と 重なる時__________
____________綺麗
( 曇り無く漏れた一言 ....其の姿に一瞬、ほんの一瞬だが動きがやめば、雨は止み 砂煙は ...義体の周りだけ綺麗に晴れる )
( ...慌てて意識を戻すも、時既に遅し。既に準備は出来ているらしい )
そ れ で も
そ れ で も
____終わらないのは 魔人の友人らしいと言える
( ...重なる時、照準をきっちり合わせて )
【 ムニツィオーネ・マジコ 】「 ...一点集中っ!! 」
( ...先程まで作られていた魔力の弾丸、其の全てを、一発に この一発に凝縮し ....放つ!! 」
(____豪鉄丸の迫る …達する ひとときの手前 )
___眼を閉じた __"妖弧" は __
_______" 不 知 火 " へと 転ずる
…そして 始まる
_________ 妖 艶 な る 舞 _________
〖纏う 白無垢〗__〖覗く 小紫の衣〗
〖尺八片手に〗___〖漂う 朧気な陽炎〗
_________ 〖開眼〗 _________
(__満ち月を背に 鉄丸を受け流し)
____"不知火"は降り立った。
『_____ふふっ 』
__________________尺八の音色 __火蓋とし
『〖____躍りましょう〗』
(___何処より響く 琴 小太鼓 三味線__)
きんきっ_きっきっきっきっりりりり____
ろぉ____ろぉ_____ろぉ____________
(______尺八___)
____"妖艶なる舞"の ___響き渡せし森___
「 そこまで 」
『 ッ!⁉️っ___ え、ぇーー? 』
__________
( …突然の停止に、白けたあやかしどもが
奏でる"妖艶なる舞"は止まり …無いような
気配は散り散りに___ "瑠和"も … )
『 っ__ むーっ せっかくのやる気なのにぃ… 』
( 尺八から口を離し ___和装風の姿へと後退する )
「 .......ッハ ....あ、ご、ごめんなさい ....御免なさいっ!! ....音色に 何か記憶が飛んで ....ぅう、分かりました ...此れはまた何処かで償わさせて貰います、ね? 」
( 尺八の音色が止まれば 少年の意識はハッキリと元に戻る ...そして、何度も何度も頭を下げて申し訳なさそうに )
「 .....やる気だった所本当に御免なさい 」
( ...大きく頭を下げていれば 隣に歩み寄る小柄な影 )
「 ....ん、見てて面白かったよ ....お陰で酒も飲めなかったし ...ね 」
( .....鬼の登場 )
『 わっ いーんですよぉいーんです!
…っふぅ、わたくしも お疲れでしたから 』
( リアルスマイルの手を振り返し )
『 …はい じゃあ、わたくしと休憩__
もとい避難を致しましょう!ロッソ様! 』
( と …気付けば少年を脇に抱え… )
___________
『 … やっと、か…
2日分は退屈したな… 』
( 証拠に帽子の下にある両目はしっかりと見え
暇にやつれた表情含めて、引き摺るように
持参した… "" 粒子武装 "" の危険に溢れ )
(______此処に二人 …鬼と ______)
『___オーダー確認 …戦闘行動 』
開始
『"高揚欠陥_純戦闘義体"』___"バスタミット"
(_______)
「 .....うぅ 必ず何処かで埋め合わせはするね ...僕に時間が有ればだけど 」
( ....謝る事しか出来ない少年 抱えられたという事実気付くのも遅く ..... )
( 気付いた時には ....もう遠くへ )
______________
「 ...ん、そうかい?あたい的には ...見てて楽しかったけれどねぇ ......舞とか其の辺は ...あたいやレギにとって懐かしいし 」
( ...対し引き摺るは身丈程有る金棒 刺々しい見た目は鬼の想像通り ...とも言える
...肩に担いでは得意気な笑み )
「 ま、見てるよりやる方がやっぱ楽しいし ....何より スカッとするから 好きなんだけれどね ...っと! 」
( 金棒を地に押し当てながら思いっ切り振り上げれば 地は抉られ ...棘の数本が義体に向かって飛ぶ
....何の変哲も無い盃を懐から取り出し ...何かが込められ気付けば ....酒が盃の中満杯に )
「 ま、楽しもうよ ....あたいの本気が出せるかもしんないしさ? 」
『 赤氷幼鬼_平常 』 ヴェルメリオ
______開戦
[デュォンッ!] 『 上手い隙だな 』
( 出し抜けに銃身より放たれる
薄い緑色の粒子弾丸を発射、…間取るように
周囲を走り回るが如く駆け出し )
[キンッ]
___足元に転がらせる球状の…
『 …… 』
「 ..騙し打ちはあんまり好きじゃ無いけれど ...ねぇっ!! 」
( 酒を口に含み ...飲み込まず 其の儘吐き出す ただし_____氷の塊として。
...飛ばされる前に 金棒を振り当てれば______ )
[ ドグシャアッ! ] ( 弾け飛ぶ礫 ...小さく 速い )
「 ....此れは ...ちょっとやばそうな 」
( 薄緑 ...はどうにも危険なイメージを持ってしまう ...踏まない様に足場だけは確保をし ...受ける体制に金棒を構え直し )
( ____ )
[ドがァッ!] ( 接近する攻撃に対し… )
( 銃身を 地面に …叩き付け 土を速く噴出させ
____無理矢理防いで斜め右から距離を詰める )
『[投射グレネード]』 ( すれ違い様、…落とす物体!)
( ____取った背後から… )
『[砲撃]』
( 鬼へ砲口を向ける。 )
「 ...っ ...やるね ぇっ! 」
( 荒っぽいが最善手 戦い慣れた其の手付き ...やる気がどんどん湧いて来る
しかし其れ以前に強い ....無駄が少ない )
【 フローズン・B 】[ パキパキ ...ピシィッ ]
( 盃に浮かべた酒を一気に飲み干し ...振り向きながら片手を突き出しては....砲口に氷を詰める __だけでは済まさず ...湿気を浴びせて不発弾へ
残るグレネードは ....一か八かで )
[ ゲシッ ] ( 蹴り 上げる! ....蹴った瞬間に氷の層を纏わせては 爆破を最低限へ .... )
『___武装異常』
( 平然と粒子武装"漏電"を手放し___ )
『[実体"makoto"]』 __[バァンッ!]
( あまつさえ袖から飛び出す長身のブレードにて
上から"漏電"をぶった切る___ 後部機関の発火 )
[ジジジジィッ!](__凍る砲口付近以外より火花を散らす!)
『[換装"粒子銃"]…沈め!』
( 距離を取る… しかし距離が離れぬ内に
…グレネードを狙っての短銃を放つ! )
「( まずっ... ).....やっぱ凄いな ...とっても強いよ! 」
( 思い切った決断 ....咄嗟の判断で此処まで出来るとは想定外。....背後に跳べば踏むで有ろうあの球体 毒?針でも飛び出す?爆弾? ...先入観 から罠としか思えない )
[ ゴク ゴク ] 「 ...んなら こっからがほんばん、だにぇ ...ねっ! 」
( 盃に注がれたは度数10を越える濃く後味も強い酒 ...味を忘れない内に出来るだけダメージを ...! )
【 クリスタル・S 】[ ピキピキ ...パキパキ ]( 金棒片手に ...もう片手を氷で覆い盾を作れば 爆破を恐れずに ...直接義体を狙い 大振り ...! )
『 [防御"makoto"] 』
( 爆破まで秒読むまでもないリミット
____反撃の回避は不可能な距離
先程の実体仕込みブレードを展開、構えて防御… )
______ ドゥッッ……バァッッッッ___!!!!!
(___余りに重い 余りに強い衝撃が
横殴りでブレードを破壊 …続く爆発で
背後に向けて吹っ飛ぶ____)
『 あぁ … やってくれる
[反撃"粒子銃"] 』
( 帽子の一部が燃え散り
吹っ飛ぶ勢いの最中で残る
左手の短銃での追撃 )
「 .....っ ...あんた、こそ すごいねぇ ...んぐっ ....っ! 」
( 軽く後退り程度で済めば良かったものの現実はそう甘くなく ...かなりの距離が離される。
氷の盾は当然全て破片となり 砕け散り ....痺れた感触が腕に残り続ける ....そこへ放たれる追撃
.......氷を前に展開していては間に合わない 其処までの度数と量の酒の補充が足りない )
「 ........[ カチカチカチカチ ] 」
( 自身に掌を押し当てては ...体中の水分から瞬間冷凍。血管も全て一時的に止めては .....身体を氷像のように固め 銃撃を何とか防ぐ )
[ ....ギロ ]( 鋭い睨み ...防御が終われば氷は解かれる 長時間していては危険だから )
( ...苛立ちのこもった踏み込み 前方が鬼のいる場から扇状に ...地面に氷の膜が貼られる )
[ドガアン]『[速攻追撃"粒子銃"]』
( 地面が駄目なら当然木々を。
手始めに背後の木を蹴り、空中の
推進力を確保。…有効射程距離に
入る度に銃撃を浴びせ、更に木を蹴り… )
『 遅い 』
「 .....そうだよね そうするよにぇ .....あたいもそうするよぉ 」
( 端からそれを当てるつもりはない 大事なのは ...罠の無効化。氷の膜 簡単に割ろうと思えば割れるが 少しはあの謎の球体を気にせずに戦える ....度数の高い酒と合わせてリミットを測るのにも扱える )
【 アイス・W 】 ( 盃から酒を溢れさせては ...其れを丸々凍らせて 盃と切り離し ...を何度も繰り返せば壁の完成。
嗅いでいて心地の良い果物を元にした酒 ....気合も入り直し 仕切り直し )
( 銃撃は防御出来た ...問題はどう攻撃しようかという話で ....軽く 凝縮された氷の塊を雪合戦の様に投げ続ける ..... )
『____(多分な重量を相手に持久戦は無意味)』
( 既に武装の多くは消失して長い
___残る物にも安定は期待できる訳でもない )
"しかし上は取っている"
______目眩まし。
( ___と までは行かずとも…
丁度 空中の己の背後へ位置する__ )
"月"が 相手の距離感を狂わせる
『"粒子銃"[1発装填]』[__右腕残弾2%]
(___"中心一点"を狙い定め 残り少ない
全ての短銃粒子を集中___ "圧縮解放")
[ドゥ______ ゥォッ] (単発限定の砲撃威力)
[右腕残弾消失] 『"粒子銃パージ"』『"追撃グレネード"』
( …砲弾の向かう氷へ向け…
___残った爆発物を投擲! )
(____深い霞のうろ)
「 …………… 」
( 霧隠しにでも遭ってしまいそうな…
とても。…濃く、深い… 霞の中心 )
___切り株に腰掛け 白黒は寛ぐ
「 …………… 」
( …義兄のせいで意識せざるを得ない
後輩の顔を思い浮かべ、悶々としながら )
[ ...ちらり ]
( ....申し訳なさそうに木々の隙間から顔を出す 魔人 )
「 .......いた ...こんな所も、あるんだねぇ ..知らなかった 」
「 ...取り敢えず、お疲れ様 ....... 」
( ............片手には手提げ袋 ..それも大量 )
「 …構造上、何があろうとも不思議はありませんよ 」
( 一旦 後輩の顔を頭の奥へしまう )
「 …… 」
「 .....呼ぼうと思えば呼んでくるよ 」
( 何となく察しつつ ...近くの切り株へ座り )
「 ...ついでにさ、ニャルちゃん ..一つ頼んでも平気? 」
「 …なっ…何の事ですっ…! 」
( そっぽを向いて片手で顔を覆う )
「 ………どうぞ (小声) 」
「 ......何のことだろうなぁ? ..俺にはさっぱり 」
( 口には出さない .....ただし白黒に対して ...手提げ袋の中から取り出した 紙袋を渡す )
「 ...............これ ........ナイアに 」
「 ………(チッ)… 」
( ……袋は受け取る )
「 ……確かに 」
「 ......舌打ち駄目 ....良いな? ....... 」
( ......後の袋は )
「 ...ニャルちゃん、いつもお疲れ様 )
( 白黒に対して ....ただし “魔人”が作った物は少数 )
「 ………… 」
( …普通に片手を下げ…
モノを言い辛そうな顔 )
「 ……ありがとう、ございます
……姉さんにも届いてそうです…ね? 」
( 横へ流し目、…頬を搔く )
「 .....ん ....まぁ ...中身は別に 此処で確認しても良いけど ......結構アレ だから ..後でして貰えると助かる かなぁ 」
( .....同じく少々恥ずかしそうに頬をかく ...もう片手はポケットに突っ込んだまま )
「 ....ん、まぁ ..何人かは送ってる、ね? .....まぁ皆んなに対して日頃の感謝 ....って事、だよ 」
「 心得ました。…して… 」
( …一旦、袋を切り株に置き )
「 ……… にいさま。…
何時もありがとうございます 」
( ___言い終えると両手で顔を抑えて後ろを向く )