輪廻です
誰でも大歓迎です
荒らしと悪口はNGですよ
咲綾はとても裕福な家庭に生まれた
この家庭に生まれたからには、無様な姿を見せられない
咲綾は物心ついてすぐ勉強を始めた
咲綾には7つ離れた兄が2人と4つ離れた姉が1人いる
兄と姉2人は勉強ができていた
けれど兄の1人は勉強があまりできなかった
そのせいで、兄は虐待を受けていた
咲綾はその光景を見ていた
それが原因か定かではないが、咲綾は物心がついた途端勉強と運動の両方を頑張った
その他に、柔道や剣道、弓道なども習った
そして、小学生になる半年前には勉強も完璧になり運動神経も抜群で、出来ないものはほぼないという状態になった
咲綾は頑張りすぎて完璧になった
それを知った両親は咲綾を可愛がった
兄と姉は咲綾を妬み、咲綾と一切関わろうとしなくなった
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月日が経ち、咲綾は小学5年生になった
咲綾は学校の女王様と言われている
ファンクラブまである
一部の女子からは嫉妬されているが、先生や後輩、先輩からの人望はかなり厚い
周りの憧れの的なのだ
けれど、友達と呼べるものは10人だ
10人いればいいのだが
人気者から思えば少ないのだろう
先週、咲綾はクラスの人気者とその親友の話を耳にした
「あいつって、友達10人しかいないらしいぜ」
「少ねぇよな」
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ある日、咲綾は10人の友達の内の2人を屋上に呼び出した
目的は1つ
咲綾は大きな決断をしたのだ
それを、2人に聞いてほしかった
『えーっと』
「うん」
『私、アメリカに行こうと思います』
「うん.....え?」
『私今のところ勉強も運動も敵無しじゃないですか...だから、アメリカの大学へ行って
私がどのくらいできるか確かめたいんです、勉強だけじゃなく運動も...私が得意としているバスケも』
「そ・・・っか、咲綾が決めたことだし俺たちは否定するつもりはないよ」
『いえ、1人で行くのではないのです、君たちも一緒に来ませんか?』
咲綾がそう言うと2人が眼を見開いた
屋上のドアを少し開けてこっちをそっと見ている8人も
『あ、2人だけじゃないんです、そこにいる8人にもそのことを言おうと思ってました』
すると、8人は気づいてたのかとでもいう顔で2人に並んだ
けれど、10人とも答えは決まっていたようだ
「勿論、俺も行く」
「私も♪」
10人全員が同じ返事をした
咲綾は嬉しかったのか涙を流した
咲綾自身泣くとは思っていなかったようだ
とても驚いていた
1人の女の子...白野彩奈が咲綾に近づき抱きしめた
「私たち、どれくらい通用するんだろうね」
『そうですね』
「いつ、出発するんだ?」
『来月の20日です』
「ちょうど土曜日か」
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そして、当日
皆は飛行機に乗り、トランプなどいろいろなゲームをして時間をつぶした。
「ここかぁ」
「どんな奴らがいるんだろうな」
『では、まず家へ行きましょう』
「咲綾、敬語を外して」
『え...?』
「親友じゃん、タメで話したいの」
『はi...うん、わかr、わかりました』
10人は、今日から住む事になる家をめざし歩いた。
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「広いね」
「今日からここに住むんだね」
『じゃ、行こうか』
「うん」
10人は咲綾の後を追うようについて行った
『皆はこの10個の部屋を使ってね、私の部屋は上の階にあるから』
「ありがと」
『最低限の家具は置いてあるから、必要な物がいるときは言って、皆で今度買いに行こう』
「おー」
『じゃ、私は部屋にいるから、荷物を置いてゆっくりしてるといいよ、夕飯の準備が出来たら呼ぶから』
「わかった、じゃあ皆行こう」
「うん」
「またあとでな」
『あぁ、またあとで』